IIJmio(みおふぉん)は海外利用できる？国際電話・SMSの料金も解説

IIJmio（みおふぉん）の海外ローミングについて解説します。

IIJmioはアイアイジェイミオと呼び、国内の業界シェア1位の格安SIMです。IIJmioを海外でも利用したいと考えている方が多いのではないでしょうか。いざ利用とすると、どんな海外ローミングが使えるのか、料金や利用手順が分からないという不安もあるでしょう。

本記事では、IIJmioの海外での利用方法や料金、注意点などを解説しますので、ぜひご活用ください。

IIJmio（みおふぉん）の海外ローミングでは電話とSMSが使える

IIJmio（みおふぉん）の海外（国際）ローミングは、通話とSMSが利用できます。海外（国際）ローミングとはIIJmioの電話番号そのままで、海外でも使えるサービスのことです。海外で利用可能な機能は、国内で契約しているSIMのタイプによって異なります。

海外ローミングの料金や対応エリアは契約中の回線キャリアごとで、タイプDであればdocomo、タイプAであればauの海外対応サービスに準じます。

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海外ローミングを使う際は事前申し込みや設定変更もありません。海外に到着したら、自動で使えるようになります。

なお、海外でデータ通信する場合は、別のインターネット手段が必須です。

まずは前提知識として、IIJmioの料金プランなどの基本情報を確認していきましょう。

IIJmio（みおふぉん）の基本情報

IIJmio（アイアイジェイ・ミオ）はSIMカードとeSIMに対応し、プランも「音声（通話＋ネット通信）」「データ（データ通信のみ）」「SMS（SMS＋ネット通信）」の３種類。対応回線は、docomoとauです。

現在のギガプランは、2ギガ〜50ギガと、小容量から大容量まで対応しています。

以前は「みおふぉん」という旧プランもありましたが、現在は新規契約できませんし、「みおふぉんダイヤル」という通話定額オプションのための無料通話アプリサービスも提供終了しています。

ただし、以前みおふぉんを契約していた方は旧プラン継続も海外利用（通話とSMSのみ）も可能です。

上記の料金プランは、IIJmioひかりのセット割で660円割引されます。また、通話オプションとしてかけ放題プランは500円／月～1,400円／月。eSIM対応や豊富なプランが低料金で利用できるキャリアといえるでしょう。

IIJmioの海外通話料金と利用手順

IIJmioの海外通話の料金は利用している回線によって異なります。タイプAとタイプDの音声通話契約中の方は、以下の料金を参考にしてください。

タイプAもタイプDも料金に大差はありません。

• 滞在国：滞在国で一般電話や携帯電話へかける
  （例）アメリカ滞在中に、ホテルやレストランの固定電話にかける
• 日本あて：日本の一般電話や携帯電話へかける、滞在先同行者の携帯電話（日本の携帯電話）へかける
  （例）アメリカ滞在中に、日本の家族の携帯電話や同行者のau携帯電話にかける
• 日本以外：滞在国以外の国の一般電話や携帯電話へかける
  （例）アメリカ滞在中に、韓国の友人の携帯へ電話をかける
• 着信：滞在国で電話をうける

日本国内の通話と大きく異なるのは、着信料がかかる点です。日本からの電話をうけるのはもちろん、同行者からの電話も着信料がかかるため、高額になる可能性もあるでしょう

そのため、docomo回線の場合は、国際ローミング使用に上限50,000円／月を設定しています（金額変更は不可）。一方、au回線は上限設定がありません。上限に達すると、自動で通話やSMSの利用が停止されますが、必ずしも停止を約束するものではありません。上限を超えても停止されない時の料金は請求されるため、自分で常に料金を把握しておくことが大事です。

