海外の電子マネー/qrコード決済

海外の電子マネー・QRコード決済事情まとめ|日本のスマホ払いは使える?現地での注意点も徹底解説

2025/12/06 2025/12/06

この記事では、海外の電子マネー(QRコード決済)事情について、詳しく解説します。

近年は世界的にキャッシュレス化が進み、スマホ1つで支払いが完結する国が増えています。それでも、使えない国や地域もまだ多く、決済サービスによっても対応状況は大きく異なります。

「海外旅行や出張先で普段のQRコード決済が使えたら便利!」
「日本のスマホで大丈夫?」
「電子マネーのアプリ側で何か準備は必要?」

などと気になる方なら必見の内容をまとめていきます。

PayPayなど日本の主要決済サービスの対応国一覧や、現地での注意点もご紹介。

これから海外渡航を予定している方は、現金よりスマートな支払手段をぜひ、チェックしてみてください。

海外で電子マネー・QRコード決済は普段通り使える?【日本のスマホ払い進出状況も】

海外でスマホ決済できるか悩む女性

日本で普段使っているキャッシュレス決済が、そのまま海外で使えるのか気になる方は多いでしょう。

結論として、国内のQRコード決済や交通系ICの多くは海外では利用できません。
ただし、Apple Pay・Google Pay と PayPay は海外でも使えるため、事前設定をすれば便利に活用できます。

海外で利用できない決済手段 海外で利用できる決済手段
楽天ペイ、d払い、auPAY
メルペイ、AEON Pay
JAL Pay、ANA Pay
楽天Edy、LINEPay
Suica、PASMO(交通系IC)
PayPay、Apple Pay
Google Pay

次より事前設定や使用方法について解説します。

PayPayの海外進出状況と使い方

海外進出が拡大していくと見られるPayPayですが、現状、日本人旅行客がPayPay決済できる国は韓国のみです(2025年現在)。

【海外で利用するための準備】

  1. 日本でPayPayの本人確認(KYC)を完了させる
  2. 海外支払いモードをオンにしておく

韓国では、「Alipay+」または「Zero Pay」のマークがある店舗にて利用できます。

QRコードを読み取る、もしくは提示にて日本と同じ手順で支払いましょう。

韓国での利用方法を詳しく知りたい方は次の記事を参考に!

Apple PayやGoogle Payの海外対応国と使い方

Apple PayやGoogle Payは、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど90ヵ国以上に対応しています。

使用するには、事前にVisaやMastercardなどの国際ブランドのカードをウォレットに登録する必要があります。ただし、カードに国際ブランドのマークがあっても、海外利用できない場合もあるため、確認しましょう。例えば、Visa付きの楽天カードは国によっては利用不可のケースも。

【店舗での支払い方法】

VisaまたはMastercardのNFC(近距離無線通信)決済マークの店舗で利用可能です。

  1. 店員にクレジット払いを伝える
  2. Google Payはスマホのロックを解除
    Apple Payはサイドボタンをダブルクリックし認証
  3. スマホをかざして決済する

Apple WatchやGoogle Watchでも同様に利用ができます。

海外で主流の電子マネー・QRコード決済と使い方【おすすめのスマホ払いはこれ!】

全世界どこでも使える完全なキャッシュレスサービスはありません。そのため、以下の組み合わせで準備するのが最も安心です。

  • Apple PayやGoogle PayでVisa/Mastercardを登録しておく→世界中で広く利用でき、支払いもスムーズ
  • PayPay→アジアを中心に利用可能、日本と同じようにQRコード決済できる

このように、使い勝手のよいスマホ決済を複数用意しておきましょう。

海外「各国」の電子マネー・QRコード決済普及状況と人気サービス例【スマホにアプリを入れるなら】

海外の電子決済・QRコード決済の利用状況

世界各国でキャッシュレス化は急速に進んでいますが、普及状況や主流の決済手段は国ごとに大きく異なります。

韓国や中国・オーストラリアなどは電子決済の普及率が高く、アメリカやヨーロッパでは電子決済よりもクレジットカード(タッチ決済)が主流です。

一方、日本はクレジットカードの利用が中心ですが、近年は電子マネーやQRコード決済の普及率が伸びています。

【各国・地域の主なキャッシュレスサービスと特徴】

<国・地域> 主な電子マネー・QRコード決済 特徴・普及状況
韓国 ・Kakao Pay
・ZeroPay
・Samsung Pay
・T-money、など
キャッシュレス比率99%、現金はほぼ不要
中国 ・Alipay
・WeChat Pay
QRコード決済が普及し、現金廃止が進行中
>>中国のキャッシュレス事情はこちら
台湾 ・悠遊カード
・iPASS MONEY
・JKOPay
急激にキャッシュレス化が進行
>>台湾にキャッシュレス事情はこちら
シンガポール ・Grab Pay
・NETS FlashPay
・EZ-Linkカード
・Apple Pay
普及率90%以上のキャッシュレス先進国
>>シンガポールのキャッシュレス事情はこちら
インド ・UPI
・Paytm
・PhonePe
・Google Pay
国民の大半がUPIを利用、スマホ決済が主流
東南アジア
(フィリピンやマレーシアなど)
・インドネシア:QRIS
・タイ:PromptPay
・マレーシア:DuitNow QR
・ベトナム:VietQR
・フィリピン:QRPH、など
QR決済が急速に普及
アメリカ
(ハワイ・グアム含む)
・Apple Pay
・Google Pay
・PayPal
・OMNY
・Samsung Payなど
クレジットカードが主流だが、タッチ決済などキャッシュレス化も進んでいる
>>ハワイのキャッシュレス決済はこちら
ヨーロッパ ・Apple Pay、Google Payが主流
・イギリス:Oysterカード
・スウェーデン:Swish
・イタリア:Satispay
タッチ決済が主流だが、国によって普及率は異なる
中東
(ドバイなど)
・ドバイ:nolカード
・サウジアラビア:Apple Payなど
・トルコ:Colu
クレジットカードが主流だが、地域差が大
アフリカ ・ケニア:M-Pesa
・ルワンダ:MoMo
一部地域でモバイル決済の普及が進んでいるが、地域差がある

