大韓航空の機内Wi-Fiは使える？無料？【各国KALラウンジのネット環境も紹介！】

この記事では、大韓航空が提供するWi-Fiサービス(機内Wi-FiやラウンジWi-Fi)について徹底解説します。

日本から韓国への直行便でよく利用される大韓航空(Korean Air Lines:KAL)。韓国へのフライト時間は短いとはいえ、機内でWi-Fiが使えるかどうか気になる方も多いのではないでしょうか。

「機内Wi-Fiは無料？事前準備は不要？」
「現地の調べ物や動画視聴に十分な速度が出る？」

といった疑問も解決します。

記事の後半では、渡韓で利用する金浦国際空港や大韓航空のハブ空港である仁川国際空港のラウンジ情報についても紹介します。これから渡韓される方は、ぜひ、最後までご覧ください。

大韓航空機内のWi-Fiサービス

大韓航空の機内Wi-Fiサービスは、2023年6月より国際の一部機種から提供が開始されました。現在は、さまざまな機種や国内線に拡大し続けており、多くの大韓航空機でWi-Fiの利用が可能です。

大韓航空機の機内Wi-Fiは有料で、料金は２つのプランから選択できます。

• インターネットプラン：すべてのインターネットサービスが利用できる
  （ネット通信・アプリ・動画や音楽視聴・メッセージのやりとりなど）
• メッセージプラス：テキストメッセージやチャットなどのアプリを使ったメッセージ送信が可能

国際線は目的地までの距離によって料金が異なります。

日本から韓国へのフライト時間は、約2〜3時間ほどとそれほど長くはありません。また、機内では映画やドラマ、音楽・ゲームなどのエンターテイメントも充実しているので、Wi-Fiがなくても快適に過ごせる方が多いようです。

大韓航空畿内のWi-Fi接続手順

大韓航空畿内のWi-Fi接続は簡単で、機内モードをオンにした状態でも利用可能です。

1. 機内モードとWi-Fiをオン、「Korean Air In-Flight」を選択
2. アドレスバーに「wifi.koreanair.com」と入力
3. 料金プランを選択し購入

支払いは米ドルのみで、海外用のクレジットカードやデビットカードが使えます。また、Wi-Fiは事前購入に対応していません。

大韓航空機内のWi-Fi以外のサービス利用は可能か？

基本的に、大韓航空機内で提供している以外のWi-Fiは利用できません。ドコモでは航空機内のサービス提供を以前はしていましたが、現在は終了していますし、ソフトバンクでは一部の機内で通話・SMS・メールはできるものの、インターネット通信はありません。また、利用できたとしても割高で使用した分だけ料金がかかる従量制のため、高額になる可能性もあります。

大韓航空機内でインターネットをしたい場合は、機内のWi-Fiサービスを利用しましょう。

大韓航空の利用者が使えるラウンジ【Wi-Fi完備で快適】

大韓航空利用者が使えるラウンジには、直営の「KAL LOUNGE」と提携ラウンジがあります。

大韓航空では3カ国でラウンジを運営しており、アジア・ヨーロッパ・オセアニアなどでは各航空会社のラウンジと提携しています。

利用できる対象者は次のような条件です。

• ファーストクラス搭乗者
• プレステージクラス（ビジネスクラス）の搭乗者
• スカイパス ミリオンマイラークラブ会員
• スカイパス モーニングカームクラブ会員
• スカイパス モーニングカームプレミアムクラブ会員
• スカイチームエリートプラス会員
• KALラウンジ特典

主に上級クラスの搭乗者、大韓航空独自のメンバーズカード「スカイパス」の上級会員、スカイチームの上級会員が利用できます。ラウンジ特典も利用でき、国際線の場合、スカイパス得点が4,000マイル必要です（参考：金浦・仁川〜東京で758マイル）。

