中国出張

中国出張で役立つ裏ワザ的テクニック3選!用意すべき持ち物や滞在中の豆知識も解説

2023/07/31 2024/09/23

この記事では中国出張時に知っておきたい「テクニック」「持ち物」「豆知識」について解説します。

中国には日系企業や日本企業と取引のある中国企業も多いため、出張で訪れる機会もあるでしょう。しかし、他の国と比べて特別な決まりが多く、出張の準備は大変です。

本記事では、現地に行ってから困らないよう、持ち物だけではなく、知っておくべき情報も解説します。

ぜひ、最後まで読んで、ご活用ください。

中国出張時のテクニック3選

準備万端のビジネスマン

中国出張時のテクニックを3つ紹介します。中国出張は、単純に日本国内での仕事と勝手が違うだけではありません。

海外出張には交通費や滞在宿泊費、現地での通信費など、それなりの経費が発生します。慣れていない人にとっては、航空券や現地の滞在ホテルの確保も一苦労。

また、中国はインターネット規制があるので、スマホアプリを使った連絡やパソコンなどを使用する業務も、対策を取っておかないと支障が出てしまいます。

そのような中国出張で活用して欲しいのが以下の3点です。

  • 中国出張時のチケット・ホテル予約は「Trip.com」が便利
  • 中国出張時の電話代を節約する方法
  • 中国では閲覧できないwebサイトを見る方法

それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ中国出張に役立ててください。

中国出張時のチケット・ホテル予約は「Trip.com」が便利

中国出張で、スムーズに格安航空券や格安ホテルを予約したいのであれば、「Trip.com」がおすすめ。

Trip.comは最安値のプランをいつでも素早く簡単に予約でき、中国国内なら列車の予約までできるサイト・運営会社です。Trip.comは、中国に本社がある世界第3位の売り上げを誇るオンライン旅行会社「Ctrip」の筆頭企業。日本語対応によりホテルが探しやすく、予約手順も簡単なので、スムーズに宿の手配ができます。

中国出張に行く男性

東京オフィスでは、日本人スタッフを90名前後確保しており、24時間対応のサポート体制も敷いているので安心して利用できるでしょう。

中国出張で渡航費用をおさえたい人や、格安ホテルの探し方がわからないという人は、便利なTrip.comに登録して、ぜひチェックしてください。

中国出張時の電話代を節約する方法

中国への出張で電話代を節約する方法について紹介します。

短期出張や、めったに行かないのであれば、キャリアの海外パケット定額サービスでも問題はありません。ただし、出張が多い場合は、月の電話代が高額になってしまうでしょう。

  • ソフトバンクで中国から日本への通話料:195円/分
  • 中国から日本へ15分通話したときの通話料:2,925円
  • 日本から中国へ電話を受けたとき:着信料165円/分

中国出張によく行く人は、以下の方法を使えば電話代を節約できます。

  • 中国の携帯電話を購入する
  • 中国で利用できるSIMカードを購入して使用する
  • ポケットWi-Fiを利用する

通話ができればよいのなら、中国では標準的な携帯電話が本体価格4,000円、3ヶ月程度使えるSIMカードが4,000円程度で購入可能です。SIMフリータイプの携帯電話をお持ちであれば、中国で使えるSIMカードのみを購入すれば電話代を安くおさえられます。

ただしSIMカードは、携帯でインターネットを利用する場合は、中国ではネット規制があるため、規制対象外のカードを選ばなければなりません。SIMカード利用は上級者向けなので、初めての中国出張にはあまりおすすめできません。

  • インターネットを利用するなら、1日1,000円弱程度でレンタルできる、ポケットWi-Fiがおすすめ

海外用のポケットWi-Fiは購入もできますが、その際は中国で利用できるSIMカードを調達する必要があります。日本からレンタルするポケットWi-Fiなら、中国全土で使えるうえに、ネット規制も回避でき、セキュリティ対策も万全。ぜひ、ポケットWi-Fiを利用しましょう。

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海外出張でWi-Fiレンタルをおすすめする理由

中国では閲覧できないWebサイトを見る方法

中国出張で注意しておきたいのが、現地でのインターネット利用です。中国では、中国政府がインターネットのアクセス制限をかけているため、インターネット環境のある場所でも、以下のようなサービスやアプリが使えません。

  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter
  • LINE
  • YouTube
  • Googleが提供するサービス(GoogleマップやGoogle検索など)

