海外旅行の準備期間中の女性

海外旅行に必要な準備期間は?【いつから始める?どの時期に何をすべき?】

2024/06/01 2024/07/11

この記事では、海外旅行に必要な準備期間や、準備のスケジュール感を徹底解説します。

国内旅行と違って出入国の手続きがあったり、安全面の準備や、情報収集にも時間がかかりがちな海外旅行。準備に漏れがあると、海外旅行中に不便な思いをするだけでなく、最悪出国できなかったり、現地で取り返しのつかないトラブルに巻き込まれてしまうリスクも。

旅慣れている方であっても、パッキングなどは漏れのないよう慎重に進めたいものです。

本記事では、そんな海外旅行前の準備を、「どの時期にどんな準備をしておけば安心か」ひとつずつ丁寧に解説します。記事後半では、海外旅行に持っていくと安心の持ち物や便利グッズもご紹介しますので、ぜひお役立てください。

海外旅行に初めて行く方はもちろん、海外旅行出発前の最終チェックをしたい方も必読です!

海外旅行に必要な準備期間はどのくらい?【ツアーor個人旅行】

海外旅行のために準備期間内に荷造りをする女性

海外旅行の準備に必要な期間は、人それぞれです。また、どの程度海外旅行のプランが決定しているかでも大きく異なります。

ツアー旅行と個人旅行に必要な準備期間は、下記を参考にしてください。

予約済みの場合 これから予約する場合
ツアー旅行の準備期間  1か月  3か月~6か月
個人旅行の準備期間  2か月  2か月

それぞれ解説します。

ツアーで海外旅行

海外旅行にツアーで行く場合は、申し込みが完了していれば準備は1か月あれば十分でしょう。ツアーに申し込む際は、航空券や必要な査証(ビザ)についての確認があるためです。

一方、これからツアーに申し込む場合は、余裕を持って3か月前から準備したいものです。GWやお盆など長期休みの時期はツアーの予約がすぐに埋まってしまうため、半年前に予約した方が安心です。

予約さえしてしまえば、あとの準備は1か月程度で十分でしょう。

個人で海外旅行

個人で海外旅行をする際は、パスポートの有効期限を確認した上で、滞在国にあわせて必要な査証を準備します。航空券の予約やホテルの予約さえ済めば、荷物の準備は1か月程度みておけば十分です。

海外旅行の準備期間完全ガイド!

海外旅行の準備期間に入った人が撮影したカレンダー

それでは、海外旅行の準備を進める際のスケジュールを解説していきます。どの時期にどんな準備が必要かを簡単にまとめました。

準備内容
2~6か月前  ・パスポートと査証の準備・予防接種の確認

・ツアー申込

1~2か月前  ・航空券の予約・ホテルの手配
1か月前  ・現地の交通手段を確認/予約・持ち物リストを作成し準備開始
1週間前 ・荷物をパッキング・買い足し
5日前 ・海外旅行保険に加入・スマホなどの通信手段・インターネットの準備
前日 ・荷物の最終確認・買い足し

・ホテルに前泊(必要な場合)

当日 ・最低3時間前に空港に到着

大まかな準備期間を流れ上記のようになります。それぞれ詳しく解説していきますね!

出発2か月前:パスポートや査証(ビザ)の準備

出発2か月前は、以下の2つの準備をしましょう。

  • パスポートの確認
  • 査証(ビザ)の確認・取得

パスポートは、有効期限が6か月以上あることが望ましいため、期限が近づいている場合は、更新しておきましょう。

ビザは、シェンゲン協定加盟の国々に渡航する際は不要です。ただし滞在期間が90日を超える長期の海外旅行の際はビザが必要です。シェンゲン加盟国は下記です。(2024年現在)

オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス

欧州で日本人旅行者に人気の国は、ビザは不要と認識して大丈夫でしょう。一方、海外旅行でアメリカに行く際は「ESTA(エスタ)」の取得が必要です。ESTAは2009年より義務化された電子渡航認証システムのことです。アメリカに滞在する際は、観光であってもESTAの取得がマストです。

