台湾出張完全ガイド2025年最新版【入国手続き・持ち物・ビジネスマナー等まとめ】
この記事では、台湾出張について徹底解説!ビジネス目的での渡航時のビザや入国手続き、持ち物などを詳しく解説します。
台湾出張時は、航空券やホテルの予約といった基本的な準備に加え、台湾ならではのビジネスマナーや生活環境を理解しておくことも重要です。
この記事では、入国時に必要な書類、必需品のチェックリスト、トラブル対策などまで丁寧にご紹介。台湾出張を控えている方は、ぜひお役立てください。
台湾出張前の準備|渡航に必要な手続き
台湾出張のようなビジネス目的で渡航する場合は、旅行と違い入国でのビザの取得が必要になるケースがあります。ここではビジネス目的での入国手続きに関する情報を解説します。
台湾出張にビザは必要?滞在日数ごとのルール
日本国籍の方は、台湾出張では必ずしもビザを取得する必要ありません。
- 90日以内の滞在→ビザ取得が不要
- 90日を超える滞在→停留ビザ(最大180日滞在可)
もし、ビザを取得する際は、申請書に以下の書類を揃えて申請しましょう。
- パスポート(残存期間6ヶ月以上)
- 証明写真2枚
- 渡航証明書:在職証明書など
- 身分証:住民票原本または運転免許証・マイナンバーカードの裏表
- 申請費用:シングル7,700円、マルチ15,300円
※シングルは1回のみ、マルチは複数回の入国・出国が可能です。
申請は、台北中日経済文化代表処か、オンラインで可能。数日かかるため、余裕をもって準備しましょう。
入国時に必要な書類
台湾入国には、以下の2つの種類が必要です。
- パスポート:滞在期間中有効であればよいが、6ヶ月以上推奨
- 台湾電子入国カード(TWAC)の登録:到着3日前から申請可
現在は入国カードは廃止され、オンライン登録が必須となりました。無料で簡単に登録できます。
- メールアドレスを入力し、認証コードを登録ページに入力する
- パスポート番号や連絡先など個人情報を入力する
- 渡航日時や住所など渡航先情報を入力する
- 登録完了です
航空券・ホテル・保険の準備
台湾出張で欠かせない、航空券・ホテル・海外旅行保険は、早めに予約・加入しておきましょう。
航空券
航空券は渡航する時期、航空会社によって価格が大きく異なります。通常期のフルキャリア・エコノミークラスは、片道約5万〜7万円。
安さを求めるなら、LCCの利用がおすすめです。大手キャリアとLCCなら、通常期で往復で約2〜3万円の差があります。
日本から台北間を運行しているLCCは、タイガーエア台湾、Peach、スクート、ジェットスター・ジャパンです。ただし、タイガーエア台湾以外では利用できる日本の空港は一部のみで、台湾の空港は桃園国際空港に限られます。費用の安さも大切ですが、出張先へのアクセスの良さを優先に選びましょう。
ホテル
台湾出張のホテルは、「交通の利便性」「出張先のエリア」「環境の良さ」を重視して選びましょう。台北なら台北駅周辺のような複数のMRT(地下鉄)路線が乗り入れているエリア、また、日系の店やホテルが多い中山エリアなどがおすすめです。
海外旅行保険
海外旅行保険を個人で加入するかどうかは、次の条件によって異なります。
- 会社が保険に加入しているか、補償内容も確認
- 台湾でも勤務中のケガや病気は労災対象だが、プライベートは対象外
- 台湾の医療費は日本並みだが、全額自己負担
会社が海外旅行保険が加入しているケースでは、個人での加入は不要です。ただし、ロストバゲージや携行品損害などは対象外です。
海外の医療費は日本より高くなり、個人で支払うのは大変というイメージですが、台湾の医療費は日本よりも若干安い水準です。たとえば、風邪での一般診察がNT$800(約4,000円)前後。しかし、全額自己負担となるため、高く感じてしまいます。
台湾で支払ったとしても、帰国すれば支払った医療費の一部が還付される「海外療養費制度」が利用できるので、実際はそれほど負担は大きくありません。
上記の内容を加味して、個人での海外旅行保険を検討しましょう。
台湾出張に必要な持ち物完全ガイド
ここでは、台湾のビジネスシーン、プライベートで必須な持ち物について解説します。
