国際線の機内持ち込みはこれでばっちり!手荷物NG?制限も【2024年最新】
この記事では、国際線の機内持ち込みに関する情報をまとめてご紹介します。
機内持ち込みルールは不定期に更新されるため、常に情報のアップデートが必要です。知らずに持ち込むと没収、場合によっては罰金の対象になることも…。
そうならないよう、持ち込めないものから、条件付きで持ち込めるもの、うっかり手荷物に残しがちなものまで詳しくご紹介します。国際線をご利用の際は、ぜひ、参考にしてください。
特に、「量」や「サイズ」の制限は国際線利用前の必須チェック項目です。これから海外に渡航される方は必読ですよ!
国際線の機内持ち込みが不可のもの【2024年最新】
まずは、国際線の機内への持ち込みが不可なものを紹介していきます。
現在の持ち込みルールでは、以下のものは持ち込みが不可です。
- カセットコンロ用ガス
- オイルタンク式ライター
- ハサミ(化粧用ハサミは可)
- 花火・クラッカーなど
- 瞬間冷却材
- 殺虫剤・漂白剤
- 電池が取り外しできないヘアーケアグッズ
- 液体バッテリー・水銀
- 放射性物質を含む医薬品
- 100ml以上の液体
- ナイフ
- ゴルフクラブ
上記のような、「凶器となり得るもの」「発火しやすいもの」「腐食性があり人体や機体に影響があるもの」など、輸送中にトラブルになり得るものが対象です。上記はほんの一部で、危険物は全部で300種類あるので、事前にしっかりチェックしましょう。
このうち、よく、うっかり機内に持ち込みそうになる3つについて詳しく解説していきますね!
- 電池が取り外しできないヘアーケアグッズ
- ライター
- 100ml以上の液体
それぞれ見ていきましょう。
電池が取り外しできないヘアーケアグッズ
女性の方の中には、ヘアーアイロンやヘアーカーラーを使っている方も多いはずです。
しかし、電池が取り外せないタイプのアイテムは、国際線の機内に持ち込むことはできません。
電池が外せるタイプのアイテムであれば、電池を外せば機内への持ち込み可能ですし、スーツケースの中に入れて預けることもできますよ!
一部のライター
ライターは、喫煙用の使い捨て・ガス充填式ライター、およびオイルライター、リチウム電池式ライターは1人1個のみ持ち込みが可能です。
しかし、以下のライターは機内への持ち込みができませんのでご注意ください。
- ターボライター
- 葉巻用ライター
- 吸収剤が使用されていないオイルライター
また、中国・インド・フィリピンなど渡航先によっては、一切のライターの持ち込み・預かりが不可なこともあるため、不安な方は各国の税関・検疫・保安の特別特例をご確認ください。
ライターといえば、タバコ(紙タバコや電子タバコなど)の持ち込みには厳しい規制はありません。機内で喫煙はできませんが、自由に持ち込めます。しかし、シンガポールなど国によって持ち込む際に、1本からでも関税がかかるケースもあります。タバコのように機内持ち込みが自由でも、滞在先の国で関税がかかるかどうかも合わせて確認しましょう。
100ml以上の液体
国際線では、液体の持ち込みは以下のように定められています。
- 持ち込める液体は100ml(g)以下
- 液体は100mlの容器に入れ、容量1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に入れる
つまり、100ml以上の液体は持ち込めませんし、仮に液体が100ml以下であっても、容器が100ml以上だと持ち込みは不可です。さらに、100ml以下の容器であっても、透明のプラスチック製袋に入っていない場合も同様に持ち込みはできないため注意しましょう。
ちなみに、持ち込みに利用できる透明プラスチック製袋のサイズの目安は、縦20㎝以下×横20㎝以下で、1人1つと決まっています。ほかには、マチ付きのプラスチック製袋は、容量が1リットルを超えるため持ち込みできません。
どんなプラスチック袋がよいか迷う場合は、空港内のコンビニで購入できるので、聞いてみましょう。
国際線の機内持ち込みが「条件付き」で認められるもの
ここでは、機内への持ち込みが条件付きで可能なものをご紹介します。
以下のものは、機内への持ち込みの際に条件が付随するためしっかりチェックした上で、荷造りをしましょう。
- モバイルバッテリー
- ノートパソコン・タブレット
- 医薬品
- 化粧品
- ベビーミルク
特に注意が必要なものについて詳しく説明していきます。
モバイルバッテリー
国際線のモバイルバッテリーの持ち込みに関しては、ルールが設定されており以下の通りです。
- バッテリー容量が100Wh以下であれば個数の制限なし
- 100Whを超え160Wh以下の場合は最大2個まで持ち込み可能
ただし、航空会社によっては、100Whであっても持ち込めるモバイルバッテリーの数に制限があったり、160Whを超える場合は許可が必要であったりするため、事前に確認しましょう。
