ahamo(アハモ)を海外で使うと高額請求される?回避方法やスマホの設定を徹底解説
この記事では、ahamo(アハモ)を海外で使うと、高額になるかどうかについて解説します。
ahamoといえば、一定期間海外で追加料金なしで利用できる手軽さから、海外渡航者に人気のあるキャリアです。しかし、これから渡航予定の方の中には「本当に高額請求にならない?」と不安に思う人も多いでしょう。
今回は、ahamoで高額になるケースや回避方法について紹介します。海外での必須の設定方法も解説するので、ぜひ、ご活用ください。
ahamo(アハモ)を海外で使うと高額請求になるケースと金額の目安
ahamoを海外で使う場合、高額請求されるケースがあるのかといえば、他社に比べ可能性は低くなっています。
それは、事前に申し込みが必要なく、30GBという上限が決められているからです(2024年10月より20GBから30GBに増量されました)。また、ドコモの「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」といった海外ローミングが利用できないので、30GB以上使えません。対応エリア外ではデータ通信自体ができないため、高額なデータ料金が発生することもありません。
しかし、これはネット利用時の「データ通信」に限った話であり、海外での国際通話やSMSに対しては別途割高な料金が発生します。そのため、ahamoユーザーが高額請求されるとすれば、海外での電話やSMSが理由といえるでしょう。通話やSMSを利用しないahamoユーザーが気にすべきは、利用期間の制限です(→ahamoを海外で使う際の注意点【長期滞在なら準備必須!】)
具体的な通話料は国によって異なります。例えば、日本からの渡航で人気の韓国やアメリカは次のような料金です。
滞在国内 | 日本向け | その他の国向け | 着信料 |
---|---|---|---|
韓国:50円/分 | 韓国:125円/分 | 韓国:265円/分 | 韓国:70円/分 |
アメリカ:125円/分 | アメリカ:140円/分 | アメリカ:265円/分 | アメリカ:175円/分 |
実際に韓国と日本で20分通話した場合、次のような料金がかかります。
- 韓国から日本へかける:2,500円
- 日本から韓国にかかってきた:1,400円
注意すべき点は電話を受けた場合でも「着信料」がかかるため、割高な国では高額になる恐れがあります。上記のようにアメリカで日本からの電話に出た場合、10分間の通話を3回受けるだけでも5,250円かかります。短時間なら大丈夫と思っても、回数が積み重なると高額になるので、注意しましょう。
また、SMSの場合、受信は無料ですが、1回あたりの送信は100円です。このように、日本の通話やSMSと比べると料金が高くなりやすいことを考慮しましょう。
なお、ahamoでは海外での電話とSMSの月間利用額が5万円を超過した場合は、当月までデータ通信の利用が停止になります。高額請求と言っても数十万円以上の金額にはならないものの、別途料金がかかる通話には注意が必要です。
ahamo(アハモ)の海外での高額請求を回避するには
ahamoを海外で使っても高額請求にならないために、使い方や注意事項をきちんと把握しておくのが重要です。次の方法を確認しましょう。
ahamoの海外ローミングと設定方法を確認する
海外でahamoが使えるデータ量は月間30GBまで、110GBの大盛りオプションでも海外で使えるのは30GBまでです。
ahamoを海外で使えるように、日本で事前に申込みや設定は必要ありません。設定は現地に到着したら、スマホのデータローミングをオンにするだけ、と簡単です。オンにすると、現地のキャリアをキャッチし、スマホの表示が現地のキャリア名に変更します。
- iPhone:設定⇒モバイル通信⇒通信オプション⇒データローミングON
- Android:設定⇒ネットワークとインターネット⇒モバイルネットワーク⇒データローミングON
データローミングのオン・オフで、利用や停止を切り替えます。
国内外あわせてデータ量の使いすぎに注意する
海外でahamoを使う場合、データ量の管理を把握する必要があります。使いすぎると、速度が低下*して快適に使えなくのはもちろん、追加チャージの料金がかかってしまいます。
*速度は1Mbpsに低下、Web検索などの基本操作はできるものの快適な速度ではありません。
そもそも、ahamoが海外で利用できるデータ量は日本で契約している30GBから消費されます。つまり、日本で10GBを消費すれば、海外で利用できるのは20GB。海外で30GBを使う場合は、残り10GBはチャージ可能です。
チャージは1GB550円なので、10GBチャージすれば5,500円かかります。※大盛りオプションは海外での追加チャージは不可。
また、海外で30GB使い切ってしまうと速度低下したままなので、帰国したあとにも追加チャージしなくてはいけなくなります。そのため、余計に費用がかかるでしょう。チャージ費用にもよりますが、数千円ほどかかってしまうので、しっかりデータ量を管理しましょう。
現地のフリーWi-Fi利用時にもデータ量が消費される可能性がある
現地でフリーWi-Fiを利用する際は、データローミングがオンのままだと、ahamoのデータ量が消費されます。海外でのデータ量は30GBと限られているため、少しでも消費リスクは避けるほうが賢明です。
もし、現地のWi-Fiを利用する場合は、貴重なデータ量が消費されないように、データローミングはオフにして、Wi-Fi機能のみオンにしましょう。
国内通話の5分無料やかけ放題オプションは適用されない
ahamoを海外で使う際は、5分間の無料通話やかけ放題オプションは適用になりません。無料通話やかけ放題は日本国内での通話のみが対象です。そのため、日本と同じ感覚で通話すると、数万円と高額な料金になる可能性があります。
通話やメッセージはLINEを使うのがデータ量の消費だけなので、おすすめです。
