【韓国ソウル】金浦(キンポ)国際空港を全解剖!フロアガイドや主要都市への行き方まとめ
ソウルの玄関口を担う金浦(キンポ)空港。1971年に本格的な国際空港として就航が開始され、今では国際線と国内線を運航しています。ソウル市内からもっとも近い空港であり、中心部まで約20分で到着可能です。
旅行や出張で金浦国際空港を利用する機会があるなら、行く前に詳しく知っておきたい方が多いでしょう。今回は、そんな韓国を代表する金浦空港の基本情報やフロアガイド、移動手段について解説します。
金浦国際空港の基本情報
金浦国際空港は、国際線と国内線の2つのターミナルに分かれており、それぞれ特色が異なります。
ここでは、日本から行くなら必ず使うことになる国際線ターミナルと、韓国国内のトランジットで利用する可能性のある国内線ターミナル、それぞれ分けてみていきましょう。
国際線ターミナル
金浦空港の国際線は、レストランやカフェ・ラウンジなどが充実しています。
また、3階には新羅免税店やロッテ免税店、韓国最大級の複合型ショッピングモール「ロッテモール」も隣接しており、空き時間に買い物を楽しめるのも魅力です。
金浦空港の免税店について知りたい方は、以下の記事で詳細ご覧ください。
【国際線のフロアガイド】
4階 | ・フードコート ・レストラン・カフェ ・病院 |
---|---|
3階 | ・出発ゲート
・免税店(新羅/ロッテ) ・スカイハブラウンジ |
2階 | ・チェックインカウンター ・両替所(新韓銀行) ・案内所 ・税関出国申告台・スマホ充電所 |
1階 | ・到着ロビー
・入国ゲート ・空港バス・タクシー乗り場 ・総合案内所 ・手荷物預かり所 ・両替所 ・ローミングセンター ・レストラン カフェ |
地下 | 空港鉄道・地下鉄駅、ロッテモールへの連絡通路 |
国内線ターミナル
金浦空港の国内線は、済州島(チェジュトウ)や釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)など数多くの路線を就航しています。海外からの旅行客だけでなく国内旅行のために韓国人の利用客も多く、ターミナル内は活気があります。
【国内線のフロアガイド】
4階 | ・フードコート ・空港ラウンジ・展望台 |
---|---|
3階 | ・薬局
・子どもの遊び場 ・落とし物保管所 ・乳児休憩所 ・コンビニ |
2階 | ・チェックインカウンター ・案内所 ・無人民願発給機・チケット売り場 |
1階 | ・空港・市外バス案内所 ・郵便取扱局 ・手荷物預かり所・両替所・フードコート |
国際線から国内線への行き方
国際線から国内線に移動する方法は、以下のとおりです。
- シャトルバスで行く
- 地下鉄から歩く
それそれの方法について確認していきましょう。
シャトルバスで行く方法
無料シャトルバスで国内線に移動可能です。国際ターミナル1階の外にあるバス停から、国内線ターミナル行きのシャトルバスに乗車します。
運行時間 | 9時〜22時 |
---|---|
乗り場 | ・国際線ターミナル【5番】
・国内線ターミナル【6番】 |
運行間隔 | 5分 |
所要時間 | 約10分 |
地下鉄から歩いていく方法
シャトルバスより時間はかかりますが、国際ターミナル1階から地下に降りて、地下鉄から歩いて行く方法があります。各場所に国内線ターミナルの表記があるので、その方向に進めば15分程度で移動可能です。
以上、金浦空港の基本情報をまとめました。
実際に韓国に行く際に、金浦空港と仁川空港のどちらで飛行機の航空券予約をするべきか悩む方も多いはずです。
以下の空港の使い分け目安を知っておくと参考になります。
- ソウル市内への移動時間が短い、空港の充実度が高いのは、金浦空港
- 日本への路線数が多い、航空会社の充実度が高いのは、仁川空港
路線数から判断すると、東京からならいずれの空港も利用しやすいです。
しかし、地方都市からだと日本国内の移動を短くするためにも、路線数が多い仁川空港の方が向いています。
金浦空港の入国・出国時の場所は?
