teams

中国でMicrosoft Teamsは使える?ネット規制事情やオンライン会議代替ツールまとめ【2025年最新】

2025/11/05 2025/11/05

今回の記事では、Microsoft社のコミュニケーションツール、「Teams(チームズ)」が中国で使えるかどうか現地でのオンライン会議方法について徹底解説します。

チャット機能や資料共有、通話やビデオ会議の機能を備えているTeamsを、中国で使って仕事をスムーズに進めたいと考えている人も多いでしょう。

Teamsはブラウザ版の他、PCやスマホ対応のアプリもリリースされており、中国でもさまざまなシーンでの活用が期待できます。

Teamsを中国で使うためのネット手段から、便利な現地の代替ツール、活用術や注意点まで紹介するので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

中国でTeamsは使える?現地のネット規制状況・VPNの必要性【2025年最新】

中国

中国は、政府によるグレート・ファイアウォールと呼ばれる検閲システムにより、GoogleやLINEなど、中国国外のネットサービスが利用制限されています。ただし、2025年現時点でTeamsは規制対象外のサービスで、中国でも利用可能です。

Microsoftは、中国のパートナー企業である「21Vianet」を経由してTeamsを提供しています。中国のデータセンターによる運営なので、現地回線でもチャットや会議などは通常どおり利用できます。

ただし、地域によって通信が不安定になる場合があり、持ち込んだデバイスでそのままデータ通信が行われると高額なローミング料金の発生も。安全かつ安定して利用するために、事前にネット環境を準備しておきましょう。

TeamsはVPNなしでも中国で利用可能

TeamsはGoogleやLINEなどとは異なり、中国からアクセスするのにVPNは不要です。

Microsoftが中国企業と提携して現地向けに提供しているため、中国国内のデータセンターで処理され、規制上の問題もありません。そのため、VPNを経由しなくても基本的に安定して通信できます。

ただし、重要情報を扱うのであれば、VPNで通信の暗号化を検討するのも有用な方法です。しかしながら、中国では未認可のVPNは、利用の禁止や制限対象になるおそれもあります。

VPNを利用する際は、中国政府の認可サービスや企業契約の専用VPNなどを、事前に確認しておきましょう。

類似のオンライン会議ツールについて

現状、Teams同様、Zoomも同様に使えます。一方で、Googleの各種サービスは使えないため、同じオンライン会議ツールでも、Google Meetは現地回線だと利用できません。

中国対応のWi-Fiレンタルなど、しっかり対策していきましょう。

中国でTeamsを使うには?準備必須のネット通信環境4つ【PC&スマホ接続ならポケットWiFi!】

Teams

Teamsは中国でも現地のネットワークからアクセスできますが、直接接続してデータ通信してしまうと高額な料金が発生してしまいます。そのため、Teamsを中国で安全に使うには、以下のようなネット接続手段を理解しておくことが大切です。

  • 中国対応のポケットWi-Fi
  • 現地のフリーWi-Fi
  • 現地対応のSIMカード
  • 日本キャリアの海外ローミング

通信手段はそれぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので、利用目的やシーンに合わせて選びましょう。各通信手段について、順番に解説していきます。

中国対応のポケットWi-Fi

中国でTeamsを使うなら、最も安定して使いやすい通信手段はポケットWi-Fiです。複数のデバイス(スマホ・PC・タブレット)を同時に接続できるので、ブラウザ版とアプリ版をシーンに応じて使い分けられます。

専用回線を介して現地ネットワークにアクセスするので、接続も安定しており、セキュリティが強い点もビジネス向きです。

海外WiFiレンタルショップなら、中国の料金プランもリーズナブルで、同時接続可能台数も10台までなので、複数人での出張にも役立つでしょう。

パソコンなどの電子デバイスを複数ネット接続する際にお得なポケットWi-Fiと高額なキャリアの海外ローミングの比較図解

現地のフリーWi-Fi

中国でTeamsを使う点だけでいえば、現地の無料公共Wi-Fiも使いようがあります。現地のフリーWi-Fiは基本的に検閲システムを経由しますが、Teamsは規制対象外なので、サービスをそのまま利用可能です。

