ANA国際線の機内Wi-Fi接続方法|料金とラウンジWi-Fi情報も
この記事では、日本の2大航空会社と呼ばれる「ANA(全日本空輸)」の国際線について、畿内のWi-Fiサービスを徹底解説します。
2014年から提供されているANAの機内Wi-Fiサービスについて、最新の情報を知りたい人も多いでしょう。
ANA国際線の機内Wi-Fiの他、ANA搭乗者が利用できるWi-Fi完備のラウンジ、海外の就航情報やマイレージなどの基本情報も解説していきます。海外渡航でANAの利用を予定している人は、ぜひ最後までご覧ください。
ANA国際線の機内Wi-Fiサービス【無料で使える?】
ANAでは、国内線・国際線機内、全クラスにて無料でWi-Fiを使用できます。2025年11月現在は、以下のとおりです。
| 国際線 | 国内線 |
|---|---|
| ・B767-300ER(202席)国際線機材は、米国Viasat社の最新機内インターネット機器へ改修を行い、2025年8月より順次サービスを再開 ・改修後は、ビジネスクラスに加えて全クラス無料で、ストリーミング配信(※1)による動画視聴サービスもご利用可能 ・B767-300ER以外の既存機についても、順次最新の機内インターネット機器へ改修 ・2030年末までに8割以上の国際線機材で「全クラス無料・高速インターネット環境」と計画 |
・2025年6月13日から通信帯域を大幅に拡大 ・YouTubeなどのストリーミング配信(※1)による動画視聴サービスもご利用可能 |
以下では、2つのWi-Fiサービスの使い方について解説します。
ANA Wi-Fi Service(国際線)
国際線の提供機材と使用できる機能は、以下のとおりです。
| A380/B787/B777 (ファーストクラス・ビジネスクラス) |
A380/B787/B777 (プレミアムエコノミー・エコノミークラス) |
A320 (ビジネスクラス・エコノミークラス) |
B767 (ビジネスクラス・エコノミークラス) |
|
|---|---|---|---|---|
| テキスト・メッセージ送受信 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
| ウェブ閲覧 | 〇 | △ | × | 〇 |
| 動画ストリーミング視聴 | × | × | × | 〇 |
A380/B787/B777のプレミアムエコノミー・エコノミークラスについては、ウェブサイトの閲覧が有料です。
- 30分…6.95ドル
- 3時間…16.95ドル
- 最大24時間プラン…21.95ドル
接続方法は、以下のとおりです。
- 機内モードをON
- 「ANA WiFi Service」に接続
- ポータルサイトにアクセス
- 「Connect Internet」ボタンをタップしてインターネット利用開始
Wi-Fi・ エンターテインメント
Wi-Fi・ エンターテインメント(普通席)の提供機材と使用できる機能は、以下のとおりです。
| 機種 | テキスト メッセージ 送受信 | ウェブ閲覧 | 動画 ストリーミング視聴 | ワイヤレス エンターテインメント | |
|---|---|---|---|---|---|
| ANA Wi-Fi Service Powered by Panasonic | 789 / 78G / 78K / 78P / 773 / 772 / 722 / 76P / 738 / A321 / 32P | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 (32Pのみ×) |
| ANA Wi-Fi Service Powered by Viasat | 76E | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| – | 76E/Q4A | × | × | × | × (Q4Aのみ〇) |
料金は、全クラス無料です。接続方法は、以下のとおり。
接続方法は、以下のとおりです。
- 機内モードをON
- 「ANA WiFi Service」に接続
- ポータルサイトにアクセス
- 「Internet」ボタンをタップしてインターネット利用開始
ANAの国際線利用者が使えるラウンジ【Wi-Fi完備で快適】
ANAの国際線搭乗者は、利用基準を満たせば、Wi-Fiが完備されている直営のANAラウンジサービスが利用できます。
利用基準の一例として、搭乗クラスごとであれば下記のとおりに直営ラウンジを利用できます。
| ANA SUITE LOUNGE | ANA LOUNGE
(関西国際空港はビジネスクラスのみ対象) |
