海外出張でスマホを使う

海外出張でスマホを使うには?お得に使える方法も解説【高額請求に要注意】

2024/06/04 2024/06/13

今回の記事では、海外出張時のスマホや携帯の使い方について解説していきます。

海外でも便利に活用できるスマホや携帯は、今や海外出張にも欠かせない必需品。しかし、設定やおトクな通信手段を知らずに渡航先でそのまま使ってしまうと、現地通信会社の回線に自動でつながり、高額請求に発展する事例が発生しています。

海外出張において、適正なコストでスマホや携帯を活用するためにも、基本的な知識を抑えておきましょう。記事後半では、海外でのお得なスマホ利用方法を徹底比較。なるべく費用を抑えつつ、日本でネットを使うのと同じような感覚でスマホを使いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

海外出張ではスマホや携帯の「パケ死」に要注意!

スマホ

海外出張でスマホや携帯を使う際は、「パケ死」に注意しましょう。パケ死は、海外でスマホや携帯を不適切な設定や方法で使用して、パケット通信の使い過ぎにより、高額な料金が発生することです。

スマホや携帯は、海外にそのまま持ち込んで日本と同じ要領で使用すると、現地回線に直接つながり、従量制で通信料金が発生するおそれがあります。

海外でスマホや携帯を使う際は、発生する料金や設定方法、安全にデータ通信をする方法を知っておきましょう。

海外出張でスマホや携帯を使った時に発生する料金

海外出張でスマホや携帯を使った時に発生する料金

海外出張時は、スマホや携帯電話の下記の機能を使うと料金が発生します。

  • 音声通話
  • 携帯メール/SMSメール
  • キャリアメール/MMSメール
  • インターネット接続/パケット通信

もちろん、日本で使った場合も料金は発生しますが、基本的に定額プランを利用しているため、気にしていない人が多いかもしれません。

海外で使うとどのように費用がかかるのか、解説していきます。

音声通話

海外で音声通話を利用すると、発信時と着信時の両方で、高額な通話料金がかかるので注意が必要です。例として、日本国内の主要キャリアで、韓国から音声通話を利用した場合の、1分あたりの通話料金を紹介します。

docomo au softbank
滞在国内 50円 50円 25円
日本あて 125円 125円 125円
日本以外 265円 265円 265円
着信時 70円 70円 70円

docomoの携帯の場合、日本国内での通話料金は、固定電話が3分で8.8円、携帯が1分で17.6円です。国内外の通話料金を比較すると、いかに国際通話が高額かがわかります。

携帯メール/SNSメール

SMSメール(携帯メール)は、1通ごと、または文字ごとに送信料金がかかります。ただし、受信料金は基本的に無料です。

海外で国内主要キャリアのSMSを利用した際は、下記の通りに料金が発生します。

送信料金 受信料金 備考
docomo 100円/1通(全角70文字まで) 無料
au  100円/1通(全角70文字まで) 無料 134文字まで200円・

以降67文字ごとに100円

※最大670文字まで

softbank 100円/1通(全角70文字相当) 無料

送信時は、1通あたり最大で1,000円かかるので注意しましょう。

キャリアメール/MMSメール

MMSメール(キャリアメール)を利用する場合は、通信したデータ容量に応じて料金がかかります。電話回線を使用するSMSメールと異なり、モバイル回線を使用するためです。

MMSは文字数制限もなく、画像や動画、文書などのファイルの送信もできます。その分、使用したデータ容量分の料金が発生するので、高額請求になる可能性も高いです。

送信だけでなく受信も有料なので、海外出張時に本社と頻繁にメールのやり取りなどをする場合は、注意しなければなりません。

インターネット接続/パケット通信

海外出張でのスマホや携帯の利用時に注意すべきなのが、パケット通信(インターネット接続)です。海外でスマホや携帯をそのまま使うと、現地の通信会社のネットワークにつながって、パケット通信が従量制で課金されるます。

例えば、docomoのスマホや携帯を海外でそのまま使用した場合、データ通信料金は、1KBにつき1.6円です。仮にYouTubeを480pの画質で30分視聴すると、およそ250MBのデータ通信量が消費されるので、約40万円の通信料金が発生します。

