UQモバイルを海外で利用すると高額請求される?回避する手順や安くする方法を解説
UQモバイルを海外で使う際に高額請求になるかどうか、また、安心の回避方法を徹底解説します。
一般的に、キャリアの海外ローミングプランは高額になりやすい傾向があります。そのため、UQモバイルの海外ローミングを使うと、「月数十万円ほどになるかも…」「一体どのくらいの金額になるの?」など不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、UQモバイルの海外ローミングを使った際の実例を元に、高額請求にならないための設定を紹介します。また、記事後半では、UQモバイルを海外で安く使う方法も紹介していますので、ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。
UQモバイルの高額請求ってどのくらい?海外ローミング料金例
UQモバイルを海外で利用すると、高額になる可能性があります。その原因は、日本ではかけ放題や割引が適用になるUQモバイル(au)の回線を使えますが、海外では現地の回線を使うことになるからです。現地の回線は、日本のキャリアのようなかけ放題や定額制が適用になりません。
高額請求と言われても、実際にどの程度の料金が発生するのか、次の具体的な料金を解説します。
- 海外ローミングのデータ通信料
- 国際電話の通話料
- 国際SMSの料金
それぞれの料金は次のとおりです。
海外ローミングのデータ通信料
UQモバイルの海外ローミングプランは、auの海外プランが使えます。「au海外放題(世界データ定額*)」と「海外ダブル定額」です。
*au海外放題は2024年10月29日より新たに使えるプランで、それまでは世界データ定額のプランです。新しいプランを引用します。
海外定額プラン | au海外放題 | 海外ダブル定額 |
---|---|---|
料金 | 【予約割】 ①800円/日 ②1,000円/日 【通常料金】 |
約24.4MBまで最大1,980円 制限なしで最大2,980円 |
事前申込 | 必要 | 不要 |
上記の料金だけを見ると、一見それほどかからないように感じるでしょう。しかし、実例を元にどのくらいかかるかの総額を見ると、予想以上に高額になる可能性があります。
実例 | au海外放題 | 海外ダブル定額* |
---|---|---|
韓国3日間滞在の総額 | 予約割:2,400円 通常料金:3,600円 |
11,920円 |
韓国7日間滞在の総額 | 予約割:5,600円 通常料金:8,400円 |
20,860円 |
*最大2,980円を適用
au海外放題は1日あたりの料金は高くないものの、長期滞在すればするほど料金が高くなります。また、フライトが遅延したなどの突発的なトラブルで海外ローミングを延長する場合は、予約割が適用されないため、さらに費用がかかるでしょう。
一方、海外ダブル定額は3日間利用だけでも1万円以上、1週間滞在すれば2万円もかかってしまいます。料金規定通りではありますが、高額請求だと感じる人が多い料金です。
なお、上記はあくまでも韓国の場合であり、アメリカやヨーロッパなど国によって、適用する料金が異なります。国によっては上記のプランが適用にならず、割高な料金がかかる場合もあります。
国際電話の通話料
海外から通話する場合は、自分と相手の滞在国によって料金が異なります。以下は1分ごとの通話料金を国ごとにまとめています。通話料は定額制ではなく、かけた分だけ料金がかかる従量制です。
韓国 | アメリカ | フランス | |
---|---|---|---|
滞在国内の通話/分 | 50円 | 120円 | 80円 |
日本への通話/分 | 125円 | 140円 | 180円 |
滞在国以外の国への通話/分 | 265円 | 210円 | 280円 |
着信を受けたときの料金/分 | 70円 | 165円 | 110円 |
上記のように、日本内での通話と大きく異なるのは着信料です。日本からや日本のキャリアからかかってきた電話は、着信を受けると料金がかかります。
- アメリカから日本への通話20分の料金:2,800円
- アメリカで日本からの電話を受けて20分通話したときの料金:3,300円
このように、海外からの通話料は割高であるうえ、使い放題のプランが適用されません。日本へ戻って請求額にびっくりしないよう、渡航先からの通話は控えましょう。
船舶での通話料はかなり割高
海外でクルージングを楽しむケースもあるかもしれませんが、船舶での料金は高額になる可能性が非常に高いです。
船舶でのネット通信は対応していませんが、通話やSMSは利用できます。
滞在国内での通話 | 日本への通話 | 日本以外の国への通話 | 着信料 |
---|---|---|---|
650円/分 | 650円/分 | 650円/分 | 800円/分 |
船舶では日本へ20分かけると13,000円、着信料は16,000円です。船舶上はその国の通話料ではなく、船舶料金がかかる点に注意しましょう。
