中国で使える地図アプリ

中国で使える地図アプリ「高徳地図」「百度地図」の使い方【GoogleMapは使えない?】

2023/12/06 2023/12/06

中国で使える代表的な地図アプリを紹介します。

中国では、日本で多くの人が使っているGoogleマップが使えません。そのため、中国で使える別の地図アプリをインストールしておく必要があるのです。

この記事では、中国で代表的な2つの地図アプリ、「高徳地図」と「百度地図」の使い方や機能について解説します。

中国では地図アプリのGoogleMapは使えない!?

中国では使えないgoogle

中国本土では、Google MapなどのGoogleサービスやYouTube、LINEやInstagramなどが使えません。中国政府によって、インターネットに規制がかけられているためです。

中国では、グレートファイアウォール(金盾)と呼ばれるインターネットの検閲システムにより、接続の監視や遮断が行われています。

この検閲システムは、海外の情報が中国に入るのを防ぐ目的もあるため、日本人が普段利用するSNSやインターネットサービスが使えません。

どうしてもGoogleを使いたい場合はVPN付きポケットWi-Fi

中国渡航中に、Googleをどうしても使いたいのであれば、VPN付きポケットWi-Fiを利用するという手があります。 VPN(Virtual Private Network)とは、認証設定や暗号化を行なって、公共のインターネット回線に、仮想の個人用ネットワークを構築する仕組みです。

簡単に解説すると、通信情報の内容を覆い隠してデータ通信を行い、監視や検閲ができない状態にします。

監視も遮断もされないので、中国以外のサーバーへ問題なくアクセスできるというわけです。

したがって、VPN付きポケットWi-Fiがあれば、中国から金盾を経由しても、普段利用するサイトやサービスに接続できるようになります。

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中国でおすすめの地図アプリは「高徳地図」と「百度地図」

中国の地図アプリ

中国でGoogle Mapが使えないのであれば、中国の地図アプリで代用するのも1つの手です。中国で使用できる地図アプリは、さまざまあります。

おすすめの地図アプリは、中国版Google Mapとも呼ばれる「高徳地図」と「百度地図」の2つです。

基本的に中国語での使用になりますが、Google Mapと同様の操作感なので、スポット検索やルート検索など、基本的な操作は直感的にできます。

高徳地図と百度地図について、インストール方法や使い方、主な機能などをそれぞれ紹介していくので、参考にしてください。

高徳地図

高徳地図とは、中国の世界的なテクノロジー企業である「アリババグループ」が運営する、中国国内に特化した人気の地図アプリです。2019年の調査では、それまで中国No.1シェアだった「百度地図」のユーザー数3.19億人を超え、3.46億人のユーザー数を獲得しました。

メモリ使用量が少なく、スピーディーなルート検索が可能で、低スペックのスマートフォンでも利用しやすいのが特徴です。

データの正確性やナビの精度が高いのも特徴で、カーナビとして利用している人も多く、中国では主要な地図アプリとして利用されています。

高徳地図のインストール方法

高徳地図は、中国のApple StoreまたはGoogle Playからインストールしてください。 日本のApple Storeからはインストールができません。

サイトのリンクなどから飛んでも、日本のApple Storeにつながった場合は「お住まいの国または地域ではご利用になれません」と表示されます。

また、高徳地図をインストールして利用するには、電話番号でのID登録が必要です。 日本の電話番号のスマートフォンでは登録できません。登録には現地回線対応の中国電話番号のスマートフォンか、中国電話番号付きのSIMが必要になります。

高徳地図の使い方

高徳地図の基本的な使い方は、Google Mapと同様です。 ホーム画面(地図画面)の検索バーに目的地を入力すれば、現在地からの距離や移動方法がわかり、周辺情報なども取得できます。 移動手段を先に選択してからの、ルート検索も可能です。

中国語の入力が難しい場合は、サイトや翻訳アプリから、コピー・ペーストして入力してください。

移動手段は地下鉄やバス、自動車や自転車、徒歩などの選択肢があります。移動手段は中国語表記ですが、わかりやすくマークがついてるので、直感的に判断できるでしょう。 Google Mapを使い慣れている人であれば、ある程度直感的に使いこなせるはずです。

高徳地図の主な機能

高徳地図に備わっている主な機能について紹介します。現地での移動に便利な機能もあるので、ぜひチェックしてみてください。

  • 渋滞や工事などの交通情報や天気情報の取得
  • お気に入り登録
  • 車椅子対応ナビ
  • 配車機能
  • スターバックス通り道受け取りサービス

おすすめなのが配車機能です。中国で普及しているQRコード決済アプリ「アリペイ」と連携しており、配車依頼をアプリ決済でできます。

連携しているタクシー会社が多いので、確実に配車してもらえるのが強みです。スマートフォン1台で地図検索から車の手配ができるので、中国旅行で非常に役立ちます。

百度地図

百度地図は、中国の百度社が提供している、国際地図サービスです。200以上の国と地域に対応しており、WEB版と地図アプリでの利用が可能で、デバイスに合わせて使用できます。