「パケ死」の主な原因はデータ通信によるものなので、海外出張の際は充分注意してください。心配な人は、このようなアクシデントが発生しないポケットWi-Fiの利用がおすすめです。

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海外出張での「スマホ/携帯の設定変更のみでの使用」はおすすめできない

海外出張でのスマホ設定

海外では、スマホや携帯を以下の設定にしておくと、最低限の通信料金で利用できます。

(使用目的) 設定方法
電話のみを使う データローミングをオフにして機内モードを解除する
データ通信のみを使う 機内モードをオンにして現地のフリーWi-Fiを使用する
電話もデータ通信も使う 電話のみを使う設定で現地のフリーWi-Fiを使用する

ただし、これらの方法は、海外出張でのスマホや携帯の利用におすすめできません。

基本的に現地のフリーWi-Fiでデータ通信を行いますが、通信精度が低いため、大容量のデータの送受信や迅速な対応に不向きです。

設定ミスにより高額請求が発生する可能性もあるので、通信料金を最低限に抑えられたとしても、海外出張での利用は避けた方が良いでしょう。

海外出張時「スマホや携帯の高額請求を回避できる」通信手段3選

海外出張

海外出張でスマホや携帯を利用する際に、高額請求が回避できる通信手段をご紹介します。下記の3つの方法は、いずれもお得にインターネットが利用可能です。

  • 海外対応のポケットWi-Fi
  • 現地対応のSIMカード
  • フリーWi-Fi

それぞれ詳しく解説していくので、海外出張時のスマホや携帯の利用に役立ててください。

海外対応のポケットWi-Fi

海外出張でのスマホや携帯の通信手段で便利なのが、海外対応のポケットWi-Fiのレンタルです。オンラインで申し込みができ、端末の接続設定も簡単なので、急な出張や初めての海外出張にも安心して利用できます。

リーズナブルなサービスが多いので、しっかり検討して選べば、現地の通信コストも抑えやすいです。データ容量プランも豊富なので、予算や用途に合わせて利用できます。

多くのサービスで容量無制限プランを提供しているほか、複数のデバイスの同時使用もできるので、海外出張に最適です。

現地対応のSIMカード

海外出張で、スマホや携帯しかデバイスを利用しない人に便利なのが、現地対応のSIMカードです。持ち込んだスマホや携帯のSIMカードを、現地対応のSIMカードに交換すれば、比較的安いコストでインターネットが利用できます。

ただし、SIMカードは、現地の周波数に対応しているSIMフリーのスマホや携帯でしか使用できません。SIMカードを調達する手間もあり、上手く接続できない時は、自分でAPN設定をする必要があるので上級者向けです。

オンラインで手配や設定を手軽にできるeSIMもありますが、まだ新しいシステムのため、使用できる機種が限られています。

フリーWi-Fi

海外出張で、費用をかけずに利用できる通信手段が現地のフリーWi-Fiです。主に下記のWi-Fiスポットで、無料でインターネットに接続できます。

  • 空港
  • ホテル
  • 公共交通機関
  • カフェ
  • レストラン

ただし、フリーWi-Fiは多くの人が利用するため、通信が不安定になりがちです。セキュリティも弱いので、海外出張にはおすすめできません。

ポケットWi-Fiの電池が切れた時など、緊急時の利用にとどめるようにしましょう。

【海外出張でスマホや携帯をフル活用するには?】お得な通信手段を徹底比較

海外用SIMカードとWi-Fiレンタル、現地のフリーWi-Fiについて、項目別に比較していきます。海外出張でスマホや携帯をフル活用するには、通信手段の特徴や強みを理解しておくことが重要です。

