羽田空港国際線の駐車場完全ガイド！最安料金・混雑状況・予約の可否も紹介

この記事では、羽田空港国際線の駐車場料金や予約などの情報について詳しく解説します。

羽田空港まで直接車を利用して向かう方も多いため、空港や周辺に複数の駐車場が設置されています。しかし、駐車場ごとに料金やサービスが異なり、「どこが安い？」「予約が必要？」「無料送迎はある？」などさまざまな疑問があるでしょう。また、現在、羽田空港国際線利用者が停められる駐車場が少ないという厳しい状況もあり、駐車場選びは難しくなっています。

今回は、羽田空港の駐車場から周辺の民間のところまで、料金やサービスを詳しく解説します。駐車場の選び方や注意点も紹介。ぜひ、最後まで読んで参考にしてみてください。空港利用者でどの駐車場にしようか迷っている方は必見です。

羽田空港国際線の公式駐車場まとめ【利用料金・各ターミナルまでの移動時間など】

羽田空港には、P1〜P5まで5つの公式駐車場があり、3つのターミナルに隣接しています。各ターミナルを利用するなら、やはり公式駐車場が最も近く便利です。

羽田空港の駐車場は一般車庫スペース、身障者スペース以外に、P4・P5にはシャッター付きの個室車庫スペースがあります。こちらは完全予約制。シャッターをロックするため、盗難やいらずら防止にも対応可能です。

これらのスペースP1を除き予約ができるので、予約方法については後述しますので、ご確認ください。

基本駐車料金は次のとおりです。

*P1〜P4は1,530円/日・500円/日、P5は2,140円/日・700円/日
P1~P4は1日5時間までは30分/1時間単位の加算、1日5時間を超える駐車は一律1,530円
※料金等は公式サイトにて必ず確認してください

各駐車場のターミナルまでの移動時間や混雑状況などを解説します。

第1・第2ターミナル（P1~P4）

ANAの国際線の一部は第2ターミナルから出発しているため、第2ターミナルを利用するなら、第1・第2ターミナルの駐車場が便利です。第1・第2ターミナルの駐車場は、2つのターミナル中間地点にあります。P1・P2が第1ターミナル側、P3・P4が第2ターミナル側です。

*多客期の料金は1日7時間までは30分/1時間単位の加算、1日7時間を超える駐車は一律2,140円
※料金は公式サイトにて確認してください

P1やP2から第2ターミナルへ移動する場合は連絡通路でつながっているため、徒歩10分ほどで行けます。また、雨などで歩くのが面倒な方は第1ターミナルから30分毎に運行するシャトルバスに乗って約10分ほどで移動も可能です。

ただし、国内線に近いP1〜P4は平日でも満車や混雑が多い駐車場のため、なかなか駐車しにくいのが現状です。事前に早期予約をするか、混雑時間を避けての駐車がおすすめ。

どうしても駐車できないならば、第3ターミナルのP5か、周辺エリアの駐車場も検討しましょう。周辺の駐車場情報は後述しますので、ぜひ、参考にしてください。

また、第1・第2ターミナルの駐車場は普通車のみ多客期料金があり、料金が高くなる点も考慮しておきましょう。

第3ターミナル（P5）

羽田空港の国際線に近い駐車場といえば、第3ターミナルのP5駐車場です。ANAの一部の便以外はすべて、第3ターミナルから出発するため、p5駐車場がベストでしょう。

P5の駐車場はほかの駐車場に比べると比較的混雑も少ない上に、多客期間の料金割増もありません。もし、P1~P4駐車場に停められない、予約できない場合はこちらに駐車して無料のシャトルバスやモノレールで移動しましょう。

ただし、週末や大型連休のような混雑する時期はP5駐車場を予約するほうが安心です。無料会員登録して早めに予約しましょう。次で駐車場予約について解説しますので、参考にしてください。

羽田空港駐車場の予約方法や注意点

羽田空港の駐車場はP1を除き、P2~P5の一部スペースを予約できます。予約方法は各駐車場の予約サイトのみ。予約はそれぞれの駐車場ごとに異なり、サイトごとに無料会員登録することで、予約が可能です。P2~P4は予約時に予約料金をクレジットカードで支払い、P5は駐車料金とともに支払います。