中国のインターネット事情については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

中国で閲覧できないwebサイトを見るには、中国の「金盾」(グレートファイアウォール)を経由せずにインターネットにアクセスする必要があります。金盾を経由せずに、インターネットにアクセスする方法は、VPN付きや特別回線のポケットWi-Fiをレンタルするか、データ通信SIMを調達するかの2択です。

データ通信SIMはSIMフリー機種が条件で、設定も難しいため、ハードルが少し高いかもしれません。初めての中国出張で、日本同様にスマートフォンやパソコンでインターネットを利用したいなら、VPN付きのWi-Fiレンタルは設定が簡単、安全でおすすめです。

中国で仕事で使うツールの使用方法

中国ではネットの規制はあるものの、仕事で頻繁に使うツールの多くは、問題なく使用できます。

  • ZOOM
  • Microsoft Teams
  • Skype
  • WebEx
  • Slack
  • Chatwork
  • Trello

ただし、同じオンライン会議ツールでも、Googleが提供するサービス全般が使えないので「Google Meet」は使えません。

メールについても、GoogleのサービスであるGmailは使えない一方、YahooメールやOutlookは可能です。そのままで使用できますが、中国のネット検閲や通信が不安定になる可能性もあります。移動時にGoogleマップも使えないので、やはり有料のセキュリティが強固な、VPNを使ったネット通信が安心でしょう。

VPNとはネット上に仮の専用回線を作ることです。VPNを用いれば、中国からの通信が他国の通信のように偽装できます。また、暗号化されるので、内容が判別できず、セキュリティ対策にもなります。

最近では、中国政府のVPN規制も行われているので、VPNは慎重に選びましょう。

中国出張で用意しておくべき持ち物

中国出張時の持ち物

中国出張で用意しておくべき持ち物(必需品と役立つもの)について紹介します。観光目的の中国旅行でも、おおむね用意する物に違いはありませんが、忘れると現地で仕事ができない物もあるので、しっかり準備してください。

中国出張で「必須」の持ち物

必要な持ち物がないと現地で仕事ができなかったり、仕事や移動に支障をきたしたりするので、忘れないように気をつけましょう。

  • パスポート(出国時に有効であれば問題はないが、6ヶ月以上の有効期間があるのが望ましい)
  • 航空券
  • 海外旅行保険証
  • 就労ビザ
  • 渡航に必要な書類一式
  • 現地通貨およびクレジットカード
  • 中国で利用できるWi-FiルーターまたはSIMカード
  • 常備薬

後述で詳しく解説しますが、中国出張には就労ビザが必要です。今のところ必要な予防接種はありませんが、雲南省や海南省、南部や中部などはマラリアに注意してください。各地域の安全については、外務省のたびレジに登録して、最新の情報を確認しましょう。

薬は現地でも調達できますが、中国語でコミュニケーションを取る必要があるので、飲み慣れた薬を持参しましょう。ただし、持病がある場合の処方薬の持ち込みは、税関申告が必要です。個人で使う量に限られ、処方箋、診断書(英文)などを税関に提示します。

海外渡航で忘れずに持っておきたいものは、以下も参考にしてください。

中国出張で役立つ持ち物

中国出張であると便利な物について紹介していきます。

大都市中心部なら、現地のコンビニやスーパーで入手できる物ばかりですが、滞在先周辺に何もないケースも。現地調達できないという事態にならないよう、必要に感じる物は事前に準備しましょう。

  • 寝巻き
  • スリッパ
  • 洗面セット
  • ハンドタオルまたはハンカチ
  • ポケットティッシュやウェットティッシュ
  • モバイルバッテリー
  • 変換プラグ(Oタイプ)

寝巻きやスリッパ、洗面セットは日本のホテルでは一般的に用意されていますが、中国のホテルの多くは寝巻きを置いておらず、洗面セットがない場合もあります。

中国のトイレは、ペーバーが用意されてないところも多くあります。多めにティッシュは用意しましょう。また、洋式トイレは便座に足を乗せて用を足す人が多いため、かなりの確率で汚れていることも。除菌ウエットティッシュは必須です。

ハンカチやタオルは、多めに用意しておくのがおすすめです。シワシワのハンカチや、汗で湿ったハンドタオルを出張先で使っていては、ビジネスマンとしての印象が悪くなります。

