中国で対策をしてGmailを使う人

中国ではGmailは使えない?現地で使えるようにする方法と代替アプリの使い方

2025/12/30 2025/12/30

この記事では、中国ではGmailが使えないのか、規制回避の方法を徹底検証します。

日本では当たり前のGmailも、中国の通信環境を理解していないと、仕事や日本との連絡に大きな支障が出てしまいます。

本記事では、中国でGmailが使えない理由から現地で使えるようにする方法までわかりやすく解説します。

記事後半では、中国でGmailを使う際の注意点Gmailの代替えアプリについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

中国ではGmailは使えない?ネット規制の実態

中国でGmailが使えないのでびっくりした人

「中国でGmailは使えない」というのは現地の通信回線に接続した場合です。中国では、厳しいネット規制を実施しているため、そのままではGmailを含む、以下のGoogleのサービス全般が使えません。

  • Google検索エンジン
  • Googleマップ
  • Googleドライブ
  • Googleカレンダー
  • Google Playストア
  • Google One
  • Gmail
  • YouTube

中国では「グレートファイアウォール(金盾)」と呼ばれるネット検閲システムがしかれており、海外のネットサービスやアプリへのアクセスが制限されます。

Gmail以外でも、日本人が日常的に使っているLINE、YouTube、Instgram、Facebookなども、検閲システムを回避しないと使えないのが現状です。ただし、ネット制限を回避する方法はありますので、ご安心ください!後ほど詳しく解説します。

中華圏の他のエリアについて

中国本土ではGmailはそのままでは使えませんが、中華圏の以下のエリアでは問題なく使えます。

  • 香港
  • マカオ
  • 台湾

香港とマカオは、それぞれイギリス、ポルトガルから1990年代に中国に返還されましたが「特別行政区」として中国本土と異なる制度を維持しています。

そのため、中国本土が実施しているネット規制の影響を受けず、自由にネットを使えます。

台湾でもネット規制はされてないため、Gmailは日本にいる時同様に使用可能です。

中国でGmailを使う方法【ネット規制が回避できる】

Gmailを中国で使えるようにする方法を解説する人

中国でGmailを使うには、ネット規制を回避する必要があります。ネット規制を回避する方法のうちおすすめなのは以下の2つです。

料金目安 メリット デメリット
VPNをインストールしておく 月額1,000〜2,000円程度 ・ネット規制に効果的
・セキュリティが高い
・中国では一部のVPNしか合法とされていない
・急に使えなくなるケースもある
・現地でのネット接続手段の準備やコストも必要
中国対応の
ポケットWi-Fiを準備しておく
1日500〜2,000円程度 端末一台でネット環境から規制対策まで完結
・複数のデバイスが同時に使える
・接続が安定している
・手配から設定までが簡単
・常に持ち運びが必要
・中国専用回線は割高なサービスもある

どちらの方法も、グレートファイアウォールの検閲を回避してネット接続するため、Gmailを問題なく使えるようになります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

VPNをインストールしておく

VPNをデバイスにインストールすると、中国でもGmailが使えます。VPNとは「仮想空間ネットワーク」のことです。インターネット通信を暗号化し、別の国のサーバーを経由するため、中国のネット規制を回避し、中国国内でそのままでは利用できないサービスがすべて利用可能になります。

VPNは無料版と有料版がありますが、有料版がおすすめです。無料版は、接続が切れやすい問題がある上、個人情報が漏洩するなど安全性で不安があります。

有料版には、以下のようなサービスがあります。

Millen VPN 日本語による手厚いサポート
ExpressVPN 軍事レベルのセキュリティ
Nord VPN 比較的リーズナブル

ひとつ注意しておきたいのが、中国では政府が推奨する国内キャリア以外のVPNの使用を禁止しているるという点です。これまで、外国人が中国でVPNを使って問題になったことはありませんが、不安な方はVPNではなくこの後ご紹介する中国対応のWi-Fiがおすすめです。

中国対応のポケットWi-Fiを準備しておく

中国対応のポケットWi-Fiを使えば、中国のネット制限を回避してGmailが使えるようになります。日本のレンタルWi-Fiであれば、以下の2つが該当します。

  • VPN付ポケットWi-Fi
  • 中国専用回線対応ポケットWi-Fi

上記のポケットWi-Fiがあれば、ネット規制によって本来は使えないネットサービスが使えるようになります。また、VPNサービスと違って1台でネット環境構築とネット制限対策の2つが完結するのが大きなメリットです。

そしてポケットWi-Fiは、1台で複数のデバイスを同時に接続できるため、同行者の方もネット規制を受けない回線でのネット利用が可能です。

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【中国対応WiFi端末で使えるサービス例】

Google(Google検索、Googleマップ、Gmail、YouTubeなど)、 LINE、X(旧Twitter)、Instagram/Facebook、TikTok、 Yahoo(Yahoo!メール、Yahoo!カーナビなど)、 Web会議ツール(Zoom、Microsoft Teamsなど各種)、 動画サービス(Netflix、Amazon Prime、TVerなど各種)

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中国でGmailを使う時の注意点【ネット制限下での正しい使い方】