ANA ARRIVAL LOUNGE
(成田空港のみ) |
|
|---|---|---|---|
| ファーストクラス | ◯ | ◯ | ◯ |
| ビジネスクラス | × | ◯ | ◯ |
| プレミアムエコノミー | × | ◯ | × |
ANA国際線の利用者は、直営以外にもANAと提携している海外ラウンジの利用も可能。
| 直営ラウンジのある空港 | その他の利用可能な提携ラウンジ |
|---|---|
| 羽田国際空港 成田国際空港 関西国際空港※2025年5月31日で営業終了 ダニエル.K.国際空港(ハワイ) |
スターアライアンスラウンジ シルバークリスラウンジ アシアナ航空ラウンジ エバー航空ラウンジ など |
ANAラウンジおよび提携ラウンジは、会員ステイタスなどによっても利用基準が定められています。また、関西国際空港のANA直営ラウンジは、2025年5月31日をもって営業終了となります。そのため、2025年6月以降は関西国際空港からANA国際線を利用される場合、ANAラウンジは利用できません。出発前に最新情報をANA公式サイトでご確認ください。
ラウンジWi-Fiは会員・搭乗者専用回線を使用しているため、一般的な空港の無料Wi-Fiより速度や安定性が高い傾向にあります。ビジネス利用やリモートワークにも適しています。
ANA国際線の基本情報【フライト・Wi-Fi・マイレージなど】
国際・国内線の両方で日本国内トップシェアを誇る「ANA」の基本情報について解説していきます。
ANAについて
ANA(全日本空輸株式会社)は、東京都港区の汐留地区に本社を置く航空会社です。
1958年に前身会社の日本ヘリコプター輸送株式会社と極東航空株式会社が合併して全日本空輸が設立。1959年に国内路線の開設、1986年から国際的便の運航を開始しました。
国際線では東京都国際空港(羽田)と成田国際空港、関西国際空港をハブ空港とし、世界23ヵ国、40都市に就航しています。(2025年5月時点)
国際線の機内Wi-Fiサービスは2014年から導入され、2018年にファーストクラスでの提供を無料化、2024年の夏からビジネスクラスでの無料提供を実現しました。
日本から海外への就航便
2025年3月30日から同年10月25日までの、ANA国際線の海外への就航都市は以下のとおりです。
| (就航地域) | 日本の発着空港 | 就航都市 |
|---|---|---|
| アメリカ・カナダ・中南米 | 成田 | ロサンゼルス・サンフランシスコ・シカゴ・ホノルル・メキシコシティ |
| 羽田 | ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル・ワシントンD.C・ニューヨーク・ヒューストン・シカゴ・ホノルル・バンクーバー | |
| ヨーロッパ・中東・アフリカ | 成田 | ブリュッセル |
| 羽田 | ロンドン・パリ・フランクフルト・ミュンヘン・ウィーン・ミラノ・ストックホルム・イスタンブール | |
| 東南アジア・南アジア・オセアニア | 成田 | パース・ムンバイ・バンコク・ハノイ・ホーチミンシティ・クアラルンプール・シンガポール・ジャカルタ・マニラ |
| 羽田 | シドニー・デリー・バンコク・ホーチミンシティ・クアラルンプール・シンガポール・ジャカルタ・マニラ | |
| 東アジア | 成田 | 大連・上海・杭州・香港 |
| 羽田 | 北京・青島・上海・広州・深圳・香港・台北・ソウル | |
| 関西 | 北京・上海 |
上記に過去に就航していた海外の都市がなければ、運航を休止している場合があります。最新情報はANAのHPで確認してください。
ANAの実績・評価
ANAは2000年代に入ってから、さまざまな実績や評価を積み上げています。近年受賞した主な賞は、以下のとおりです。
- 「5 STAR AIRLINE SKYTRAX」を2013年から12年連続受賞
- 「2024 World Airline Awards」の2部門で1位を受賞
- 「APEX WORLD CLASS Award」を初受賞(2024年)
- 「The On-Time Performance Awards」アジア・パシフィック部門1位(2023年)
専門家による搭乗監査と利用者の評価で審査されるAPEX WORLD CLASS Awardの受賞により、世界最高水準の航空会社として認定されています。
ANAの座席の種類
ANAの国際線で利用できる座席の種類は以下の4つです。
- ファーストクラス
- ビジネスクラス
- プレミアムエコノミー
- エコノミークラス
