イオンモバイルは海外で使える?「イオン国際でんわ」とは?【ネットの利用方法も解説】
イオンモバイルの海外での通話やSMSの料金・利用手順と、おすすめのインターネット手段を紹介します。
格安SIMでさまざまニーズに対応しているイオンモバイル。海外でも使えるのか、利用料金がいくらになるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。さらに、2023年には国際電話料金が安くなる「イオン国際でんわサービス」の提供が開始。海外で使えるか興味を持つ方もいるでしょう。
本記事では、イオンモバイルが海外で使えるサービス内容や料金から、「イオン国際でんわ」についても解説します。海外でイオンモバイルの利用を考えている方は、ぜひご活用ください。
イオンモバイルは海外では通話とSMSが利用できる
イオンモバイルが海外で使えるのは、国際電話とSMSの機能のみで、データ通信は利用できません。インターネットやアプリを使うなら、別サービスが必須です。
一方、海外での通話やSMSを利用するために申し込みや設定変更も必要なく、海外に着いたら自動で使えます。まずは、イオンモバイルの国内での基本料金やサービスについて解説します。
イオンモバイルの基本情報
イオンモバイルは、イオンリテールが提供する格安SIMです。基本プランは、データ通信のみや音声通話に加え、データ容量を家族で分け合えるシェアプランがあるのが大きな特徴でしょう。データ容量も1GB~10GBは1GBずつ、10GB~100GBは10GBずつ、100GGB~200GBは50GBずつと自分のニーズに合わせたデータ容量が選べます。
【さいてきプランの料金表】
音声プラン | データプラン | シェア音声プラン |
---|---|---|
0.5GB:803円 | ー | ー |
1GB:858円 | 1GB:528円 | 1GB:1,188円 |
5GB1,298円 | 5GB1,078円 | 5GB:1,628円 |
10GB1,848円 | 10GB:1,628円 | 10GB:2,178円 |
200GB:11,858円 | 200GB:11,638円 | 200GB:12,188円 |
「シェア音声プラン」は、音声通話SIMカード1枚(必須)とデータ通信SIMカードが2枚の合計3枚利用できます。データ通信を音声通信に変更するには220円/月、4枚目以降を追加するには220円/月の利用料金が別途必要です。
利用回線はauとNTTドコモの2回線。2つの通信サービスを次のようなタイプに区分しています。
- タイプ1:au回線とNTTドコモ回線
利用できるプランは音声・データ・シェア - タイプ2:NTTドコモ回線
利用できるプランはデータのみ
また、60歳以上を対象とした「やさしいプラン」(データ容量が少ないプラン)もあるなど、幅広い層に対応しています。
イオンモバイルは自分好みにカスタマイズできる反面、プランが複雑で分かりにくいといえるでしょう。
イオンモバイルの海外での利用内容や条件
イオンモバイルの海外ローミングは加入しているプランやタイプによって次のような機能が使えます。
音声プラン (NTTドコモ・au) |
データプラン | シェア音声プラン (NTTドコモ・au) |
---|---|---|
通話〇 | NTTドコモ回線:通話✕ au回線:通話✕ |
音声通話SIMのみ:通話〇 |
SMS〇 | NTTドコモ回線:SMS✕ au回線:SMS〇 |
音声通話SIMのみ:SMS〇 |
データ通信✕ | データ通信✕ | データ通信✕ |
- 海外での通話・SMS利用は音声プランとシェアプランの音声通話SIMのみ
- au回線のデータ通信専用のSIMカードは海外でのSMS送受信は可能
- NTTドコモ回線のデータ通信専用のSIMカードは海外のSMS送受信は不可
海外で使える機能は国内のイオンモバイルのプランによりますが、実際の料金や利用手順は、利用回線のdocomoやauの海外プランに準じたものになります。
イオンモバイルの海外での通話料金と利用手順
イオンモバイルを海外で利用する際は、利用回線(NTTドコモかau)の海外料金と同じ通話料になります。一方、イオンモバイルの国際電話は国内発信の海外への通話です。対象の国や料金が異なる点は注意しましょう。
海外でのイオンモバイルの通話料金
イオンモバイルは海外で通話ができますが、国内のイオンモバイルの通話料金に比べてかなり割高です。イオンモバイルは30秒につき11円。海外での通話は回線キャリアや国ごとに異なります。