一例を表にまとめています。
100Wh以下 | 100Wh~160W | 160Wh以上 | |
---|---|---|---|
JAL | 無制限 | 2個まで | 不可 |
ANA | 無制限 | 2個まで | 不可 |
ユナイテッド航空 | 無制限 | 無制限 | 不可(電動車椅子は除く) |
デルタ航空 | 無制限 | 2個まで | 不可 |
エールフランス | 20個まで | 2個まで | 不可 |
大韓航空 | 20個まで | 2個まで | 不可 |
チャイナ・エアライン | 20個まで | 2個まで | 不可 |
※100Wh以下20個を超える場合は、大韓航空やチェイナ・エアラインでは事前に申請すれば可
モバイルバッテリーを機内への持ち込む際は、各航空会社の条件を満たした上で「短絡防止措置」を行う必要があります。短絡防止措置とは、ショート防止のことで、モバイルバッテリーが他の物に触れてショートし、誤って作動したり壊れてしまうこと防ぐための措置です。
- 購入時と同じケースに収納する
- 電源はOFFにする
- モバイルバッテリー専用のポーチに収納する
モバイルバッテリーを機内に持ち込む際は、以上のような措置をしましょう。
ノートパソコン・タブレット
国際線にノートパソコン・タブレット(iPad等)は持ち込み可能ですが、使用されているリチウム電池に関しての持ち込み規定があります。
持ち込めるリチウム電池は以下のように定められています。
- リチウム含有量が2g以下のもの
- ワット時定格量が160Wh以下のもの
規定外のものは、スーツケースに入れて預けることになりますが、その際は、電源をOFFにして専用ケースなどに入れて保護しましょう。
また、ノートパソコン・タブレット以外にも、バッテリーを内蔵している電化製品があります。
- スマートフォン
- デジカメ
- 音楽プレイヤー
- Switch
- スマートウォッチ(Apple Watchなど)
- ワイヤレスイヤホン(AirPodsなど)
- ポケットWi-Fi
などは、リチウム電池がバッテリーとして使われているため、預けることはできませんので機内に持ち込みましょう。
医薬品
JALやANAなどの国際線では、必要な量であれば、市販薬や処方薬は、事前申請もなく持ち込み可能です。また、インスリン注射などの医療器具も一部を除き、持ち込みできます。持病や体調が不安な方は、飲み慣れた薬を持参しましょう。ただし、客室乗務員へ保管を依頼する、医療行為に該当すること(インスリン注射を投与するなど)は禁止されています。
しかし、海外の航空会社によっては事前申請や薬の処方箋・医師の診断書(英語訳のもの)などが必要なケースもあります。できれば、市販薬や処方薬などを持参する際はパッケージから取り出さず、どんな薬かわかるようにするのが無難です。
化粧品
化粧品は、ローションや乳液など液体のものは100ml以下しか機内持ち込みはできません。
一方、液体ではないジェル、スプレー、クリーム状の化粧品にも規定があります。
- 1容器あたり0.5㎏または0.5ℓ以下
- 1人あたり合計2㎏または2ℓ以下
なお、化粧品には、ヘアースプレー、シェービングジェル、ヘアージェル、殺菌・消毒剤、アルコール製消毒剤なども含まれます。規定の容量を超えると持ち込み不可ですので、不安な方は荷造りの際に計量することをおすすめします。
ベビー用ミルク
通常、液体物は100ml以下の容器で、透明なプラスチック袋にいれる必要があります。
しかし、ベビー用のミルクおよび母乳(冷凍用の保冷剤も可)に関しては、このルールが適用されません(ベビーフードも同様)。
乳幼児同伴を条件に、必要な量を持ち込むことが可能です。さらに、粉ミルク用のお湯も検査さえ受ければ制限なしで持ち込めます。
国際線の機内持ち込みNGでも「預け入れOK」なもの
国際線では、機内に手荷物で持ち込めなくてもスーツケースなどと一緒に預けられるものがあります。
- 包丁やナイフなど先端が鋭利なもの
- バットやゴルフクラブ
- スケート靴
- 釣り竿
- 三脚
- 工具類
- スタンガン
- 100ml以上の液体(飲料類・調味料・レトルト食品など)
以上のものは、機内持ち込みはNGですが、預けることは可能です。
ちなみに、以下のものは、発火や爆発の可能性があるため、機内持ち込みはもちろんのこと、預けることもできません。
- 多量のマッチ・ライター
- 花火・クラッカー
- ペンキ
- 高圧ガス
- ワックス・リムーバー
- ストーブ
- 70度を超えるアルコール飲料
さらに、殺虫剤や農薬、漂白剤は有毒性のあるものに分類され、やはり機内持ち込みも、預かりも不可です。
国際線の機内持ち込みができないものを持ってきてしまったら?
読者の方の中には、もし機内に持ち込みできないものを持ってきてしまったら?と思っている方もいるのではないでしょうか?