中国のコンセントは日本と同じAタイプなので、基本的に変換プラグは不要です。もし、2口以上コンセントを使いたいのであれば、Oタイプの変換プラグがあると安心です。

ちなみに、中国の電圧は220Vで、日本の100Vより高圧です。パソコンやスマホの充電は大丈夫ですが、ドライヤーなどの電化製品は変圧器を使用するほうがよいでしょう。

中国のコンセント・プラグ形状の日本との違い

中国出張で知っておくべき豆知識

中国出張で知っておくべき豆知識について紹介していきます。中国出張を円滑にするためには、以下のように、日本とは異なる現地の事情やポイントを理解しておくのが大切です。

  • 国際的なクレジットカードも使えないケースがある
  • 中国は出張でも就労ビザを取得しなければならない
  • コロナウイルスにおける入国制限について(現在は不要
  • 対日感情による治安状況に注意する
  • 中国の言語は英語か中国語
  • 中国の人民元に両替するタイミングと場所
  • 中国出張中のランチのお店選びのポイント
  • 新規定により電子機器の持ち込みには注意する

それぞれ詳しく解説していきます。中国に出張する予定のある人は参考にしてください。

国際的なクレジットカードも使えないケースがある

中国ではVISAやAMEX、Master Cardなど、国際的なクレジットカードでも、使えない場合があります。日本では、クレジットカードの暗証番号は4ケタですが、中国は暗証番号が6ケタのため、使用する端末の問題で使えないケースが多いようです。

サインすれば使えるという結論にいたるかもしれませんが、中国のクレジットカードしか使えないお店も多く、サインでも断られる場合があります。

現地でも使えるクレジットカードは「銀聯カード(ギンレイカード)」、日本でも発行可能なので、どうしても必要な場合は作っておくとよいでしょう。

食事や宿泊施設、買い物でクレジットカードを利用したい時は、事前に確認するか、ある程度の現地通貨を用意しましょう。

中国は出張でも就労ビザを取得しなければならない

現在は、日本国籍の人が中国渡航する際は、原則として目的にそった査証(ビザ)取得が必要です。以前は、ビジネス目的の渡航でも15日以内の滞在であれば、査証が免除されていました。しかし、2020年の3月から日本国籍者向けの査証免除措置が停止し、2024年現在も継続中です。

ビザを取得せずに出張すると不法就労として処罰されてしまうので、必ず事前に査証を取得しましょう。

ビザは以下の場所で申請が可能です。

  • 中国ビザ申請サービスセンター(東京 / 名古屋 / 大阪)
  • 中国総領事館(札幌 / 新潟 / 福岡 / 長崎)

ビザはカテゴリーが細かく定められているので、申請時に確認し、出張目的に適したビザを取得するようにしてください。

中国ビザの申請の流れは、以下も参考にしてください。

新型コロナウイルス感染症における入国制限について(現在は不要)

中国では、コロナウイルス感染拡大防止措置として渡航前のPCR検査及び集中隔離が必要でしたが、2023年より検査(陰性)証明書、およびワクチンの接種証明の提出は不要となりました。現在は、以下のような手続きも不要です。

  • 出発48時間前以降の抗原検査受検で陰性を確認(陽性の場合は陰性になるまで渡航不可)
  • 出発前に中国税関出入国健康申告の申請(必要事項および検査結果陰性の入力)

中国入出国時の「健康申告」は不要となりましたが、以下の症状の場合、税関に申告しないといけません。

  • 発熱、咳、呼吸困難、など伝染病症状がある場合
  • 伝染病に罹患していると診断がある場合

上記のような場合、出張を取りやめるか、延期するほうがよいでしょう。

対日感情による治安状況に注意する

中国は、一部の地域を除いては、比較的治安が安定しています。特に、上海や香港は治安でよいことで知られており、深圳や東莞なども近年では治安が改善されています。

出張での宿泊先は、次のようなエリアがおすすめです。

  • 上海…中山公園駅周辺 / 浦東地区 / 外灘
  • 香港…セントラル ディストリクト / 提督 / ソーホー

しかし、2024年には江蘇省蘇州市や深圳で、相次いで日本人を襲撃する事件が起きています(事件の背景は不明)。普段は、中国人による暴力や反日感情を目にすることはありませんが、反日感情が高まりやすい日や場所は警戒しましょう。

  • 5月4日:五四運動
  • 6月5日:重慶爆撃
  • 7月7日:盧溝橋事件が起きた日
  • 8月15日:終戦記念日
  • 9月3日:抗日戦争勝利記念日
  • 9月18日:柳条湖事件(満州事変)が起きた日
  • 12月13日:南京大虐殺犠牲者国家追悼日

