海外のフリーWiFi事情完全版!世界各地のネット環境まとめ【利用しやすいWiFiスポットは?】
この記事では、世界各国のフリーWi-Fi整備事情、日本人がよく行く海外主要都市のネット環境について徹底解説します。
海外でネットを使う際に、無料のWi-Fiスポットは大変便利です。日本よりも海外の発達した都市ではフリーWi-Fiが充実していることがあり、ネット接続に困らないこともあるでしょう。一方、全くフリーWi-Fiが期待できない地域やセキュリティ面の不安が大きいエリアもあり、事前の知識が必須です。
今回はそんな千差万別の海外Wi-Fi事情について、現地で立ち寄ることが多い施設での整備状況などまで丁寧に解説します。記事後半では、フリーWi-Fiの危険性や賢い回避方法もご紹介。スマホ・PC周りの準備のため、ぜひ最後までご覧ください。
海外のフリーWi-Fi事情【世界各地域別のネット環境について】
まずは世界各地域のフリーWi-Fi情報から、一覧表で確認しておきましょう。
フリーWi-Fiの整備状況 | |
---|---|
アジア | ・充実している国が多い ・政府が設置する公共のWi-Fiも ・パスワードなしでも接続可能 |
オセアニア・北米 | ・アメリカやカナダは普及率が高い ・オセアニアでは都市など限定的 |
ヨーロッパ | ・北欧や西ヨーロッパは普及率が高い ・中欧、東欧など地域差がある |
中東 | ・ヨルダン、アラブ首長国連邦は普及率が高い ・有料のスポットも多い ・多くの国では発展途上段階 |
中南米 | ・ペルーやブラジルでは普及率が高い ・地域差がある |
アフリカ | ・都市部で比較的整備されている ・全体的に普及率は低い |
海外各地域のフリーWi-Fiについて概観します。日本人が多く訪れている国別のWi-Fi事情については、記事後半でご紹介します。
アジア
アジア各国・各都市のインターネット環境 | |
---|---|
韓国 | 韓国現地のWi-Fi事情 (ソウル、釜山、チェジュ島) |
台湾 | 台湾現地のWi-Fi事情 (台北) |
中国 | 中国現地のWi-Fi事情 (香港、マカオ、上海、北京) |
タイ | タイ現地のWi-Fi事情 |
ベトナム | ベトナム現地のWi-Fi事情 |
インド | インド現地のWi-Fi事情 |
シンガポール | シンガポール現地のWi-Fi事情 |
インドネシア | インドネシア現地のWi-Fi事情 (バリ島) |
マレーシア | マレーシア現地のWi-Fi事情 |
フィリピン | フィリピン現地のWi-Fi事情 (セブ島) |
観光客が多いアジアでは、インフラが整備され都市部を中心に、フリーWi-Fiスポットが増えています。ホテルや飲食店、ショッピングモールなど使える場所は多くあります。バスや地下鉄などでは、現地の携帯番号を使った認証が必要で、観光客が使えないことがほとんど。地方では使えない場所もありますが、徐々に整備されています。
オセアニア・北米
オセアニア北米各国(各都市)のインターネット環境 | |
---|---|
オーストラリア | オーストラリア現地のWi-Fi事情 (シドニー) |
ハワイ | ハワイ現地のWi-Fi事情 (ホノルル) |
グアム・サイパン | グアム現地のWi-Fi事情 サイパン現地のWi-Fi事情 |
アメリカ | アメリカ現地のWi-Fi事情 (ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ) |
カナダ | カナダ現地のWi-Fi事情 |
アメリカやカナダはフリーWi-Fiスポットが多い国です。ニューヨークは公衆電話をWi-Fiスポットに変えるなど市を挙げて普及させています。広い国土の中には、砂漠や山脈など使えない場所はありますが、観光スポットでは困りません。
ハワイやオーストラリアなどオセアニアの国では、都市や観光地でフリーWi-Fiスポットが充実しています。ビーチで使えることも。ただし、中心部を離れた地域では、フリーWi-Fiが繋がらないところもあるので、あまり期待しないほうがよいでしょう。
ヨーロッパ
ヨーロッパ各国のインターネット環境 | |
---|---|
フランス | フランス現地のWi-Fi事情 |
イタリア | イタリア現地のWi-Fi事情 |
マルタ島 | マルタ島現地のWi-Fi事情 |
スペイン | スペイン現地のWi-Fi事情 |
ドイツ | ドイツ現地のWi-Fi事情 |
イギリス | イギリス現地のWi-Fi事情 |