なお90日を超える滞在はビザが必要です。ESTAについて簡単にまとめました。

  • 申請期間:渡米日の72時間以上前に済ませておく
  • 申請料金:21ドル
  • 有効期限:2年

ただし、パスポートを更新するとその時点でESTAも失効するため、再度取得が必要です。

出発1~2か月前:航空券やホテルの手配

出発1~2か月前は、以下2つの準備をしましょう。

  • ホテルの予約
  • 航空券の予約

ホテルは、直前になると安くなることがあるため、特にこだわりがない方は出国ギリギリまで待つのもありでしょう。しかし、初めての海外旅行の方や、宿泊条件にこだわりがある方は、オフシーズンでも最低1か月前には予約したいものです。

また、オフシーズンであっても、国際イベントが開催される時期は、一つ星のホテルですら満室になることも。海外旅行の計画を立てる時は、渡航先の年間イベントカレンダーをチェックしましょう。

秋以降はヨーロッパは、フェスティバルが多く開催され、宿泊施設の予約が困難になるため、注意が必要です。旅行業者のHPや、ガイドブックで調べることができるためぜひチェックしましょう。

7月から12月までのヨーロッパ国内の大きなイベントの一部をご紹介します。

各国のイベント例
7月  ・ザルツブルク音楽祭(オーストリア)

・サンフェルミン闘牛祭り(スペイン)

8月  ・ミリタリータトウ(スコットランド)

・フラワーカーペット(ベルギー)

9月 オクトーバーフェスト(ドイツ)
10月 オクトーバーフェスト(ドイツ)
11月 ブルゴーニュワイン祭り(フランス)
12月 クリスマスマーケット(欧州各地)

また、航空券は、エクスペディアやエアトリなどの航空券予約サイトを利用しがちですが、キャンセルができなかったり、予約を変更する時に連絡が取りにくいことがあります。不安な方は、航空会社の公式サイトから予約した方がよいでしょう。

出発1か月前:荷造り開始

出発1か月前は、以下の2つの準備がメインです。

  • 現地の交通手段リサーチ・予約
  • 持ち物リストの作成・準備

現地でタクシーや電車を利用する場合は、ネットで予約しておくと便利です。ネットで予約すれば、ぼったくり被害にあうこともありません。また、近年はタクシーではなく配車サービスを使う旅行者が急増中です。

アメリカでは、UberやLyft、東南アジアではGrabが代表的です。Uberが使える国は比較的多いでしょう。詳しく知りたい方は、下記記事も参考にしてください。

そして、海外旅行の持ち物の準備もこの期間にやってしまいましょう。まずは持っていく物リストを作ると、何から始めればいいの?という方もスムーズに荷造りができるでしょう。

出発1週間前:パッキング開始

出発1週間前になったら、パッキングを開始しましょう。渡航寸前まで使うものもあるはずですから、その分のスペースを空けておきましょう。また、預けるスーツケースの個数と重量制限を確認して、オーバーしないように注意してください。

一般的にはスーツケースは、エコノミークラスは一人2個までで1個23㎏までです。しかし、航空会社やチケットの種類によって若干異なるため、しっかり確認しましょう。

重量制限をオーバーすると追加料金が加算されます。最大数万円になってしまうこともあるため、不安な方は、こまめに計量しながらパッキングするとよいでしょう。パッキングが苦手な方や、海外旅行が初めての方は下記の記事を参考にしてください。

出発5日前:海外旅行保険の加入・現地でスマホを使う準備

出発5日前になったら、海外旅行保険に加入しましょう。空港で当日加入もできますが、プランや料金、補償内容は事前に確認しておきましょう。

読者の方の中には、クレジットカードに付帯している海外旅行保険があるから…と思っている方がいるかもしれません。しかし、クレカに付帯する保険では補償が十分ではないこともあるため以下の3つを確認してください。

  • 付帯条件を満たしているか
  • 補償金額が十分か
  • トラブル時のサポート内容

不十分と感じたら、別途海外旅行保険に加入しましょう。

また、海外旅行中はネットを使う機会が増えます。緊急事態が発生した時に、ネットが使えないと必要なリサーチや日本への連絡ができず不便なため、Wi-Fiに接続する手段は自力で確保しておきましょう。

