中国

中国でGoogleは使えない?各種サービス使用法を解説【マップ/検索/Gmail等】

2025/09/05 2025/09/05

この記事では、Googleの各種サービス(地図・検索・メール・カレンダー・翻訳など)を、中国で使う方法について徹底解説していきます。

中国へ渡航する際、Googleの多様なサービスを使って、滞在中のアクティビティを効率良く行いたいと考えている人も多いでしょう。しかし、中国は政府のネット規制により、Googleを含む中国国外のネットサービスが制限されています。

中国のネット事情から、現地でGoogleを使うための方法について詳しく紹介していきます。代替サービスやGoogle利用時の注意点まで解説していくので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

中国ではGoogleの各種サービスが使えない?ネット規制が及ぶ範囲について

Google

中国では、基本的に現地回線に直接接続、または中国の通信サービスを使用した場合、中国国外のネットサービスや下記のGoogleの各種サービスが使えません。

  • Google検索エンジン
  • Googleマップ
  • Googleドライブ
  • Googleカレンダー
  • Google Playストア
  • Google One
  • Gメール
  • YouTube

中国では、グレートファイアウォール(金盾)と呼ばれる政府のネット検閲システムがしかれているためです。現地でGoogleや中国国外のサービスを使うには、検閲システムを回避する通信手段が必要です。

検閲システムを回避する方法については、後述で詳しく解説します。

中華圏でも一部の地域は利用可能

中国で使えないGoogleサービスも、中華圏の下記のエリアでは利用可能です。

元イギリス領の香港と元ポルトガル領のマカオは、1990年代に中国に返還されましたが、一国二制度の下で高度な自治権を有しています。特別行政区として中国本土と異なる制度を維持しており、ネット規制も適用されません。

台湾にはネット規制はなく、政府が観光客向けに無料Wi-Fiを提供するなど、自由度の高いネット環境が整っています。

中国でGoogleが使えない事態を防ぐ通信手段2選!

VPN

中国でGoogleが使える通信手段は、主に以下の2つです。

料金目安 メリット デメリット
VPNをインストールしておく 現地ネット接続手段に加えて
月額1,000〜2,000円程度
・ネット規制に効果的
・セキュリティが高い
・中国では一部のVPNしか合法とされていない
・急に使えなくなるケースもある
・ネット接続手段の準備やコストも必要
中国対応の
ポケットWi-Fiを準備しておく
1日500〜2,000円程度 ・端末一台でネット環境から規制対策まで完結
・複数のデバイスが同時に使えて安い
・接続が安定している
・手配から設定までが簡単
・常に持ち運びが必要
・中国専用回線は割高なサービスもある

どちらの方法も、グレートファイアウォールの検閲を回避してネット接続できます。詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

VPNをインストールしておく

中国でも、日本と同様にネットサービスに接続できるのがVPNです。VPNとは、一般の通信網に仮想的な専用回線を作るシステムで、保護されたネットワーク経由で、中国国外のサービスにアクセスできます。

無料のサービスもありますが、安全性や通信品質を考えると、中国での利用実績のある下記の有料VPNが安心です。

Millen VPN 中国利用ニーズに特化したサービスを提供
UCSS 通信量制限はあるが規制回避力が高い
Nord VPN 世界的に使われていてセキュリティオプションが豊富

ただし、中国は常にネット接続を監視しており、これまで使えていたVPNが急に使えなくなる場合もあります。日々のアップデートなど、中国でのVPN利用を積極的に気にかけているサービスを選びましょう。

中国対応のポケットWi-Fiを準備しておく

中国でGoogleを使うための手軽な通信手段は、中国対応のポケットWi-Fiのレンタルです。Wi-Fi端末の電源を入れてスマホなどを接続するだけなので、簡単に利用できます。

日本のレンタルWi-Fiであれば、VPN付きのWi-Fiや中国専用回線Wi-Fiが、該当サービスです。個人で契約する回線なのでセキュリティも高く、安定した通信で快適にGoogleやSNSなどが使えます。

また、1台で複数のデバイスを同時に接続できるので、PCやタブレット、同行者も規制を受けない回線でのネット利用が可能です。

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【中国対応WiFi端末で使えるサービス例】

Google(Google検索、Googleマップ、Gmail、YouTubeなど)、 LINE、X(旧Twitter)、Instagram/Facebook、TikTok、 Yahoo(Yahoo!メール、Yahoo!カーナビなど)、 Web会議ツール(Zoom、Microsoft Teamsなど各種)、 動画サービス(Netflix、Amazon Prime、TVerなど各種)

海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiならよく使われる各種アプリ・SNS・ネットサービスが中国でも使用可能

中国でGoogleサービスを使う際の注意点3つ

中国でGoogleサービスを使う際は、通信手段を確保して、接続を切らさないよう注意しましょう。VPNやWi-Fiが遮断された場合、誤って現地回線に直接アクセスしてしまう可能性もあります。

そのほか、下記の3つのポイントにも注意してください。

  • Googleマップは通信手段があっても正確に見れない
  • Googleマップの口コミや写真・動画投稿は内容に注意する
  • 施設や建造物に不用意にカメラを向けない

順番に詳しく解説していきます。

Googleマップは通信手段があっても正確に見れない

Googleマップは、VPNなどの通信手段があっても、正確に見られるとは限りません。Googleを含む外国企業は、測量や地図データ作成を行うには中国政府の承認が必要で、正確な情報が得られない場合があるためです。