服装:スーツが基本
台湾のビジネスシーンでは日本よりもカジュアルな服装が多い傾向です。ネクタイもジャケットも必須ではありません。というのも、台湾は高温多湿の気候で、とくに夏季は気温が高く、涼しい格好が好まれます。ただし、商談の場ではネクタイを付けたスーツ姿がベストです。
一方、普段の格好は出張時期によって異なります。夏はTシャツや短パンなどの涼しい格好で帽子やサングラスが欠かせません。冬は比較的温かいですが、ジャケットやセーターなどの防寒着が必須。春や秋は肌寒いときのジャケットやカーディガンがあるとよいでしょう。
デバイス関連
台湾出張では、デバイス関連グッズはマスト。充電器やUSBケーブルはもちろんですが、以下のものも準備しましょう。
- モバイルバッテリー:100Wh以下のもの
- ポケットWi-Fi:セキュリティ対策が万全で安定した通信が可能。複数台の同時接続も対応。
変換プラグは日本と同じAタイプなので必要ありません。台湾の電圧は220Vですが、PCやスマホの充電など多くの家電製品は世界対応なので、変圧器なしで大丈夫です。
仕事でパソコンを使用する場合は、機密情報の取扱には注意しましょう。中国本土と異なり、台湾でパソコンなどの検閲はありませんが、フリーWi-Fiは使わない、データはUSBメモリーに保存するといった対策が必要です。
衛生用品・薬
台湾はアジアの中でも比較的衛生的と言えますが、インフラが整っていない場所も多いため、以下のものが必要です。
- 除菌用ウエットティッシュ:便座拭きや屋台の手拭きなどに
- ポケットティッシュ:台湾のトイレには備え付きのペーパーがないことも
- 常備薬:胃腸薬、鎮痛剤、風邪薬など、普段飲んでいる薬
台湾のトイレは日本のようにきれいではない上に、トイレットペーパーは流せません。そのため、除菌用のウエットティッシュやトイレットペーパー代わりのティッシュが必要です。女性なら生理用品も多めに準備しておきましょう。
台湾の屋台や飲食店では日本のようにおしぼりやティッシュはありません。手を汚した、テーブルが汚れていた時は、ウエットティッシュがあると便利です。拭き取ったゴミはビニール袋を持参していると、ゴミ箱代わりになります。
また、台湾では水道水、ナマモノは口にするのは厳禁。とくに夏季は高温多湿で食中毒になりやすいので、薬を用意しておきましょう。台湾でも購入できますが、飲み慣れたものが安心です。服薬している方は、医師に相談して多めに薬を出してもらうなど対策しましょう。
日用品・便利グッズ
普段使うもの、仕事で身なりをきれいに整えるものも欠かせません。
- 歯ブラシやシャンプー/女性は化粧品やメイク道具
- シェーバー・ドライヤー
- 日焼け止め
- 虫よけスプレー
- エコバッグ
- 割り箸やスプーン
台湾のホテルはアメニティの準備がないため、歯ブラシやシャンプーといった日用品は不可欠です。
日本製のシェーバーやドライヤーを持ち込む際は電圧に注意。日本製は200Vと台湾よりも電圧が低いため、変圧器を準備しましょう。
あると便利というグッズは、エコバッグと割り箸やスプーンなどのカトラリー。台湾のスーパーやコンビニではビニール袋は有料ですし、屋台でビニール袋をつけてくれるケースはほとんどありません。カトラリーは、屋台でお箸がないとき、ホテルで食事を摂る際に「もらい忘れた」ときに便利です。
決済手段・おすすめアプリ
台湾で使える決算手段は次のとおりです。
- 悠遊カード(EASY CARD):電子マネーで、MRTなどの交通機関、ショッピング、飲食店など幅広く利用。チャージは現金。
- VISAやMastercardのクレジットカード:ホテルやショッピングモールなどで利用可能
- 現金:屋台など現金しか使えに場所も多数。1日3,000〜5,000円相当の現金を準備。
また、日常生活に便利なアプリは次のとおりです。
- タクシー配車:Uber
- 公共交通機関の乗り換え案内:乗換案内台北・Bus Tracker Taiwan
- レートの換算:Currency
他にも、地図検索にはGoogleマップ、翻訳にはGoogle翻訳を利用しましょう。
台湾出張のビジネスマナーと商習慣