出発前日:荷物の最終確認

出発前日は、荷物の最終確認をして、足りないものがあったら買い足しましょう。海外旅行に必須のグッズは、以下の3つです。

  1. 衛生グッズ
  2. デバイス関連グッズ
  3. 常備薬・処方薬

海外旅行先の国のコンセントの形状を確認して、変換プラグを準備するのを忘れないようにしましょう。ポケットWi-Fiをレンタルしておけば、海外旅行の最中に、常時ネットに接続することができて安心です。

海外は日本に比べて公衆トイレが不衛生だったり、レストランでおしぼりが出ない国がほとんどです。除菌ティッシュやウェットティッシュを持って行くことをおすすめします。潔癖症の方は、流せるトイレの便座シートを持参すればさらに安心でしょう。

当日:海外旅行に出発

出発当日は、最低でも3時間前に空港に着くようにしましょう。観光シーズンは、出国検査が込み合い、1時間以上待つ可能性も!

できるだけ余裕を持って空港に到着すれば、ゆっくり食事を楽しんだり、買い忘れたものをコンビニで調達することも可能です。主要空港のコンビニ情報は、下記記事でご確認いただけます。

詳細記事
成田空港のコンビニ情報まとめ
羽田空港「第2ターミナル」のコンビニ情報まとめ
羽田空港「第3ターミナル」のコンビニ情報まとめ
関西国際空港のコンビニ情報まとめ

※記事タイトルをクリックすると詳細を確認できます。

これらのコンビニで受け取り可能なWi-Fiレンタルもあり、早めに検討しておくといいでしょう。

>> ポケットWi-Fiは空港内のコンビニ受け取りが便利!

スーツケースを預ける前に、機内持ち込みルールを確認して、手荷物に持ち込めないものがないか確認しましょう。

機内持ち込みルールについては、下記記事を参考にしてください。

早朝便をご利用の方は、空港付近での前泊も検討しましょう。遠方から空港にいらっしゃる方、お子様や高齢者の同伴者がいらっしゃる方にも前泊はおすすめです。

>> 成田空港の前泊について

>> 羽田空港の前泊について

海外旅行の準備期間に!渡航5日前までにはスマホの準備を

海外旅行の準備期間にスマホの設定をする人

海外旅行の準備の中でもっとも大切と言ってよいのが、スマホやデバイスの準備です。海外旅行中は、日本にいる時以上にネットを使う機会が増えるもの。

ナビ、レストランの検索・予約、配車、観光で行く場所のリサーチ、日本への連絡などにはすべてネットが必要です。緊急事態が起きた時も、ネットが使えれば、スマホから必要な連絡やリサーチがすぐにできます。

ここでは、海外でネットを使う方法と具体的な準備を解説します

海外でネットを使う方法は4つ

海外でネットを使う方法は、以下の4つです。

  1. ポケットWi-Fi
  2. SIMカード
  3. 海外ローミング
  4. フリーWi-Fi

メリットとデメリットをまとめましたので、まずは以下をご覧ください。

メリット デメリット
ポケットWi-Fi  ・設定が容易・1台で複数のデバイスに使える

・渡航前にレンタルできる

・コンビニで受け取れる業者もある

・コスパが高い

 業者によっては長期プランに対応していない
SIMカード  1台なら料金が安価  ・パソコンには使用できな・設定がすべて外国語

・SIMフリーのスマホにしか使えない

・デバイスの数だけ必要

海外ローミング ・気軽に利用できる ・料金が高額・契約しているスマホのみ利用可
フリーWi-Fi ・無料 ・使える場所が限定的・セキュリティが脆弱

海外でネットを使う方法の中で、一番おすすめなのが、ポケットWi-Fiです。出国前にレンタルが可能で難しい設定は皆無!空港に着いて電源を入れるだけで24時間好きな時にネットが使えます。野外や移動中も常にネット使えるため、緊急事態が発生しても速やかに必要な連絡やリサーチができます。

一方、SIMカードは、料金がリーズナブルなものの、SIMフリーのスマホにしか使用できず、設定が外国語でやや複雑です。また、デバイス1台につきSIMカード1枚が必要なため、使うデバイスが多い場合や、家族旅行では料金がかさんでしまうでしょう。

また、海外ローミングは、お手持ちのスマホの「ローミング機能」を使って、海外でネットに接続する方法です。手軽に使える反面料金が非常に高額で、ポケットWi-Fiの最高3倍に達することも!