国際SMSの料金
渡航先でSMSを受信するのは無料ですが、送信は1通あたり100円(船舶でのSMSも同じ料金)です。国際通話と異なって料金は一定。連絡のやり取りはSMSを使ったほうが、高額請求のリスクが軽減できます。
UQモバイルの海外ローミングプランは以下の記事で詳しく説明しています。
海外でUQモバイルを使って高額請求になるケース
海外でUQモバイルを使って高額になるケースは次のような場合が考えられます。
- 知らない間にデータローミングをオンにして、Wi-Fiを長時間使っていた
- 長電話や頻繁に通話していた
- SNSアプリやスマホのアップデートが勝手に行われていた
上記について詳しく解説します。
知らない間にデータローミング機能がオンになっていた
UQモバイルの海外ローミングを利用するには、現地でスマホのデータローミングをオンにします。このデータローミングが知らない間にオンのままだと、高額になる可能性があります。
UQモバイルには2つの海外プランがありますが、比較的割安な「au海外放題」は事前申込が必要です。一方、割高な「海外ダブル定額」は対応国であればデータローミングをオンにすれば、利用できます。オンにしておくと、割高なプランが適用になったり、現地の回線が使われて定額制のプランが適用にならなかったりします。そのため、使わないのであれば、データローミングはオフになっているかを、必ず確認しましょう。
長時間や頻繁に通話していた
UQモバイルを使った通話は、高額になりやすいといえます。海外での通話料金は国内の通話料に比べると、かなり割高です。また、着信料といったかかってきた電話を受けるだけでも料金がかかります。
国によって料金が異なりますが、アメリカの場合だと、通話料金は次のとおりです。
アメリカからの通話料金 | 日本での通話料金 |
---|---|
日本への通話料:140円/分 | 国内:44円/分 |
着信料:165円/分 | なし |
さらに、海外では電話かけ放題は適用にならないので、日本のような感覚で通話すると、数万円といった高額の料金がかかるでしょう。
SNSアプリやスマホのアップデートが勝手に行われていた
データローミングをオンにしていると、インターネット通信が可能になるだけではなく、アプリやスマホのアップデートが発生します。実は、スマホにインストールされたアプリは常にアップデートを繰り返しており、かなりのデータ量を消費しています。
【アプリのアップデートのデータ量】
- 1回あたり0.1GBほどの消費量
- アップデートの回数は1アプリひと月に1〜4回
- 1スマホにダウンロードされているアプリは平均20個以上
- ひと月合計で平均3〜4GB
上記は20個くらいのアプリの場合なので、100個以上など複数のアプリがあれば、かなりのデータ量になるでしょう。
アップデートはスマホで自動設定されていることがほとんどなので、海外でも知らない間にデータ量が消費されます。割高の通信料で行われていたら、高額になる可能性は高いでしょう。また、スマホに保存している写真等のデータもクラウドサービスへ自動でバックアップしています。この通信量も高額な通信費になる可能性があるので、注意しましょう。
海外でUQモバイルを使っても高額請求を回避できる設定方法
海外でUQモバイルが高額にならないための設定方法を解説します。
- 海外のデータ定額のプランが適用になっているかを確認する
- データローミングをオフにする
- 機内モードをオンにする
- アプリの自動更新やバックアップ機能をオフにする
詳しく見ていきましょう。
海外のデータ定額のプランが適用になっているかを確認する
UQモバイルの定額制の海外プランが適用になっているかを、次のように確認してください。
- 「海外スマホ利用」のアプリをダウンロードしておく
- UQモバイルからのSMSから確認
au海外放題を利用する際は、アプリを使って予約設定を行います。このアプリで設定する際に、予約ができるかどうかがわかります。もし、設定ができないままデータ通信すると、高額請求の要因になるので注意しましょう。
また、現地で海外ローミングを利用する際は、スマホのローミングをオンにすると、定額プランが適用になるかどうかのSMSが届きます。SMSの受信は無料ですので、必ずSMSで確認しましょう。
データローミングをオフにする
UQモバイルの海外ローミングを使わない場合や使い終わった後は、データローミング機能をオフにしておきましょう。
データローミングをオフにしておけば、以下のような機能が使えません。
- 利用できない機能:データ通信
- 利用できる機能:通話とSMS
また、データローミング機能をオフにする設定は以下のとおりです。
- iPhone:「設定」をタップ⇒モバイル通信⇒通信のオプション⇒データローミングをオフに変更
- Android:設定をタップ⇒その他を選択⇒モバイルネットワークをタップ⇒データローミングを選択しオフに変更
Androidの機種によっては設定方法が異なりますが、参考にしてください。
