中国でX(Twitter)は使える?規制回避法や安全な利用法を徹底解説【ツイート検閲リスク】
この記事では、中国でのX(Twitter)の使い方について詳しく解説します。
中国滞在中でも、「日本と同じようにツイートしたい」「現地でもツイートを確認したり、情報収集にも使いたい」という方は多いのではないでしょうか。しかし、中国では、政府の厳しいネット規制により、多くのSNSやサイトが制限され、Xも例外ではありません。
そこで本記事では中国でX(Twitter)を使うための有効な方法はもちろん、中国本土の規制情報も交えて、わかりやすく解説します。ぜひ、中国でストレスなくXを楽しみたい方は参考にしてください。
中国でX(旧Twitter)は使える?現地の規制状況とは
中国本土ではX(Twitter)などの海外SNSは使えません。
その理由は、中国政府によるインターネットの監視・検閲システム(いわゆる「金盾=グレート・ファイアウォール」)を導入し、アクセスを制限しているためです。中国共産党にとって都合の悪い情報や、社会秩序を乱す可能性がある情報源として、Xが禁止されています。
その他にも、InstagramやTikTok、LINE、検索エンジンやアプリなども利用不可のツールが複数あります。中国で使える・使えないツールについては以下の記事で確認しておきましょう。
中国本土以外で使える場所もある
中国本土では使えないX(Twitter)ですが、中華圏である以下の地域では利用できます。
- 香港
- マカオ
- 台湾(>台湾のネット事情詳細)
香港とマカオは「特別行政区」のため、中国の一部でありながら、自治権を持ち、独自の法律や経済制度が認められているためです。台湾はそもそもインターネット規制の対象外となっているため、自由に使えます。
中国でX(Twitter)を使う方法4選!自分にあった手段を選ぼう!
中国でXを使う方法は次の4つです。
料金の目安 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
VPNを利用する | 1,000〜2,000円/月 | ・中国でのネット規制に効果的な方法 ・プライバシー保護などセキュリティが強固 |
・初期費用や定額料金かかる ・中国ではVPNが違法となり、使えなくなることも ・VPN単体ではネットはできず、別のネット手段が必要 |
中国対応の ポケットWi-Fiを利用する |
無制限プラン:1,200円/日〜 | ・1台で中国でのネット通信が可能 ・パソコンなど複数台の接続可 ・セキュリティが強固 ・接続が安定している ・通信費などコストが安いサービスも |
・ルーターの持ち歩きが必要 ・特別回線など通常プランよりも割高なサービスも |
中国規制外のSIMを使う | 8日間・9GB:1,270円〜 | ・SIMの入れ替えで使える ・期間やデータ量が選べる ・事前に準備できる |
・入れ替えや設定の手間がある ・中国本土では買えない |
キャリアの海外ローミングを利用する | ドコモ:24時間980円〜 無制限プラン:最大2,980円/日 |
・SIMの入れ替えなどなしでスマホだけでネットに簡単に繋げられる ・現地の回線を利用するため安定している |
・プランによっては高額になる可能性も ・使えるデータ量はキャリアやプランによって異なる(データ管理が必要) |
詳しい特徴や使い方などを詳しく見ていきましょう。
VPNを利用する
中国のネット規制を回避してXを使う方法として、最も一般的なのがVPNです。VPNとは、「仮想のプライベートネットワーク」「仮想専用回線」といって、ネット上に自分専用の回線を作ってアクセスする方法です。VPNを使えば、日本など規制のない国のサーバーを経由して、安全にアクセスできます。
VPNには無料と有料がありますが、安全性と安定性を考えると有料のほうが安心です。以下の実績あるVPNを選びましょう。
- ExpressVPN:世界最大手のVPNで、速度と安定性に優れる
- MillenVPN:日本企業のVPNで、日本語サポートも安心
- かべネコVPN:日本のVPN、中国向けに強く実績もある
中国で使うなら、「中国の規制にすばやく対応できる(実績がある)」「速度と接続の安定性」「価格」を重視して選ぶのがコツ。使い方は、専用アプリを起動して接続サーバーを選ぶだけです。
ただし、VPNはあくまでも既存のネット回線を使って安全にする技術なので、インターネット回線が別途必要です。現地のフリーWi-Fiや、次に紹介するモバイル回線を利用する際に合わせて使いましょう。
中国でのVPN利用はグレーゾーンのため注意が必要
Xを使う方法として有効なVPNですが、中国は公式に許可されていないVPNの制限または、禁止されています。VPNの宣伝や使用で摘発される事例や政府による定期的なVPN規制が報告されています。個人利用で摘発されるのは稀ですが、自己責任での利用が必要です。
中国対応のポケットWi-Fiを利用する
最も手軽に使いたいなら、中国対応のポケットWi-Fiをレンタルするのもおすすめです。VPNのような設定は不要で、中国本土ですぐに使えます。中国プランを選べば、多くの場合は追加料金なしで、規制を受けない特別な回線が使えます。
