海外旅行時の常備薬おすすめは?【市販薬や持病薬の機内持ち込みルールも解説】
この記事では、海外旅行に持っていく常備薬や処方薬について徹底解説します。
海外では、疲れや食事の違い、時差などで体調を崩したがちなため常備薬はマストです!とは言え、普段あまり薬を飲まない方は、何を持っていけばよいか悩んでしまうもの。
また、普段服用している薬を機内や海外に持ち込めるか心配な方もいるでしょう。本記事では、海外旅行に持っていくおすすめの常備薬、機内への持ち込み、海外で薬を購入する際の注意点、さらに処方薬の持ち込みルールまで、徹底的に解説します。
海外旅行に行くご予定がある方は必読です!
海外旅行に常備薬を持っていく際の注意点5選
読者の方の中には、海外旅行に自分が普段服用している常備薬は持っていくことができるの?と不安な方もいるかもしれません。海外に常備薬を持ち込むことは可能ですが、いくつか注意点があるため、しっかり覚えておきましょう。
海外旅行に常備薬を持っていく際の注意点は以下です。
- 機内持ち込みルールをチェックする
- 大量の薬の持ち込みは避ける
- 薬はパッケージごと持ち込む
- 粉薬は避ける
- 医薬品を郵送しない
それぞれ詳しく解説していきます。
機内持ち込みルールをチェックする
常備薬を海外旅行に持っていく際は、機内持ち込みルールも確認しておきましょう。液体の薬も持ち込み可能で、透明のボトルに移し替える必要はありません。
ただし、スプレー状の医薬品は、1容器0.5㎏または0.5リットル以下のものが、一人につき2㎏もしくは2リットルまでと定められています。
国際線の機内持ち込みについてさらに詳しく知りたい方は、下記記事をチェックしましょう。
大量の薬の持ち込みは避ける
海外旅行に常備薬を持っていく際は、持ち込む量に気を付けましょう。あまりに大量だと、営業など商用目的と捉えられる恐れがあるためです。
滞在日数に見合った量であれば、日本からの常備薬の持ち込みは問題ありません。万が一、常備薬を忘れたり、足りなくなってしまった場合は、現地で類似の薬を購入可能です。後ほど詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
薬はパッケージごと持ち込む
常備薬を海外旅行に持っていく際は、パッケージごと持っていくことをおすすめします。ピルケースに移し替えてしまうと、入国審査や手荷物検査の時に、没収されてしまう可能性もゼロではないためです。
箱から出して持って行くのは大丈夫ですので、複数の常備薬を持っていく方は、まとめてジップロップに入れておくとかさばりにくくおすすめです。
粉薬は避ける
海外旅行に持っていく常備薬は、できるだけ粉薬は避けることをおすすめします。海外で、粉薬を違法薬物と間違えられる可能性もあるからです。
不要なトラブルを回避するためにも、粉薬は避けて錠剤にすることをおすすめします。
医薬品を郵送しない
常備薬を含む医薬品は、基本的に服用する本人が持ち込みます。中・長期の海外旅行の最中に常備薬がなくなっても日本から郵送してもらうのはNGです。
渡航先の国の中には、郵送による医薬品の持ち込みを一切認めていない国もあります。滞在中に常備薬が尽きてしまったら、同成分の薬を現地で購入しましょう。
海外旅行に持参したい常備薬14選
海外旅行には常備薬を持っていくことができることがわかりました。
それでは、さっそく海外旅行に持って行くのがおすすめな常備薬を解説します。基本的には、海外旅行のには、以下の8つの常備薬を持っていくと安心です。
- 解熱・鎮痛剤
- 胃薬
- 下痢止め
- 風邪薬
- 咳止め
- 抗アレルギー薬
- 湿布
- 応急処置用品
常備薬とそれぞれの薬がきく症状例を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
薬が効く症状例 | |
---|---|
解熱・鎮痛剤 | 発熱・頭痛・生理痛 |
胃薬 | 胃痛・胃もたれ |
下痢止め | 下痢・お腹の張り |
風邪薬 | 悪寒・鼻水・発熱など |
咳止め | 咳 |
抗ヒスタミン剤 | くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状 |
湿布 | 筋肉痛・筋肉疲労 |
応急処置用具 | 切り傷・突き指・軽い出血 |
上記の常備薬について、おすすめの薬とともにそれぞれ詳しく解説していきます。
解熱・鎮痛剤
海外では、日本とは異なる気候や環境に体がついていかず、発熱・頭痛などの症状が出ることがあります。軽度のストレスや疲れも関係すると言われていますので、解熱・鎮痛剤は常備薬の中でも特に大切と言えるでしょう。
製薬会社 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|
ロキソニンS 12錠 | 第一三共ヘルスケア | 220円~ | 即効性とすぐれた効き目 |
イブA錠EX40錠 | エスエス製薬 | 605円~ | W成分で様々な痛みに効果がある |
※最低価格を記載しています
