
中国でMicrosoft Teamsは使える?ネット規制事情やオンライン会議代替ツールまとめ【2025年最新】
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今回の記事では、Microsoft社のコミュニケーションツール、「Teams(チームズ)」が中国で使えるかどうか、現地でのオンライン会議方法について徹底解説します。
チャット機能や資料共有、通話やビデオ会議の機能を備えているTeamsを、中国で使って仕事をスムーズに進めたいと考えている人も多いでしょう。
Teamsはブラウザ版の他、PCやスマホ対応のアプリもリリースされており、中国でもさまざまなシーンでの活用が期待できます。
Teamsを中国で使うためのネット手段から、便利な現地の代替ツール、活用術や注意点まで紹介するので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
中国でTeamsは使える?現地のネット規制状況・VPNの必要性【2025年最新】
中国は、政府によるグレート・ファイアウォールと呼ばれる検閲システムにより、GoogleやLINEなど、中国国外のネットサービスが利用制限されています。ただし、2025年現時点でTeamsは規制対象外のサービスで、中国でも利用可能です。
Microsoftは、中国のパートナー企業である「21Vianet」を経由してTeamsを提供しています。中国のデータセンターによる運営なので、現地回線でもチャットや会議などは通常どおり利用できます。
ただし、地域によって通信が不安定になる場合があり、持ち込んだデバイスでそのままデータ通信が行われると高額なローミング料金の発生も。安全かつ安定して利用するために、事前にネット環境を準備しておきましょう。
TeamsはVPNなしでも中国で利用可能
TeamsはGoogleやLINEなどとは異なり、中国からアクセスするのにVPNは不要です。
Microsoftが中国企業と提携して現地向けに提供しているため、中国国内のデータセンターで処理され、規制上の問題もありません。そのため、VPNを経由しなくても基本的に安定して通信できます。
ただし、重要情報を扱うのであれば、VPNで通信の暗号化を検討するのも有用な方法です。しかしながら、中国では未認可のVPNは、利用の禁止や制限対象になるおそれもあります。
VPNを利用する際は、中国政府の認可サービスや企業契約の専用VPNなどを、事前に確認しておきましょう。
類似のオンライン会議ツールについて
現状、Teams同様、Zoomも同様に使えます。一方で、Googleの各種サービスは使えないため、同じオンライン会議ツールでも、Google Meetは現地回線だと利用できません。
中国対応のWi-Fiレンタルなど、しっかり対策していきましょう。
中国でTeamsを使うには?準備必須のネット通信環境4つ【PC&スマホ接続ならポケットWiFi!】
Teamsは中国でも現地のネットワークからアクセスできますが、直接接続してデータ通信してしまうと高額な料金が発生してしまいます。そのため、Teamsを中国で安全に使うには、以下のようなネット接続手段を理解しておくことが大切です。
- 中国対応のポケットWi-Fi
- 現地のフリーWi-Fi
- 現地対応のSIMカード
- 日本キャリアの海外ローミング
通信手段はそれぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので、利用目的やシーンに合わせて選びましょう。各通信手段について、順番に解説していきます。
中国対応のポケットWi-Fi
中国でTeamsを使うなら、最も安定して使いやすい通信手段はポケットWi-Fiです。複数のデバイス(スマホ・PC・タブレット)を同時に接続できるので、ブラウザ版とアプリ版をシーンに応じて使い分けられます。
専用回線を介して現地ネットワークにアクセスするので、接続も安定しており、セキュリティが強い点もビジネス向きです。
海外WiFiレンタルショップなら、中国の料金プランもリーズナブルで、同時接続可能台数も10台までなので、複数人での出張にも役立つでしょう。
現地のフリーWi-Fi