基本的には、不要なものは保安検査場に備え付けてある放棄箱に入れて破棄します。廃棄箱に入らない場合は、カウンターで破棄処分を依頼することになりますが、1点につき500円かかります。また、輸送禁止等の一部は、破棄ではなく預かってもらうことも可能ですが、手数料500円がかかり、保管期間は1週間です。
どうしても廃棄したくない場合は、自宅に宅配便で輸送する手段もあります。しかし、日本の保安検査場を通過する前でないと、宅配サービスがありません。
国際線機内持ち込み可能な重さや大きさ
機内に持ち込める荷物は、1人1個が原則です。バックやカメラなどの身の回り品1個と、キャリーバックや旅行カバンなどの手荷物1個の各1個。お土産品も身の回り品としてカウントされるので、できれば、キャリーケースなどに入れて、機内に持ち込みたいものだけを選びましょう。
ANAやJALは搭乗クラスに関係なく、総重量10kg以内、3辺の合計は115cm(55cm×40cm×25cm以内)で、キャスターやハンドルの長さも含みます。機内持ち込みの大きさや重量は各航空会社によって異なるので、確認しましょう。
航空会社 | 総重量 | 3辺の大きさ |
---|---|---|
ANA・JAL | 10kgまで | 115cm 手荷物1個・身の回り1個 |
ユナイテッド航空 | 特に記載なし | 手荷物: 114cm 身の回り品:90cm ベーシックエコノミーは身の回り1個のみ |
デルタ航空 | シンガポール:7kg 中国:10kg |
114cm 身の回り品1個・手荷物1個 |
エール・フランス | ファースト・ビジネスは18kg プレミアムエコノミー・エコノミーは12kg |
身の回り品:85cm 手荷物:115cm ファースト・ビジネス・プレミアムエコノミーは手荷物2個と身の回り品1個 エコノミーは手荷物1個とみのm割品1個 |
大韓航空 | ファースト・ビジネス:18kg エコノミー:10kg |
115cm |
エアチャイナ | ファースト・ビジネス:8kg スーパーエコノミー・エコノミー:5kg |
115cm ファースト・ビジネス:2個 スーパーエコノミー・エコノミー:1個 |
なるべくコンパクトにして持ち込むと、乗り降りが楽です。コンパクトなパッキング方法は、こちらの記事を参考にしましょう。
【機内持ち込みルールがわかったら】国際線利用時の流れ
最後に、国際線を利用する時の流れをご紹介します。
- チェックイン
- セキュリティチェック
- 税関手続き
- 出国審査
- 搭乗
それぞれ見ていきましょう。
1.チェックイン
まずは、自分が利用する、航空会社のカウンターで搭乗手続き(チェックイン)をします。
登場手続きは、『Face Express』を利用が便利です。チェックイン、手荷物預け、保安検査場、搭乗ゲートを、パスポートやチケットの提示なしで通過できるため、時短になります。Face Expressについては、羽田空港などの公式HPにも詳しい記載があるため、参考にしてください。
2.セキュリティチェック
チェックインがすんだら、次はセキュリティチェックです。セキュリティチェックは、機内持ち込みになる物品に対して保安検査のことです。
上着、携帯電話、PC、貴金属、バッグなどをトレイに載せてX線検査装置を通過。搭乗客自身も、金属探知機ゲートを通って検査を受けます。金属探知機で反応があった際は、靴を脱いだり、ベルトを外したりする必要があることを覚えておきましょう。
3.税関手続き
税関手続きは、海外から帰国した時だけでなく、出国時も必要です。
外国製品を持ち出す方、100万円相当額の現金を持出す方は、指定の様式に必要事項を記入して税関に提出しましょう。出国時の税関手続きに関しても、各空港の公式HPなどで、出発直前にチェックすることをおすすめします。
4.出国審査
税関手続きが終わったら、次は出国審査です。顔認証ゲートを利用すると、短時間で済むためおすすめです。ただし、顔認証ゲートを利用すると、出国証印は押印されないため、必要な場合はゲート通過後に係員にお願いしましょう。
5.搭乗
出国手続きが終了したら、最後は搭乗です。
チケットや、空港内のフライトインフォメーションボードでフライト情報を確認した上で、搭乗口に向かいましょう。
搭乗時は込み合うこともあるため、時間に余裕を持って搭乗ゲートにつくようにすると安心ですね。
国際線の機内持ち込みルールは複雑!しっかり確認を
今回は、国際線を利用する際の機内持ち込みについてご紹介しました。
国際線は利用する航空会社によっても異なるため、搭乗前にしっかり確認しましょう。海外へ着いてからも入国審査や手続きなどやるべきことがあります。現在はオンライン上での手続きもできるため、常時インターネットが使える環境は必須!
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国際線の機内持ち込みに関するQ&A
-
Q国際線と国内線の機内持ち込みルールは違う?
A国際線と国内線では、機内持ち込みルールは若干異なります。また、不定期に更新されますので、最新の情報を確認しましょう。
-
Q国際線の機内にポケットWi-Fiは持ち込める?
A国際線の機内へのポケットWi-Fiの持ち込みは可能です。ただし、機内で使用はできませんので電源はOFFにしましょう。電源をつけたままだと通信料が発生します。
-
Q国際線の機内に持ち込める液体の量は?
A国際線の機内に持ち込める液体の量は100mlです。ただし、100ml以下の容器に入れて、さらにプラスチック製の袋に入れる必要があります。
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