バンコク空港

スワンナプーム空港とドンムアン空港どっちがいい?利便性や充実度を徹底比較【タイ・バンコク】

2025/01/06 2025/01/06

この記事では、バンコクの2大空港「スワンナプーム国際空港」と「ドンムアン国際空港」を徹底比較していきます。

どちらも日本からフライトがあり、どちらを利用したらよいか迷っている方も多いでしょう。そこで、各空港のバンコク市街までのアクセスや、免税店・ラウンジなどの充実度と、選ぶ際に役立つポイントを徹底検証。

おすすめの選び方にも触れますので、バンコク渡航やトランジットなどで利用予定の方は、ぜひ最後までご覧ください。

【どっちがいい?】バンコク2大空港の違いを徹底検証

スワンナプーム国際空港

バンコクには、2大空港「スワンナプーム国際空港」と「ドンムアン国際空港」があります。どちらの空港も規模が大きく、日本からバンコクへ直行便が出ています。また、東南アジアへの乗継便としても利用される空港です。

スワンナプーム空港 ドンムアン空港
特徴 東南アジアのハブ的空港
ドンムアン空港の5倍、成田空港の3倍の広さ
ターミナルは1つ
東南アジアの主要LCC空港
第1ターミナル国際線
第2ターミナル国内線
市街地
からの距離
東南へ約25km 約23km
航空会社の
違い
大手フルサービスキャリアとLCC LCC
日本からの
フライト
・直行便:6空港
(成田、羽田、関西、中部、新千歳、福岡)
・乗り継ぎ:+8空港
(沖縄、仙台、熊本、長崎、広島、函館、大分、旭川)
・直行便:6空港
(成田、関西、中部、新千歳、福岡・那覇)

それぞれの空港の特徴を解説します。

スワンナプーム国際空港

スワンナプーム空港は2006年にオープンした国際空港で、アジアのハブ空港的存在です。世界中から多くの航空会社が就航しています。

日本の航空会社 日本航空(JAL)、全日空(ANA)、Air Japan、ピーチ、ZIPAIR
国際線の
航空会社
約108の航空会社
・アジア:香港航空、大韓航空、カタール航空など
・ヨーロッパ:エール・フランス、フィンエアーなど
・中東:エミレーツ、クウェート航空など
・アフリカ:ケニア航空など
・オセアニア:ジェットスター航空、サラムエアなど
タイ国内線の
航空会社
7社
タイ国際航空、タイ・ベトジェットエア、バンコクエアウェイズ、タイ・エアアジア、フィンエアー、エルエア・イスラエル航空、エティハド航空

スワンナプーム空港は1つのターミナルでわかりやすい構造です。2階が到着ロビー、4階が出発ロビー、地下は鉄道の乗り口。ただし、出国後の搭乗口までの距離が長いため、時間に余裕を持って、到着しましょう。

ドンムアン国際空港

ドンムアン空港は、スワンナプーム空港が開港する以前、アジアのハブ空港として機能していました。現在は、LCCや国内線専用の空港です。スワンナプーム空港よりもコンパクトなため、搭乗や乗り継ぎなどがスムーズに行えます。

日本の航空会社 なし
国際線の
航空会社
約20社以上
・中国の航空会社 :青島航空、吉祥航空など
・香港エクスプレス、マカオ航空、スクート
・タイの航空会社 :タイ・エアアジアなど
・マレーシア航空会社 :ファイヤフライ航空など
・インドネシアの航空会社 :バティック・エア、インドネシア・エアアジア
・フィリピンの航空会社 :セブパシフィック航空、エアアジア・フィリピン
・ミャンマー国際空港、バンブー・エアウェイズ
タイ国内線の
航空会社
5社
バンコクエアウェイズ、タイ・エアアジア、タイ・ライオンエア、ノックエア

ドンムアン空港はターミナルは2つですが、連絡通路が通っているため、移動は徒歩1分ほど。1階が到着フロア、3階が出発フロアです。ターミナルは第1が国際線、第2が国内線と離れていますが、コンパクトな構造のため、出国や入国の手続きはスムーズに行えます。