機内モードをオンにする
機内モードとは、フライト中にスマホの電波が精密機器に悪影響を及ぶのを防ぐ機能です。機内モードをオンにすれば、インターネット通信・通話・SMS・メール等の受信などが利用できません。
そのため、渡航先で機内モードをオンの状態にしておけば、勝手にデータ通信やアップデートなどを行う心配がないでしょう。
もし、現地のフリーWi-FiやポケットWi-Fiを使う場合は、Wi-Fiのみをオンにしておけば、利用可能です。
アプリの自動更新やクラウドのバックアップ機能をオフにする
スマホの設定から自動更新を変更したり、使用しているクラウドサービスの設定を変更したりすれば、自動更新やバックアップはされません。
設定変更は、Androidは「Google Play ストア」アプリから、iPhoneは「iTunes Store」と「App Store」から行います。
- iPhone:設定から「iTunes StoreとApp Store」を選択⇒「自動ダウンロード」の「アップデート」をオンに変更
- Android:「Playストア」を起動し、メニューから「設定」を選択⇒「アプリの自動更新」をタップ⇒「Wi-Fi接続時のみアプリを自動更新する」を選択
クラウドサービスのバックアップの自動停止は、iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleフォトなど使用しているサービスから設定を変更しましょう。ただし、バックアップされないと容量がいっぱいで、保存ができなくなる可能性はあります。
下記でも、設定変更の方法も解説しているので、参考にしてください。
UQモバイルを海外で使っても高額請求にならない!安くWi-Fiを使う方法
UQモバイルの海外ローミングは、プランによっては短期的なら安く利用できますが、長期滞在やデータ量をもっと自由に使うには、次のような通信方法が安くなりやすいです。
- ポケットWi-Fi
実際に、ポケットWi-FiとUQモバイルの海外プランでかかる費用を比較して、どの方法が安いかを確認しましょう。
ポケットWi-Fi (海外WiFiレンタルショップ)*¹ |
UQモバイルの海外プラン*² | |
---|---|---|
無制限プランを利用した韓国4日間の総額 | 3,880円 | 11,920円 |
無制限プランを利用した韓国7日間の総額 | 6,790円 | 20,860円 |
無制限プランを利用した韓国4日間のうち、1日を電源オフした場合の総額 | 3,130円 | 11,920円 |
*¹内訳:通信費750円+レンタル料220円、受取返却方法によって料金が異なるため送料は含めず。
*²UQモバイルの海外ダブル定額、最大2,980円(無制限)を適用
どちらも同じようなデータ無制限であっても、かなりの料金の差額があります。3日では8,120円が、7日経つと10,000円以上の差額に!このように長期になればなるほど、総額が少しでも安い手段を選ぶのが重要です。
また、海外WiFiレンタルショップは電源オフの日は通信費が0円を実施中。レンタル料の220円はかかりますが、通信料を上記のようにもっと安くできます。
UQモバイルの海外ローミングで高額請求が心配ならポケットWi-Fi
UQモバイルは、設定や利用するプランによって高額になる可能性があります。また、渡航先によっては割高な料金しか利用できません。高額請求にならないためには、どんな国でも手軽に安く利用できる、ポケットWi-Fiがおすすめ。
通信費の安さなら「海外WiFiレンタルショップ」。さらに、電源オフにしておけば、通信費0円で節約できます。自分の使い方次第で、通信費を安くできるのは、海外WiFiレンタルショップだけ。ぜひ、ご検討ください。
UQモバイルが海外で高額請求になるかどうかに関するよくある質問
-
QUQモバイルを海外で使うと高額請求されるって本当?
AUQモバイルの海外ローミングプランは、現地の回線を利用することになり、国内の割引や使い放題が適用にならないので、高額になりやすいです。しかし、各キャリアが定額制の海外ローミングプランを準備しているので、数十万や数百万といった金額になるケースはほとんどありません。
実際の料金を参考にしてください。
>>UQモバイルの海外ローミング料金例 -
QUQモバイルが海外で高額請求にならないためにはどうしらいい?
A高額にならないためには、次のような設定変更が必要です。「データローミング」をオフにする、「機内モード」をオンにする、スマホのアプリのアップデートやクラウドのバックアップを停止する。変更方法は次を参考にしてください。
-
QUQモバイルの海外での高額になるケースってどんなとき?
AUQモバイルの海外ローミングの設定がオンになった状態のままだったり、長電話や電話を頻繁に行ったりした場合は高額になるケースがあります。具体的な事例は以下で確認してください。
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