ただし、フリーWi-Fiは接続が不安定になる場合や、セキュリティが弱い面に注意しましょう。誰でも利用できるフリーWi-Fiは、第三者に情報を覗かれたり盗まれたりするリスクがあります。

急ぎまたはちょっとした連絡程度なら問題ないかもしれませんが、重要な会議や大事なデータのやり取りには使用を避けるのが安全です。

現地対応のSIMカード

Teamsのモバイル版を中国で利用するなら、中国対応のSIMカードを使うのも選択肢の1つ。Teamsは規制対象外のサービスなので、中国対応のSIMカードであれば、国外通信制限の有無に関係なく利用できます。

料金も安いので、出張時の通信費節約にも便利です。ただし、SIMフリーの端末が前提となり、カード1枚につき1台の端末にしか使えません。

複数デバイスを使用する場合は、テザリングでのネット接続もできますが、スマホの電池消耗が早まるなど、あまり効率的な手段とはいえないでしょう。

日本キャリアの海外ローミング

中国で、スマホの通信料金を抑えるネット手段には、日本のキャリアの海外ローミング(海外定額プラン)を使う方法もあります。

ただし、スマホでTeamsを使うのであれば、消費するデータ容量もそれなりに多いです。場合によっては1日3,000円弱の割高なプランしか選べない可能性もあります。

また、海外ローミングは日本のキャリアを経由するため、遅延したり接続が不安定になったりする場合も。コストや接続安定性の面で不利なため、中国でTeamsを本格的に活用するなら、他の選択肢も検討した方が良いでしょう。

中国でTeams以外に使えるコミュニケーションツール2選

中国で、Teams以外にも現地で役立つコミュニケーションツールを紹介します。Teamsは規制対象外のサービスですが、中国のネット環境の影響により、通信が不安定になるケースも。

いざという時にスマートに対応するためにも、中国でメジャーな以下2つのオンラインツールを押さえておきましょう。

  • VooV meeting
  • Ding Talk

それぞれ詳しく解説していきます。

VooV meeting

VooV meetingは「WeChat」の開発元で知られる「テンセント」が提供するWebミーティングアプリです。TeamsやZoomと同様に、画面共有やファイル共有に対応しており、中国ではトップシェアを誇ります。

現地企業との会議ややり取りに導入しやすい点が魅力ですが、中国アプリであるためセキュリティ面には注意が必要です。社用PCにインストールする場合は、事前に社内のシステム管理者などに確認を取りましょう。

Ding Talk

Ding Talkは、中国のテクノロジー企業「アリババグループ」が自社開発した、総合型AIワークプラットフォームです。ビデオ会議やインスタントメッセージ、音声通話にワークフロー管理まで多彩な機能を備えています。

世界で2,600万社以上の企業が利用しており、国際的なセキュリティ・個人情報保護基準を取得しているため、安全性の評価も高いです。ただし、どんなツールもセキュリティは万全ではないので、基本的な対策はしておきましょう。

中国でTeamsを効率よく使うには【ブラウザ版とアプリ版の違い】

Teamsはブラウザ版とアプリ版を状況に応じて使い分けると、中国で柔軟な活用ができます。参考までに、スマホで利用する場合のブラウザ版とアプリ版の違いを、以下にまとめてみました。

ブラウザ版 アプリ版
インストール 不要 必要
会議参加 可能 可能
画面共有 不可 可能
通知 OS通知のみ 細かくカスタマイズ可能
機能対応 一部制限あり フル機能対応
音声・ビデオ通話 可能 可能

外出先や臨時での会議参加には、インストール不要ですぐに参加できるブラウザ版が便利です。資料の画面共有や長時間会議など、フル機能を使いたい場合はアプリを利用しましょう。

Teamsは、状況や用途に応じてバージョンを使い分けることで、よりスムーズに業務に活用できます。

中国でTeamsを使う際の注意点3つ【大事なデータを守るために】

Teams

中国で安心してTeamsを使うには、ネット環境や通信の安定性、現地のネット事情に注意を払うことが大切です。特に以下の3つのポイントに注意すれば、現地でのリスクを最小限に抑えられます。

