韓国の治安状況を完全ガイド!不安なく渡航しよう【要注意エリアや対策を解説】
この記事では、韓国の治安状況や、巻き込まれやすいトラブル等について徹底解説していきます。
旅行先として大人気の韓国には、ナイトクラブや繁華街、ショッピングモールなど、人で溢れるスポットがたくさんあります。そんな場所だからこそ、スリや置き引きなどの犯罪に対して、十分な注意や予防対策が必要です。
記事後半では、トラブルへの対処法や必須の事前準備もご紹介。安全な韓国渡航にするために、ぜひ参考にしてください。
韓国の治安状況に関する情報
ここからは、韓国の治安状況に関する情報を以下の2つの項目に分けます。
- 「滞在都市」別の要注意エリア
- 「観光スポット・施設」別の被害事例と対策
滞在都市ごとの要注意エリアと被害事例、トラブルに巻き込まれないための対策方法を、それぞれ詳しく解説します。
滞在都市別の要注意エリア
ここからは、滞在都市別の要注意エリアと被害事例を、それぞれ紹介します。
韓国の観光地として人気の場所「ソウル」「釜山」「済州島」を具体例として挙げるので、渡航予定の方はぜひ参考にしてみてください。
ソウル
要注意エリア | 被害事例 | |
---|---|---|
東大門 (トンデムン) |
・東大門市場 | ・ぼったくり ・強引な押し売り ・置き引き ・タクシーの不当請求 |
明洞 (ミョンドン) |
・明洞駅周辺 ・ソウル広場 ・南大門市場 |
・しつこい呼び込み ・強引な押し売り ・ぼったくり ・スリ ・大規模デモ |
梨泰院 (イテウォン) |
・世界食べ物通り ・アフリカタウン |
・酔っ払いに絡まれる ・不法滞在している外国人によるトラブルに巻き込まれる ・スリ ・置き引き |
韓国のソウルには、ショッピング街や飲み屋街がたくさんあります。
とくに夜の地下鉄街や繁華街では、観光客を狙ったトラブルが多発しています。夜遅くまで外を出歩く場合には、人通りの多い場所を使うようにしましょう。
また、今流行りの美容施術でのトラブルも少なくありません。内容があまり理解できないまま施術を受けると、施術後に高額な請求をされる危険性があります。
なるべく日本語通訳者がいる場所を選び、決済前に施術内容や費用をしっかり確認しましょう。
釜山(プサン)
要注意エリア | 被害事例 | |
---|---|---|
西面周辺 (ソミョン) |
西面周辺の繁華街 | 酔っ払い同士のトラブルに巻き込まれる |
釜山駅周辺 | ・チャイナタウン ・テキサス通り(ロシア人街) |
・外国人が多い地域のため、トラブルに巻き込まれる ・ホームレス、物乞い ・スリ |
南浦洞 (ナムポドン) |
チャガルチ市場周辺 | ・コピーブランド店のしつこい呼び込み ・スリ |
韓国第二の都市、海の街といわれ観光地としても人気の釜山。街は昼夜問わず現地の人や観光客で賑わっています。
しかし、一歩路地裏に足を踏み入れるとブランドのコピー製品を売っていたり、しつこく客引きをしていたりする治安の良くない場所も多くあります。とくに夜間はひったくりやスリの被害に遭う可能性もあるため、十分に注意して過ごしましょう。
済州島(チェジュ)
要注意エリア | 被害事例 | |
---|---|---|
東門市場 (トンムンシジャン) |
旧済州エリア | ・日本人とわかると高額請求してくる ・スリ ・タクシーのぼったくり ・違法カジノ |
済州島は、韓国のハワイと呼ばれ、美しいビーチやリゾート地が広がっており観光地としても大人気。
基本的には治安が良いとされていますが、観光客を狙った犯罪は少なくありません。とくにビーチや市街地を離れると、人通りが一気に減りトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。
また、済州島には反日感情を抱く現地人も少なからず存在します。トラブルに巻き込まれて怖い思いをしないよう、一人で夜道を出歩いたり人通りの少ない道は避けましょう。
韓国スポット・施設別の「被害事例と対策」
韓国といえば、ナイトクラブやアイドルのコンサート、繁華街での食べ歩きなど楽しめる場所がたくさんあります。
以下では、5つのスポット・施設別にそれぞれの場所での起こりやすい被害事例やトラブルに対する対策を紹介します。
- ナイトクラブ
- ライブ会場
- 人気観光地
- 繁華街/屋台
- 空港
事前に知っておくことで防げるトラブルもあります。韓国渡航予定の方で、これから紹介するスポット・施設が当てはまる方は、ぜひ参考にしてください。