測地系の違いにより、実際の位置と地図上の位置に数十m、場合によっては100m前後の誤差が生じるケースもあります。Googleマップが全く使えないわけではありませんが、実用的とはいえないので、中国の地図アプリを併用する人が多いです。

後述でGoogleの代用アプリを紹介するので、そちらも参考にしてみてください。

Googleマップの口コミや写真・動画投稿は内容に注意する

Googleマップが使える状況下であっても、口コミや写真・動画を投稿する際は、内容に注意しましょう。中国では、政治的発言や軍事施設に関わる情報や写真は、反スパイ法などにより規制対象になる可能性があります。

観光名所でも、毛沢東記念堂や博物館など撮影禁止の場所もあります。投稿前に、内容が規制対象にならないか事前に確認しておくと安心です。

また、コメントや表現では、政治的・宗教的な話題や軍関連の内容は避けましょう。撮影や投稿が許可されている一般的な観光情報や、レストランの感想などにとどめるようにしてください。

施設や建造物には不用意にカメラを向けない

中国ではGoogleレンズなどを使う際も、撮影対象に注意が必要です。下記の施設や場所では、写真撮影が制限されています。

  • 軍事関連施設・設備
  • 国境管理施設
  • 街頭デモや政治活動の場

特に軍事関連施設や国境管理施設は制限が厳しいです。当局による一時的な拘束や、写真の調査・削除を求められる場合もあります。

街頭デモや政治活動の場は、逮捕リスクは低いものの、当局による警告や調査対象になる可能性も。現地でのリスクを避けるため、カメラは必要時のみ使用し、ひんぱんな撮影は控えましょう。

中国でGoogleの代わりになる各機能の中国版サービス4選

中国渡航時に役立つ、Googleの各機能の代用サービスを紹介します。以下の4つのサービスは、中国でGoogleサービスがうまく機能しないときや、VPNや中国対応のWi-Fiを準備し損ねた時などに便利です。

中国版
代用サービス
Googleマップ 百度地図
Google翻訳 百度翻訳・WeChat
Gメール QQメール
Google検索 百度または一部の日系検索エンジン

ただし、Androidユーザーの人は、現地での通信手段がないとGoogle Playストアが使えないので、アプリは渡航前にインストールしておきましょう。順番に解説していきます。

百度地図【Googleマップの代用】

百度地図は、Googleマップの代用に非常に便利な中国の地図アプリです。中国でも多くのユーザーを持つ百度(バイドゥ)が提供しており、高い精度を誇ります。

Googleマップは、VPNや中国対応のWi-Fiを利用しても、地図案内や情報の精度が低いです。百度地図などの中国の地図アプリの方が、中国国内のニーズに特化した機能や情報を提供しているので、旅行者も効率的に活用できます。

百度翻訳・WeChat【Google翻訳の代用】

Google翻訳の代わりに使えるアプリが、百度翻訳やWeChatです。

百度地図の使い方は、Google翻訳とほぼ同様。ホーム画面の上部にある入力バーに言葉を打ち込むと、バー上部の設定(日本語⇄中国語)に従って翻訳されます。

WeChatは基本はメッセージアプリですが、チャット内で翻訳機能が利用可能です。

アプリの言語を日本語に設定して、相手の翻訳したいチャットを長押しすれば日本語に翻訳してくれます。相手も同様に翻訳できるので、日本語で返信しても問題ありません。

QQメール【Gメールの代用】

中国では、送受信ができないGメールの代わりに、普及率の高いQQメールが利用できます。

ただし、近年はアドレスの取得にSMS認証が必要になったため、中華圏の電話番号が必要です。中華圏の電話番号は、「eSender」と呼ばれるサービスで取得でき、WeChat上でSMSを受け取れます。

WeChatは中国版の「LINE」に相当するアプリで、日本人でも登録が簡単です。QQメールとWeChatを併用すれば、現地での連絡手段として役立つでしょう。

百度または一部の日系検索エンジン【Google検索の代用】

日本人が使い慣れているGoogle検索は、百度の検索エンジンか一部の日系検索エンジンで代用できます。百度は中国で最大の検索エンジンで、中国国内のコンテンツに特化しているので、現地の情報検索もスムーズです。

中国語に精通している人は、効率的な情報検索ができるでしょう。一方で、中国語があまり得意でない人は、下記の日系検索エンジンでも代用できます。

  • OCN
  • @nifty
  • goo

ただし、多くの日系検索エンジンはGoogleの技術を部分的に使用しており、安定性に限界があるので、複数ブックマークしておくのがおすすめです。

中国でのGoogle利用には中国対応のポケットWi-Fiを!

中国でGoogleサービスを利用するには、ネット規制を回避できる通信手段は欠かせません。代替のサービスや精度の高い現地アプリもありますが、使い慣れたサービスの方が、ストレスなくネット利用できるでしょう。

通信手段選びで悩まれている人は、手軽に準備できる中国対応のポケットWi-Fiがおすすめ。海外WiFiレンタルショップなら、オンラインで簡単に予約ができ、受取方法も宅配便・コンビニ(一部空港対応)・店頭と豊富です。

1日820円(1GB)〜と料金もリーズナブルで、最大10台まで同時接続可能なので、グループでシェアすればお得に利用できます。中国で快適にGoogleを活用したい人は、ぜひお早めにご予約ください。

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中国でGoogleの各種サービスが使えるかに関するよくある質問

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