【中国キャッシュレス事情】電子決済の普及状況や必須準備を徹底解説!使い方からおすすめサービスまで
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この記事では中国のキャッシュレス決済事情や使用方法について解説します。
中国は電子決済大国であり、スマホを使ったキャッシュレス決済が浸透しています。中国へ渡航する日本人にとって、どんなキャッシュレス決済やクレジットカードが使えるのか、現金が使えないのか、不安に思うことも多いでしょう。
今回は、そんな中国で日本人が使えるキャッシュレス決済の準備や実際に決済する方法まで解説します。中国渡航予定の方は、渡航準備にぜひお役立てください。
中国はキャッシュレス大国!普及率や各都市・各施設の対応状況について
中国の北京、上海などの都市では、スマホ決済が主流です。スマホ決済ができないと、支払いに困ると言っても過言ではありません。
中国では「アリペイ」や微信(ウィーチャット)」といった電子決済アプリが普及し、日常生活で現金を全く使わない人も多い。反面、外国のクレジットカードに対応する店舗が少ない上、現金での支払いを拒否する例もある。
引用:Yahoo!JAPANニュース
一般社団法人キャッシュレス促進協議会が公表した「キャッシュレス・ロードマップ2023」によると、中国のキャッシュレス決済比率は、83,8%。中国国民のほとんどが利用していることが分かります。
主に使用されるキャッシュレス決済は、スマホのQRコード決済。代表的なものは、アリババグループのAlipay(支付宝)、テンセントのWeChat Pay(微信支付)です。具体的には次のような場所で使用できますので、以下詳しくみていきましょう。
スマホのキャッシュレス決済が使えるところ
以下のような場所では、スマホ決済でほぼすべての支払いがカバーできます。
- 公共交通機関:地下鉄、バス、高速鉄道、レンタルサイクル、タクシー
- 自動販売機
- 飲食店:レストランから屋台まで
- 大型のショッピングセンターや小売店
- 故宮博物館や天安門広場などの観光地:ネット予約後オンラインにて支払い
- 公共料金(光熱費など)の支払い
- お年玉やご祝儀など
とくに無人の場所、自動販売機やレンタルサイクルなどはスマホ決済でないと使用できません。駅の券売機でも、スマホ決済に対応したものが増えています。
中国でのキャッシュレス決済のメリット
上記のようにキャッシュレス決済が中国で浸透しているのは、政府が積極的に推進しているのも理由のひとつです。しかし、次のようなメリットもあります。
ニセ札の被害を回避できる
中国が急速にキャッシュレス化が進んでいるのは、ニセ札が多いため。中国のお店で現金を利用する際はニセ札検知器で調べられます。高額の紙幣のニセ札が主で、タクシーなどでの被害が報告されています。
また、現金であれば支払いに手間がかかったり、お釣りのごまかしや盗難などの被害もあったりする可能性も。このような被害に遭わないためにもキャッシュレス決済を利用しましょう。
決済アプリですべて完結できる
AlipayやWeChat Payのアプリ内には「ミニプログラム」と呼ばれるアプリ内部のアプリがあり、決済から、ナビ(地図)、翻訳機、タクシー配車などまで1つのアプリ内で完結できてしまいます。日本でのアプリの使い方を考えれば、支払いとは別に地図やタクシー配車をスマホでやろうとすると別個のアプリダウンロードが必要ですが、ミニプログラムが使えると追加ダウンロードの必要がありません。使ってみると大変便利ですので、中国に行く際はぜひ試してみましょう。
中国で日本人が使えるキャッシュレス決済手段
日本人が使えるキャッシュレス決済は次のとおりです。
- AlipayやWeChat Pay のスマホ決済
- VISAやMastercardのクレジットカード
- 交通系ICカード
②のクレジットカードは使える場所もありますが、使えない店舗もあります。しかし、AlipayやWeChat Payなら、ほぼどこでも使用可能です。③の交通系ICカードでは中国の約327の都市に対応したカードで、電車やタクシー・バスなどで利用できます。
具体的には、AlipayとWeChat Payに国際クレジットカードを紐づけて、決済します。いずれも設定には携帯のSMSが必要なため、日本で必ず準備しておきましょう。
WeChat Payを使う場合:設定と使用方法