スウェーデンやフィンランドの北欧はヨーロッパの中でも、フリーWi-Fi普及率が高い国です。図書館や公園、広場などでも利用できます。普及率が高い理由として、EU連合国全体で無料の公衆Wi-Fiスポットを積極的に取り組む事業に参加しているためです。そのため、都市以外の地方でも普及率が進んでいます。
一方、オーストリアなどの中央ヨーロッパは屋内で使えるフリーWi-Fiは整備されていますが、一歩建物の外に出ると使えない、不安定になるなど課題が多くあります。
海外でフリーWi-Fiが使えるのはどこ?各施設のWi-Fiスポット整備状況
海外のフリーWi-Fiは、主に以下のスポットで利用できます。
- ホテル
- 空港・国際線機内
- 電車・駅・バス
- タクシー
- カフェ・レストラン
- 観光スポット・観光案内所
詳しく解説します。
ホテル
海外のホテルでは、フリーWi-Fiの普及率が高いスポットのひとつです。3つ星以上のホテルなら、部屋で無料でWi-Fiが使えるのことがほとんど。フロントでパスワードを聞いて部屋で利用できます。
しかし、一部のホテルでは有料Wi-Fiや、「ロビーは無料でも客室は有料」のケースもあるので、後で請求されないよう、事前に確認しましょう。
空港・国際線機内
海外の空港やラウンジでは多くが、無料でフリーWi-Fiが使えます。利用時間や利用者登録の有無は国によって異なります。カウンターや空港のスタッフに尋ねてパスワードを取得し、ログインするのが一般的です。パスワード取得にはパスポート提示が必要なケースもあります。
また、フリーWi-Fiでは多くの場合、使用時間の制限を設けています。イギリスのエディンバラ空港では最大1日2時間、他の空港では無制限もあれば、15分だけなどさまざま。また、アメリカのロサンゼルス国際空港のようにWi-Fi利用前に広告を見るなどの条件もあります。
フライト中の機内Wi-Fiは無料や有料、全く使えないなど、航空会社によって異なります。詳しくは下記の記事で確認しましょう。
電車・駅・バス
公共の交通機関でもフリーWi-Fiが普及している国が多くあります。ホームや駅だけに限らず、電車やバスの移動中に使えることも。ただし、多くの場合、現地の携帯番号のSMS認証が必要で、外国人は使えません。
タクシー
海外のタクシーでフリーWi-Fiが使えるのは少ないといえます。高級タクシーなど観光客向けに提供するケースはありますが、一般的には普及していません。
カフェ・レストラン
海外のカフェやレストランでフリーWi-Fiを使えるところは多くあります。スターバックスやマクドナルトのチェーン店舗ではほぼ、どこで利用可能です。パスワードはレシートに記載されていたり、店員に尋ねたりすれば教えてくれます。ただし、時間制限や料金の有無は店舗ごとに異なるので、事前に確認しておきましょう。
観光スポット・観光案内所
観光スポットや案内所でフリーWi-Fiが使える国は多くあります。博物館、図書館などの公共施設、ショッピングモールなど広く整備されています。アメリカでは公園やメインストリートなどの屋外で使えることも。ただし、砂漠や山脈など大自然の場所では使えません。
海外のフリーWi-Fi事情【日本人渡航者が多い主要国のネット環境は?】
海外では空港やホテル、駅などの公共交通等さまざまな場所にフリーWi-Fiスポットが整っている国があります。一方、一部の場所のみでほとんどフリーWi-Fiが使えない国もあります。このような各国のWi-Fi事情について解説します。
フリーWi-Fiが充実している国・地域
北アメリカやアジアなどの多くの国では、フリーWi-Fiが比較的充実しています。とくに、シンガポールや台湾は行政が運営するWi-Fiスポットがあり、ネット接続にそこまで困ることがありません。一方、ヨーロッパでは各国によって普及率が異なるため、渡航予定の国についてよくチェックしておきましょう。
アメリカ・カナダ
アメリカはフリーWi-Fiが世界一多いと言われるほど、さまざまな場所で利用できます。ただ、広大なアメリカでは、都市によって状況は様々です。空港、交通機関(鉄道やバスなど)、飲食店、スーパー、図書館、ホテルなどでは使えても屋外ではネット利用が限られる都市も。メインストリートや公園まで完備している都市では、ネットが使えず困ることは少ないでしょう。当然ながら、大自然の場所ではネットが使えません。また、カナダでも同じように多くの都市部施設内では無料Wi-Fiが使えます。
ハワイ・グアム
観光客が多いグアムでは、無料でフリーWi-Fiスポットが多数あります。空港、ショッピングモール、スーパー、飲食店、ホテル、バス停の付近などさまざまです。利用する際はパスワードが必要で、わからないときは店員さんに聞くと教えてくれます。なお、同じ観光地であるハワイでは観光客が多く訪れる場所にはフリーWi-Fiが設置されています。中心地を離れればフリーWi-Fiがない場所が出てきますが、ポケットWi-Fiを持参していればネット接続に困ることはないでしょう。