ナイトクラブ
韓国のナイトクラブでは、以下のような被害が発生しています。
- 薬物投与による昏睡・暴行・盗難
- 性被害
- ぼったくり
一部ナイトクラブでは、違法の薬物が出回っていたり、酒の勢いに乗じて性被害を受けたりなど、危険なトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
怪しい飲み物は飲まず、女性の一人行動はなるべく避けましょう。また、貴重品は肌身離さず持つか、鍵のあるロッカーを使用すると良いです。
ライブ会場
韓国のライブ会場で多発している被害事例は、以下のとおりです。
- スリ・置き引き
- ぼったくり
- チケット詐欺
ライブ会場はたくさんの観客が集まるため、人混みに紛れて貴重品を盗まれる被害が多発しています。また、偽造のチケットを販売されたり、料金を上乗せされたり詐欺被害も少なくありません。
お金を支払う前に必ず内容や料金を確認し、なるべく正規販売店での購入をおすすめします。また、ライブ中はあまり高価なものを身に付けない方が安全です。
人気観光地
韓国の人気観光地で多いトラブルは、以下のとおりです。
- スリ
- 置き引き
- ぼったくり
とくに人混みでは、貴重品を抱き抱えて持つなど、細心の注意が必要です。
また、言葉の通じない観光客への押し売りや価格の上乗せ被害も少なくありません。支払う前に必ず値段を確認しましょう。
繁華街/屋台
韓国の繁華街・屋台での被害事例は以下のとおり。
- ナンパ
- スリ
- ひったくり
- 置き引き
- 食中毒
繁華街や屋台などでは、財布やパスポート、スマートフォンなどの被害が発生しやすいです。
また、韓国の屋台では食中毒の検査などがされておらず、食中毒被害も少なくありません。夏場や清潔でない場所での食事をする際には、なるべく生物は避けるなど十分に注意しましょう。
空港
韓国の空港では、タクシートラブルに気をつけましょう。中には、メーターを基準とせず料金を上乗せしてくる悪どいタクシードライバーも存在します。
また、多くのタクシードライバーは、日本語や英語を話せないため、目的地を伝える際にはスマートフォンの画面やメモを見せると正確です。
乗車する前にメーターがあることを確認し、事前に相場を知っておくと安心でしょう。
【韓国の治安】日本人が巻き込まれやすいトラブルと対策
ここからは、日本人が韓国旅行時に巻き込まれやすい、代表的な5つのトラブルを紹介します。
- スリ・置き引き
- ぼったくり・詐欺
- タクシートラブル
- 呼び込み
- 大規模なデモ
ここからは、韓国で多発している代表的なトラブルとその対策方法についてそれぞれ解説します。
スリ・置き引き
韓国の人気観光地や活気あふれる観光地や人混みが多い場所では、スリや置き引きなどの被害が依然として多発しています。とくに、外国人観光客はターゲットになりやすいため、十分な注意が必要です。
人混みに紛れてカバンやポケットから貴重品を抜き取るというケースが多いため、なるべく高価なものは身に付けず、自分の目の届く位置でバッグを持ちましょう。
スリや置き引きの対策におすすめのグッズの詳細は、この記事の後半部分「韓国の治安状況を踏まえた必須のトラブル対策【3つの事前準備】」で解説するので、そちらもあわせてご覧ください。
ぼったくり・詐欺
韓国のショッピング街や繁華街では、観光客を狙ったぼったくり・詐欺被害も多発しています。
しつこい押し売りや過剰請求なども多く、何かを購入する場合には料金やサービスの詳細を事前にチェックしてから支払うことが大切です。また、曖昧な態度でいると声をかけられやすいので、興味のない場合は態度に出して「いらない」とはっきり伝えましょう。
タクシートラブル
韓国には不正請求をしてくる「ぼったくりタクシー」が存在します。観光客で韓国語がわからないことをいいことに、メーターを使わず口頭で高額な値段を請求してくるタクシードライバーには要注意です。
事前に乗車地から目的地までの価格相場や、メーターの有無を確認してから利用することをおすすめします。また、タクシー乗車アプリを利用するのも良いです。
Uber(ウーバー)やKakao T(カカオタクシー)は、韓国で幅広く利用されているので、比較的安心して利用していただけます。
呼び込み
韓国旅行では、執拗な呼び込みに注意しましょう。
とくに女性は、韓国でコスメのショッピングをする方が多いでしょう。ショッピング街を歩いていると「急に腕をつかまれて店内に連れて行かれた」「商品を購入するまで外に出してくれなかった」などのトラブルが多発しています。