WeChat Payは中国最大のSNS機能「WeChat(微信)」のモバイル決済です。通常は、中国の銀行口座と紐づけて利用できますが、海外ブランドのクレジットカードでも対応可能です。
【準備するもの】
パスポート・クレジットカード
【手順】
- WeChat(微信)アプリをダウンロードし、アカウントを作成
電話番号登録で「携帯番号、氏名(本名でなくてもよい)、パスワード」などを設定
SMSでセキュリティ認証 - WeChatのホームページにある「+」をタップしマネーを選択
個人情報「氏名・住所・パスポートID」を入力
クレジットカード情報を入力
電話番号を登録しSMS認証
パスワードを設定 - パスポートの写真や顔写真をアップロードし完了
クレジットカードを複数追加できるので、2つほど登録しておきましょう。
登録できるカードは、次のとおりです。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- アメリカンエクスプレス
- ダイナースクラブ
- DISCOVER
使用する前にクレジットカードからあらかじめチャージしておきましょう。使用する際は、マネーからQRコードを表示すると使えます。
Alipayを使う場合:設定と使用方法
Alipayは中国No.1の決済手段で、中国だけではなく東南アジアでもシェアを広げています。登録できるクレジットカードは次のとおりです。
- VISA
- Mastercard
- ダイナースクラブ
- ディスカバー
日本ブランドのJCBでは登録できないので、注意が必要です。
【登録方法】
- Alipayをダウンロード
- 携帯電話を入力しSMS認証を行う
- 実名登録を行う
パスポート情報を入力し顔写真のアップロード - Add a Cardでクレジットカードを登録
パスワード入力後にカード情報の入力
クレジットカードからチャージして使用します。
【支払い方法】
- ホーム画面の「Payment QR Code」をタップ
- パスワード設定の通知が表示されるので「Set Now」をタップ
- パスワードと入力し、再度確認画面でパスワード入力し完了
スキャンしてQRコードを読み取るか、支払うからQRコードを提示するかで決済できます。
クレジットカードを使う場合
中国で使用できるメインのクレジットカードは、銀聯(ぎんれん)カード。そのため、JCBカードが使えないことが多くあります。国際ブランドのMastercardやVISAが使える店も増えていますが、あまり多くありません。
使える場所は次のとおりです。
- 上海ディズニーランド
- ホテル(デポジット*でも可能)
- 空港
*デポジットとは保証金のことで、中国のホテルでは宿泊日数+αの金額を請求されるのが一般的。何もなければ返金されます。
上記の外国人が利用する施設では対応している可能性が高いでしょう。
交通系ICカードを使う場合
地下鉄やバスなどを利用する場合に使えるICカードも、中国では主流の決済方法です。ICカードは日本でいうところのSuicaなどに該当します。
地下鉄の自動発券機や窓口で購入でき、地下鉄やバスなど共通して使用できます。チャージは専用機器やコンビニなどで可能。ただし、交通費以外の支払いには対応していません。
このようなICカードの役割もAlipayのミニプログラムで利用できるので、わざわざ購入する必要がありません。ミニプログラムとはアプリの中のアプリで、Alipayで決済やタクシー配車などが完結できる便利なサービスです。
中国ではキャッシュレス決済だけ?現金が使える場所まとめ【必要な場所も!】
中国では上記のようにキャッシュレス決済が主流で、キャッシュレスしかできないケースもあります。しかし、現金を全く使えないというわけではありません。
次のような場所では現金での支払いも対応しています。
- 公共交通機関:バス・地下鉄・高速鉄道・タクシー
- 飲食店
- コンビニや小売店
- 屋台
- ホテルの宿泊費
また、北京や上海などの都市部はキャッシュレス決済が主流でも、農村部や地方は現金というケースも多いでしょう。
キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、現金も同時に使えるといった施設がほとんどです。しかし、バスやタクシーではお釣りが出るのを嫌がったり、100元のお釣りが出なかったりするケースがあります。また、駅の券売機で現金を使う際はパスポートなどの身分証明書が必要であったり、有人の窓口を利用しないといけなかったりと不便に感じるでしょう。
