国際線で機内Wi-Fiは使える?料金と使い方【航空各社サービス対応】
この記事では、国際線でWi-Fiは使えるのか徹底検証します。
海外への渡航が決まっている方の中には「飛行機の中でネットは使える?」と気になっている方もいるはずです。
そこで、今回は、国際線でWi-Fiが使える航空会社、料金、注意点などを詳しく解説します。
国際線を利用する予定のある方は必読ですよ!
国際線のWi-Fi事情について
一般的に、国際線のWi-Fiは、どの航空会社もファーストクラスは無料で提供されています。
主要な航空会社の例を紹介しますね。
- JAL
- ANA
- アメリカンエアライン
- エミレーツ空港
- KLM
- トルコ航空
- スカンジナビア航空
- シンガポール航空
- タイ航空
- デルタ航空
- ユナイテッド航空
- チャイナエアライン
- エヴァー航空
- ハワイアン航空
- サウスウェスト航空
以上のように、日本人にもお馴染みの航空会社はほぼ、Wi-Fiサービスをファーストクラスの乗客に提供しています。
ビジネスクラスへもほぼ同様の対応で、無料でWi-Fiの利用が可能です。
プレミアムエコノミーやエコノミークラスに関しては、大多数の航空会社が有料サービスとしてWi-Fiを提供しています。
JAL(日本航空)の国際線のWi-Fiについて
次は、日本人が多く利用するJAL国際線のWi-Fiサービスについてご紹介します。
Wi-Fiサービス内容
ファーストクラス・ビジネスクラスは無料、プレミアムエコノミー・エコノミークラスは有料でWi-Fiサービスを利用可能です。
自分のスマホやタブレット端末など無線LAN接続可能な端末で、HP閲覧、メールやメッセージの送受信、SNSの更新などができます。
ただし音声通話・ビデオ通話は通信容量が大きいため全面的に利用不可となっています
機内Wi-Fiの利用料金
JALの国際線のWi-Fiの料金は以下のように定められています。
※公式HPに記載されている料金($)を現在のレート(2023年10月16日)で円に換算して記載しています。
プラン名 | 料金 |
---|---|
1時間プラン(1時間) | 1,500円 |
3時間プラン(3時間) | 2,200円 |
フルフライトプラン(24時間) | 2,800円 |
ただし、JALカードや、提携クレジットカードを利用すると以下の料金で利用可能です。
プラン名 | 料金 |
---|---|
1時間プラン(1時間) | 1.368円 |
3時間プラン(3時間) | 1,936円 |
フルフライトプラン(24時間) | 2,400円 |
なお、料金は、最初にログインしてから連続して経過した時間です。
また、シベリアなど一部の区域を飛行する際は、Wi-Fiの利用はできませんので覚えておきましょう。
ANA(全日本空輸)の国際線Wi-Fiについて
次は、JAL同様、日本人に人気の高いANAの国際線のWi-Fi事情をご紹介します。
Wi-Fiサービス内容
ファーストクラスは無料、エコノミークラスは有料でWi-Fiサービスを利用可能です。
自分のスマホ、やタブレット、ノートPCなど無線LAN接続可能な端末で、HP閲覧、メール送受信、SNSの利用ができます。
ただし、機内では通信容量・速度が限られているため、ファイルの送受信、動画コンテンツのダウンロード、ビデオ通話、通話、オンラインゲームなど一部のインターネットサービスは利用不可です。
機内Wi-Fiのサービス料金
ANAでは、使用するデータ容量に応じたプランを提供しています。
※公式HPに記載されている料金($)を現在のレート(2023年10月16日)で円に換算して記載しています。
プラン名 | 料金 | 制限データ容量 |
---|---|---|
30分プラン | 750円 | 15MB上限 |
1時間プラン | 1.350円 | 30MB上限 |
フルフライトプラン | 3.000円 | 100MB上限 |
ただし、B777-300ERの一部機材では、順次以下のプランに移行しています。
プラン名 | 料金(USドル) | 制限データ容量 |
---|---|---|
30分プラン | 1.000円 | 上限なし |
3時間プラン | 2,200円 | 上限なし |
フルフライトプラン | 2.700円 | 上限なし |
詳細は、ANAのHP、そして機内WiFiに接続後のポータルサイトでご確認ください。
ちなみに、Wi-Fiの料金は、クレジットカードのみ(VISA・MASTER・DISCOVER・AMEX・JCB・DINERS)で、デビットカードは使用できないため注意が必要です。
ファーストクラスご利用の方は、客室乗務員から無料Wi-Fiスクラッチカードを受け取り、ログインしてWi-Fiに接続します。
また、一部の空域ではWi-Fiが使えなくなることも覚えておきましょう。
国際線でWi-Fiが無料の航空会社【エコノミーでも無料?】
日本人が海外に行く際に便利なJALとANAは現在の時点(2023年10月)では、国際線のWi-Fiはエコノミークラスは有料です。
しかし、海外の国際線の中には、エコノミークラスでも無料でWi-Fiが使える航空会社、無料提供を予定している航空会社があります。
代表的な航空会社の国際線のエコノミークラスへの無料Wi-Fi提供状況を簡単に表にまとめましたので、まずはご確認ください。
※〇=無料、△=一部サービス無料・期間限定で無料・無料化決定、×=有料
航空会社名 | エコノミークラスへの無料Wi-Fi |
---|---|
