【最新】ドンムアン国際空港を徹底解説!両替所・グルメ・市内へのアクセス方法まで
この記事では、タイのバンコクにある「ドンムアン国際空港」の基本情報から、各ターミナルの設備について徹底解説します。
ドンムアン国際空港(空港コード:DMK)は、LCC便やタイの国内線が発着するバンコクの主要空港。日本からの就航やバンコク市内からも近いため、バンコク渡航で利用されることが多い空港です。同じバンコクの「スワンナプーム国際空港」とは違い、ローカル的な雰囲気があり、混雑もなくスムーズに利用できると評価されています。さらに、タイ・エアアジアXが全便移転することもあり、ますます東南アジアの主要な空港としても注目されるでしょう。
そんなドンムアン国際空港のグルメやショッピング、両替所やラウンジ情報まで詳しく解説します。記事後半では、バンコク市内へのアクセス方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ドンムアン国際空港の基本情報
ドンムアン国際空港はバンコク市内から北東に約23キロにある空港で、かつては東南アジアのハブ空港としての機能を果たしていました。現在は、国内線およびLCCが多く就航する空港として、再び注目されています。
東南アジアのLCC空港
ドンムアン空港は国際線や国内線をあわせて多くのLCCが就航しています。なかには、ドンムアン空港のみ発着するLCCもあり、そのひとつが日本からの発着便も多い、タイ・エアアジアX(XJ)。2024年10月1日より全てのバンコク発着便の運航をドンムアン国際空港に移転しました。
タイ・エアアジアXグループの便への乗り継ぎが一層便利になります。また、ドンムアン国際空港はコンパクトな空港のため、出入国検査や出発ゲートの移動までがスムーズ。
タイ・エアアジアX以外でドンムアン国際空港に発着する航空会社は次のとおりです。
発着 ターミナル |
各国の 主な航空会社 |
---|---|
第1ターミナル(国際線) | ・中国:青島航空、吉祥航空など5社 ・香港:香港エクスプレス ・タイ:タイ・エアアジアXを含む4社 ・マレーシア:ファイアフライ航空、エアアジア、バティック・エア・マレージア ・マカオ航空 ・インドネシア:バティック・エア、インドネシア・エアアジア ・フィリピン:セブパシフィック航空、エアアジア・フィリピン ・ミャンマー国際航空 ・イラン:マーハーン航空 ・ベトナム:バンブーエアウェイズ |
第2ターミナル(国内線) | バンコクエアウェイズ、タイ・エアアジア、ノックエア、タイ・ライオン・エア |
日本からタイへ格安で利用するなら、ドンムアン空港への発着が主流になるでしょう。
日本からの直行便は6空港から発着
日本からの直行便も運行しています。
- 成田空港
- 関西空港
- 中部国際空港
- 新千歳空港
- 福岡空港
- 那覇空港
日本からの平均フライト時間は6時間30分ほどで、帰りは少し早めに到着します。各空港によって変動しますが、午前から夜間にかけての出発で、定期的に運航しています。
また、他の国への乗り継ぎとしても、ドンムアン国際空港を利用するケースもあります。
ドンムアン国際空港のターミナルとフロアガイド
ドンムアン国際空港のターミナルは国内線の第1ターミナルと国際線の第2ターミナルがあります。2つのターミナルは内部でつながっているので、移動はスムーズです。
- 4階:レストラン街
- 3階:出発フロア
- 2階:航空会社オフィス
- 1階:到着フロア
詳しい設備やショップは次のとおりです。
各フロア | 第1ターミナル | 第2ターミナル |
---|---|---|
4階 | 展望デッキ、マクドナルドなどのファーストフード店・フードコートなど | |
3階 | エア・アジアのカウンター、スターバックス、Royal Project Shop、タクシー乗り場 | Royal Project Shop、郵便局、免税店、タクシー乗り場 |
2階 | ー | セブンイレブン・薬局 |
1階 | セブンイレブン、銀行の両替所、SIM売店、タクシー・エアポートバス乗り場 | レン タカーショップ、タクシー・エアーポートバス乗り場 |
到着フロアを出ると、エアーポートバスとタクシー乗り場があります。ショッピングは3階、グルメは4階です。また、3階から4階の制限エリアにかけて、ラウンジが設置されています。
ドンムアン国際空港の便利なサービス・施設