金浦空港で入国・出国する場所は変わります。スムーズに移動するためにも事前に確認しておきましょう。
韓国入国(到着)
引用元:ANA
到着したら手荷物を受け取り、税関検査を済ませると1階の到着フロアに出ます。目の前には携帯電話・Wi-Fiルーターのレンタルカウンターが並んでおり、旅行や出張に必要なものを揃えることが可能です。
1階中央には観光案内所があり、空港内の施設情報や目的地までのアクセス方法の案内を受けられます。観光案内所には、日本語が話せるスタッフもいるので困ったときは利用しましょう。
韓国出国(出発)
引用元:ANA
チェックインカウンターは2階、出国ゲートは3階にあります。自身で搭乗手続きを行える自動チェックイン機は、2階のA・B・Cのカウンター前に設置されています。
チェックインカウンターの前には、総合案内所や両替所などが並んでいます。また、2階中央にある自動手荷物預け機は、カウンターが利用客で混んでいるときに利用すると便利です。
金浦国際空港からソウル市内への移動手段4選
金浦空港からソウル市内への移動手段は、以下のとおりです。ソウル市内のホテルに宿泊する時も、移動手段をチェックしておけば安心です。
- 空港鉄道A’REX・地下鉄
- バス
- タクシー
- レンタカー
それぞれの方法について紹介していきます。
空港鉄道A’REX・地下鉄
交通費を安く抑えたいなら、空港鉄道A’REX(エーレックス)と地下鉄で移動するのがおすすめです。空港鉄道A’REXは空港とソウル駅までを結ぶ鉄道で、終着駅まで各駅に停まります。
以下の乗換え路線があり、目的地に応じて移動することも可能です。
- ソウル地下鉄5号線・9号線
- 金浦ゴールドライン
- 西海線
韓国の地下鉄を利用するなら、「Subway Korea」が便利です。
Subway Koreaを使えば、旅行や出張で韓国に訪れた際にも、地下鉄で迷うことはありません。
乗り場
金浦空港からソウル市内に移動する場合は、地下3階ホームの金浦空港駅から乗車します。乗車チケットは、案内所または自動販売機で購入可能です。
また、空港鉄道A’REXの公式サイトで座席指定の乗車券を購入することもできます。車内はフリーWi-FiやUSB充電ポートが完備されており、移動中にネット検索したりスマホを充電できたりすることも可能です。
所要時間
金浦空港駅から各駅までの所要時間は、以下のとおりです。
麻谷ナル | 3分 |
---|---|
デジタルメディアシティ | 10分 |
弘大入口 | 14分 |
孔徳 | 18分 |
ソウル駅 | 22分 |
弘大入口駅から地下鉄2号線に乗り換えれば、観光客に人気のスポットである明洞(ミョンドン)方面に行くことも可能です。金浦空港から明洞への最適な行き方を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
料金
金浦空港駅から各駅までの運賃は、以下のとおりです。
麻谷ナル | 1,400ウォン |
---|---|
デジタルメディアシティ | 1,500ウォン |
弘大入口 | 1,500ウォン |
孔徳 | 1,600ウォン |
ソウル駅 | 1,600ウォン |
※上記の運賃は、IC系交通カードの料金です。1回用交通カードを利用する場合は、100ウォンが追加されるので注意してください。
バス
空港とソウル市内を結ぶバスには、リムジンバスと市内バスがあります。リムジンバスは荷物置き場が確保されており、荷物が多い場合に便利です。広々とした空間で移動したいなら、リムジンバスの利用を検討しましょう。
費用を抑えたいなら、運賃が安い市内バスがおすすめです。ただし、荷物置き場がないことに加え、停留所数が多いので目的地に着くまで時間がかかります。また、韓国語のアナウンスしか流れない市内バスもあるので要注意です。
乗り場
