Androidを海外で使う際に知っておくべき基礎知識|設定方法や注意点を徹底解説
この記事では、Androidユーザーでご自身のスマホを海外利用したい方に向けて、Androidの設定方法や注意点を詳しくご紹介します。
特に、海外慣れしていないと「Androidを海外で利用するために何か特別な設定が必要?」と不安に思う方が多いはずです。実際、日本でお使いのAndroidを海外で快適に利用するためには、日本での事前設定が必要となります。
海外でのインターネット利用に不安のある方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
Androidは海外でも使用できる?
Androidのスマホは海外に持参して利用可能ですが、事前に国内で設定や手続きをする必要があります。
例えば、渡航先でもネットを使って、現地のお店を調べたり、普段使っているメッセージアプリなどを利用することがあるでしょう。その際、いつの間にか現地の回線を拾ってしまって帰国後高額な請求を受けるケースも。いわゆる「パケ死」を回避するため、渡航前にスマホ側で設定をしておく必要があります。ポケットWi-Fi端末をレンタルして、ネット利用する方法なら安心です。
海外でどのようにインターネットを利用するかは、利用目的や人数によっても異なります。ポケットWi-Fiのレンタルや大手キャリアの海外プラン利用(データローミング)、現地SIMの購入など、ご自身に合ったプランの選択が重要です。
海外でのAndroid利用には国内での設定を忘れずに
ここからは、海外でAndroidを利用する際にしておくべき、日本国内でのWi-Fi設定について具体的な手順を解説します。
日本国内でのWi-Fi設定とは
日本国内で済ませておくべきWi-Fi設定は、次の3ステップです。
- アプリ自動更新をオフにする
- データローミングをオフにする
- クラウドサービスを設定する
それぞれの作業を見ていきましょう。
1.アプリ自動更新をオフにする
海外に行く前に、アプリ自動更新をオフにする作業は必須です。
自動更新がオンになっていると、Androidが常に最新の状態をキープしようとし、気付かないうちにアップデートが始まってしまいます。アプリの自動更新では大容量のインターネット通信が発生してしまうことから、海外でのアプリのアップデートは避けましょう。
とはいえ、最新の状態でないと使用できないアプリも少なくありません。海外でなるべくデータを使用しないよう、よく使うアプリは、日本国内で最新のものにアップデートしていくといいでしょう。
Androidの「アプリ自動更新」の設定方法は
- 「Google Playストア」アプリを開く
- 「設定」をタップ
- 「アプリの自動更新」をタップ
- 「アプリを自動更新しない」を選択
この流れでアプリの自動更新をオフにできます。
海外で「気づかないうちにデータ容量をたくさん使っていた…!」という恐ろしい事態を防げるでしょう。
2.データローミングをオフにする
データローミングをオフにする作業は、海外に行く前のスマホのでもっともです。
というのも、この設定をせずに海外でAndroidを使用してしまうと、自動的に現地の通信会社のネットワークにつながってしまいます。現地の会社のネットワーク利用については、通常日本のスマホプランが適用されません。そのため、帰国後に思いがけない高額請求が発生するリスクが高いです。
Androidのデータローミング設定方法は、
- 「設定」を開く
- 「モバイルネットワーク」を選択
- 「モバイルデータ通信」を探す
- 「モバイルデータ通信」をオフに
この4つの手順で簡単に設定完了です。
帰国後どん底まで突き落とされるケースが特に多いのが、データローミングの設定漏れや設定ミスによる高額請求です。たったひとつの設定ミスでせっかくの海外渡航を台無しにしないよう、念入りにデータローミングの設定は確認していきましょう。
3.クラウドサービスを設定する
海外に行く前には、クラウドサービスの設定もチェックしておきましょう。クラウドサービスとは「Googleフォト」などを指します。撮影した写真や作った書類などを、オンライン上で管理できる便利なサービスです。
しかし、自動で写真などのファイルがアップロードされる設定になっている場合、海外で写真をたくさん撮ると、大変な量のインターネット通信をしてしまうことに。渡航前に、必ず「自動アップロード」の設定は切っておきましょう。