スワンナプーム空港・ドンムアン空港どっちが便利?バンコク市内や地方へのアクセス

バンコク空港バス

2つの空港からバンコク市内までのアクセス手段は次のとおりです。

  • タクシー
  • 鉄道
  • 空港バス

ドンムアン空港からはタイの国鉄や路線バスなども利用できます。

バンコク市内へのアクセス

スワンナプーム空港とドンムアン空港からの市内への所要時間や料金は次のとおりです。

スワンナプーム空港 ドンムアン空港
タクシー 市内まで約40〜1時間
400〜500バーツ(約1804.8円〜2256円)
市内まで約40分
350バーツ(約1580円)〜
鉄道 パヤタイまで30分
45バーツ(約203円)
・バンスー駅まで約20分、20バーツ(約90円)
・MRTスクンビット駅まで約60分、62バーツ(約280円)
空港バス
①BMTAバス
②リモバス

市内まで約60分
35〜60バーツ(約158〜271円)②
市内まで約45〜60分
150バーツ(約677円)
①約30分〜60分
・BTSモーチット駅、ビクトリーモニュメント駅:30バーツ(約135円)
・シーロム、ルンピニー公園、カオサン通り:50バーツ(約226円)
②約45〜60分
150バーツ

どちらの空港も市内への料金や時間はあまり変わりません。バンコク市内へのアクセスなら、どちらを利用してもよいでしょう。

しかし、スワンナプーム空港のほうが、鉄道や地下鉄の移動は便利です。スワンナプーム空港は、鉄道の乗り場が地下1階に直結しているため、移動はそのまま降りるだけです。一方、ドンムアン空港は歩道橋を渡った先にあるため、歩いての移動距離が長くなります。

パタヤへのアクセス

パタヤへはスワンナプーム空港から直通のバスがでていますが、ドンムアン空港からは直通のアクセス方法がありません。

パタヤは、バンコクから南東へ約160km、アジアを代表するビーチリゾートです。世界中から観光客が訪れて、マリンスポーツからアウトドア・スポーツを楽しみます。また、有名なゴルフ場もあるため、日本からの観光客も多くなっています。

パタヤでのゴルフやマリンスポーツなどを楽しむなら、スワンナプーム空港からのアクセスが便利でしょう。

プーケットやチェンマイへのアクセス

プーケットやチェンマイもタイで有名な観光地です。バンコクからは鉄道やバスが出ていますが、距離が長いため、飛行機での移動がおすすめ。

プーケット チェンマイ
スワンナプーム空港 ・フライト:1時間30分
・料金(片道):1,500円〜
・1日約27便
・フライト1時間20分
・料金(片道):1,500円〜
・1日約25便
ドンムアン空港 ・フライト:1時25分
・料金(片道):2,500円〜
・1日約26便
・フライト1時間15分
・料金(片道):3,000〜
・1日約30便

どちらの空港からもプーケットやチェンマイへのフライトがあります。時間やフライト便はあまり変わりません。その時のチケット料金やフライト時間等を考慮して選ぶとよいでしょう。

とくに、ドンムアン空港は国内線へのフライトが多いため、上記以外へのアクセスも可能です。

バンコクのスワンナプーム空港・ドンムアン空港どっちがおすすめ【目的別の選び方】

スワンナプーム国際空港搭乗口

バンコクでどちらの空港か迷うときは、次のような選び方も参考にしましょう。

スワンナプーム空港 ・空港で待ち時間を楽しみたい
・日本からアクセスのしやすさ(地方の空港から搭乗できるなど)
ドンムアン空港 ・航空券を安くしたい
・入国審査で待ちたくない
・空港内での乗り継ぎがスムーズ

それぞれの選び方を詳しく解説します。

とにかく航空券を安くしたい

航空券を安くしたいなら、LCCの利用がおすすめです。LCCは、格安航空会社のこと。食事提供や預け入れ荷物、座席指定など無料サービスを廃止、一部有料化することで、運賃の低価格を実現しています。

日本からの主なLCC直行便は、次のとおりです。

  • タイ・エアアジアX
  • タイ・ライオン・エア
  • スクート
  • ノックエア

これらのLCC直行便の多くは、ドンムアン空港に就航しています。とくにタイ・エアアジアXはドンムアン空港のみの就航で、タイ・エアアジアXを利用するならドンムアン空港一択でしょう。