中国でTeamsを使う点だけでいえば、現地の無料公共Wi-Fiも使いようがあります。現地のフリーWi-Fiは基本的に検閲システムを経由しますが、Teamsは規制対象外なので、サービスをそのまま利用可能です。
ただし、フリーWi-Fiは接続が不安定になる場合や、セキュリティが弱い面に注意しましょう。誰でも利用できるフリーWi-Fiは、第三者に情報を覗かれたり盗まれたりするリスクがあります。
急ぎまたはちょっとした連絡程度なら問題ないかもしれませんが、重要な会議や大事なデータのやり取りには使用を避けるのが安全です。
現地対応のSIMカード
Teamsのモバイル版を中国で利用するなら、中国対応のSIMカードを使うのも選択肢の1つ。Teamsは規制対象外のサービスなので、中国対応のSIMカードであれば、国外通信制限の有無に関係なく利用できます。
料金も安いので、出張時の通信費節約にも便利です。ただし、SIMフリーの端末が前提となり、カード1枚につき1台の端末にしか使えません。
複数デバイスを使用する場合は、テザリングでのネット接続もできますが、スマホの電池消耗が早まるなど、あまり効率的な手段とはいえないでしょう。
日本キャリアの海外ローミング
中国で、スマホの通信料金を抑えるネット手段には、日本のキャリアの海外ローミング(海外定額プラン)を使う方法もあります。
ただし、スマホでTeamsを使うのであれば、消費するデータ容量もそれなりに多いです。場合によっては1日3,000円弱の割高なプランしか選べない可能性もあります。
また、海外ローミングは日本のキャリアを経由するため、遅延したり接続が不安定になったりする場合も。コストや接続安定性の面で不利なため、中国でTeamsを本格的に活用するなら、他の選択肢も検討した方が良いでしょう。
中国でTeams以外に使えるコミュニケーションツール2選
中国で、Teams以外にも現地で役立つコミュニケーションツールを紹介します。Teamsは規制対象外のサービスですが、中国のネット環境の影響により、通信が不安定になるケースも。
いざという時にスマートに対応するためにも、中国でメジャーな以下2つのオンラインツールを押さえておきましょう。
- VooV meeting
- Ding Talk
それぞれ詳しく解説していきます。
VooV meeting
VooV meetingは「WeChat」の開発元で知られる「テンセント」が提供するWebミーティングアプリです。TeamsやZoomと同様に、画面共有やファイル共有に対応しており、中国ではトップシェアを誇ります。
現地企業との会議ややり取りに導入しやすい点が魅力ですが、中国アプリであるためセキュリティ面には注意が必要です。社用PCにインストールする場合は、事前に社内のシステム管理者などに確認を取りましょう。
Ding Talk
Ding Talkは、中国のテクノロジー企業「アリババグループ」が自社開発した、総合型AIワークプラットフォームです。ビデオ会議やインスタントメッセージ、音声通話にワークフロー管理まで多彩な機能を備えています。
世界で2,600万社以上の企業が利用しており、国際的なセキュリティ・個人情報保護基準を取得しているため、安全性の評価も高いです。ただし、どんなツールもセキュリティは万全ではないので、基本的な対策はしておきましょう。
中国でTeamsを効率よく使うには【ブラウザ版とアプリ版の違い】
Teamsはブラウザ版とアプリ版を状況に応じて使い分けると、中国で柔軟な活用ができます。参考までに、スマホで利用する場合のブラウザ版とアプリ版の違いを、以下にまとめてみました。
| ブラウザ版 | アプリ版 | |
|---|---|---|
| インストール | 不要 | 必要 |
| 会議参加 | 可能 | 可能 |
| 画面共有 | 不可 | 可能 |
| 通知 | OS通知のみ | 細かくカスタマイズ可能 |
| 機能対応 | 一部制限あり | フル機能対応 |
| 音声・ビデオ通話 | 可能 | 可能 |
外出先や臨時での会議参加には、インストール不要ですぐに参加できるブラウザ版が便利です。資料の画面共有や長時間会議など、フル機能を使いたい場合はアプリを利用しましょう。
Teamsは、状況や用途に応じてバージョンを使い分けることで、よりスムーズに業務に活用できます。
中国でTeamsを使う際の注意点3つ【大事なデータを守るために】