Androidでの「Googleフォト」の設定方法は下記の通り。
- 「Googleフォト」アプリを開く
- 画面左上のメニューを開く
- 「設定」をタップ
- 「バックアップと同期」をタップ
- オフを選択して完了
「Amazon Photos」や他のバックアップサービスでも同様の設定が可能です。
特に、キャリアごと(docomo、au、ソフトバンクなど)に提供されている「データバックアップサービス」も、自動でバックアップされる設定になっていないかどうか確認し、停止しておくとと良いでしょう。
Androidを海外Wi-Fiに接続する方法
普段お使いのAndroidを海外でそのまま利用したい方の中には、海外でも便利なWi-Fi利用を検討している方も少なくないでしょう。スマホを海外に持っていく際の設定は渡航前に済ませていく一方、Wi-Fiの接続設定は現地で使用する際に行います。
Wi-Fiへの接続時は、ルーター端末に書かれたネットワークID(SSDI)とパスワードが必要です。日本から持参したポケットWi-Fiなら、通常、ルーター端末に情報が記載されています。また、現地のフリーWi-Fiスポットでは、スポット周辺に貼り紙があったり、店員・スタッフに確認することでパスワードを知ることができるはずです。
Wi-Fi接続時のAndroid側での設定はとても簡単です。
- 「設定」を開く
- 「Wi-Fi」をオンにする
- Wi-Fiルーター記載のSSIDとパスワードを入力
「接続済み」と表示されれば接続完了です。
海外でAndroidを利用する際の注意点
海外で普段使用しているAndroidを使えるのは非常に便利ですが、一方で気をつけなければならない点もいくつかあります。
つづいては、海外でAndroidを利用する際の注意点を3つ紹介します。以下の3点を押さえて、海外で安全にAndroidを利用しましょう。
スマートフォンの盗難対策をおこなう
海外でAndroidを利用する際には、スマートフォンの盗難にくれぐれも注意しましょう。
Androidなどの電子機器は、海外ではとても高価なものとしてみなされます。そのため、厳重な防犯対策が重要です。
おすすめの防犯対策は、下記4つです。
- 画面ロックを設定する
- Androidを首から下げて持ち歩く
- 「デバイスを探す」をオンにする
- キャリアの位置情報サービスへの加入
海外でAndroidを紛失した場合、手元に戻ってくる可能性は極めて低いでしょう。そのため、心当たりのある場所へ探しに行ったり、「デバイスを探す」で探したりしても見つからない場合は、遠隔でデータを削除する手段も念頭に入れておきましょう。
スマートフォンの盗難に備えての海外保険の加入もおすすめです。
フリーWi-Fiには要注意
海外でAndroidを使用する際、現地のフリーWi-Fiにも注意が必要です。
海外の観光地やレストラン、カフェのあらゆる場所で、無料で誰でも使用可能なWi-Fiが提供されています。観光客の多くが「無料で使えるWi-Fi」を喜んで使用しがちですが、実はフリーWi-Fiは個人情報が漏れてしまうリスクがとても高いです。
特に、IDやパスワードの入力が必要のないWi-Fiには要注意。セキュリティも非常に弱く、最悪のケースでは第三者に通信内容を覗かれる可能性もあります。
Wi-Fiを使ってネットワーク通信をしたい方には、レンタルWi-Fiがおすすめ。無料で気軽に使えるフリーWi-Fiですが、安全を守るためにもなるべく使わないようにしましょう。
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通信料金を確認しよう
海外でAndroidを利用する予定の方は、事前に通信料金の確認もしておきましょう。
海外でのスマートフォン利用で注意しなければならないことの1つとして「パケ死」が挙げられます。パケ死とは、海外でパケット通信をしてしまい、帰国後に高額な通信費用を請求されるケースのことです。
パケ死を起こしてしまうほとんどの原因が、設定忘れやミスです。データローミングや機内モードの設定を忘れると、日本国内からのメールを海外で受信してしまいます。メールを受信するだけで、数千円の通信量が発生する場合もあるため、通信料金や設定は何度もチェックしておくことが大切です。
予期せぬ高額請求を未然に防ぎ、安心して海外に行きましょう。
海外から帰国した後のAndroidの設定は?