プレミアムエコノミーは、ビジネスクラスよりも手頃な料金で、ゆとりのあるシートで空の旅を快適に過ごせます。
ファーストクラスのある国際線の航空機種は、いずれも機内Wi-Fiを備えているので、快適な空間はもちろん、飛行期間中も充分にインターネットを楽しめるでしょう。
ANAのマイレージ
ANAは、他の航空会社と同様に、マイレージプログラム「ANAマイレージクラブ」を提供しています。フライトで貯めたマイルを特典航空券に交換できる他、下記のような活用方法もあります。
- ANAマイレージモールを経由した買い物やサービス利用でマイルを貯められる
- マイルを航空券やツアーに使えるANA SKYコインに交換可能
- 1マイル1円相当でANA Payにチャージして普段の買い物に使える
ANAマイレージクラブは入会費・年会費が無料で、ステイタス獲得によりさまざまな特典が受けられるので、お得にANAを利用したい人におすすめです。
ANA国際線を利用する際の注意点【Wi-Fiの準備は必要?】
ANAの国際線で機内Wi-Fiを利用したい場合は、搭乗する航空機が対象機種か確認しましょう。ANAの国際線は7種類の機種で運航していますが、全てが機内Wi-Fiを備えているわけではありません。
また、機内Wi-Fiが使える場合でも、下記のポイントに注意してください。
- 機内Wi-Fiは地上に比べてデータ通信の精度が落ちる
- ヨーロッパ便ではサービス対象区域外の通過時に1〜2時間程度接続が切れる
- 通信傍受や不正アクセスのリスクがある
- 安全上の理由などによりサービスが停止される場合がある
ヨーロッパ方面へのフライトでは、一部の空域(中央アジアやロシア上空など)で衛星通信の電波が届かないエリアを通過するため、1〜2時間程度Wi-Fiが使えなくなることがあります。これは現地の規制や通信衛星のサービスエリア外のためで、技術的な理由から回避できません。
また、機内Wi-Fiは衛星通信を利用しているため、地上の高速Wi-Fiと比べて通信速度が遅くなる場合があります。メールやSNS、ニュースサイト閲覧には十分ですが、大容量データ通信や動画の高画質再生は制限されることがあります。
ビデオストリーミングはサポートされていない場合もあるので、動画を楽しみたい人は「MY SKY CHANNEL」などを活用してください。
渡航先でのインターネット手段を準備しておく
海外現地でネット接続する通信手段の準備も忘れないようにしておきましょう。
海外旅行で人気の国は、空港やホテル、観光地などでフリーWi-Fiが整備されているケースも多いです。ただし、フリーWi-Fiは必ずしも誰でも接続できるとは限らない上、肝心の「屋外移動中」などの接続は期待できません。
空港を出た後は、移動手段の情報収集や、配車アプリの利用など、ネット利用が必要になる場面も多いです。到着後にスムーズに行動できるように、通信手段は日本を出発する前に準備しておきましょう。
ANA国際線は機内Wi-Fiが無料!渡航先のネット環境も忘れずに!
ANAの国際線は、海外旅行はもちろん、頻繁にネット利用が必要な海外出張にも便利です。搭乗クラスによっては利用制限はつきますが、機内Wi-Fiを0円から利用できます。
また、プレミアムエコノミー以上ならWi-Fiのあるラウンジでゆったりインターネットを活用することも。
海外渡航の際は、現地での通信手段の準備もしておきましょう。昨今は空港をはじめフリーWi-Fiが充実した国も多いですが、不特定多数の人が使うため、通信が不安定になりがちです。
渡航先でのネット利用には、いつでもどこでもつながるポケットWi-Fiが便利でおすすめ。海外WiFiレンタルショップなら「電源オフの日は通信料0円」と通信費の節約もできるので、ぜひ海外渡航にお役立てください。
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ANA国際線の機内Wi-Fiに関するよくある質問
-
QANA国際線の機内Wi-Fiの対象航空機種を教えてください。
A「B787の一部・B777-300ER(THE Room機およびTHE Room非搭載機)・A380」にて無料提供されています。
-
QANA国際線の機内Wi-Fiの使い方を教えてください。
A「ANA公式アプリのダウンロード」と「搭乗前に機内モードをオンにする」だけで利用可能です。
-
QANAのラウンジではWi-Fiが提供されていますか?
A「ANA SUITE LOUNGE・ANA LOUNGE・ANA ARRIVAL LOUNGE」でWi-Fiが提供されています。
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