しつこい勧誘には耳を貸さず、店の中に連れ込まれそうになった場合はついて行かないようにしましょう。
大規模なデモ
労働争議や政権への抗議などを目的としたデモは、韓国の市街地全般で行われる可能性が高いです。
警察の警備のもと行われるため、被害を受ける危険性は少ないものの、デモの参加者は真剣な気持ちで取り組んでいるため軽い気持ちで見に行くのは避けましょう。
韓国の治安が悪い場所でトラブルに巻き込まれた際の対処法
韓国で万が一トラブルに巻き込まれたとき「どうすればいいの!?」と、パニックに陥ってしまう方も少なくありません。
韓国滞在中にトラブルに巻き込まれた際の2つの対処法は、以下のとおりです。
- 警察や大使館に連絡する
- 海外旅行保険会社に相談する
ここからは、トラブルの対処法についてそれぞれ詳しく解説します。
警察や大使館に連絡する
韓国で、一般的な犯罪やトラブルに巻き込まれた場合には、速やかに警察に連絡しましょう。
韓国警察の電話番号:112(緊急通報番号)
また、パスポートの紛失時や緊急時には、大韓民国日本国大使館に相談するのも良いです。日本人に特化したサポートを受けられるため、韓国語を話せない方でも安心です。
大韓民国日本国大使館の電話番号:+82-2-2170-8200(緊急時24時間対応)
韓国旅行中にトラブルに遭った場合、緊急事態で助けを求めたい場合に役立つでしょう。
海外旅行保険会社に相談する
所持品の盗難や紛失などのトラブルに遭遇した場合、加入していれば海外旅行保険会社に相談するのも一つの方法です。
海外では、トラブルはつきもの。無保険で海外旅行に行くのは大変危険です。海外旅行保険に加入していれば、補償対象であれば保険金が支払われたり、トラブルへのサポートを受けられたりする可能性があります。
より安心して韓国に渡航・滞在するためにも、海外旅行保険への加入はおすすめです。
韓国の治安状況を踏まえた必須のトラブル対策【3つの事前準備】
韓国の治安状況を踏まえて、事前にしておくと役立つトラブル対策は以下のとおりです。
- 常時外部連絡できるインターネット接続手段の確保
- 旅行用バッグや財布、防犯グッズの用意
- パスポートのコピーや連絡先のメモ準備
ここからは、韓国渡航前に準備しておくべき3つのトラブル対策をそれぞれ解説します。
常時外部連絡できるインターネット接続手段の確保
道に迷ったり事故に遭ったり、何が起こるかわからないのが海外旅行。
韓国旅行でより安全に過ごすためにも、常に誰かと連絡が取れるようインターネット接続手段を確保しておくことが大切です。
海外旅行時の通信手段としては、ポケットWi-FiのレンタルやeSIMなどが挙げられます。中でも、スマートフォンの複雑な操作や設定が苦手な方には、ポケットWi-Fiのレンタルがおすすめです。
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旅行用バッグや財布、防犯グッズの用意
韓国旅行で盗難やスリを対策するには、旅行用のバッグや財布、防犯グッズの用意をおすすめします。
なるべく高価なものは身に付けず、目立たないようにするのも大切。ここでは、韓国旅行におすすめの、防犯用グッズと利用シーンを紹介します。
おすすめ製品 | 利用シーン | |
---|---|---|
セキュリティーポーチ | ・TOSEICOセキュリティポーチ ・ビートンジャパン セキュリティポーチ |
・人混みや観光地 ・屋台やマーケット |
防犯ブザー | ・Minisuit 防犯ブザー ・Hion 防犯ブザー |
・スリや盗難に遭った ・夜間の一人歩き ・人通りの少ないところを歩く |
南京錠 | ・Fosmon南京錠 | スーツケースやリュックを持って移動する |
パスポートのコピーや連絡先のメモ準備
海外旅行に行く際は、パスポートのコピーや連絡先のメモを準備しておくとよいです。
これらを準備しておくと、パスポートの紛失やトラブルに巻き込まれてもスムーズに対応できます。
いずれも大切な情報源であるため、ホテルのセーフティーボックスなどに入れて、慎重に保管しましょう。
韓国の治安状況・安全に備えてWi-Fiレンタルサービスの利用がおすすめ
今回は、韓国の治安状況や観光客が巻き込まれやすいトラブルについて詳しく解説しました。
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