オフラインでも地図を閲覧できる機能(要事前ダウンロード)があるので、中国渡航の際、万が一インターネット環境がない状況下でも安心です。

新世代の人工知能地図アプリで、精度の優れたルート計画やナビ、位置情報の照会のほか、観光などの旅行関連サービスを提供してくれます。

百度地図のインストール方法

百度地図は、App StoreやGoogle Playからインストールが可能です。 各アプリストアで、「Baidu map」と検索するとヒットします。

百度地図は国際地図なので、日本で普段利用しているスマートフォンでのインストールが可能です。 インストールをしてアプリを開くと、日本語で、アプリに許可する権限の確認などの初期設定があります。

通知やマイクのアクセスなどは、許可しなくても問題なく使用できますが、ナビ機能の使用には位置情報サービスの許可が必要です。

後は利用規約に同意すれば、地図情報サービスの利用を開始できます。

百度地図の使い方

百度地図も、基本的な使い方は高徳地図とおおむね同じで簡単です。 Google Mapに似ているので、こちらも直感的に使えます。

トップ画面上部の検索バーに、目的地やワードを入力すればスポット検索が可能です。 スポット検索をした後、下部に表示される目的地の右側にある矢印マークをタップすると、ルートが表示されます。

高徳地図と同様、移動手段からのルート検索も可能です。 移動手段は、トップ画面の下側に表示されているか、下部にある「出向」をタップすると出てきます。

高徳地図との違いは、一部日本語での入力が可能な点です。変換可能な日本の漢字を中国語の簡体字に変換してくれるので、より直感的に利用できるでしょう。

百度地図の主な機能

百度地図では、オフライン地図の閲覧機能以外にも、役立つ機能があるのでチェックしてみてください。

  • 翻訳アプリ
  • 道路混雑状況の確認
  • 人気観光スポット表示
  • 配車サービス
  • 初心者ドライバー向けナビ機能

百度地図の機能の中で、特に便利なのが翻訳アプリです。トップ画面下の「出向」を押して表示される移動手段などのアイコン一覧の中に、百度翻訳アプリがあります。 Google Mapの使えない中国では、当然Google翻訳も利用できません。

正しい目的地の入力に役立つほか、簡単なフレーズの訳や発音も調べられるので、アプリとしては日常的に役立ちます。

「高徳地図」と「百度地図」はどちらを使うべき?

高徳地図」の利用にあたっては中国電話番号のスマートフォンやSIMが必要なので、多くの人が「百度地図」を選ぶことになるでしょう。

しかし、高徳地図」も多くの機能を備えており、Google Mapの代用として充分な機能を備えています。どちらも使えるなら、実際試してみて、自分が使いやすいほうを選ぶべきでしょう。

また、地図アプリは、情報更新のタイミングがアプリによって異なるので、可能なら併用してみても良いかもしれません。

いずれにしても使い勝手がポイントになるので、使いやすい地図アプリを選びましょう。

中国で地図アプリを使う際の注意点

中国の地図アプリ

地図アプリを、中国で使う際の注意点について解説します。中国で地図アプリを使う際は、準備が大切になるので、以下の2つのポイントをおさえておいてください。

  • 事前にアプリをダウンロードしておく
  • ポケットWi-Fiを用意しておく

精度が良く直感的に使える地図アプリも、準備を怠ってしまっては、快適かつ便利に使いこなせるとは限りません。 それぞれ詳しく解説していきます。

事前にアプリをダウンロードしておく

地図アプリは、事前にダウンロードしておくのがおすすめです。事前に入手しておけば、予習もでき、操作感も確認できます。

中国に渡航してから、慣れない中国語の地図アプリを使い始めても、現地で使い方に手間取り、無駄な時間を取られかねません

高徳地図や百度地図以外の地図アプリを使うなら、渡航前にダウンロードができるアプリを選日ましょう。事前に操作を試せて安心です。

ポケットWi-Fiを用意しておく

中国で地図アプリを使うなら、インターネット接続を安定させるために、ポケットWi-Fiを準備しておきましょう。

接続が不安定な環境では、位置情報が正しく反映されず、地図アプリを正確に使いこなせません。

中国にもホテルや飲食店など、公共の場にフリーWi-Fiはありますが、基本的に屋内です。加えて、不特定多数の人がアクセスするため、接続が不安定になったり、通信速度が遅くなったりします。

フリーWi-Fiなら屋内・屋外を問わず常に快適にアクセス可能です。地図アプリを存分に使いこなせるでしょう。

中国で地図アプリを使うならポケットWi-Fiは必須

海外WiFiレンタルショップ

中国で地図アプリを使うなら、ポケットWi-Fiは必ず用意しておきましょう。

中国のネットワークは遅いですし、地図情報を毎回ダウンロードするだけでも通信料がかかってしまいます。

また、VPN付きであれば日本と同じようにGoogleマップが使えます。

海外WiFiレンタルショップでは、中国で使えるVPN付きポケットWi-Fiを用意しておりますので、ぜひご利用ください。

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中国で使える地図アプリに関するQ&A

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