出張では台湾のビジネスマナーや商習慣を事前に知っておくのは当たり前。次のような基本情報を確認しておきましょう。
言語コミュニケーションの基本
台湾では中国語が中心です。ビジネスで英語が使われるケースもありますが、中国語を知っておくと相手とのコミュニケーションがスムーズ。とくに商談や交渉の場では、翻訳機を活用したり、台湾ビジネスに精通した通訳を雇ったりするのも有効です。
初対面のマナー
台湾での初対面の挨拶は、お辞儀ではなく握手です。次に日本と同じく、台湾でも名刺交換は大切なビジネスマナー。両手で受け取って敬意を示し、受け取ったら相手の名前や肩書を確認してコメントを述べましょう。また、必須ではありませんが、相手の好みをリサーチして、手土産を持っていくと、好印象を持ってもらいやすいです。
会食や商談時のマナー
台湾出張中は、会食や商談する機会もあるため、次のことを知っておくと安心です。
商談や重要な会食の場の服装はネクタイ付きのスーツがベスト。カジュアルな会食の場合はシャツやワンピースなどセミフォーマルな格好でもよいです。
台湾では時間にルーズな面があり、少し遅れてくることもしばしば。ここは寛容に構えておくと腹を立てることもありません。
食事のマナーは日本と同じようなケースも多いですが、最後は食事を全部食べずに残すのがマナー。「食べきれないほどの満足した」というサインです。
日本のマナーと異なる点をしっかりと理解しておきましょう。
台湾出張時の安全・トラブル対策
台湾出張中は紛失・盗難や事故等によるケガなどに遭遇するケースもあります。そんなときにどこへ相談したらよいかについて解説します。
台湾の治安と防犯対策
台湾の治安は、アジアの中でも比較的良いとされています。ただし、観光地や人混みが多い夜市は「スリ」や「置き引き」が多発しています。
安全に関する最新情報は「たびレジ」に登録し、危険エリアや多発している犯罪などをチェックしましょう。
喫煙者は注意!台湾の厳しい規制
台湾は日本よりもタバコに関する規制が厳しい国です。公共施設や屋内でのタバコは全面禁止。喫煙エリアは屋外のみです。台湾へのタバコを持ち込める量も決められており、規制を超える場合は申請が必要です。
さらに、加熱式や電子タバコの台湾への持ち込み、喫煙も禁止されています。
喫煙以外では、公共交通機関での飲食も厳しく禁止されています。たとえば、地下鉄内でペットボトルの水を飲む、飴玉をなめる、ガムを噛むなどもすべてできません。
いずれも違反すると罰金が科されるので注意しましょう。
紛失・盗難などトラブル時の連絡先
出張中は、日本の会社との報告や相談も大事です。日本へ帰国した後も、出張報告書の提出があるので、現地でメモしておくとよいでしょう。合わせて、経費の精算のため、領収書をまとめておきましょう。
緊急時の連絡先は、警察110番、消防・救急119番、詐欺ホットライン165番です。日本人のトラブル相談先として、日本領事館や日本台湾交流協会などがあります。いざというときに焦らないよう、メモしておきましょう。
台湾出張時は早めの準備を!滞在中は安定した通信手段が必須
台湾出張をスムーズに進めるためには、早めの準備と正確な情報収集が何よりも大切です。
特に、ビザ申請など時間のかかる手続きや、通信手段の確保は出張が決まった時点で取りかかりましょう。
現地では安定した通信環境が欠かせないため、セキュリティ面でも安心で、パソコンやスマホを同時接続できるポケットWi-Fiレンタルの利用がおすすめです。
たとえば、「海外WiFiレンタルサービス」なら1日920円で無制限プランが利用可能。
コストを抑えつつ快適なネット環境を確保すれば、仕事効率も大幅にアップします。
準備を整えて、台湾でのビジネスチャンスを最大限に活かしましょう。
台湾出張に関するよくある質問
-
Q台湾の出張でビザが必要ですか?
A90日以内に滞在ならビザの申請は必要ありません。
-
Q台湾出張時の服装はスーツでいい?
A台湾のビジネスシーンではスーツが適しています。
>>出張中の服装
-
Q台湾のビジネスで気をつけるべきマナーはある?
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