  • セキュリティ対策を検討しておく
  • データの扱いは法令を遵守する
  • 発言・発信内容に配慮する

順番に解説していくので、参考にしてください。

セキュリティ対策を検討しておく

中国でTeamsの利用を予定しているなら、安心できるネット環境を準備しておきましょう。中国は通信が厳しく管理されており、公共Wi-Fiも検閲システムを経由してネット接続します。

情報漏洩のリスクを軽減するためにも、安全な接続手段の手配や、デバイスに保管するデータを最小限にするなど、基本的なセキュリティ対策をしておきましょう。

なお、VPNは政府に認可されていないと違法とみなされるため、心配な人は専用回線などのポケットWi-Fiを選ぶと安心です。

データの扱いは法令を遵守する

中国では、データの中国国外への移転(越境移転)に関する規制が定められています。

そのため、特定の要件下ではデータの中国国内での保存が求められ、中国国外へのデータ送付の際は、以下の条件などをクリアしなければなりません。

  • 安全審査
  • 認証取得
  • 越境移転標準契約の締結
  • 同意の取得

一定の対応を行えばデータの越境移転が実現できるケースもあります。業務でデータのやり取りが必要であれば、現地法令を事前に調べて、合法的に取り扱えるようにしておきましょう。

発言・発信内容に配慮する

Teamsで会議に参加したり、チャットしたりする際には、発言や発信内容に注意してください。中国では、以下の内容の発言や投稿をすると、検閲や処罰の対象になるおそれがあります。

  • 政治・政府批判
  • 国家安全に関わる情報
  • 宗教・民族に関わる過激な発言

SNSやチャット上のやり取りも監視されている可能性があるので、業務に関係ない話題は避けるのが安全です。安心して業務に打ち込むためにも、渡航前にこれらの現地事情を把握しておきましょう。

Teamsは中国のネット規制下でも使える!通信はポケットWi-Fiが安心

Teamsは中国のデータセンターで運営されているため、厳しいネット規制下の中国でも通常どおり利用できます。規制対象外のサービスなので、GoogleやLINEのようにVPNは必須ではありません。

ただし、スマホなどをそのまま使うと高額な通信料が発生し、通信が不安定になる場合もあるので、通信手段の準備は必須です。

中国でTeamsを使うなら、ネット接続手段はスマホやPCを臨機応変に使えるポケットWi-Fiが最適。現地で使えるポケットWi-Fiを探している人には、リーズナブルで同時接続10台まで可能な海外WiFiレンタルショップがおすすめです。

「電源を入れない日は通信料0円」で利用できるので、出張の際も通信費を節約しながら使えます。中国渡航の日程が決まり次第、お早めにご予約ください。

\ 常時スマホがつながる安心感! /

何が起こるかわからない海外だから…

一緒に携帯すべき海外用WiFiセット一式を見てみる>>>

▼VPN必要=❌ VPN不要=✅ 使えない=使用不可
中国 香港
Google検索
Googleマップ
Yahoo!JAPAN
(検索・ニュース・経路など)
LINE
Gmail
Yahoo!メール
X(旧Twitter)
Instagram・Facebook
YouTube
Netflix・Huluなど
WeChat
PayPayなどの
国内電子マネー
使用不可 使用不可
Alipay

中国でのTeams使用に関するよくある質問

あなたの渡航先はいくら?
海外WiFi通信料を簡単検索!

国名

ーーーーーー

通信料(1日/税込)

1GBプラン

ーーーー

このプランを選択

無制限プラン

ーーーー

このプランを選択

【1台で135ヵ国対応】海外行くなら
「海外WiFiレンタルショップ」にお任せ!

LINE CAMPAIN

URLをコピーしました!

TOPへ戻る ▲

渡航先①を削除しますか?

キャンセル

削除する

エリア一覧

中南米の対象国一覧(金額は1日あたりの通信料です)

×

あと払い(ペイディ)

さらに、ペイディアプリから本人確認をすると、分割手数料無料*の3回あと払い**、ご利用可能額の確認、
使い過ぎを防止する予算設定など、便利な機能がご利用いただけます。

*口座振替・銀行振込のみ無料
**1回のご利用金額が3,000円以上の場合のみ利用可能