大韓航空の会員やマイレージを知りたい方は、基本情報のマイレージを参考にしてください。

【仁川国際空港】KAL ファーストクラス ラウンジ

仁川空港には直営ラウンジが4つあり、その一つが大韓航空ファーストクラス専用のラウンジです。

【仁川国際空港】KAL マイラークラブラウンジ

マイラークラブとは、大韓航空の会員スカイパスクラブのランクの一つで、大韓航空やスカイチームの航空会社に100万マイル搭乗することでランクアップできます。

マイラークラウンジは会員の条件があるものの、ファーストクラス搭乗者以外にも同伴者やプレステージクラス搭乗者の利用が可能です。マイラークラウンジは仁川国際空港限定のラウンジであり、ファーストクラスと同じような設備が利用できます。

また、仁川国際空港のKAL プレステージクラスラウンジは女性専用ラウンジや仮眠室があるなど設備が充実している上、ラウンジ特典で利用できるなど、人気のラウンジです。

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アクセスの良さで、仁川国際空港よりも金浦国際空港を利用する方が多いかもしれません。大韓航空のラウンジは国際線と国内線の2箇所で運営しています。国際線であれば、国際線ターミナル出発ロビー4階で6:20~20:50で運営しているので、ぜひ立ち寄ってみましょう。利用対象者は、成田空港のKALラウンジと同じ条件で利用できます。

金浦空港については下記の記事を参考にしてください。

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【成田空港】KALラウンジ

東京では直営のKALラウンジは成田空港のみです。

羽田空港では、同スカイクラブのデルタ航空のラウンジやJALのさくらラウンジが利用できます。

羽田空港のラウンジ情報は下記を参考にしてください。

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【ロサンゼルス空港】KALプレステージラウンジ

ロサンゼルス空港ではファーストクラス用のラウンジとプレステージ（ビジネスクラス）用のラウンジがあります。

曜日によって時間が変更するので、利用する前にチェックしましょう。

提携ラウンジでは、ファーストクラスやプレステージクラスの搭乗に関わらず、大韓航空のミリオンマイラーク会員、モーニングカームプレミアム会員、モーニングカームクラブの会員、スカイチームエリートプラス会員の条件が主な対象となります。

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大韓航空の基本情報【フライト・Wi-Fi・マイレージなど】

韓国最大の航空会社「大韓航空」の基本情報を確認しましょう。

大韓航空について

大韓航空は韓国最大の空港かつ、アジア大手の航空会社の1つ。仁川国際空港をハブ空港とし、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・アメリカ・オセアニアなどを結ぶ、重要な航空ネットワークを構築しています。また、2000年に発足した航空連合「スカイチーム」の創設メンバーで、デルタ航空やエールフランス航空などの大手の航空会社も加盟しています。日本はスカイチームの加盟会社はありませんが、JALと提携運航し、マイル獲得や特典の利用なども可能です。

日本からの発着便

大韓航空では、2024年に新千歳空港・鹿児島・岡山・那覇からソウル行きが増便し、ますます韓国へ行き来しやすい状況になっています。以下は日本の主な空港からの直行便のみを記載しています。

東京（成田／羽田）・名古屋・大阪・福岡の5つの空港からは、仁川空港を経由し、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ・オセアニアなどの国々に渡航も可能です。

大韓航空の実績・評価

APEX（アメリカに拠点を置く、世界的規模のエアライン協会）の航空会社評価において、最高等級である5スターエアラインに過去4年連続で認定されています。特に、機内食の評価が高く、ファーストクラスで提供されるサーロインステーキ、世界最優秀賞のソムリエが選ぶワインは好評です。

また、機内食は韓国料理の提供もあり、冷麺・ケジャン・カルビチム・ブルコギなどが味わえます。中でも「ビビンバ」は機内食のオスカー賞ともいわれる国際機内食協会(ITCA)の「マーキュリー賞」も受賞。ビビンバを味わうために大韓航空に搭乗する方も多いようです。

2024年に発表された航空安全・製品格付けサイト「AirlineRatings（エアラインレイティングス）」では2位を獲得するなど、安全面においても高く評価されています。