中国で安心してTeamsを使うには、ネット環境や通信の安定性、現地のネット事情に注意を払うことが大切です。特に以下の3つのポイントに注意すれば、現地でのリスクを最小限に抑えられます。
- セキュリティ対策を検討しておく
- データの扱いは法令を遵守する
- 発言・発信内容に配慮する
順番に解説していくので、参考にしてください。
セキュリティ対策を検討しておく
中国でTeamsの利用を予定しているなら、安心できるネット環境を準備しておきましょう。中国は通信が厳しく管理されており、公共Wi-Fiも検閲システムを経由してネット接続します。
情報漏洩のリスクを軽減するためにも、安全な接続手段の手配や、デバイスに保管するデータを最小限にするなど、基本的なセキュリティ対策をしておきましょう。
なお、VPNは政府に認可されていないと違法とみなされるため、心配な人は専用回線などのポケットWi-Fiを選ぶと安心です。
データの扱いは法令を遵守する
中国では、データの中国国外への移転(越境移転)に関する規制が定められています。
そのため、特定の要件下ではデータの中国国内での保存が求められ、中国国外へのデータ送付の際は、以下の条件などをクリアしなければなりません。
- 安全審査
- 認証取得
- 越境移転標準契約の締結
- 同意の取得
一定の対応を行えばデータの越境移転が実現できるケースもあります。業務でデータのやり取りが必要であれば、現地法令を事前に調べて、合法的に取り扱えるようにしておきましょう。
発言・発信内容に配慮する
Teamsで会議に参加したり、チャットしたりする際には、発言や発信内容に注意してください。中国では、以下の内容の発言や投稿をすると、検閲や処罰の対象になるおそれがあります。
- 政治・政府批判
- 国家安全に関わる情報
- 宗教・民族に関わる過激な発言
SNSやチャット上のやり取りも監視されている可能性があるので、業務に関係ない話題は避けるのが安全です。安心して業務に打ち込むためにも、渡航前にこれらの現地事情を把握しておきましょう。
Teamsは中国のネット規制下でも使える!通信はポケットWi-Fiが安心
Teamsは中国のデータセンターで運営されているため、厳しいネット規制下の中国でも通常どおり利用できます。規制対象外のサービスなので、GoogleやLINEのようにVPNは必須ではありません。
ただし、スマホなどをそのまま使うと高額な通信料が発生し、通信が不安定になる場合もあるので、通信手段の準備は必須です。
中国でTeamsを使うなら、ネット接続手段はスマホやPCを臨機応変に使えるポケットWi-Fiが最適。現地で使えるポケットWi-Fiを探している人には、リーズナブルで同時接続10台まで可能な海外WiFiレンタルショップがおすすめです。
「電源を入れない日は通信料0円」で利用できるので、出張の際も通信費を節約しながら使えます。中国渡航の日程が決まり次第、お早めにご予約ください。
| 中国 | 香港 | |
|---|---|---|
| Google検索 Googleマップ |
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| Yahoo!JAPAN (検索・ニュース・経路など) |
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| LINE | ❌ | ✅ |
| Gmail | ❌ | ✅ |
| Yahoo!メール | ✅ | ✅ |
| X(旧Twitter) | ❌ | ✅ |
| Instagram・Facebook | ❌ | ✅ |
| YouTube | ❌ | ✅ |
| Netflix・Huluなど | ❌ | ✅ |
| ✅ | ✅ | |
| PayPayなどの 国内電子マネー |
使用不可 | 使用不可 |
| Alipay | ✅ | ✅ |
中国でのTeams使用に関するよくある質問
-
Q中国でTeamsは使えますか?
ATeamsは規制対象外なので、中国でも利用できます。
-
Q中国ではTeams以外に何が使われていますか?
A -
Q中国でTeamsを使う際の注意点はありますか?
A
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