海外では国や地域で主流となる決済手段が異なるので、使い分けが必要です。

海外現地で電子マネー・QRコード決済を使う際の4大注意点

海外で電子決済・QRコード決済を利用する際の注意点

海外では電子マネー・QRコード決済・タッチ決済などを使う際は次のような点を必ず確認しましょう。

海外で使うための事前設定や条件を確認

多くのサービスは、日本国内での事前設定を済ませておく必要があります。

例えば、PayPayは日本で本人確認(KYC)が必須で、Apple Pay/Google Payは海外対応クレジットカードの登録が必要です。

このように、日本での事前設定や海外で使うための条件をしっかりクリアにしておきましょう。

為替レートや手数料がかかる

海外決済には、為替レートと手数料が必ず発生します。為替レートとは日本円から現地の通貨に交換する時の比率のこと。

キャッシュレス決済でかかる為替レートは、各クレジットカード会社が定める基準レートが採用され、それに手数料が上乗せされます。

クレジットカードの一般的な手数料は1.6%~2.5%程度ですが、PayPayなどQR決済はレートや手数料が高くなる場合もあります。

上記のように、為替レートも手数料も各サービスによって異なるため、事前に確認しましょう。

セキュリティ対策を強化する

海外で安全に利用するためにも次のような対策を行いましょう。

  • 生体認証(顔・指紋)やパスコードロックの設定
  • 2段階認証の設定:ログインや決算時に設定し、不正アクセルを防止
  • 利用履歴の確認:不正な決済がないか常にチェック
  • 利用限度額を低めに設定
  • 紛失時の補償内容や連絡先を確認しておく

海外ではスマホ自体の紛失・盗難防止に、ストラップなどを活用しましょう。

通信環境を確保する

スマホ決済には、インターネットを介して支払う「オンライン決済」があり、PayPayのようなQRコード決済はオンライン通信が必要です。

お店や公共施設のフリーWi-Fiを利用する方法もありますが、セキュリティリスクが高いため、安定したWi-Fiレンタル利用が安心です。コスパ良く、受取・返却が便利な海外WiFiレンタルショップをチェックしてみましょう。

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海外で電子マネー・QRコード決済のお得な活用方法

海外では、支払い方法を一つに絞らず、複数を使い分けるのが安全で便利です。急な通信トラブルや、店舗ごとの対応状況の違いにも柔軟に対応できます。

【おすすめの活用法】

  • 現地の電子マネー・QRコード決済を使う:利用可能な店舗が多い
  • 現地の通貨でチャージ・支払う:手数料も抑えられる
  • 他通貨対応のクレジットカード(タッチ決済)も準備する

特に、VisaやMastercardのタッチ決済(NFC決済)は世界中で使える場所が多く、スマホやカードをかざすだけで支払えるため便利です。

海外では電子マネー・QRコード決済を賢く活用しよう!通信手段の確保は必須

インターネット環境が必要なときに限ってスマホがネットに繋げない状況例

海外では、国や地域によって電子マネーやQRコード決済の普及率や対応状況が大きく異なります。日本のPayPayのような世界で広く使える決済手段や、各国の主流の電子マネーを上手く使い分けることで、スマートな支払いが実現できるでしょう。

ただし、キャッシュレス決済を利用するには、安定した通信環境が欠かせません。セキュリティ対策も考慮するなら、ポケットWi-Fiが最も安心です。

通信費を抑えつつ、受取・返却も簡単な海外WiFiレンタルショップを活用し、安全でスムーズな支払いを楽しみましょう。

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海外の電子マネー・QRコード決済に関するよくある質問

  • Q海外ではどんな電子マネーが使える?

    A

    Google Pay、Apple Payはアジア、アメリカ、ヨーロッパなど多くの国で利用できます。

    >>海外の電子決済・QRコード決済

  • Q日本の電子マネーやQRコードは海外でも使えるの?

    A

    日本発のPayPayは韓国・中国などのアジア、ドイツやオーストリアなど一部の国で使えます。

    >>PayPayの海外進出状況と使い方

  • Q電子マネーやQRコード決済を海外で使う際の為替レートや手数料はどのくらい?

    A

    Apple PayやGoogle Payは、Visaなどの国際ブランドの定める為替手数料がかかります。一般的に1.6%~2.5%程度。PayPayの海外事務手数料は3.85%です。

    >>為替レートや手数料はこちら

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