大韓航空の座席の種類（クラス）

大韓航空の座席は「エコノミー」「プレステージ（ビジネスクラス）」「ファーストクラス」の3つ。

特に、ビジネスクラスに相当するプレステージでは特別な空間はもちろん、ワンランク上のサービスが受けられる特徴があります。最新のリクライニングシート「プレステージスイート」、機内専用ラウンジ「セレスティアルバー」、絶品の料理は長時間の空の旅を楽しませてくれるでしょう。

大韓航空のマイレージ

大韓航空のマイレージは、「スカイパス（SKYPASS）」と呼ばれます。無料で会員登録ができ、搭乗するたびにポイントが加算されます。スカイパスには下記のような点が特徴です。

• マイレージの有効期間は10年と長め
• 家族間でマイルの合算や移行ができる
• ランクアップにはフライト回数と累計数でカウントされる

大韓航空は、日本の東京や大阪の空港からのフライトが多いだけではなく、那覇や岡山などの地方空港からも直行便が出ているので、マイルが貯まりやすいでしょう。日本からのフライトで蓄積されるポイントは、東京〜金浦・仁川で758マイル、大阪〜金浦・仁川で525マイル、札幌〜仁川で870マイルです。

*1韓国国内線搭乗1回で1ポイント、国際線搭乗1回で2ポイント
*2大韓航空搭乗回数を30ポイント獲得すれば、20,000マイルは提携航空会社でもよい

スカイパスのマイルは大韓航空のほかに、スカイチームや提携航空会社搭乗の際にもマイルが貯まります。ただし、会員のランクアップには、大韓航空機の搭乗が必須条件になるので、注意しましょう。日本の航空会社ではスカイチーム加盟の航空会社はありませんが、大韓航空のコードシェア便（共同運航）であれば、スカイパスのマイルが加算されます。

上記のような特典を、スカイチームに加盟する航空会社の上級ランク会員も同じように利用できます。

• スカイチームエリート会員：スカイパスモーニングカーム会員と同等ステータス
• スカイチームエリートプラス会員：スカイパスモーニングカームプレミアム会員・ミリオンマイラー会員と同等ステータス

JALマイルは、大韓航空搭乗分も貯められます。JALと大韓航空が運航する日本〜韓国間の便が対象です。対象便やマイルの積算率も異なるため、事前にJALのサイトで確認しましょう。

大韓航空を利用する際の注意点【Wi-Fiの準備は必要？】

大韓航空畿内では次のような注意点があります。

大韓航空では、以前は禁止であった航空機離陸時のスマホやパソコンなどの電子機器の使用が認められています。ただし、Wi-Fiなどの電波を発するインターネット通信や、電話の使用はできません。スマホを利用する際は、機内モードにして大韓航空の機内Wi-Fiを利用しましょう。

下記のような注意点もあります。

• 機内Wi-Fiの事前申し込みや設定ができない
• 1フライトにつき1回の使用が基本、乗り継ぎの際は再度Wi-Fiを繋ぎ直す
• フライト中は通信が不安定になる

天候や国勢などにより、地上のような快適なWi-Fiはあまり期待しない方がよいでしょう。

大韓航空は機内Wi-Fiサービスを拡大中！空港を離れた後のネット環境準備を忘れず！

大韓航空の機内では有料のWi-Fi提供が開始され、フライト中でもスマホの利用が可能です。通話はできないものの、インターネット通信やアプリ・メールなどの使用がフライト中にできるのは、非常に便利です。また、金浦空港や仁川空港では無料でWi-Fiが繋がり、ラウンジでは快適に過ごせるでしょう。

しかし、空港から出るとWi-Fi が繋がらない場所も多く、移動や連絡がスムーズにできず困ることも。海外では、いつでもどこでも繋がるポケットWi-Fiがおすすめ。韓国での1GBプランは1日500円の安い通信料と、電源オフの日は通信料が0円にできる海外WiFiレンタルショップをぜひご検討ください。

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