中国でGmailを使う際の注意点イメージ画像

中国でGmailを使う際は、以下の4つに注意しましょう。

  • VPNを使う場合は通信が途切れないようにする
  • VPNが突然使えなくなった場合の代替案を準備しておく
  • 大容量ファイルは送信できない可能性がある
  • 他のネットサービスの利用可否も確認しておく

それぞれ見ていきましょう。

VPNを使う際は通信が途切れないようにする

中国でVPNを使う際は、通信が途切れないようにしましょう。途切れてしまうと、現地の回線に接続され、ネット制限の干渉を受けることになります。Gmailを含むGoogleのサービスはすべて使えなくなるため注意が必要です。

無料のVPNは、接続が切れやすい傾向にあるため、仕事などで常時Gmailを安全・確実に使いたい方は、有料VPNか中国対応のポケットWi-Fiがおすすめです。

VPNが突然使えなくなった場合の代替案を準備しておく

中国で実績のあるVPNでも突然使えなくなる可能性があります。中国政府は、常にインターネット接続を監視しており、VPNをブロックしようとするためです。もちろんVPNサービスも常にアップデートに努めていますが、タイミングによってはVPNが使えない可能性もゼロではありません。

万が一の場合に備えて、Gmailを他のメールアドレスに自動転送する手続きをしておくと安心です。

  1. PCでGmailにログイン
  2. 「すべての設定を表示」を選択
  3. 「転送とPOP/IMAP」を選択
  4. 転送先アドレスを追加し承認
  5. 転送を有効化して保存

上記の方法で、仮に中国で突然Gmailが開けなくなった時も大切なメールを見逃すことはありません。

ただし、転送先のメールアプリが中国のネット制限の対象ではないことをしっかり確認しましょう。のちほどGmailの代替メールアプリを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

大容量ファイルは送信できない可能性がある

中国でGmailに大容量ファイルを添付すると送信できない可能性があることも覚えておきましょう。Gmailと連携するGoogle Driveも中国ではそのまま利用できないため、大容量ファイルの送受信がうまくいかない場合があります。

VPNや中国対応のポケットWi-Fiを使えば、GmailやGoogle Driveは使えるようになりますが、回線状況によっては送信できない、時間がかかるケースも。

数百MBを超えるようなファイルは、出国前に送っておいたほうが安心です。

他のネットサービスの利用可否も確認しておく

中国ではネット制限によりGmailを含むGoogle関連サービスはそのままでは使えません。しかし、他にも中国でアクセスできないサービスは多数あります。

出張で中国に行かれる方は、しっかり利用可否を確認しておかないと仕事に支障が出る可能性もあります。

2025年12月現在、中国でそのままでは使えないサービスは以下です。

サービス
カテゴリー
サービス名
オンライン会議ツール Google Meet
メール Gmail
クラウドストレージ Google Drive・Dropbox
AIサービス ChatGPT・Claude・Perplexity・Gemini・Grok・Genspark
検索エンジン Google・Yahoo検索
SNS LINE・Facebook・
Instagram・X(旧Twitter)
地図アプリ Googleマップ
動画 YouTube・ニコニコ動画・Netflix・Amazonプライム・Tverなど
その他 Amazon Japan・Yahoo!ショッピング・楽天市場など

このように、中国では日本で日常的に利用しているネットサービスやアプリががほとんど使えません。Googleのオンライン会議ツール「Google Meet」も使用できないので、オンライン会議や授業では、現時点で使用可能な他社サービス「Zoom」や「Teams」の利用を検討するといいでしょう。

中国で使えるGmailの代替メールアプリ3選

中国で使ないGmailの代替アプリを解説する女性

中国ではGmailはそのままでは使えませんが、中国対応のポケットWi-Fiを使えば問題なく使用可能になります。しかし、念のために対策なしでもそのまま使えるメールアプリも知っておくといざという時安心です。

代替メールアプリ 特徴・注意点
Yahoo!メール ・ヤフー関連サービスはネット制限を回避しないと使えない
QQメール Tencent提供の中国で最も普及しているメールアプリ
163メール 老舗無料メール

日本でもお馴染みのYahoo!メールは中国でもそのまま使えるため、Gmailの転送先にする使い方がおすすめです。QQメールと163メールは、それぞれ中国を代表するメールアプリです。中国産アプリなため、中国でも問題なく使用可能。ビジネスシーンでも多く使われるため、この機会にメールアドレスを取得しておくのもよいでしょう。

ヤフーメールを含むYahoo関連サービスの中国での利用について詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください。

中国ではGmailはそのままでは使えない!中国対応ポケットWi-Fiで対策を

中国でポケットWi-Fiを使ってGmaiも使えるようになった人

中国では厳しいネット制限を行っているため、Gmailを含むGoogleサービスはそのままでは利用できません。しかし、中国対応のポケットWi-Fiがあれば中国のネット規制を回避し、本来中国では使えないネットサービスが、通常通り使えるようになります!

海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiは、独自の通信技術で中国のネット規制を回避するため、中国でも問題なくGmailが使えます。別途VPNサービスを利用する必要もないため、中国滞在中のネット費用を大幅におさえることが可能。

1日820円(1GB)〜と料金もリーズナブルな上、最大10台まで同時接続可能ですので、家族旅行やグループ旅行の際にもぴったりです。

中国でも快適にネットを使いたい方は、ぜひ渡航が決まったらポケットWi-Fiの予約をしましょう。

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