金浦空港と仁川空港どっちがおすすめ?ソウル市内へのアクセスは?【韓国渡航の目的別に比較】
この記事では、金浦空港と仁川空港の市内までの所要時間や目的別で、どちらがよいかの選び方を解説します。
韓国、特にソウルに行く際、必ずと言ってもいいほど利用される金浦(キンポ)国際空港と仁川(インチョン)国際空港。
都市部への交通アクセスや日本への路線数など異なる点が多々あり、韓国渡航時どちらを利用すればいいか、迷っている方も多いでしょう。
そんな方のために、ソウル市内へのアクセス時間や費用、日本からの路線数を比較して解説します。記事後半では、2空港の設備についても紹介します。
これから韓国に旅行や出張で行く予定がある方はぜひ参考にしてください。
金浦空港・仁川空港どっちがおすすめ?【目的別の選び方】
金浦空港・仁川空港のどちらを利用するか迷うときは、以下のように目的別に選ぶのもひとつの方法です。
金浦空港 | ・ソウルに早く行きたい ・入国審査で待ちたくない |
---|---|
仁川空港 | ・航空券代を安くしたい ・免税店で買い物したい |
それぞれの選び方について詳しく確認していきましょう。
ソウルに早く行きたい
少しでも長くソウルを楽しみたいなら、金浦空港がおすすめです。仁川空港からソウル市内への移動も可能ですが、金浦空港から移動したほうがより早く到着できます。
たとえば、空港鉄道を利用した場合の所要時間は、以下のとおりです。
金浦空港 | ・空港鉄道でソウル駅まで約22分 |
---|---|
仁川空港 | ・空港鉄道【急行】 第2ターミナルからソウル駅まで約51分 第1ターミナルからソウル駅まで約43分 ・空港鉄道【普通】 第2ターミナルからソウル駅まで約66分 |
金浦空港からソウル空港までは、ノンストップで行けます。仁川空港は急行でも40分以上かかるため、アクセスの良さは仁川空港がよいと言えるでしょう。
また、市内に行くには、鉄道のほかに以下の移動手段があります。
- リムジンバス*
- タクシー
- 地下鉄
*金浦空港から明洞方面のリムジンバスは現在運休中です。
ソウル以外の目的地を目指す場合も、上記の交通手段を利用しましょう。
とにかく航空券代を安くしたい
航空券代を安くしたいなら、LCCの利用がおすすめです。LCCとは、無料サービスの廃止や一部サービスの有料化により、運賃の低価格化を実現した格安航空会社のことです。機内でのサービスは最小限になりますが、旅費の負担を大幅に減らせます。
ソウルに運行するLCCには、次のような航空会社があります。
- Peach
- JIN AIR
- チェジュ航空
- イースター航空
- ティーウェイ航空(T’way Air)
一部金浦空港便もありますが、LCCのほとんどは仁川空港便です。ただし、仁川空港から市内への移動は金浦空港より時間がかかります。市内までの移動時間や費用などトータルコストを考慮して、LCCを利用するかどうか決めましょう。
免税店の品揃えを重視
免税店での買い物を楽しみにしているなら、仁川空港の利用を検討しましょう。金浦空港にも免税店はありますが、仁川空港のほうが免税店の選択肢が多く、豊富なブランドを展開しています。
金浦空港 | ・ロッテ免税店 ・新羅免税店 |
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仁川空港 | ・ロッテ免税店 ・新世界免税店 ・新羅免税店 ・ENTAS免税店 ・SM免税店 |
ただし、仁川空港から市内への移動は金浦空港より時間がかかります。現地での時間を長く楽しみたいなら、市内までの移動時間も考慮して仁川空港を利用するのか決めることが大切です。
金浦空港の免税店について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
入国審査で待ちたくない
入国審査で待つのが嫌なら、金浦空港の利用がおすすめです。金浦空港より規模が大きい仁川空港は遠い到着ゲートにある場合、到着便が重なると入国審査に時間がかかることがあります。
また、到着ゲートから到着出口までシャトルトレインを利用して移動しなければいけません。仁川空港から市内への移動時間も長いので、現地で過ごす時間が少なくなる可能性があります。
金浦空港・仁川空港どっちが優れている?【立地・就航路線等の違い】
金浦空港・仁川空港は、以下の違いや特徴が挙げられます。
【金浦空港】 「ソウル市内に近い」 都市型空港 |
【仁川空港】 アジア最大級の 大型空港 |
|
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A. 市内への移動時間 | ◎空港鉄道【普通】でソウル駅まで約22分 | △空港鉄道【急行】でソウル駅まで約43分 |
B. 日本への路線数 | △2都市(羽田・関西) | ◎10都市(羽田・成田・関西・新千歳・福岡など) |
C. 航空会社の違い | 大手フルサービスキャリア多め | 格安価格帯のLCC多め |
D. 空港施設の充実度 | △まずまず(ただし、ラウンジ・フードコート・カフェ・免税店などがある) | ◎充実している(世界の空港ランキングで毎年上位にランクインしている) |
それぞれの項目を詳しく確認していきましょう。
A. アクセスの良さ
ソウル市内への移動は、金浦空港を利用したほうが便利です。たとえば空港鉄道を利用した場合、金浦空港から市内まで約22分で到着します。一方、仁川空港はソウル駅まで約43分かかります。
また、ソウル市内への移動費用も金浦空港のほうがお得です。
金浦空港 | ◎市街地(ソウル・明洞)までのアクセスが良い ・鉄道(17,000ウォン) ・市内バス(1,500ウォン) ・タクシー(20,600ウォン) |
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仁川空港 | △市街地までは遠い ・鉄道(9,500ウォン) ・リムジンバス(18,000ウォン) ・タクシー(60,000ウォン) |
※現在金浦空港から明洞方面のリムジンバスは運休中です
B. 日本への路線数