バス乗り場は、国際線1・2階、国内線1階にあります。運賃は、乗車時に現金、またはT−moneyカードで支払い可能です。乗りたいバスが来たらバス番号と行き先を確認して乗車し、下車時は降車ベルを押して降りましょう。
所要時間
道路の混雑状況や目的地にもよりますが、1時間程度かかります。交通機関が混雑する朝夕の時間は渋滞するため、さらに時間がかかることも多いです。
料金
金浦空港駅からの運賃は、以下のとおりです。
バスの種類 | 乗り場 | 料金 |
---|---|---|
高級リムジンバス【6101番】金浦空港〜倉洞・蘆原 | 国際線【6番】
国内線【5番】 |
9,000ウォン |
高級リムジンバス【6105番】金浦空港〜恩平・城北 | 国際線【6番】
国内線【5番】 |
9,000ウォン |
市内バス【601番】金浦空港〜光化門・鍾路 | 国際線【4番】
国内線【6番】 |
1,300ウォン |
市内バス【605番】金浦空港〜ソウル駅 | 国際線【4番】
国内線【6番】 |
1,300ウォン |
タクシー
ホテルまでの移動時に荷物が多いなどで負担を減らしたいなら、タクシーを検討しましょう。費用はかかりますが、複数人で利用すれば1人あたりの料金を抑えられます。日本語対応可能な運転手もいるので、初めてでも安心して利用できるでしょう。
韓国のタクシーには、次のような種類があります。
種類 | 特徴 | メリット |
---|---|---|
一般タクシー | オレンジ色の車体 | もっとも料金が安い |
模範タクシー | 黒い車体 | 10年間無事故無違反の運転者に与えられる。料金は割高だが安全性が高い |
大型タクシー | 大きい車体 | 9人まで乗れる |
現地でよく利用されているのは、一般タクシーです。
韓国でタクシーを快適に利用するためには、韓国の配車アプリ「カカオタクシー」をチェックしましょう。
乗り場
国際線・国内線ともにターミナル1階到着ロビーを出て、目の前の横断歩道を渡ったところにタクシー乗り場があります。日本と同様に停車する順番に乗車しますが、タクシーの種類や行き先で乗り場が異なるので注意しましょう。
支払いは、現金やクレジットカード、T−moneyカードで可能です。
所要時間
金浦空港駅から各駅までの所要時間は、以下のとおりです。
明洞 | 37分 |
---|---|
東大門 | 39分 |
江南駅 | 39分 |
梨泰院 | 37分 |
仁寺洞 | 39分 |
※目的地までのルートで所要時間が変わる場合があります。
料金
金浦空港駅から各主要エリアまでの料金は、以下のとおりです。
明洞 | 19,000ウォン |
---|---|
東大門 | 21,000ウォン |
江南駅 | 23,000ウォン |
梨泰院 | 18,000ウォン |
仁寺洞 | 19,000ウォン |
※料金は所要時間で料金が変わる場合があります。
レンタカー
現地で移動する機会が多いなら、レンタカーを借りるのもおすすめです。手続きは、国内線1階の3〜5番ゲートの間にあるサービスカウンターで行えます。
金浦空港にあるレンタカー会社は、以下のとおりです。
- ロッテレンタカー
- SKレンタカー
- GoGoレンタカー
車の種類にもよりますが、1日7,000〜12万ウォンでレンタル可能です。
金浦空港から市内・主要都市へのアクセス【安い行き方も】
ここからは、金浦空港から市内・主要都市へのアクセス方法を確認しましょう。
市内へのアクセス
ソウル市内への移動手段は、以下の方法があります。
- 空港鉄道A’REX・地下鉄
- バス
- タクシー
- レンタカー
もっとも安い方法で市内に移動したいなら、空港鉄道A’REX・地下鉄を利用するのがおすすめです。たとえば、金浦空港から明洞までなら、料金は片道1,450ウォン、所要時間は乗換を含めて35分で移動できます。
- 金浦空港から空港鉄道「ソウル駅」まで(22分)
- 空港鉄道「ソウル駅」から地下鉄4号線まで(徒歩10分)
- 地下鉄4号線「ソウル駅」から「明洞駅」まで(4分)