P2〜P5の予約枠は全体の約3割ほどのため、早めに予約しないとすぐに埋まってしまいます。そのため、上記の予約開始時間ともにすぐに予約しましょう。また、JALやANA会員の上級ランクには駐車場の優先枠もあるため、予約しやすくなります。

P2〜P5の駐車場をキャンセルする場合は必ず前日までキャンセル手続きが必要です。とくに、P2〜P4のキャンセル料金が7日前より50％〜発生するので、注意しましょう。

羽田空港周辺の駐車場事情【公式駐車場と民間駐車場どっちがお得？】

羽田空港の国際線を利用する方向けの駐車場事情は、羽田空港周辺で停められる場所がなくかなり厳しい状況です。結論から言いますと、羽田空港公式の国際線駐車場(P5)が最もおすすめ、と言えます。

その理由は次のとおりです。

• 羽田空港周辺の民間駐車場は国際線利用者を断るところが多い
• 羽田空港側の羽田エアポートガーデンは24時間の最大料金がなく非常に高い
• コインパーキングの利用は最大48時間まで
• 連泊できる駐車場は羽田空港から遠く移動が必要

上記のように、羽田空港周辺の民間駐車場で国際線利用者を断るところがほとんで、唯一、空港側の「羽田エアポートガーデン駐車場」は利用できます。料金は1時間毎に300〜500円（予約料金は別途発生）ですが、24時間最大料金の設定がないため、停車した時間分すべて加算されます。つまり、72時間だと21,600円〜36,000円で、空港公式の駐車場よりも高いです。

また、民間駐車場で停められて安いところを探そうとすると、タイムズのようなコインパーキングがありますが、こちらの利用は最大48時間まで。それ以上になると別料金が発生したり、警告の張り紙があったりして最悪はレッカー移動まであり得るでしょう。48時間以上の予定ならば事前に運営会社に問い合わせする必要がありますが、必ずしも対応してくれるとは限りません。

また、連泊できる一部の駐車場を後述しますが、こちらは東京モノレールや京浜線などで15分〜20分かけての移動が必須です。このような状況からも、羽田空港の国際線駐車場が最もおすすめです。

羽田空港の駐車場が予約できない、停められないなどの不安がある方は、次のおすすめの民間駐車場を参考にしてください。

羽田空港以外のおすすめ民間駐車場4選【比較的安くて連泊OK】

羽田空港国際線に比較的近い場所、または電車直通などのアクセスの良いエリアで、料金が比較的安い駐車場を4つ紹介します。ただし、送迎サービスがないため、移動費は別途必要です。

• 東京シティエアターミナル
• 天王洲シーフォートスクウェア
• 品川インターシティパーキング
• アキッパ

詳しく解説します。

東京シティエアターミナル

東京日本橋にある東京シティエアターミナルは、各空港へアクセスするリムジンバスを運営しています。同じ建物内には駐車場サービスもあり、短時間から連泊まで対応しています。東京メトロ半蔵門線に直結しており、アクセスの良い場所です。

空港利用者向けのプランは7日間のワンセットのみで、リムジンバス乗車が必須になっています。リムジンバスは片道大人1,000円で、Webかチケット売り場で乗車券を購入可能です。7日間利用しなくても料金は一律ですが、それでも比較的安いでしょう。また、空港までの直通バスがあるので、移動の手間がないのもメリットと言えます。パーキング内では24時間カメラでの監視や定期的な巡回など、車を安心して停められるのも嬉しいポイントです。

天王州アイルシーフォートスクエア

天王州アイルシーフォートスクエアは、羽田空港まで少し距離ああるものの、天王州アイル駅からモノレール1本で行ける便利な駐車場の1つです。

1日最大1,900円と比較的安い料金で利用でき、満車にならずに停められます。ただし、営業時間があるため、早朝の便などは利用できません。

品川インターシティパーキング

品川インターシティパーキングは品川駅から徒歩6分ほどの距離にある駐車場です。羽田空港までは京浜線急行で約13分ほどなので、少し距離はありますが、アクセスしやすいでしょう。

