ahamo(アハモ)を海外で利用する方法【ローミング料金や設定方法も】
ahamo(アハモ)の海外ローミングサービスの料金と設定方法について徹底解説します。
docomo(ドコモ)の格安料金プラン「ahamo」は、大手キャリアであっても格安プランなだけあって、国内では20GB〜比較的安い料金で利用できます。しかし、海外渡航時、ahamoで契約しているスマホを持って行く際はどうなるのか、高額にならないか、など気になる方も多いでしょう。
ahamoを海外で利用できるサービス、料金や注意点についても詳しく解説しているので、ぜひ海外渡航の際は参考にしてください。
ahamo(アハモ)の海外ローミングサービス
ahamoは申し込みから設定まで、すべてをオンラインで対応する代わりに、格安SIM並みの安い料金を提供しています。ahamoの特徴は追加申し込みや料金なしで、最大20GBの海外利用ができること。一定の条件はあるものの、そのまま、海外でも使える手軽さがあります。
20GB/月 プラン | 100GB/月 プラン | |
---|---|---|
月額料金 | 2,970円(税込) | 4,950円(税込) |
海外で利用できるデータ量 | 最大20GB/月 | 最大20GB/月(※) 海外利用が20GBまでに限定 |
追加データ量 | 80GB追加1,980円/月 1GB追加+550円/月 |
1GB追加+550円 ※データ追加は最大100GBまで |
国内通話 | 5分以内何回でも無料 |
(※)100GBの料金プラン(「ahamo大盛りプラン」)でも、海外利用は100GBのうち最大20GBまで。海外利用分に関しては、後から足りなくなってデータ量追加することも不可能です。
20GB,100GBどちらのプランでも、海外で利用できる20GBは、国内で契約しているデータ量から消費されます。つまり、20GBプランで、当月に20GBのうち10GB国内で消費していたら、海外では10GBしか使えません。さらに、国内外でのデータ量が20GBに達すると、月末まで最大速度1Mbpsに制限されます。速度制限を解除するには、データ量を追加購入しましょう。
海外20GBの速度制限や解除については、海外でahamo(アハモ)を利用する際の注意点で詳しく解説しているので、ご覧ください。
海外ローミングプランの内容は以下のとおりです。
- 海外ローミング適応条件:WORLDWINGを契約していること※Mydocomoで確認
- 海外で利用できるサービス:インターネット通信・電話・SMS・メールの送受信・アプリの使用など
- 通信は91の国や地域が対象
- 電話とSMSは200以上の国や地域が対象
- 15日を超えると最大速度128kbpsに低下(※)
- テザリング可
(※)ahamo の海外利用は実質15日までで、それ以上の長期滞在には利用できません。それは、最大速度128kbpsの制限がかかるからです。128kbpsの速度や長期滞在の対策などについては、後述のahamoを15日以上使うときの対処法をご覧ください。
ahamoのインターネット通信ができる国と通話・SMSができる国では対応エリアが異なります。インターネット通信できる国のほうが少ないですが、日本からの渡航が多い国(例えば、韓国やアメリカなど)が対応国のため、使えずに困るといったことは少ないでしょう。
上記のように、海外で20GB以上の使用ができず(海外での追加も不可)、さらに契約中のデータ量から消費されるため、ahamoの海外ローミングは高額になりません。
ahamo(アハモ)の海外ローミングの設定方法
ahamoを海外で利用する方法は、海外に着いたら、データローミングをオンにすることです。
海外ローミングとは、海外の通信事業者のネットワークを利用して、ahamo(docomo)の通信設備と接続し、インターネットを使う方法です。海外ローミングを使用するためには、スマホの設定からデータローミングをオンにするだけです。
データローミングの設定方法
- iPhone 設定:モバイル通信→通信のオプション→データローミング
- Android 設定:ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→データローミング
難しい設定やSIMカードの入れ替えもなく、簡単に利用できます。
ahamo(アハモ)の海外ローミングで電話やSMSを利用する方法
ahamoは、海外で国際電話やSMSの使用が可能です。事前の申し込みも必要ありません。そのままの電話番号で利用できます。
国際電話のかけ方と料金
電話番号はそのままで、200以上の国に電話ができます。
電話のかけ方は以下のとおりです。
- 滞在国から日本への通話 :+81(国番号)先頭の0を除いた番号
- 滞在国内で一般電話や携帯にかける :市外局番 電話番号、または電話番号
- 滞在国から日本以外の外国への通話:+国番号 先頭の0を除いた番号
海外では電話を受ける際も着信料がかかります。受け方は次のとおりです。
- 日本からはそのままの携帯番号へかけてもらう
- 日本以外から電話をかけてもらう:「発信国の国際電話アクセス番号」「81」「最初の0を除いた電話番号」
※アメリカ本土ならば011、韓国は「001」の代わりに+を入力(0や*の長押しで表示)
通話や着信料金は、滞在する国によって異なります。
【韓国の場合】
- 発信・滞在国内:50円/分
- 発信・日本:125円/分
- 発信・その他の国:265円/分
- 着信:70円/分
電話を頻繁にする方は、都度通話時間に気をつけるか、可能ならLINEアプリなどで通話すると良いでしょう。
国際SMSの送信方法と料金
国際SMSも、200以上の国や地域で利用可能です。受信は無料ですが、送信は1通につき100円かかります。
送信方法は、日本のスマホへ「携帯番号そのまま」で、海外のケータイ事業者への送信は「+国番号 最初の0を除いた携帯番号」で送りましょう。
ahamo(アハモ)を海外で利用する際の注意点
ahamoは海外でもそのままの料金やデータ量で使える一方、次のような点に注意しましょう。