フリーWi-Fiは、無料で使える反面、設置されている場所は限定的で、通信が不安定なエリアも多くあります。さらに、フリーWi-Fiはセキュリティが脆弱なため、個人情報が漏洩してしまう可能性があるため、ホテルや、カフェなど提供元がはっきりしているフリーWi-Fi以外は使わないのが賢明です。

ポケットWi-Fiのレンタルはいつする?

ポケットWi-Fiのレンタルは、出発日の5日前を目安に申し込めば確実です。ちなみに5日前に申し込んでも、料金が生するのは利用開始日ですのでご安心ください。

ポケットWi-Fiの受け取り方法は、業者によって異なりますが、自宅への配送かコンビニ受け取りが便利でしょう。空港内に専用カウンターを持つ業者もありますが、テナント代の分、料金設定が高額な場合が多く、混雑時は受け取りに時間がかかってしまうためおすすめしません。

海外WiFiレンタルショップは、自宅や職場、前泊先のホテルに配送してもらうこともできる上、コンビニ受け取りにも対応しています。

海外旅行に行く前にはスマホの設定が必要?

海外旅行に行く前には、スマホの設定を確認・変更しましょう。なぜなら「ローミング機能」がONになっていると、意図せずとも海外ローミングが適用されて、高額な料金が発生する可能性があるからです。

まずは、各キャリアの海外ローミング料金をご覧ください。

au 1日使い放題最大2,980円
ドコモ 1日使い放題最大2,980円
ソフトバンク 1日使い放題最大2,980円
楽天モバイル 2GBまでは無料(以後1GBのリチャージに500円)

キャリアによっては、1日で約3,000円もかかってしまいます。海外ローミングの作動を回避するには、ローミング機能をオフにすることに加え、アプリの自動更新もオフにしましょう。不安な方は搭乗前に「機内モード」にすることをおすすめします。

Wi-Fiは機内モードの状態でも問題なく使えるため、海外滞在中も常に機内モードにしておけば、海外ローミングが作動する心配はありません。

帰国後にすること

海外旅行を終えて日本に帰国した際にすることは、以下の2つです。

  1. スマホの設定を戻す
  2. ポケットWi-Fiの返却

スマホでローミング機能をオフにしたり、機内モードにしていた方は元に戻しましょう。海外ローミングについてさらに詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてください。

一方、ポケットWi-Fiの返却は業者によって異なります。ポスト返却ができるポケットWi-Fiレンタルサービスを選べば、ポストに入れるだけで返却が完了しますよ。日本国内の主要空港のポストの場所は、下記記事でご確認ください。

>> 成田空港のポストについて
>> 羽田空港のポストについて
>> 関空のポストについて

海外旅行の準備に必要な期間は最低1か月!滞在をより快適にするには…

準備期間を経て海外旅行に出発する女性

海外旅行の準備に必要な期間は人それぞれですが、最低でも1か月前から始めましょう。忘れ物があると旅行の楽しみが半減してしまうことも!海外での滞在をより快適にするにはネットが必須です。

ポケットWi-Fiがあれば、24時間365日好きな時にネットが使え、万が一の緊急時も安心ですし、日本の家族や友達とも常に連絡が取れますよ。

海外WiFiレンタルショップでは、電源を入れない日通信料0円サービスを実施中!ポケットWi-Fiの電源を入れない限り通信料が発生しないため、使い方次第で他のポケットWi-Fiより大幅な節約が可能です。

1台あれば最大10デバイスまで接続できるため、家族や友達、恋人、グループ旅行でのご利用にも最適ですよ。海外旅行の際は、ぜひ海外WiFiレンタルショップをご利用ください。

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