駐車場は格納式で、高さ制限が2.2mまで対応しています。24時間スタッフも駐在しているため、安心して駐車できるでしょう。少し料金は高いものの、ほかのパーキングとは異なり予約ができ支払方法も豊富です。

アキッパ（akippa）

アキッパとは、空きスペースを駐車場としてシェアするサービスです。個人宅やマンションの駐車スペース、会社や商業の空きスペースなど活用しています。スマホのアプリやWebから簡単予約が可能です。

• 利用日
• 料金の単位：時間（15分単位からOK）〜1日単位
• 車のサイズ制限：軽自動車・コンパクトカー・中型車・ワンボックス・大型（SUV）
• 貸出時間：制限あり〜24時間
• 再入庫

上記のような条件で検索でき、該当する箇所がいくつか表示されます。料金は400円/日から2,000円/日とさまざま。決済は事前支払いで、クレジットカード、PayPayで支払います。

「東京都　羽田」で検索すると、羽田空港へ直結する穴守稲荷駅や天空橋駅から徒歩圏內で停められる場所が見つかります。口コミもチェックできるので、このようなサービスも選択肢としてよいでしょう。

羽田空港で駐車場を利用する際の選び方3つのポイント

羽田空港国際線を搭乗する方が駐車場を選ぶ際は、次のような3つのポイントで探しましょう。

利用するターミナルに近いかどうか

最も重視すべきことは、空港到着までの時間です。そのためには、羽田空港側といった近い距離の駐車場や、離れた場所でもモノレール1本で5分といったアクセスのしやすいところを選びましょう。一方、近い距離でも渋滞ラッシュに巻き込まれやすいと乗り遅れる可能性があるため、空港までのアクセス手段も確認が必要です。

駐車期間の総額がいくらか

駐車期間の総額も確認しましょう。連泊するなら24時間最大料金がいくらに設定されているかが、重要です。羽田空港近郊や連泊可能な駐車場料金では1日2,000円くらいが安い相場。また、土日や多客期(GWや年末年始などの時期)は、通常より料金が高く設定されているので、注意しましょう。

距離がある駐車場なら、空港までの往復運賃も加味する必要があります。モノレールや電車なら、数百円程度×人数分の料金です。運賃を入れると距離がある駐車場料金がいくら安くても、あまりお得ではないでしょう。

利用時期・時間帯の混雑状況はどうか

駐車場の混雑時間や時期を確認することも重要です。混雑時間は朝8時〜17時位の時間帯、混雑時期は週末や、GWなどの大型連休やお盆年末年始です。予約できない駐車場もあるため、混む前に到着しておくことをおすすめします。

公式サイトや駐車場の予約ページでは、混雑状況や空き情報を事前に確認できることが多いので、利用前にチェックしておくと便利です。

羽田空港付近の駐車場を利用する際の３つの注意点

駐車場を利用する際の注意点を3つ紹介します。

混雑する時期・時間帯なら予約可否や予備候補をチェック

羽田空港国際線を利用するなら羽田空港のP5 駐車場に停めるのがおすすめです。満車になることがあまりないP5の駐車場でも、時間帯やオンシーズンに停められないこともあります。混雑を想定して予約しておくか、おすすめの民間駐車場をチェックしておくと安心でしょう。

貴重品は車内に置かない

駐車場によっては巡回や監視カメラがあるとはいえ、貴重品を車内に置いておくのは厳禁！窃盗のリスクが高まり、貴重品よりも車の修理代のほうが高くなるケースもあります。運営側は一切の責任を負わないため、すべて修理代や盗難品は自己責任です。

帰国・帰宅時の対応を確認する

帰国時のシャトルバスや電車の運行時間、駐車場の営業時間なども確認しておきましょう。深夜到着の便ならば電車やバスが運行していない可能性が高いです。遠方の駐車場を利用するなら、遅い便を避けるか、駐車場を使わないアクセス方法を選択するしかありません。

羽田空港の駐車場利用には予約がおすすめ！海外渡航の準備・予約も忘れずに！

羽田空港に近い駐車場は限られており、P5の公式駐車場を使うのが最もおすすめです。予約するか、予備で第2候補の駐車場を考えておくと良いでしょう。

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