(利用国の例) | au回線 | NTTドコモ回線 |
---|---|---|
アメリカ本土 | 滞在国内:120円/分 日本あて:140円/分 その他国向け:210円/分 着信料:165円/分 |
アメリカ国内:125円/分 日本あて:140円/分 その他国向け:265円/分 着信料:175円/分 |
韓国 | 滞在国内:50円/分 日本あて:125円/分 その他国向け:265円/分 着信料:70円/分 |
韓国国内:50円/分 日本あて:125円/分 その他国向け:265円/分 着信料:70円/分 |
中国 | 滞在国内:70円/分 日本あて:175円/分 その他国向け:265円/分 着信料:145円/分 |
中国国内:75円/分 日本あて:175円/分 その他国向け:265円/分 着信料:145円/分 |
- 滞在国内:滞在国から一般電話や携帯電話へかける
(例)アメリカのホテルや飲食店の固定電話にかける - 日本あて:日本の一般電話や携帯電話にかける・滞在先の同行者の携帯電話(日本の携帯会社)にかける
(例)韓国滞在中に日本の家族の携帯電話や韓国の同行者のau携帯電話にかける - その他国向け:滞在国以外の海外へ電話をかける
(例)アメリカ滞在中にイギリスへ電話をかける - 着信料:滞在国で電話をうける
au回線もドコモ回線も料金自体に大差はありません。
日本国内の通話と異なるのは、着信料や同行者(日本の携帯電話)に国際通話料がかかることです。着信料は、日本や海外からの電話を受ける際にかかりますが、同行者からの電話に出る際もかかります。料金を考えると、海外ではLINEなどの通話アプリを使用した方が良いでしょう。
海外でイオンモバイルを利用する手順
イオンモバイルを海外で利用する際は、基本的には次のような手順でかけます。
「+国番号」「先頭の0を除いた電話番号」より発信
※+は0か*の長押しで表示
※日本の国番号は81
日本や滞在国以外の海外への電話の手順は上記のとおりです。一方、滞在国内の携帯電話(海外キャリア)や一般電話へは、電話番号そのままで発信しましょう。もし、それでかからない場合は、+国番号を付けて発信してください。
なお、NTTドコモの海外ローミング(海外通話やSMSの利用)の上限が最大50,000円/月に設定されていますが、自動停止を確約するものではありません。一方、au回線は上限設定が、もともと設定されていません。上限の有無にかかわらず、常に自分がどのくらい利用しているかを把握していることが重要です。
イオンモバイルの海外SMSと利用手順
イオンモバイルの海外SMS料金や1度に送れる文字数は以下のとおりです。
au回線 | NTTドコモ回線 |
---|---|
送信:100円/通 | 送信:100円/通 |
受信:無料 | 受信:無料 |
全角70文字 | 全角70文字 |
また、送信する手順は日本国内と同様で、国番号など必要なく、携帯電話番号そのままで送信できます。
海外でイオンモバイルを利用する際の注意点【イオン国際でんわは使えるの?】
海外でイオンモバイルを利用する際は国内通話と比べ、通話料が高くなります。割高な料金設定に加え、着信料がかかるなど海外通話による高額請求の可能性もあるでしょう。
イオンモバイルの国際電話サービスやかけ放題サービスの適応については次のとおりです。
- イオン国際でんわは海外での通話は対象外
- かけ放題サービスは対象外
- 「050かけ放題」はデータ通信ができる状態であれば利用可能
イオン国際でんわとは、専用アプリを通して安価な国際電話が利用できるサービスです。このサービスは国内から海外へ電話するケースが対象となります。
また、050かけ放題とは、インターネット回線を利用した定額通話サービス。月額1,078円で050から始まる電話番号を通じて日本への電話が定額のかけ放題になります。いわゆるIP電話の一種で、LINEやSkypeなども該当します。
しかし、環境によって通話品質が悪かったり、国によってはIP電話の利用の制限があったりなど、使用ができないケースがある点に注意しましょう。
イオンモバイルは海外でデータ通信できる?おすすめのインターネット手段
イオンモバイルは海外でのネット通信はできません。イオンモバイルの050かけ放題を利用するにもインターネット環境が必要です。次におすすめのインターネット手段を紹介します。
海外用のポケットWi-Fiをレンタルする