海外でAndroidを使用したら、日本へ帰国した際には設定を元に戻しましょう。
特にモバイルデータ通信の設定を元に戻さなければ、日本国内でデータ通信が利用できず、Wi-Fiに接続していない限りメールや電話も受けられません。そのため、帰国後はまずモバイルデータ通信を「オン」に切り替えましょう。
Androidのモバイルデータ通信の設定方法は下記の通りです。
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「インターネット」を選択
- 設定アイコンをタップ
- 「モバイルデータ」をオンに切り替える
また、時計の設定を手動でしていた方は、時間の設定も忘れずにおこないましょう。
Androidを使って海外でインターネットを利用する方法
海外でAndroidを使ってインターネット通信をするためには、データローミングや現地SIMの購入など、さまざまな選択肢があります。
インターネット利用方法は、用途や利用する人数によっても異なるため、ご自身に合ったプラン選びが重要です。
ここからは、Androidを使って海外でインターネットを利用する4つの方法を紹介します。
Wi-Fiルーターのレンタル
海外でインターネットを利用するなら、Wi-Fiルーターのレンタルがもっとも手軽で広く使われている方法です。
スマートフォンサイズの持ち運びルーターを使えば、いつでもどこでもWi-Fiに接続できます。また、Wi-Fiルーターは複数の端末で同時に利用できるため、グループ旅行やノートパソコン・タブレットを使用したい方にもおすすめです。
接続する際に、複雑な手続きや設定も不要なので、スマートフォン操作が苦手な方にもおすすめできます。
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データローミングを利用
データローミングをして海外でAndroidを利用するのも、1つの方法です。
日本で携帯キャリアと契約しているAndroidであれば、基本的にデータローミングの利用が可能です。長期で利用する場合には、定額の海外パケットサービスなどを提供しているキャリアもあるので、事前に確認して手続きしておきましょう。ただし、かなり高額になることが多く、「パケ死」にも注意が必要な方法です。
渡航先で使用可能なSIMを購入
海外でインターネットを利用するために、プリペイドSIMカードを購入する方法もあります。
プリペイドSIMカードとは、前払いで利用できる通信回線のことです。通常の携帯キャリアのSIMとは異なり、データ容量がなくなればチャージまたは再購入する必要があります。
SIMカードは、今お使いのAndroidに差し替えるだけで利用可能。設定の手間があるので上級者むけの方法ではありますが、インターネットや現地空港などで購入可能で、持ち運びの手間もないのが魅力でしょう。
現地のフリーWi-Fiを利用
海外でインターネットを利用するには、現地のフリーWi-Fiを利用するのも1つの方法です。
ただし、セキュリティ面などの不安があるため、利用の際はくれぐれも注意しましょう。「海外でAndroidを利用する際の注意点」の項目も参考にしながら、細心の注意を払って使用してください。
ホテルなどの比較的信頼できるフリーWi-Fiを、個人情報を伴わないネット検索などで活用する分には大変便利です。また、持参したポケットWi-Fiと組み合わせると、おトクに利用することも可能です。なるべくパスワード保護がされたネットワークを優先し、個人情報を慎重に扱う点だけ十分注意してください。
海外でのインターネット利用にはWi-Fiレンタルがおすすめ
今回は、日本国内で使用しているAndroidを、海外でも安心して使用したい方に向けてAndroidの設定方法について詳しく解説しました。
この記事でご紹介した要点は以下です。
- 海外でAndroidを利用する際には渡航前の事前設定が必要
- 海外でのインターネット利用にはWi-Fiレンタルが広く使われておりおすすめ
- 気軽に使える現地のフリーWi-Fiには要注意だが、Wi-Fiレンタルと組み合わせるとおトク
海外で不安なくインターネットを利用するために、早めにスマホの設定やポケットWi-Fiの申し込みをしておきましょう!
Androidのスマホを海外利用する際によくある質問
-
Q海外でモバイルデータをオンにしてしまった場合、料金が発生する?
Aメールや通話を受信してしまうと料金が発生してしまいます。最悪の場合、予期せぬ高額請求がくるケースもあるので注意しましょう。
-
Qデータローミングとは?
A渡航先の携帯キャリアの電波を利用して、モバイルデータ通信をおこなうサービスのことです。国内でお使いのスマートフォンをそのまま利用できます。ただし、海外で利用できない端末もあるので事前に確認しましょう。
-
Q海外ローミングをしないとどうなるのか?
A海外ローミングをしなければ、モバイルデータ通信が無効になります。Wi-Fi接続時のみ、インターネットを利用できます。
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