現金はなにかのときの予備として、日本円で5千〜1万×滞在日数ほど用意しておくほうが安心です。
中国のキャッシュレス決済を利用する際の注意点
中国のキャッシュレスは便利ですが、日本人が中国や日本で利用する際は次の点に注意しましょう。
- スマホ決済は日本では利用できない
- スマホ決済は手数料がかかる
- チャージ金額に上限がある
- スマホの決済にはネットの接続が必須
スマホ決済は日本では利用できない
中国のスマホ決済、AlipayやWeChat Payは中国での利用は便利ですが、日本では日本人が使える箇所は多くありません。日本のコンビニや店舗でアリペイが使えるお店でも、中国人向けのアリペイが使えても、日本人向けのアリペイが使えないケースが多いです。
もし、今後使う予定がないなら、チャージした分は払い戻しができるため、スマホで手続きを行いましょう。
スマホ決済では手数料がかかる
AlipayやWeChat Payではクレジットカードを使ってチャージして使用します。そのため、クレジットカードの手数料や円を元にする際の為替レートなどがかかるので注意しましょう。為替レートや手数料はクレジットカード会社によって異なります。
AlipayもWeChat Payの決済手数料は、1回の支払いが200元(約4,300円)未満であれば、手数料はかからず、それ以上になると、決済額の3%の手数料がかかります。
チャージ金額に上限がある
スマホ決済のチャージにはそれぞれ上限があります。
- Alipay:3,000元(約64,000円)、月間の支払い50,000元(約107万7千円)
- WeChat Pay:1回の支払い6,000元(約128,000円)、月間の支払い50,000元
上記の金額ならそれほど支払い時に困ることはないでしょう。ブランド品など高額になる場合はクレジットカードを利用しましょう。
スマホ決済にはネット接続が必須
スマホ決済を使用するには、ネット環境が必須です。無料のWi-Fiがあっても、どこでもつながるわけではありません。また、中国のネットは規制や検閲があるため、自前でネット環境を準備するのが安心。
おすすめは、接続が簡単で複数接続もできるポケットWi-Fiです。日本でコンビニ受取やポスト投函といった利便性の高いポケットWi-Fiをぜひ、利用しましょう。
中国のキャッシュレス決済は必須!事前にネットの準備も忘れずに!
中国では公共交通機関や飲食店などどこでも、スマホのキャッシュレス決済が不可欠です。とくに自販機やタクシーの配車から支払いなどスマホだけで完結するものがほとんど。日本人が中国で利用できるスマホ決済は、WeChat PayとAlipayです。どちらもクレジットカードと紐づけて使用できるため、日本で準備しておきましょう。
日本での準備といえば、同時にネット手段の確保も必要です。おすすめはスマホやパソコンの同時接続が可能な、ポケットWi-Fi。仕事やプライベートで2台以上の端末を海外で使うなら、10台接続可能な海外WiFiレンタルショップがおすすめ。
また、通信費は使った分だけ発生する仕組みで、お得になります。ぜひ、ご活用ください。
中国のキャッシュレス決済に関するよくある質問
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Q中国ではどんなキャッシュレス決済が普及しているの?
A中国ではスマホを使ったQR決済が主流です。主に使われているサービスはWeChat PayやAlipayで、中国のどこでも使えます。
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Q中国のキャッシュレス決済「Alipay」や「WeChat Pay」は日本人でも使える?
A中国で利用できます。アプリのダウンロードにはSMS認証が必要になるため、日本で登録しておきましょう。それぞれの登録方法は下記を参考にしてください。
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Q中国での支払いでは現金はまったく使えない?どのくらい用意すべき?
Aキャッシュレス決済が主流ですが、同時に現金の支払いも可能です。飲食店や駅の切符の購入、タクシーの支払いまで対応しています。現金は日本円で、5000円〜1万円×滞在日数ほど用意しておくと安心でしょう。
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