胃薬
海外旅行の最中は、現地の食事があわなかったり、食べ過ぎたりで胃痛に悩まされる人は少なくありません。普段から胃もたれしやすい、胃が痛くなりやすい方は、滞在日数をしっかりカバーする分の胃薬を持参しましょう。
製薬会社 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|
キャベジンコーワa 300錠 | 興和 | 1,520円~ | 複数主成分配合で即効性がある |
太田胃<分包> | 太田胃酸 | 1,160円~ | 胃もたれ・胸やけに効く |
下痢止め
海外旅行の際は、下痢止めも忘れず持参することをおすすめします。
食事が変わることでお腹を壊したり、機内のエアコンが強すぎて下痢をしてしまう可能性もあるためです。渡航先によっては、日本の下痢止めのような即効性のある薬が買えないこともあるため、出国前に準備しておきましょう。
製薬会社 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|
ストッパ下痢止めEX 24錠 | ライオン | 316円~ | 水なしで服用できて即効性がある |
ビオフェルミン下痢止め | 大正製薬 | 701円~ | 11歳以上の子供も服用可 |
風邪薬
風邪薬もまた、海外旅行の際には欠かさず持っていきたい常備薬の一つです。
渡航先の国によっては、風邪の初期症状に幅広く効く「総合風邪薬」が浸透していないこともあります。普段飲み慣れている風邪薬があれば、旅行中に風邪をひいても、重症化を防げますよ。
製薬会社 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|
パブロンPro錠36錠 | 大正製薬 | 1,353円~ | 風邪の初期症状に幅広く効く |
新ルルAゴールド30錠 | 第一三共ヘルスケア | 697円~ | 鼻水・くしゃみに効果的 |
咳止め
海外旅行の最中は、気温の変化や疲れなどから、咳に悩まされることもあるかもしれません。
また、飛行機の機内はエアコンが強く、さらに乾燥しているため、風邪をひいてしまう人も。海外、特に北米とヨーロッパは咳止めはシロップが大多数で、効き方もマイルドです。シロップが苦手な方や、即効性を求める方は、日本から常備薬を持って行くと安心でしょう。
製薬会社 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|
龍角散ダイレクトスティックミント16包 | 龍角散 | 480円~ | 水なしで飲める |
メジコンせき止め錠Pro40錠 | 塩野義製薬 | 2,258円~ | 処方箋薬と同成分 |
抗アレルギー剤
花粉症の方や特定のアレルギーがある方は、海外旅行の際も抗アレルギー剤を持っていくことを忘れないようにしましょう。
渡航先によっては、日本と季節が異なり、想定外の花粉症の症状に見舞われることもあります。また、抗アレルギー薬は処方箋がないと購入できない、もしくは高額な国もあるため、普段から服用しているものを持っていくのが一番です。
製薬会社 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|
アレルビ14錠 | 皇漢堂製薬 | 291円~ | 眠くなりにくい |
アレジオン20 6錠 | エスエス製薬 | 598円~ | 医療用と同量配合 |
湿布
海外旅行の最中は、どうしても歩くことが多くことが多いものです。
また、ハイキングやトラッキングなどのアクティビティの予定がある方は、捻挫してしまった際など湿布があると、重症化を防げて安心です。
湿布は国によっては、1枚1000円以上と割高ですので、日本から持参する方がよいでしょう。
製薬会社 | 価格 | 特徴 | |
---|---|---|---|
ロキプフェンテープL 7枚 | 三友製薬 | 462円~ | 24時間効果が継続 |
サロンパスAe 140枚 | 大正製薬 | 995円~ | 肌に優しい |
応急処置用品
海外旅行に行く際は、常備薬に加え、応急処置用品も持っていくことをおすすめします。
- 絆創膏
- ガーゼ
- 包帯
- 消毒液・スプレー
- 爪切り
- 小さなはさみ
- ピンセット
上記をポーチの中に入れておきましょう。ちなみにほとんどは100円ショップで揃ってしまうので、ドラッグストアなどで買うよりお得ですよ。100均グッズの中には、海外旅行の際に役立つアイテムも多いため、ぜひ下記記事でチェックしてみてください。
【常備薬がない時に】海外で薬を購入する時の注意点
海外旅行にマストな常備薬ですが、忘れてしまったりして現地で薬を購入しなければいけなくなることもあるでしょう。そこで、ここでは海外で薬を購入する際の注意点を解説します。
現地で薬を購入する際は、下記に注意しましょう。
- 商品名ではなく成分で探す
- 容量を確認する
- 日本で処方箋が必要な薬を自己判断で服用しない
それぞれ詳しく解説します。
商品名ではなく成分で探す