また、ポケットWi-Fiは個別のSSIDやパスワードを使用するため、セキュリティ対策も万全。安定した通信で中国本土でも快適。複数人やパソコンなどの複数台でも使えます。
中国でのおすすめのポケットWi-Fiや選び方については、以下の記事で確認してください。
中国規制外のSIMを使う
中国の規制を受けないSIMカードを事前に購入して使えば、Xが使えます。もちろん、現地でもSIMカード契約ができますが、一部規制があり、Xが使えない可能性が高いです。日本で購入できるSIMカードなら、次のようなメリットがあります。
- 滞在日程や使用容量にあったプランが選べる
- 現地ですぐにXが使える
- 比較的料金が安いものが多い
ただし、スマホはSIMフリーであることが前提、SIMの入れ替えや設定は手間がかかります。また、何かトラブルがあってもサポートが受けにくこともあるので、デメリットも考慮したうえで検討しましょう。
キャリアの海外ローミングを利用する
ドコモ・au・ソフトバンクなどの海外ローミングサービスを使えば、中国でも日本と同じようにネットが使えます。海外ローミングとは、日本で契約しているキャリアを通じて現地の回線を利用すること。SIMの入れ替え不要で、そのまま使える手軽さがあります。電話やSMSも利用可能です。
ただし、事前申し込みや設定が必要なことが多く、申し込みし忘れると、高額請求のリスクがあります。通話・SMSは使った分だけ料金がかかるので、使いすぎに注意しましょう。
中国でX(Twitter)の代わりになるSNSは?代替アプリの代表例と使用時の注意点
中国ではXを含めLINEやGoogleなどが使えませんが、代替となる中国独自のアプリやツールが使われています。中国人とのコニュニケーションなら、Xよりも中国版SNSです。
例えば、中国版XならWeibo、LINEならWechat、Instagramなら小紅書です。とくに、WeiboやWechatは多機能なプラットホームで、オンラインストアや決済手段としても活用されています。中国でスマート決済を行うなら、このようなプラットホームは必要です。
ただし、中国のSNSも中国政府の監視下に置かれているため、自由な発言ができる場ではありません。とくに、中国政府や共産党に関する発言はタブーです。
中国滞在中はXなどのSNSの発言に注意を!
中国にいる間は、中国版SNSだけではなく、Xでのポストの内容も配慮が必要です。
2023年の中国の反スパイ法の改正により、外国人のPCやスマホが法的手続きなしで検査・没収される可能性が出てきたためです。検査されることは滅多にありませんが、万が一見られた場合に備え、批判的・過激な発言は控えるのが無難です。
反スパイ法とは、「スパイ行為やその疑いがある行為を取り締まる法律」で、スパイ行為の定義が曖昧かつ広範囲です。そのため、知らないうちに違反とみなされるリスクもあり、最悪の場合はデータの消去や高速につながる恐れもあります。
中国でX(Twitter)はコスパの良いポケットWi-Fiで安全に楽しもう!
中国でXをはじめ多くのSNSが規制されており、自由に使えません。そのために必要なのは、グレートファイアウォールを回避できる手段の確保です。
そこでおすすめなのが、海外用のポケットWi-Fi。とくに、海外WiFiレンタルショップなら無制限プランが1日1,120円とコスパ抜群です。セキュリティ対策も万全で、快適にネットが利用できます。
さらに、1台で最大10台まで同時接続が可能。スマホやパソコン、タブレットを複数台使いたい方、家族や友人と一緒に使いたい方にもぴったりです。中国で快適なネット環境を求めている方は、ぜひご活用ください。
中国現地でのX(Twitter)使用に関するよくある質問
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Q中国でもXを使うには?無料のVPNはどう?
AVPNの無料版はセキュリティや速度、安全性に課題があるため、有料版がおすすめです。
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Q外国人のツイートも検閲対象?VPNを使っても、ツイート内容は見られてる?
AVPNでの通信内容は、暗号化されているので検閲される可能性は低いですが、完全に安心であるとは言い切れません。
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Qスマホなどのデバイスがチェックを受けることは?写真撮影・SNS画像投稿の注意事項は?
A2023年に中国で反スパイ法が改正され、法的な手続きがなくても「スパイ行為の疑いがある」と判断されると、スマホやパソコンなどの中身を調べられる可能性があります。突然検査されることはあまりありませんが、機密情報や個人の自由な書き込みは注意が必要です。
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