電話をかける際は、基本的には以下のように操作してください。

「＋国番号」「先頭の0を除いた電話番号」から発信

※+は0か*を長押しで表示、日本の国番号は81

滞在国内で一般電話や携帯電話（海外キャリア）へかける際は、国番号など使わずそのままの番号でかるか、「＋国番号」を入れてかけるとつながります。

IIJmioの海外SMS料金と送信手順

IIJmioの海外SMSはAプランもDプランも以下のような料金になります。

• 1回あたり100円の送信料
• 受信は無料
• 1回あたり全角70文字まで

また、SMSを送る際は、日本国内と同じように携帯番号そのままで送信しましょう。

IIJmioの海外ローミングは高額？利用する際の注意点

IIJmioの海外ローミングは使った分だけ料金が発生する従量制です。そのため、通話やSMSも使用した分だけかかるので高額にならないよう、注意しましょう。とくに、海外通話は高額請求になる恐れがあります。それは、日本での通話と比べて割高な料金設定であり、着信料がかかる点、日本国内の定額通話サービスも適用しないからです。

例えば、日本から国際電話する際は、「IIJmio国際電話」のアプリサービスが利用でき、通話料金を安くできます。アプリから通話すれば、アメリカ本土へは30秒あたり10.00円。一方、海外ローミングの場合はアメリカ本土から日本へ通話すると1分あたり140円です。

IIJmio国際電話サービスは、国内からの発信は適用されますが、海外ローミングの通話には適用されません。

また、着信料も割高で70円～135円／分かかります。うっかり、日本国内と同じように電話をかけてしまうと、びっくりするような金額になるでしょう。基本的には、LINEなどのような代替サービスを使った方が良いでしょう。

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IIJmioでデータ通信できるおすすめの手段【海外トラベルについても】

IIJmioの海外ローミングはデータ通信ができないため、別のインターネット手段を紹介します。

ポケットWi-Fiをレンタルする

海外でのデータ通信手段として、最も多く利用されているポケットWi-Fiがおすすめです。日本で事前に準備ができ、すぐに海外で利用できます。また、設定が簡単で、家族同士やパソコンなどの複数端末で同時接続できるのも大きなメリットです。通信費を節約できるサービスを選べば、安く利用できるでしょう。例えば、使わない日は源電をオフにしておけば、通信費が0円になる「海外WiFiレンタルショップ」は通信費が安いサービスです。渡航先や滞在日数から総額がどのくらいになるか、比較検討しましょう。

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渡航先のフリーWi-Fiを利用する

渡航先のフリーWiｰFiを利用すれば、通信費はかからずに済むでしょう。韓国やアメリカなど渡航先によっては、公共施設や飲食店などあらゆる場所でフリーWi-Fiを提供しています。しかし、不特定多数の人が利用するため、通信が遅かったり、セキュリティ面に不安があったりします。さらに、使える範囲も限定的で、移動中など使いたいときに使えないケースもあり得るでしょう。そのため、メインのインターネット手段としては、おすすめではありません。

海外用のSIMを利用する

海外用のSIMカードやeSIMを利用する手段もあります。IIJmioでも以前は海外トラベルSIMのサービスを提供していました。海外トラベルSIMは、対象国は42の国や地域、14日間500MBのデータが3,850円、音声通話が4,600円です。現在は取り扱いがありませんが、日本から準備して持って行けるので、現地で探す手間がありません。

しかし、海外用のSIMを利用するには、スマホがSIMフリーであることや、eSIM対応機種であることが条件です。さらに、SIMカードの入れ替えや設定変更は、スマホ操作が苦手な方にはハードルの高い手段といえるでしょう。

また、パソコンやタブレットなどの複数デバイスを使用する場合、複数人で渡航する際は、1台で複数つなげるポケットWi-Fiが断然お得です。

IIJmio（みおふぉん）の海外でのデータ通信はポケットWi-Fiが最適！

IIJmio（みおふぉん）の国際ローミングは海外通話やSMSしか利用できず、データ通信はできません。また、海外での通話やSMSは高額になりやすいことからも、国際ローミングはあまりおすすめではありません。海外でのIIJmioはどこでもデータ通信ができるポケットWi-Fiが最適です。

とくに業界初！電源をオフにした日は通信費が0円の海外WiFiレンタルショップなら、通信費の節約も可能。ぜひ、IIJmioの海外用データ通信として利用しましょう。

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