海外旅行先で薬を探す際は、普段服用している常備薬の成分から探しましょう。
例えば日本で人気の鎮痛剤「ロキソニン」の主成分は、ロキソプロフェンです。そのため、海外旅行先では「主成分がロキソプロフェン(Loxoprofen)の鎮痛剤」を購入しましょう。
日本で人気の鎮痛剤と主成分をご紹介しておきます。
主成分 | |
---|---|
バファリン |
アセチルサリチル酸・イブプロフェン |
イブ | イブプロフェン |
ノーシン | アセトアミノフェン・カフェイン |
言葉に不安がある方は、主成分をGoogle翻訳アプリなどを使用して訳して現地の言葉で紙に書いて渡すと確実です。
容量を確認する
海外で薬を購入して服用する際は、容量に注意してください。海外の常備薬は、現地の人の体格を基準にしているため、小柄な日本人には容量が大きすぎる可能性があるからです。
イブプロフェンの服用例を、日本とアメリカで比較します。
- 日本:260㎎
- アメリカ:600㎎
このように、薬によっては2倍以上の容量なため、小柄な女性や高齢者の方は特に注意しましょう。
日本で処方箋が必要な薬を自己判断で服用しない
海外では、日本では処方箋が必要な薬を薬局で簡単に買える国もあります。例えば、抗生物質は日本では処方箋が必要ですが、タイでは不要です。
しかし、抗生物質は、不用意に飲むと症状が悪化したり、長引く可能性も。そのため、日本で処方箋が必要な薬に関しては、自己判断での購入・服用は避けましょう。
【常備薬より注意が必要】海外旅行の際の処方薬の持ち込みルール
読者の方の中には、持病があり処方薬を服用している方もいらっしゃるはずです。処方薬の持ち込みには、いくつか注意点があります。
海外旅行に処方薬を持ちむ際のルールをまとめましたので、参考にしてください。
注意点 | |
---|---|
薬剤証明書を携帯する | 英文の証明書が必要な処方薬もある |
許可が必要な処方薬もある | 医療用麻薬や自己注射などは許可が必要 |
渡航先の国の持ち込みルールを確認する | 渡航先の国によっては持ち込みNGの薬もある |
それぞれ詳しく解説していきます。
処方薬を持っていく際は「薬剤証明書」も携帯する
海外旅行にいく方の中には、市販薬だけでなく医師から処方される処方薬を持っていきたい方もいるのではないでしょうか。
処方薬を持って行く際は、病院に「薬剤証明書」の発行を依頼し携帯しましょう。薬剤証明書には、どのような疾患・症状があっての服用かが記載されます。一部の処方薬は、英文の診断書が必要なため、医師に確認しましょう。
許可が必要な処方薬もある
処方薬の中には、国外に持ち出す際に許可が必要な薬があります。一例をご紹介します。
- 向精神薬
- インスリン注射
- インターフェロン
- 医療用麻薬
向精神薬は、医師から処方を受けた本人が持病の治療目的で持ち出すことが認めらています。しかし、1か月分を超える量や注射剤に関しては、処方箋の写し等が必要ですので厚生労働省のHPで確認してください。
また、現在はテロリストの取り締まり強化のため、注射器の持ち込みも許可が必要です。さらに、医療用麻薬は、事前に厚生労働省地方厚生局麻薬取締部に申請して許可を得ることが義務付けられています。
渡航先の国の持ち込みルールを確認する
処方薬の持ち込みが不安な方は、出国前に渡航先の持ち込みルールを確認しておくと安心です。厚生労働省のHPに、渡航先の国ごとの制度が記載されていますので、出国前に確認しておきましょう。
ここでは、海外旅行で人気の国の処方薬の持ち込みルールを簡単にご紹介します。
注意点 | |
---|---|
韓国 | 医療用麻薬や向精神薬は韓国食品医薬品安全処にメールで問い合わせる |
オーストラリア | ・調剤された包装のまま持ち込む
・医療用麻薬や向精神薬はオーストラリア保健省にメールで問い合わせる |
アメリカ | ・物質規制法のスケジュール1に分類される薬品は持ち込み不可(ロヒプノールなど) |
台湾 | ・処方箋がない場合は最大2か月分までしか持ち込めない |
不安な点がある場合は、うやむやにせず各国の保険局のHPを確認したり、大使館に連絡して確認しましょう。
海外旅行に持っていく常備薬の準備と一緒に…
常備薬は海外旅行に持っていくマストアイテム!常備薬があれば、海外旅行の最中に万が一体調を崩しても安心です。また、海外旅行中の万が一のため、常時ネット接続できる環境も準備していきましょう。
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海外旅行時の薬に関するよくある質問
-
Q海外旅行に持っていける常備薬の種類は?
A -
Q海外旅行には子供用の風邪シロップは持っていける?
A液体の常備薬の持ち込みも可能ですので、子供用の風邪シロップも持っていけます。
-
Q海外旅行に常備薬を持って行くのを忘れたら?
A常備薬の主成分が配合されている市販薬を現地で購入しましょう。
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