海外用SIMカード Wi-Fiレンタル フリーWi-Fi
料金
通信速度
データ容量
セキュリティ ×
使いやすさ
複数端末での利用

項目ごとに具体的に解説していくので、通信手段の比較検討に役立ててください。

料金

通信コストを最も抑えられるのは、無料で利用できるフリーWi-Fiです。

現地対応SIMカード 約350円〜700円/日
Wi-Fiレンタル 約700〜2,100円/日
フリーWi-Fi 無料

ただし、セキュリティ面などを考慮するなら、安全かつお得なSIMカードかポケットWi-Fiレンタルをおすすめします。2人以上の海外出張であれば、複数の端末を同時接続できるポケットWi-Fiをグループで1台レンタルすると、かなりコストを抑えられるでしょう。

通信速度

通信速度は、現地回線を使用するSIMカードや、Wi-Fiレンタルが安定しています。

現地対応SIMカード 3G・4G・LTE
Wi-Fiレンタル 4G・LTE 高速通信
フリーWi-Fi 基本速度はスポットに準ずる

ただし、SIMカードは、通信会社が電波の公平利用を目的に、通信量や速度を制限する場合がある点に注意が必要です。フリーWi-Fiは、多くの人が利用するため、基本的に通信速度が遅くなる傾向にあります。

データ容量

データ容量は、いずれも容量無制限での利用が可能なので、データ通信を多用する海外出張では、基本的にどれも活用しやすいです。

現地対応SIMカード 500MB〜容量無制限/日または期間
Wi-Fiレンタル 300MB〜容量無制限/日・データチャージ方式
フリーWi-Fi 容量制限なし

ただし、フリーWi-Fiは、スポットによっては時間制限を設けている場合があります。

SIMカードやWi-Fiレンタルは、少量のデータ容量プランもあるので、現地でそれほどデータ通信を必要としない人は、プランの比較検討もしてみましょう。

セキュリティ

通信の安全性は、Wi-Fiレンタルが最も高いです。

現地対応SIMカード 安全 : スマホや携帯のセキュリティ状況に準ずる
Wi-Fiレンタル 安全 : 暗号化された接続で安全な通信が可能
フリーWi-Fi 要注意 : 通信内容の盗聴および傍受される可能性がある

特にVPN付のポケットWi-Fiなら、より安全にインターネットに接続できます。現地で重要なデータを取り扱うのであれば、Wi-Fiレンタルを活用してください。

使いやすさ

使いやすさについては、それぞれにメリットやデメリットがあります。

現地対応SIMカード 持ち運びが不要・SIMカードの調達が必要・

カードの入れ替えが必要

Wi-Fiレンタル 設定が簡単・現地サポートを受けられる・

利用時の持ち運びが必要・充電が必要

フリーWi-Fi スポットによってはIDやパスワードの確認が必要・

使える場所が限られる

それぞれ不便な点はありますが、重要なのは海外出張時にインターネットをスムーズに活用できるかどうかです。使い方が簡単で、サポートを頼れる点を考慮すれば、Wi-Fiレンタルが最も使いやすい通信手段といえるでしょう。

複数端末での利用

複数人での海外出張など、複数のデバイスの同時利用には、Wi-Fiでのインターネット接続が適しています。

現地対応SIMカード 基本的に1台のみ
Wi-Fiレンタル 5〜10台
フリーWi-Fi 複数台使用可能

ただし、テザリングが可能な契約であれば、SIMカードでもスマホや携帯以外のデバイスに接続可能です。フリーWi-Fiは混雑状況によって通信速度が落ちるため、安定した同時接続を行うなら、Wi-Fiレンタルをおすすめします。

【海外出張でスマホや携帯を利用するなら】Wi-Fiレンタルがおすすめ!

何を重視するかで通信手段の選び方は変わりますが、海外出張にはWi-Fiレンタルがおすすめです。1日あたりの利用料金が安いWi-Fiレンタルも多いので、しっかり比較検討すれば、通信コストを削減できます。

また、データ容量無制限のサービスも多く、複数のデバイスに同時接続できる点も大きなメリットです。グループでの出張や、ノートPCやタブレットを一緒に持っていくのにも適しています。

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また、大容量や無制限のデータプランが他社よりも安いので、データ通信を多用する海外出張にも安心です。海外出張でのスマホや携帯の通信手段選びに悩まれている人は、ぜひご利用ください!

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海外出張のスマホ使用に関するよくある質問

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