日本への路線数は、圧倒的に仁川空港が多くなります。
金浦空港 | △2都市(=羽田・関西) |
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仁川空港 | ◎16都市(=羽田・成田・関西・中部・新千歳・福岡・那覇・仙台・静岡・広島・松山・高松・北九州・熊本・大分・宮崎) |
仁川空港に就航するほとんどの航空会社はLCCです。LCCは地方都市空港の利用が多いことから、金浦空港に比べると就航都市が増えています。
C. 航空会社の違い
大都市路線しか就航しない金浦空港は、航空会社においても大手フルサービスキャリア(FSC)が多くなります。LCCは、関西国際空港との路線を運航するチェジュ航空がありますが、羽田空港との便は就航していません。
一方、仁川空港は低価格で利用できるLCC航空会社が多いです。フルサービスキャリアのJALやANAは、どちらの空港にも就航しています。
金浦空港 | ・JAL【FSC】 ・ANA【FSC】 ・大韓航空【FSC】 ・アシアナ航空【FSC】 ・チェジュ航空【LCC】 |
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仁川空港 | ・JAL【FSC】 ・ANA【FSC】 ・Peach【LCC】 ・JIN AIR【LCC】 ・チェジュ航空【LCC】 ・イースター航空【LCC】 ・tway航空【LCC】 |
D. 空港施設の充実度
金浦空港と仁川空港は、どちらにも免税店やラウンジ、レストランなど基本的なサービスは提供されています。
ただし、仁川空港は金浦空港の倍ほどの広さがあり、空港を楽しめる施設やイベントが多いです。
また、世界の空港ランキングにおいても毎年上位にランクインしており、世界に誇るハブ空港として高い人気を誇ります。金浦空港にも基本的なサービスはありますが、仁川空港と比べると劣るかもしれません。
金浦空港・仁川空港どっちが充実?【それぞれの施設概要】
金浦空港
金浦空港は、ソウル特別市江西区にある国際空港です。1971年に国際空港として本格的な就航が始まり、一時は国内線のみを運行していましたが、2003年に再び国際空港としてスタートを切りました。ソウル市内へのアクセスが良好です。
金浦空港について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
施設サービスの特徴
主な施設には、以下のものがあります。
- 両替所
- 総合インフォメーション
- 携帯・Wi-Fiサービスカウンター
- 免税店
- レストラン・カフェ
- 医療室
金浦空港では無料でWi-Fiが利用でき、メールアドレスの登録やパスワード無しで無制限にアクセスできます。また、無料の充電スポットも充実しています。
また、韓国最大級の複合型ショッピングモール「ロッテモール」が隣接しているのも、魅力の1つです。映画やショッピングが楽しめます。
仁川空港
仁川空港は、国内でもっとも規模の大きい空港です。ハブ空港としても有名で、さまざまな都市との路線を就航しています。2024年にはアジアのハブ空港となり、ますます発展が期待されています。
日本からも16路線が就航していますが、ソウル中心部からは少し距離があるのが懸念点です。
仁川空港について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してください。
施設サービスの特徴
主な施設には、以下のものがあります。
- 両替所
- グローバルATM
- ラウンジ
- 免税店・ギフトショップ
- 総合インフォメーション
仁川空港では、大韓航空やチェジュ航空など多数の航空会社ラウンジが充実しているのも魅力的です。また、乗り継ぎ専用の無料のトランスファーラウンジがあり、誰でも利用できます。ラウンジや空港では無料のWi-Fiや充電スポットがあり、ネット接続に困ることは少ないでしょう。
金浦空港・仁川空港のどっちを選ぶかで利便性が大きく変わる!
日本から韓国に行くにあたって利用するのが、金浦空港と仁川空港です。金浦空港は、市内へのアクセスが良く入国審査での待ち時間が短いといった特徴があります。一方、仁川空港は免税店が充実しており、航空券代が安く抑えられるのが特徴です。これらの選び方を参考に、自分の目的に合った空港を利用しましょう。
韓国滞在を楽しむためには、通信手段の節約も重要です。通信費が安い、ポケットWi-Fiの利用を検討しましょう。ポケットWi-FIのレンタルサービスを提供する「海外Wi-Fiレンタルショップ」なら、1GB/日500円から利用可能。さらに、使わない日は通信費がかからないため、通信費が抑えられます。これから韓国に旅行や出張行く予定がある方は、ぜひご検討ください。
金浦空港と仁川空港どっちがおすすめ?か気になる人のFAQ
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Q金浦空港と仁川空港のどっちがアクセス良好?
Aソウル市内への移動は、金浦空港からのほうが早くアクセスできます。空港鉄道で移動した場合、ソウル駅まで約22分。一方、仁川空港からは空港鉄道で49分です。
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Q金浦空港と仁川空港のどっちが路線数が多い?
A日本への路線数は、圧倒的に仁川空港が多いです。金浦空港は羽田と関西国際空港の2都市ですが、仁川空港は16都市に上ります。
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Q金浦空港と仁川空港のどっちもWi-Fiが使える?
A金浦空港と仁川空港のどちらもWi-Fiは利用できます。仁川空港は空港内で接続可能ですが、金浦空港は1Fの到着ロビーに限ります。
また、海外渡航でネット環境が必要になるのは、移動中の下調べやナビ、緊急時の連絡など、フリーWi-Fiのない施設外です。ポケットWi-Fiは忘れず持参しましょう。
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