ドンムアン国際空港内には以下のような便利な設備が整っています。
- 両替所
- ラウンジ
- 免税店
- 激安フードコート
- フリーWi-Fi・充電スポット
- ホテル
上手く活用すれば、空港での滞在を満喫できます。また、上記以外には24時間営業のセブンイレブンや薬局もあります。
両替所
ドンムアン国際空港内には、到着ゲートを出ると、すぐに24時間の銀行の両替所があります。また、バンコク銀行・カシコン銀行・クルンタイ銀行の支店もあるので、そちらで両替もできます。しかし、銀行での両替はレートがあまりよくありません。レートの良い両替は、2箇所。ドンムアン国際空港の4階の「Cloud Currency Exchange」とドンムアン駅(国鉄)にある「Happy Rich」。
- Cloud Currency Exchange(7時〜20時45分)
- Happy Rich(6時〜21時)
ただし、営業時間があり、たまに営業時間内でも開いていないことも。その場合は、銀行のATMを利用しましょう。キャッシングも両替もできます。
ラウンジ
ドンムアン国際空港には次のようなラウンジがあります。制限エリア内の3〜4階に設置されています。
- The Coral Forest Lounge
- Nok Air Lounge
- The Coral Executive Lounge
- Miracle Lounge
- Miracle Co-Working Space
これらのラウンジの特徴は、LCC専用ラウンジのため、クリアするステータスの条件がないことです。プライオリティパスカード、ダイナーズクラブカード、ドラゴンズパス(中国)所持者、もしくは料金を支払えば、誰でも利用できます。料金は850BHT(約3835.4円)〜です。
ほとんどのラウンジは軽食やドリンク提供があります。シャワーは第2ターミナルのミラクルラウンジのみです。
免税店
ドンムアン国際空港の免税店は、いくつもの高級ブランドがコンパクトにまとまった、利用しやすいショップです。以前は国際線の到着エリアにもありましたが、現在は3階の制限エリアのみ。タイでは免税制度もあるので、帰国前に購入するとよいでしょう。
また、3階のフロアにはオーガニックコスメやドライフルーツなど、タイならではのお土産も充実しています。
タイの名物といえば、ドリアン。ドリアンは日本へ持ち込めますが、事前に検査が必要です。また、強烈なニオイから、機内、タイのホテルや公共施設などに持ち込みが禁止されています。持ち込んだ場合は罰金が発生するので、注意しましょう。
激安フードコート
ドンムアン国際空港は、地元の人が国内を移動する際に利用する空港でもあります。そのため、地元の名物やタイのソウルフードが楽しめるのも、魅力のひとつです。日本でおなじみのチェーン店もありますが、せっかくならフードコートがおすすめ。
4階にはマジックガーデンのフードコートがあり、比較的安く楽しめます。支払い方法は、プリペイドカードに現金をチャージして、支払います。
また、空港の社員食堂があり、こちらは激安で食べられると有名です。
- Magic Food Park (マジックフードパーク):第2ターミナル2階・5時30分から22時(オーダストップ9時30分)
こちらはチケットを事前に購入して支払います。
フリーWi-Fi・充電スポット
空港内では、フリーWi-Fiや無料の充電スポットも充実しています。AOTが提供している無料充電場所が、数か所設置されており、充電に困ることがありません。また、タイの通信会社が提供する無料Wi-Fiが充実しています。
- AISが提供する「Airport AIS FreeWiFi」
- Dtacが提供する「Airport Dtac FreeWiFi」
- TRUEが提供する「Airport TRUE FreeWiFi」
- GoogleとCAT Telecomが共同提供する「Free Airport-Google WiFi by CAT」
どのWi‐Fiも電話番号やメールアドレスで登録して使用します。接続時間に制限があるため、長時間使用は注意しましょう。
ホテル
ドンムアン国際空港内には、簡易的に休憩できる場所や隣接するホテルがあります。
- Amari Don Muang Airport Bangkok Hotel(アマリドンムアン空港バンコクホテル)
- Sleep Box by Miracle(スリーピーボックス):第2ターミナル4階