金浦空港から明洞まで、空港鉄道A’REX・地下鉄以外の移動手段を知りたい方は、以下の記事を確認してください。
地方の主要都市へのアクセス
地方に旅行する場合、国内線またはリムジンバスを利用する方法があります。
金浦空港から就航する地方都市は、以下のとおりです。
- 済州(チェジュ)
- 釜山(プサン)
- 蔚山(ウルサン)
- 麗水(ヨス)
- 浦項(ポハン)
- 光州(クァンジュ)
- 晋州(チンジュ)
- 大邱(テグ)
地方行きのリムジンバスは、次のようなものがあります。
バスの種類 | 乗り場 | 料金 |
---|---|---|
地方空港リムジンバス(金浦空港⇔大田) | 国際線2階【2番】
国内線【11-1番】 |
15,300ウォン |
地方空港リムジンバス(金浦空港⇔唐津・泰安) | 国際線2階【2番】
国内線【11-1番】 |
21,000ウォン |
地方空港リムジンバス(仁川・金浦空港⇔全州) | 国際線2階【2番】
国内線【11-1番】 |
21,800ウォン |
地方空港リムジンバス(仁川・金浦空港⇔江陵) | 国際線2階【2番】
国内線【11-1番】 |
30,000ウォン |
仁川空港へのアクセス
金浦空港から仁川国際空港へ、トランジットで利用する場合もあるでしょう。2つの空港は、約40㎞離れた位置関係にあります。
仁川空港への移動方法は、以下の通りです。
移動手段 | 時間 | 料金 |
---|---|---|
リムジンバス | 40分~60分 | 7,500ウォン |
空港鉄道(A’REX) | 37分
44分 |
3,850ウォン(T1)
4,450ウォン(T2) |
タクシー | 35分
41分 |
36,400ウォン(T1)
45,000ウォン(T2) |
ただし、仁川空港のターミナルは1・2とあります。移動は、車で15~20分ほどかかる距離です。
そのため、金浦空港から仁川空港へ移動の際は、ターミナルを確認した上で乗車しましょう。
金浦国際空港はとっても便利!ソウル渡航なら第1候補に
国際線と国内線を運航する金浦(キンポ)空港。ソウル市内へのアクセスも良好で、韓国に旅行や出張に行く際に便利な空港です。空港内はフリーWi-Fiが完備されており、現地に到着したらすぐにインターネットに接続できます。
ただし、空港内のフリーWi-Fiはアクセスが混雑しやすく、通信速度が不安定になることがあります。また、ソウル市内はフリーWi-Fiが充実していますが、移動中は利用できないことも多いです。旅行や出張中にネットを頻繁に使う予定があるなら、ポケットWi-Fiのレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。
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フリーWi-Fiが使える場所で電源を切れば通信料はかからないため、費用を最小限に抑えられます。
これから韓国に旅行や出張に行く予定がある方はぜひご検討ください。
金浦(キンポ)国際空港に関するよくある質問
-
Q金浦空港からソウル市内への移動手段は?
Aソウル市内への移動手段は、空港鉄道A’REX・地下鉄、バス、タクシー、レンタカーがあります。もっとも安く行けるのは、空港鉄道A’REX・地下鉄を利用した移動です。
-
Q金浦空港には日本語が通じるインフォメーションはある?
A入国時は1階の観光案内所、出国時は2階チェックインカウンターの前にある総合案内所に日本語を話せるスタッフがいます。
-
Q金浦空港の免税店はどこにある?品揃えは良い?
A国際線ターミナル3階に新羅免税店とロッテ免税店があります。化粧品や香水をはじめ、ファッションや雑貨、時計、食品などさまざまな商品を展開しており、品揃えも豊富です。
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