フランス・オランダ
フランスのパリでは公的なフリーWi-Fiがあり、公園や広場、図書館など多くの場所で利用できます。こちらを利用する際は個人情報の入力が必要です。小さなカフェやレストランでもフリーWi-Fiがあるところがほとんど。空港や電車などでも充実しているため、移動の際は便利でしょう。
オランダは世界でもIT化が進んでおり、Wi-Fiの普及率が高い国です。そんなオランダは、空港、スーパー、交通機関(電車やバスなど)、ホテルといった至る所で利用できます。
イギリス
イギリスはロンドンなどの都市を中心に無料のWi-Fiスポットが充実しています。飲食店、スーパー、美術館や博物館、銀行などさまざま。公共のフリーWi-Fiがあり誰でも利用できます。
日本近隣のアジア各国(韓国・台湾・香港・シンガポール)
アジアではとくに、韓国・台湾・香港・シンガポールでフリーWi-Fiスポットが充実しています。
韓国はIT先進国だけあり、ソウルを中心に空港やホテル、カフェなど様々な場所で使えます。
街中で歩いていてもフリーWi-Fiが使えるほど。台湾やシンガポールでは政府が提供するフリーWi-Fiがあります。シンガポールでは事前登録すると利用可能。また、台湾でもフリーWi-Fiスポットは1万箇所以上。パスワードや登録なしで使えるので、とても便利です。
香港は中国のようなネット規制がないため、自由にフリーWi-Fi利用が可能です。香港政府と企業が提供しているWi-Fiなど、あらゆる場所でパスワードなしで使えます。
フリーWi-Fiがあまり整っていない国
フリーWi-Fiがあまり整っていない国は、ヨーロッパの一部の国やオーストラリアなどのオセアニアの国です。
ドイツ
ドイツではベルリンなどの都市を中心に、フリーWi-Fiが整備されています。駅や空港の交通機関、ホテルや飲食店など。しかし、市街地を離れると、普及が遅れているのが現状です。また、違法なネットに対する厳しい規制があるため、フリーWi-Fiの利用を控えるケースも増えています。このような地域では、フリーWi-Fiの積極的な利用は控えたほうが無難でしょう。
オーストラリア
オーストラリアでも空港や大手のファーストフードチェーンなどでフリーWi-Fiが利用できます。主要都市ではフリーWi-Fiの設置が進んでおり、図書館などの公共施設、バスといった交通機関での利用も可能。しかし、オーストラリア全土がフリーWi-Fiを設置しているわけではなく、場所によっては利用エリアを限定しているところもあります。
同じく、ニュージーランドもフリーWi-Fiは都市部に限られ、小さな町や地方では利用できません。
中国
中国はフリーWi-Fiスポットが整っていないというよりは、政府による厳しいネット規制があるため、ほんどのネットサービスが使えません。例えば、YouTube、Google関連のサービス、インスタグラムやXなど。フリーWi-Fiスポットは空港や駅、ホテルや飲食店などで利用ができます。ただし、使用する際は本人認証が必要で、携帯電話のSMSを使います。
海外のフリーWi-Fi接続方法【特殊な設定が必要なケースも】
海外でフリーWi-Fiを利用するには、基本的に日本のフリーWi-Fi接続方法と変わりません。アクセスするWi-FiスポットのIDとパスワードが必要です。スマホを次のように設定しましょう。
- スマホの設定画面を開く
- モバイルデータ通信はオフ、Wi-Fiをオンにする
- Wi-Fiのアクセススポット一覧を表示する
- 利用したいWi-Fiを選択
- パスワードを入力する
ただし、中国の場合は、パスポートの身分証明書が必要です。個人情報の登録が必須のケースも多いので、フリーWi-Fiの使用は慎重に行いましょう。
海外のフリーWi-Fiは危険?Wi-Fiスポット接続時の3つの注意点
海外でのフリーWi-Fiは無料で手軽に使えて便利な手段です。しかし、利用する際は次のような3つのリスクがあります。
- 情報漏えい、盗み見られる
- 通信速度が遅いことが多い
- 使えるエリアが限定的である
リスクについて詳しくみていきましょう。
情報漏えい、盗み見られる
誰でも使えるフリーWi-Fiでは、SNSやメール、閲覧しているWeb情報などを盗み見られます。自宅と同じ感覚でクレジットカード情報やパスワードを入力すれば、個人情報を盗み、悪用するのも簡単です。