Sleep Box は4階に2箇所あり、マクドナルド側のホテルが比較的新しい施設です。
近郊にもホテルはありますが、トランジットなどで利用する場合は上記のホテルが便利。また、タイでは野犬が多いため、むやみに市中を歩き回って探すよりも安全です。
ドンムアン国際空港からバンコク市内へのアクセス方法
ドンムアン国際空港からの主なアクセス方法は4つです。
(交通手段) | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
エアポートバス | 約40分 | 30〜50BHT |
SRTレッドライン | バンスー駅:約20分 MRTスクンビット駅:約60分 |
バンスー駅:20BHT MRTスクンビット駅:62BHT |
タクシー | 市内まで約40分 | 350BHT〜 |
国鉄 | フアランポーン駅:約40分 | フアランポーン駅:5BHT |
ローカルバス | 市内まで約40分〜60分 | 30〜50THB |
また、スワンナプーム国際空港へのトランジットについても解説します。
エアーポートバス
バンコク市内へのアクセスとして最も利用されるのが、エアーポートバス。市内までは45分〜60分で到着します。ドンムアン国際空港の到着フロアを出て、1階が乗り場です。行先や料金は次のとおりです。
- A1:BTSモーチット駅バスステーション(パタヤ)30THB(約135.3円)
- A2:ビクトリーモニュメント駅、30THB
- A3:シーロム、ルンピニー公園:50THB(約225.6円)
- A4 :カオサン通り:50THB
朝の6時から20分間隔で出発、最終便はA1が24時、A2~A4は23時まで運行しています。車中を回る車掌さんに行き先を告げて、支払いましょう。
また、Limo Bus(リモバス)という予約制のシャトルバスもあります。行先は、カオサン通り、BTSラチャダムリ。運賃は150THB(約676.8円)。少し高いですが、確実にシートに座れるため、ゆっくりくつろぎたい方におすすめです。
なお、パタヤへの直通バスはないので、乗り継ぐ必要があります。
SRTレッドライン(鉄道)
市内まで早く移動したい方は、スカイトレインがおすすめ。バンスー駅までは、20分で20THB(約90.2円)。バンスー駅からは地下鉄(MRT)へ乗り換えて移動します。渋滞しないため、時間がある程度予想できるのがメリットです。
しかし、ドンムアン空港を出て歩道橋を渡るため、重い荷物を持っての移動は大変です。地下鉄の混雑時はゆっくり座れないこともあります。
タクシー
市内への移動では、タクシーもメインの手段のひとつ。第1と第2ターミナル1階にあるのが、タクシー乗り場です。タクシーを乗るには、整理券を取って待ちます。タクシーに乗って市内までは約40分で、料金は350BHT(約1579.2円)ほどです。空港使用料の50BHT+高速料金+メーター料金になります。時間帯によっては、待ち時間が1時間ほどと混雑する場合もあるので、タクシー配車アプリを利用するのがおすすめ。Grabを使えば、言葉がわからなくても目的地まで、安全に連れて行ってくれます。
また、3階にタクシー乗り場がありますが、自分でつかまえる必要があるので、配車アプリを使ったほうが簡単です。
その他の手段(国鉄やローカルバスなど)
上記以外では、ローカルバスや国鉄を利用する方法もあります。路線バスは空港内に乗り入れず、第1ターミナルから歩道橋を渡ったウィパーワディーランシット通りにあるバス停から出発しています。
- 国鉄:5THB(約22.5円)、フアランポーン駅行、アユタヤ方面行
- 路線バス:30〜50THBで約40分〜60分
費用はかなり安く抑えられますが、席に座れない、車内は暑いなど快適な乗り心地とはいえません。ローカルバスは渋滞に巻き込まれ、時間がかかる場合も。どちらものんびりとタイの車窓やローカルを楽しむ方向けと言えます。
また、目的地まで直接連れて行ってくれるリムジンバスも1階で手配できます。しかし、バンコク市内行までは、車種料金+空港使用料金50BHT+高速料金+メーター料金で1,000BHT(約4512.2円)以上と高額になります。
スワンナプーム国際空港への移動
スワンナプーム国際空港までの移動は、AOTが提供する無料のシャトルバスが出ています。本数は多く、スワンナプーム空港までは約1時間。渋滞すると、1時間半以上かかることもあるので、乗り継ぎは余裕を持った移動が必要です。運行時間は早朝5時から24時まで、それ以外の時間帯はタクシーなどを利用しましょう。