最もおすすめのインターネット手段はポケットWi-Fiです。事前に日本で準備でき、海外ですぐに使用できます。さらに、設定は簡単で、複数台で同時接続できる点も大きなメリットです。
常にバッテリーを持ち歩く必要があるものの、海外で安定したネット通信環境があるのは安心です。レンタル料や通信費が安いポケットWi-Fiサービスを選択すれば、費用を安く抑えられるでしょう。例えば、電源をオフにしておけば通信費を0円にできる「海外WiFiレンタルショップ」も通信費が安いサービスのひとつです。このようなサービスを利用して、高額請求にならないよう対策しましょう。
>>通信費を抑えられる海外WiFiレンタルショップのサービスをチェックする
渡航先のフリーWi-Fiを利用する
海外でインターネットの費用をかけずに楽しめるのは、渡航先のフリーWi-Fiです。アメリカや韓国ではカフェや駅などに無料のフリーWi-Fiスポットが多数あります。
使い方はスマホのWi-Fiをオンにし、ネットワーク一覧からスポット(SSID)をタップします。アクセスの際はユーザー認証やパスワード入力など、さまざまな方法で接続可能です。
しかし、不特定多数の人がアクセスするため、通信が遅くなったり、セキュリティ面のリスクがあったりの問題もあります。さらに使える範囲も限定的なので、移動中など使いたいとき使えない場面もあるでしょう。以上の点から、フリーWi-Fi提供元のはっきりしているホテルなどで利用するのはよいですが、外出時のメインのインターネット通信手段には向いていません。
海外用のSIMを利用する
海外でのネット通信として、渡航先の海外インターネット業者のSIMを利用する手段もあります。メリットは通信費が安いこと。韓国の場合だと1GBを3日間利用すると、700円ほどです。日本や渡航先でも購入は可能なので、渡航先で探す手間を省きたい方は日本で事前に準備しましょう。
しかし、海外用のSIMカードを利用するには、スマホがSIMフリーであること、eSIMの場合は対応機種であることが条件です。さらに、SIMカードの入れ替えや設定変更などの手間があり、スマホ操作が苦手な方には少しハードルが高く感じるでしょう。
また、複数デバイスを持っていく場合やグループ旅行なら、1台で複数接続できるポケットWi-Fiが断然お得です。
イオンモバイルの海外でのデータ通信はポケットWi-Fiが最適!
イオンモバイルの海外での利用は通話とSMSのみで、データ通信はできません。また、イオンモバイルの海外での通話は割高のため、高額請求の可能性もあります。イオンモバイルを海外で利用するには、別のインターネット手段を準備して、海外での電話費用を安くできるIP電話サービスを使うなどの工夫が必要です。
おすすめのインターネット手段はポケットWi-Fiです。その中でも通信費が節約できる海外WiFiレンタルショップは、業界初の電源オフの日は通信費0円サービスを実施中!まずは簡単な料金のシミュレーションして、渡航先の通信費がいくらになるか確かめてみましょう。
イオンモバイルの海外利用に関するQ&A
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Qイオンモバイルって海外で利用できる?
A海外では、イオンモバイルは通話とSMSが利用できますが、データ通信はできません。海外でアプリやインターネットを利用するには、Wi-FiやSIMカードなど、自分で別途準備が必要です。以下の記事を参考にぴったりの通信手段を見つけましょう。
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Qイオン国際でんわは海外でも利用できるの?
A国際電話が安くなる「イオン国際でんわ」は、海外では利用できません。海外での通話やSMS料金は、使用回線のNTTドコモやauの海外料金が適用されます。なお、050かけ放題は、海外でもインターネットが使える場所であれば利用は可能です。
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Qイオンモバイルを海外で使うと料金はどのくらいかかる?
A海外でのイオンモバイルの通話やSMS料金は、docomoやauの海外料金が適用されます。SMSは1回あたり100円の送信料ですが、通話料は割高で着信料もかかります。高額になる可能性があるため、以下の記事で金額を確認しましょう。
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