使えるデータ量を把握しておく
海外で使えるデータ量は、日本で契約しているデータ量を消費します。そのため、海外や国内でのデータ量の配分には十分注意しましょう。
20GBのプランの場合、海外で利用して足りない分は帰国後に追加すれば、元の速度で利用できます。しかし、1GB550円ほどですが、通常より通信料が割高になります。
また、100GBの場合、海外で20GB使い切ると、1Mbpsの速度制限になり、帰国後にデータ量を購入しても、月末までそのままの速度です。特に、100GBを利用される方は、海外での使い過ぎに注意してください。
データ量追加や電話のかけ放題は使えない
海外では20GBが上限であり、20GB使い切りデータ量を追加購入しても反映されません。使い切った後の速度は1Mbpsとなり、当月末まではそのままの速度です。
※1Mbpsはテキストや画像・動画の閲覧など基本的な操作はできますが、決して早い速度ではありません。
また、国内通話の5分かけ放題やかけ放題オプションは、海外の通話では適用外です。「かけ放題と思ったら電話代が高額だった」とならないように、注意しましょう。ただし、海外での電話とSMSの月間利用が5万円を超過すると、データ通信も利用停止になります。逆に言えば、設定を間違えるなどして5万円まではかかってしまうケースがあるので要注意です。
100GBプランの速度制限の解除は条件がある
海外で20GBを使い切ると、1Mbpsの速度制限がかかり、当月末までそのままです。速度制限を解除するには、20GBと100GBのプランでは異なるので注意しましょう。
- 20GBプラン:帰国後データ量追加購入すれば解除
- 100GBプラン:帰国後データ量追加購入しても解除できない。しかし、データ量20GB達せずに渡航した場合の速度制限は、帰国後データ量追加購入すれば解除
100GBプランの速度制限解除は、基本できません。しかし、例えば、国内で85GBで渡航した場合は、海外で15GBと20GBに達していないため、データ量の追加購入をすれば、限定的に速度解除ができるというものです。
国際電話は受信する際も料金がかかる
国際電話は掛かってきた電話を受けるだけでも、着信料がかかります。日本にいれば、着信に料金がかかることはありませんが、日本の通信事業者を経由しているため、着信料が発生します。
韓国など国によっては数十円ですが、中国やアメリカなどは1分ごとに150円以上の着信料です。国際電話は必要最低限度に抑えましょう。
docomo(ドコモ)の海外プランが使えない
docomoの海外プラン「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」は、ahamoでは利用できません。
世界そのままギガとは、1時間200円単位や1日~30日単位までを自由に日時設定できるプランです。
世界ギガし放題は、約24.4MBまでは1,980円/日、無制限で最大2,980円/日の定額プランです。
docomoをはじめ、irumo(イルモ)やeximo(エクシモ)ではこれらの海外プランが利用可能ですが、ahamoでは使えないので注意しましょう。
ahamo(アハモ)を海外で15日以上使うときの対処法
ahamoの海外ローミングは、15日経過後の日本時間0時以降に、海外での通信速度は最大128kbpsに低下します。128kbpsの速度とは、ネット検索しても、表示に10~20秒かかるくらいの速度です。テキスト以外の動画再生や画像の読み込みは、ほぼ難しいでしょう。
20GBを使い切らなくても低下するので、実質15日以上の滞在では、ahamoの海外ローミングは利用できません。解除の方法も一切ないため、別の手段を利用しましょう。
おすすめなのは設定が簡単で、海外に着いたらすぐに使える、ポケットWi-Fiです。SIMカードのような面倒な設定もなく、無料Wi-Fiのように店内だけしか繋がらない、1時間で切れるといった制約ももちろんありません。15日以上の長期滞在は、ポケットWi-Fiを利用しましょう。
>> 実際の渡航国・期間で利用した際にかかる料金をシミュレーションしてみる
ahamo(アハモ)は15日までの海外滞在ならば最適!長期滞在はポケットWi-Fi
ahamoは追加の申し込みや料金もなく、そのまま海外で使えます。設定も簡単で、最大20GBを15日間使えるので、短期の渡航におすすめです。
しかし、15日を超えた長期滞在では全く使えないため、ポケットWi-Fiのような別の手段を併用しましょう。おすすめのポケットWi-Fiは海外WiFiレンタルショップです。業界初、電源をつけた日だけ通信料が発生のため、通信費を節約しやすいでしょう。ポスト返却も便利な、海外WiFiレンタルショップをぜひ、検討してください。
ahamo(アハモ)の海外ローミング利用についてのQ&A
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Qahamoを海外で利用する際の設定方法は?
A海外に到着したら、スマホのデータローミングをオンにしましょう。ahamoは追加料金や申し込みも不要で、そのまま海外で利用できます。
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Qahamoが海外で繋がらない!どうしたらいい?
Aまずは、ローミングがオンになっているか、機内モードがオフになっているかを確かめてください。それでも繋がらない場合は、電源を入れ直したり、設定し直したりしましょう。最後は、ahamoのお問い合わせを利用してください。
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Qahamoを海外で使っても高額請求されない?
Aデータ量の使い過ぎで高額になることはありません。最大20GBまでの利用で、データ量も追加できないからです。しかし、国際電話の場合は、通話や着信に料金がかかるため、使い過ぎは注意しましょう。
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