入国審査で待ちたくない

入国審査での混雑や待ち時間が短いのは、主にドンムアン空港です。スワンナプーム空港はアジアだけではなく、世界各国からの利用者が多く、入国審査で長蛇の列ができることで知られています。ピーク時は、1時間半以上の待ち時間も発生します。

一方、ドンムアン空港はアジアやタイ滞在の利用者が多いため、そこまでの混雑はありません。しかし、週末や行楽シーズンなどは多くの人で待ち時間が発生します。

乗り継ぎ時に移動しやすい

ドンムアン空港内での乗り継ぎであれば、それほど移動に時間はかかりません。国際線と国内線は連絡通路でつながっていますので、1階と3階を行き来します。それぞれの乗り継ぎは次のとおりです。

スワンナプーム空港 ドンムアン空港
国際線から国内線 ・到着:2階⇒2階入国審査⇒コンコースAまたはBへ⇒出発:4階
・到着:2階⇒コンコースD⇒入国審査⇒手荷物を受け取ってドンムアン空港へ
・到着:ターミナル1の1階 ⇒
連絡通路⇒出発:ターミナル2の3階
・到着:ターミナル1の1階⇒入国審査⇒手荷物を受け取ってスワンナプーム空港へ
国際線から国際線 到着:2階⇒(乗り継ぎ手続き) ⇒出発4階
・国際線乗り継ぎカウンター:3階
到着:ターミナル1の1階⇒出発:ターミナル1の3階
・乗り継ぎカウンター:3階
国内線から国際線 到着:2階⇒ 国際線乗り継ぎエリア⇒出発:4階 到着:ターミナル2の2階⇒連絡通路⇒出発:ターミナル1の 3階
国内線から国内線 到着:2階⇒乗り継ぎ手続き⇒国内線出発ゲートへ⇒3階
・国内線乗り継ぎカウンター:2階
到着:ターミナル2の2階⇒ターミナル2の3階

スワンナプーム空港では2階が到着ゲート、4階が出発フロアですが、利用する航空便によって乗り継ぎ時の入国カウンターが異なります。また、多くの航空会社がありフロアも広いため、迷わないよう、案内板を見たり職員に聞いたりして進みましょう。

また、スワンナプーム空港とドンムアン空港間の乗り継ぎには、無料のシャトルバスが利用できます。所要時間は45分〜60分ほど。本数は多く出ていますが、混雑する時間帯はもっとかかるかもしれません。朝の5時から24時までなので、それ以外はタクシーを利用しましょう。

なお、無料のシャトルバスを利用するには、スワンナプーム空港着のドンムアン空港発、ドンムアン空港着のスワンナプーム空港発の航空券が必要です。

乗り継ぎなど待ち時間を楽しみたい

「乗り継ぎなどで5時間以上の時間がある」「空港で暇つぶししたい」など、空港で長時間過ごす場合は、スワンナプーム空港の設備が充実しています。

  • レストランやカフェなどの店舗数、タイ料理や和食など種類が豊富
  • 主要な高級ブランドが揃っている
  • 薬局や名産品のショップなどが豊富
  • セブンイレブン、ファミリーマートなどコンビニも揃っている
  • ラウンジが多い

上記の理由で、長時間をゆっくり過ごせます。また、24時間の飲食店やラウンジも多いため、深夜でも快適に過ごせるでしょう。

日本からの路線数が多い

日本からの路線数が多いのは、スワンナプーム空港です。

スワンナプーム空港 ドンムアン空港
日本へ就航している航空会社 タイ国際航空、日本航空、全日空、エアージャパン、タイ・エアアジア、タイ・エアアジアX、ジェップエア、ピーチ、タイベトジェット タイ・エアアジアX、スクート、ノックエア、タイ・ライオンエア、タイ・エアアジア
日本からの路線数 羽田:毎日6便、
成田:毎日6便
関西:毎日4便
中部:毎日1〜2便
福岡:毎日2便
新千歳:毎日1便
成田:毎日2〜3便
関西:毎日2便新千歳:毎日1便
中部:毎週4便福岡:毎日1便
那覇:毎週4便

スワンナプーム空港からは、毎日複数の航空会社から定期便が発着しています。また、ドンムアン空港は羽田からの直行便がなく、大分や広島空港のような地方の空港からの航空便もありません。