JAL | × |
ANA | × |
シンガポール航空 | 〇 |
デルタ航空 | △ |
ハワイアン航空 | △ |
エアチャイナ | △ |
サウスウエスト航空 | △ |
トルコ航空 | △ |
※2023年10月現在の状況ですので、最新情報は各航空会社のHPで確認してください。
シンガポール航空
シンガポール航空は、2023年7月からプレミアムエコノミークラス・エコノミークラスを含めるすべてのクラスで機内Wi-Fiの無料提供を開始しています。
ただし、予約の際にHPから、あるいはチェックインの際にクリスフライヤー会員情報の詳細を登録する必要があります。
デルタ航空
デルタ航空は、2023年1月5日に、T-モバイル社と契約し、2024年中には全ての国際線に無料で高速Wi-Fiサービスを提供することを発表しました。
無料高速Wi-Fiが導入されるまでの間は、Wi-Fiは有料で、ビアサット社またはWi-Fi オンボード社によるWi-Fiサービスを利用することが可能です。
ハワイアン航空
ハワイアン航空は、2022年4月に宇宙開発企業であるスターリンク社と契約を結び、2023年からすべてのクラスで高速無料Wi-Fiを提供すると発表しました。
無料Wi-Fiサービスが開始するまでは、有料サービスとしてWi-Fiの利用が可能です。
ハワイアン航空のWi-Fiについては、以下の記事も参考にしてください。
エアチャイナ
エアチャイナは、ファーストクラス、ビジネスクラスはWi-Fiが無料で使用できます。
しかし、不定期にスペシャルオファーを行っており、エコノミークラスでもWi-Fiが無料で使えることがあります。
サウスウェスト航空
サウスウェスト航空は、機内でSMS、WhatsAppp(ワッツアップ)のメッセージ送受信が無料でできます。
しかし、上記以外のインターネットの利用は有料です。
また、データ容量の大きなアプリや、ファイル、動画のダウンロードなどはできません。
国際線でWi-Fiを使用する際の注意点3選
飛行機の中でもネットを使えて便利!と思った方もいらっしゃると思いますが、使用する時にはいくつか注意点があります。
ここでは、国際線でWi-Fiを使用する際の注意点をご紹介します。
機内モードで使う
国際線の機内でWi-Fiを利用する際は、必ずデバイスを「機内モード」にしましょう。
機内でのWi-Fi接続は、各航空会社が提供するWi-Fi回線のみ利用が可能です。
スマホやタブレットの電波が飛行機の精密機器に影響を与える可能性がありますので、必ず機内モードにしましょう。
違反すると、最大50万円の罰金が課せられることもあるため注意が必要です。
支払い方法をチェックする
機内Wi-Fiを利用する際の料金の支払い方法は、航空会社によって異なります。
しかし、クレジットカード一択が多いため、デビットカードの利用の可否は確認しましょう。
また、事前にHPから申し込める航空会社と、搭乗後に機内で申し込む航空会社があるため注意が必要です。
到着後のWi-Fi対策をしておく
機内Wi-Fiは、機内でのみ使用可能です。
空港に着いた後、現地でもWi-Fiを使いたいなら、ポケットWi-Fiの準備を忘れないようにしましょう。
ポケットWi-Fiは、面倒な設定が一切不要な上、使い方もいたってシンプルです。
海外滞在中に緊急事態が起きた時も、すぐに日本に連絡できるため安心ですよ!
おすすめのポケットWi-Fiレンタルサービスが知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
国際線エコノミーでWi-Fiが使える航空会社は増加予定!到着後のネット接続なら
今回は、国際線のWi-Fi事情について解説しました。
今後は、エコノミークラスでも無料でWi-Fiの提供を行う航空会社は増えることが予想されます。
機内でのWi-Fi環境が充実する一方、到着後のネット利用には、ポケットWi-Fiの持参がおすすめ!
ポケットWi-Fiなら、現地に到着した後、確実にそして安全にネットに接続可能です。
一部のホテルやカフェなどでフリーWi-Fiが利用できる場合もありますが、実際ネット利用が多いのはホテルやカフェを離れた「移動中」。
観光スポットまでのナビやランチの下調べなどで、ネット検索することが多いでしょう。
ポケット Wi-Fiがあれば、フリーWi-Fiの飛んでいない「施設外」でもスイスイ検索可能。想定外のトラブルに遭っても、外部との連絡手段があると安心ですね。
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HPから簡単に利用料金のシュミレーションもできますので、まずはお気軽にご利用ください!
国際線の機内Wi-Fiに関するQ&A【航空会社各社のサービス】
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Q国際線でWi-Fiは使える?
A国際線の機内でもWi-Fiは利用できますが、エコノミークラスで無料Wi-Fiを提供している航空会社はまだわずかです。
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Q国際線でポケットWi-Fiは使えますか?
A国際線に限らず、飛行機の機内ではポケットWi-Fiは使用できません。海外パケットやSIMカードによるWi-Fi接続も同様にできません。
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