また、このバスを無料で利用するには次のような条件があります。
- 出発フライトのチケット
- パスポートまたはIDカード
出発フライトのチケットとは、ドンムアン空港に到着してスワンナプーム国際空港から出発するフライトのチケットがないと、シャトルバスが利用できません。24時間未満の入国手続にビザは必要ありませんが、手続きに必要なものを準備しておきましょう。
ドンムアン国際空港での入出国手続きと持ち込み制限【入国はスムーズ!】
最後に、ドンムアン国際空港での入国について解説します。
入国の流れ
タイでは、60日以内の滞在であれば、ビザの手続きが不要です。そのため、ドンムアン国際空港では入国の手続きがスムーズ。あまり待ち時間もなく通過できます。入国の流れは次のとおりです。
【入国に必要な条件】
- パスポートの残存期限は入国から6ヶ月以上
- 帰りの航空券の確認
また、現金10,000BHT(約45122.4円)の所持が必要といった条件がありますが、空港で確認されることはほとんどありません。
【入国の流れ】
- 入国審査:パスポートの提示
- 荷物の受取(時間がかかる)
- 税関(タバコの持ち込みは200本以上では関税の対象に)
- 到着ロビーへ
なお、出入国カードの記入や手続きはありません。
タイを出国する際は、Visit Japan Webを利用すると、税関申告もできて手続きもスムーズです。
トランジットではビザが必要なケースも
トランジットの場合、次のようなケースはビザや入国手続きが必要です。
- 24時間以上のトランジットはトランジットビザが必要
- ドンムアン国際空港の制限エリアを出る
- スワンナプーム国際空港への乗り継ぎ
24時間以上のトランジットではビザ以外にも、航空券や銀行の残高証明書などさまざまな書類や手続が必要です。また、スワンナプーム国際空港への移動では一度入国手続をし、シャトルバスでの移動が必要です。
タイ持ち込みに制限があるもの
タイでは、次のものの持ち込みが制限されています。
- 生の野菜・果物・食べ物
- 植物
- 電子タバコ(加熱式のタバコも含む)
タイではタバコに関する厳しい規制があります。タイの空港や公共の場での喫煙は全面禁止、さらに、ドンムアン国際空港内には喫煙所もありません。
また、最近日本でも流行っている、電子タバコの喫煙はもちろん、所持すること自体も固く禁じられています。抜き打ちチェックもあるので、所持が見つかれば、罰金が科せられます。
喫煙者はタイでの喫煙場所や、持ち込める本数などをあらかじめ確認してください。
ドンムアン国際空港内は安心の設備!その後のネット準備も忘れずに!
ドンムアン国際空港の便利な設備やグルメなどを紹介しました。両替所や無料Wi-Fiなど必要なものが全て、コンパクトに揃っているため、上手く活用すれば快適に過ごせます。
しかし、ドンムアン国際空港を出るとネットが繋がらず、不便な思いをします。市内への移動やスワンナプーム空港へ乗り継ぐ際もネットは必須です。おすすめの手段は、ポケットWi-Fi。海外WiFiレンタルショップなら、使わない日は通信費が発生しないため、安く費用を抑えられます。他の通信手段よりもお得にレンタルできるでしょう。
まずは、タイで実際にかかる料金シミュレーションを試してみましょう。ぜひ、ご利用ください。
ドンムアン国際空港に関するよくある質問
-
Qドンムアン空港はバンコク市内までどんなアクセス方法がある?
A主な移動手段は、エアポートバス、SRTレッドライン、タクシーの3つ。最も早く移動できるのは、SRTレッドライン。安く移動できるのは、エアポートバス。タクシーなら目的地まで直でいけます。自分の目的に適した移動手段がおすすめです。
-
Q日本からドンムアン国際空港への直行便はある?
A日本の6つの空港から毎日・毎週定期的に直行便が発着しています。直行便がある空港は、成田、関西、中部、新千歳、福岡、那覇です。
>>日本からの直行便
-
Qドンムアン国際空港ではどんな便利なサービスがあるの?
Aドンムアン国際空港では次のような便利なサービスが充実しています。両替所、ラウンジ、免税店、激安フードコート、フリーWi-Fi・充電スポット、ホテル。
詳細は以下で確認しましょう。
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