とくに、パスワードを使わずにログインできるアクセスポイントや、なりすましにアクセスすると、個人情報の不正利用されてしまいます。
実際に海外で被害が多発しているので、注意しましょう。
海外旅行で4人に1人が無料のフリーWi-Fiでハッキング被害に
引用:Yahoo!ニュース
通信速度が遅いことが多い
多くの人が利用するフリーWi-Fiでは、アクセスが混雑してネットの速度が遅くなることがよくあります。また、一部のアジアの国など早い回線に対応しておらず、動画や画像などを使ったアクセスは遅く感じる場合もあるでしょう。
日本のような快適な通信速度を海外のフリーWi-Fiに求めると、ストレスに感じるのであまり期待しないようにしましょう。
使えるエリアが限定的である
フリーWi-Fiは持ち運べるWi-Fi手段とは異なり、どこでもつながるわけではありません。電波の届くエリアは限られています。移動中など建物の外ではネットは利用できません。また、郊外や地方へ行くとWi-Fiスポットが完備されていないこともあります。
海外では外出中は常にネットを使う機会が多いため、常時ネットが繋がる環境が非常に大切です。
海外でフリーWi-FiだけはNG!持参すべきポケットWi-Fiの3大メリット
上記では、海外でフリーWi-Fiを使うリスクについて解説しましたが、海外でのネット手段のメインとしては不向きです。海外では常に制限もなく、どこでも安心して使えるネット手段を準備しましょう。
そこでおすすめなのが、ポケットWi-Fiです。その理由として次の3つがあります。
- セキュリティ対策が万全
- 設定が簡単
- 同時に複数端末の接続が可能
詳しい理由を解説します。
セキュリティ対策が万全
ポケットWi-Fiは暗号化と呼ばれるシステムが使用されており、セキュリティを強化しています。この暗号化とはデータを直接送受信するのではなく、一度外部からわからないよう変換する仕組みです。また、個別のSSIDやパスワードを使うため、安全性は非常に高くなります。
個人のSNSやネットバンキングなども安心して使えます。
設定が簡単
ポケットWi-Fiは設定が簡単で、現地ですぐに利用できます。渡航先に到着したら、Wi-Fiルーターの電源をオンにして、パスワードを入力するだけ。
上記のように事前に設定やSIMカードの入れ替えなども必要ないため、スマホ操作が苦手な方にもぴったりです。
また、設定を誤って高額な料金になる心配もありません。
同時に複数端末の接続が可能
ポケットWi-Fiの最大の特徴は、複数端末が接続できること。レンタルサービスによって異なりますが、1台で5〜10台可能です。
今は海外へ2台以上の端末を持参する方が増えているため、同時接続できる条件は必須と言えるでしょう。また、本来なら1台1ルーターの契約が必要ですが、同時接続できるなら1台分の料金だけで済みます。家族や友達など複数人とシェアすれば、かなりお得になります。
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各種デバイスの海外での利用法については、下記から詳細記事をご覧になれます。
携帯・スマホ|パソコン・ノートPC|タブレットPC|スマートウォッチ・Apple Watch
※各種設定〜持ち込み方法等について、 クリックで詳細記事をご覧いただけます。
海外ではフリーWi-Fiより安全なネット手段の活用を
フリーWi-Fiは無料で使えて便利な反面、個人情報の漏えい等のリスクがあり、メインの通信手段として使うのはかなり危険です。海外ではWi-Fiレンタルサービスを利用するほうが安全。どんなサービスにするか迷っているなら、海外WiFiレンタルショップが格安でおすすめです。業界初「電源オフの日は通信費が0円」サービスを実施中で、使い方次第でさらに節約できます。
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海外のフリーWi-Fiに関するよくある質問
-
Q海外ではフリーWiFiは無料で使えますか?
A海外では無料で使える国や地域が多いですが、一部では有料のケースもあります。
-
Q海外でのフリーWiFiの使い方を教えて
Aスマホの設定画面からWi-Fiをオンにして、該当するWi-Fiスポットを選択します。パスワードを入力したらログインできます。
-
Q海外ではどこでもフリーWiFiが使えるの?
A世界ではフリーWi-Fi普及率はさまざまです。都市部や観光地などではフリーWi-Fiが使えますが、地方では使えないエリアも多いようです。
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