高額請求だけじゃない!ahamo(アハモ)を海外で使う際の注意点【長期滞在なら準備を!】
ahamoを海外で利用する場合、2つの注意点があります。
- ahamoが使えない国や地域がある
- 15日以上の長期滞在はahamoが使えない
ahamoが使えない国や地域がある
ahamoのカバー国は91カ国、対象外の国や地域ではデータ通信が利用できません。ahamoのカバー国が他のキャリアより少ない特徴があります。日本からの渡航が多い国はほとんどカバーしていますが、中南米やアフリカなど一部対応していません。一方、同じキャリアのドコモでは、200以上の国や地域で利用可能です。ahamoはドコモと同じキャリアでも、海外でのカバー国には違いがあるので、注意しましょう。
中南米などカバー国以外に渡航する際は、別の通信手段を準備する必要があります。
>>中南米などまで135カ国をカバーする海外WiFiレンタルショップがおすすめ
15日以上の長期滞在はahamoが使えない
ahamoは海外では、実質14日までしか利用できません。15日をすぎると、速度が128Kbpsに低下し、ほとんどスマホが使えない状況になります。30GB使い切っていなくても、追加チャージしても、海外では低速通信のままです。また、14日は通算なので、月をまたいでもリセットされず使えるようになりません。
ahamoは2週間程度の短期滞在には適していますが、それ以上の長期滞在になると、別の通信手段が必要です。海外の長期滞在で使うなら、おすすめの通信手段はポケットWi-Fiです。
ポケットWi-Fiなら、使い方は簡単、セキュリティ対策が万全で通信も安定しているため、どんな方にも適しています。また、複数台の同時接続も可能ので、パソコンとスマホを使ったり、複数人とシェアしたりして楽しめるでしょう。
実際に長期滞在時に、ポケットWi-Fiとahamoをどのように併用し、費用がどのくらいになるのか紹介します。
- 14日間はahamoをメインにしたデータ通信
- 15日目からはahamoのローミングをオフにして、ポケットWi-Fiをメインに
ポケットWi-Fiは通信費が定額なので、あらかじめ料金も把握でき、高額請求になる可能性もありません。しかし、ポケットWi-Fiでも通信費や総額が安くなるサービスを選ばなければ、費用が高額になってしまいます。例えば、Wi-Fiレンタルサービスとahamoと併用した場合の料金について、総額をまとめてみます。
下記は、ポケットWi-Fiの海外WiFiレンタルショップ1GB プランを使ってアメリカ本土に30日間滞在したときの総額です。
海外WiFiレンタルショップとahamoを併用したときの総額 | イモトのWiFiとahamoを併用したときの総額 | |
---|---|---|
滞在1日〜14日 | 3,080円 (端末レンタル代220円×14日のみ) |
26,040円 (通信費1,860円×14日) |
滞在15日〜30日 | 13,120円 (通信費600円/日+端末レンタル代220円/日)×16日 |
29,760円 (通信費1860円×16日) |
30日間の総額 | 16,200円で済む! | 50,800円かかる!! |
上記のように、元から安い海外WiFiレンタルショップは他のポケットWi-Fiに比べると、相当安く利用できるケースもあることがわかります。差額は35,000円と、かなりの節約です。その理由は、海外WiFiレンタルショップは使わない日は電源をオフにすれば、通信費がかからないから。ahamoと併用しても高額にならない、使った分だけの通信費に抑えられる納得感の高いレンタルサービスは、海外WiFiレンタルショップだけです。
高額請求を確実に避けるにはahamo(アハモ)より海外用ポケットWi-Fi【長期でおトク!】
海外でahamoを使用する際は、高額請求の恐れはあまりありません。しかし、かけ放題など国内のオプションが適用しないため、海外での通話は高額になりがちです。また、30GBのデータ量は国内契約のデータ量を消費するので、使いすぎないよう把握する必要があります。
海外での利用に便利なahamoですが、15日以上の滞在では実質使えません。長期で利用する際は高額にならないよう、使った分だけの通信費が発生する海外WiFiレンタルショップが最適です。海外WiFiレンタルショップは通信費が安いだけではなく、使わない日は電源をオフにしていれば、通信費は0円!ぜひ、長期滞在やデータ管理が面倒だという方は、海外WiFiレンタルショップを活用しましょう。
ahamoの海外利用で高額請求になるかどうかについてのよくある質問
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Qahamoは海外で使うと高額請求されますか?
Aahamoを海外で使っても高額になる可能性は少ないでしょう。海外では30GBの上限があるからです。しかし、通話やSMSは別途料金がかかるので注意しましょう。
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Q高額請求にならないようahamoを海外で使用する際の注意点を教えてください
Aahamoは海外での通話は高額になる可能性があります。日本国内と違い、割高な通話料金と着信料がかかるからです。かけ放題も適用しないので、なるべく通話は避けましょう。その他の注意点はこちらで確認してください。
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Qahamoを海外で使用する際のスマホ設定は?
Aahamoは海外で使うために、事前申込みや設定は必要ありません。海外に着いたら、スマホのデータローミングをオンしましょう。
各スマホのデータローミング設定はこちらをご参照ください。
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