LCC以外の大手キャリア便やアジア以外の海外へ行く際も、スワンナプーム空港到着や経由を利用しましょう。

バンコクのスワンナプーム空港・ドンムアン空港どっちが充実【施設】

空港の充電スポットのイメージ

スワンナプーム空港とドンムアン空港の施設の充実度について、次のような違いがあります。

スワンナプーム空港 ドンムアン空港
ラウンジの数やサービス
26以上のラウンジ、ファーストクラスやビジネスクラス専用ラウンジも

6箇所。料金を支払えば利用可能
免税店の品揃え
主な高級ブランドやコスメなど専門店が揃っている

制限エリア内にまとまった免税店
レートのよい両替所
地下1階の両替所

4階とドンムアン駅の2箇所
グルメの品揃えや値段
タイ料理から日本食まで揃っている、店舗数も多い

タイ料理のフードコートがメイン、社員食堂のMagic Food Parkの激安グルメもあり
フリーWi-Fi・充電スポット
空港内やラウンジに設置
・「Airport◯◯Free WiFi」より、個人情報を入力後、ログイン
・AOTが提供する無料充電スポットが1、2、3、4階に設置

空港内やラウンジに設置
・「Airport ◯◯ Free WiFi」にアクセスし、個人情報を登録、ログイン
・AOTが提供する無料充電スポットが1階・3階などに設置

空港の施設の充実度では、スワンナプーム空港のほうが満足度が高いと言えます。特に、免税店とラウンジは規模も数も豊富です。プライオリティパスなどのカードラウンジ「ミラクルラウンジ」の他にも、JALのサクララウンジといった各航空会社のラウンジもあります。シャワー室や仮眠室が完備され、食事の内容もクオリティが高いものです。

一方、ドンムアン空港のラウンジはカードラウンジのみです。広さはコンパクトでシャワーが使えるのは1箇所のみ、仮眠室などの個室はありません。しかし、料金を支払えば誰でも利用できるラウンジが多いため、気軽に利用しやすいでしょう。

スワンナプーム空港・ドンムアン空港どっち?タイ渡航のフライト日程が決まっていたら…

バンコクの空港を利用する女性

日本からバンコクへ行く際、空港をどっちがいいか迷う場合、次のように選びましょう。

空港での乗り継ぎや待ち時間をゆっくり過ごしたい方やバンコク市内へのアクセスしやすさは、スワンナプーム空港。入国の待ち時間が短く、LCCを利用して安く行くならドンムアン空港です。

タイでの滞在や移動をもっと快適に安く抑えるなら、通信手段の選び方も重要です。日本で事前に準備でき、どこでも安心してネットが使えるポケットWi-Fi。とくに、海外WiFiレンタルショップなら使わない日の通信費は0円になり、費用を抑えられます。

空港はどっちか決まっていないが、フライト日程だけ決まっているなら、まずはポケットWi-Fiを予約して準備しておきましょう。ぜひ、簡単シミュレーションで通信費をチェックしてください。

>>タイでの通信費をシミュレーションしてみる

バンコク2大空港の使い分け・選び方などに関するよくある質問

  • Qバンコクの空港を利用するならおすすめはどっち?

    A

    どちらがいいかは、目的によって異なります。市内へのアクセスの良さや、空港の快適な設備を重視するなら、スワンナプーム国際空港。LCCを使って安く航空券を利用したいなら、ドンムアン空港です。

    >>バンコクのスワンナプーム空港・ドンムアン空港どっちがおすすめ【目的別の選び方】

  • Qバンコク市内へ行くなら、スワンナプーム空港とドンムアン空港のどっちが便利?

    A

    どちらの空港からも市内への料金や時間は変わりません。予約しているホテルの場所や目的地までのアクセスのしやすさから、どちらの空港がよいか選択しましょう。

  • Q免税店やラウンジはどっちが充実している?

    A

    免税店やラウンジは、スワンナプーム国際空港が充実しています。店舗の数が豊富で、規模も大きく、設備のクオリティも良いため、満足度が高いでしょう。

    >>バンコクのスワンナプーム空港・ドンムアン空港どっちが充実【施設】

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