また、治安の良い場所でも、スリやぼったりなどの軽犯罪が発生しているので、海外渡航において必要とされる最低限の防犯意識は持つようにしてください。

中国の言語は英語か中国語

中国のビジネスシーンで使用される言語は、主に中国語と英語です。中国は1978年から国の政策により、英語教育を積極的に行なってきました。ビジネスでは英語が公用語になっており、第二言語として習得している中国人も多くいます。

英語が使えれば、中国出張ではおおむね問題ないでしょう(ただし、街中では中国語がメイン)。

ただ、海外のビジネスでは、相手の国の言語が使えるかどうかも大切なポイントです。ガイドブックに掲載されている挨拶や、簡単な自己紹介を中国語でするだけでも、親近感を持ってもらえるので、商談などで相手に良い印象を与えられます。

ビジネスシーンで使える中国語について紹介するので、参考にしてみてください。

  • チューツージェンミェン…初めまして
  • ウォーシー[名前]ゴンスーダ[社名]…私は〜社の◯◯です
  • ジェンダオニーヘンガオシン…お会いできて嬉しいです
  • チンドゥオグァンジャオ…よろしくお願いします
  • フェイチャンガンシェ…本当にありがとうございます

名前や会社は、漢字であれば中国語読みを調べて発音してください。ただし、出会ったばかりで中国語を話せば、当然次のように尋ねられます。

「ニィフイショーチョーワンマ?…あなたは中国語を話すのですか?」

その際は、「挨拶だけでも中国語でしたかった」「勉強中です」と英語で伝えましょう。簡単なフレーズでも、相手への敬意を表現できれば、取引先と友好な関係を築きやすくなります。

中国の人民元に両替するタイミングと場所

中国の現地通貨、「人民元」に両替するタイミングや場所についてもおさえておきましょう。中国はクレジットカードが使えないケースが多いので、状況に応じて現地で両替をする必要があります。

中国では銀行や両替所、金券ショップに観光地やホテルに設置されている自動両替機で両替が可能です。

また、海外キャッシングに対応しているクレジットカードなら、ATMで人民元を引き出せます。現地の銀行や両替所などは、混雑する場合があるので、時間に余裕を持って両替しましょう。

多くの両替所や金券ショップは手数料が低く設定されています。

ただし、両替所や金券ショップでは、偽札を渡されたり、金額をごまかされたりするケースがあるので、十分注意してください。渡航前に時間に余裕があるなら、人民元は事前に準備しておくのがおすすめです。

中国出張中のランチのお店選びのポイント

中国出張で、ランチに利用するお店選びのポイントについても紹介します。海外出張の楽しみの1つといえば、現地でしか味わえない美味しい食事です。しかし、初めての中国出張で、外食で胃腸の調子を崩さないか不安な人もいるでしょう。

ランチでローカルフードを楽しみたい人は、衛生面に注意してください。耐性は人それぞれですが、屋台での軽食やこぢんまりとした飲食店は、初めての中国出張の人には、あまりおすすめしません。

体調を崩してしまうと、出張本来の目的の仕事に影響するので、お店は慎重に選びましょう。

日本のガイドブックに載るようなお店や団体向けの人気店、中国渡航の経験がある友人や現地の信頼できる人に教えてもらったお店を選ぶのがおすすめです。

新規定により電子機器の持ち込みには注意する

中国では2024年の7月よりスパイ対策のため、個人や組織の電子機器の中身を、中国当局が調べられるのが可能となりました。

電子機器とはパソコンやスマホで、これらの機器には会社の機密情報も含まれています。中国出張に欠かせないものですが、出入国の際に検閲される可能性もあるので、情報の取り扱いは十分に注意しましょう。

今のところは取り調べられたという事例はないようですが、スマホやパソコンの持ち込みを控え、ガラケーで連絡するなどの対策も必要です。

中国出張で欠かせないポケットWi-Fiも忘れずに

出張時にフリーWi-Fi頼りで失敗する理由

中国出張に行くならば、ポケットWi-Fiも忘れずに持参しましょう。

解説したように、中国では一部の日本のwebサイトの閲覧ができません。電子決済が使えない場合もあり得るでしょう。

しかし、VPN付のポケットWi-Fiであれば、中国からでも問題なく日本のWebサイトを閲覧できます。海外WiFiレンタルショップでは、VPN付きのポケットWi-Fiを用意しています。

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