上海出張の完全ガイド!ビザ・必須の持ち物・空港ホテルのアクセスなどを徹底解説
この記事では、上海に出張される方のために、ビザや必要な持ち物、空港からのアクセスなどを徹底解説します。
出張予定の方の中には「上海出張の際にビザは必要?」「必須の持ち物は何?」「上海の空港からホテルまでのアクセスは?」などお悩みの方もいるはず。本記事では、そんな上海出張の際に知っておきたいこと、必要な準備をすべて解説します。
記事後半では、海外出張でおかしがちなミスや中国ならではの危険性などまでご紹介。上海に出張予定のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
上海出張でまず押さえたい!中国への入国ルール・ビザなどの基本情報
まずは、中国に入国する際の、ビザの必要性や入国条件を解説します。必要なビザを取得していなかったり、中国政府が定める条件を満たしていないと入国できませんので、ぜひご一読ください!
中国の入国条件について
中国に入国する際は、以下の3つのが条件として定められています。
- 入国するタイミングでパスポートの残存有効期間が6ヵ月以上である
- 入国カードを提出する
- 指紋を登録する
入国カードは、到着した際に空港職員が配布してくれますが、備え付けのペンが少なく長蛇の列ができることがあるため、ペンを携帯しておくとスムーズです。
上海出張の際のビザについて
現在(2025年8月)、中国政府は日本国籍を有する人に対して「中国入国のためのビザ免除措置」を実施しています。そのため、30日以内の滞在であれば、出張の際にビザを取得する必要はありません。
ただし、ビザ免除措置の適用期間である2025年12月31日までとなっていますので、これ以降に出張される方は、中国大使館のHPで最新情報を確認してください。
一方、上海出張で現地での滞在が30日を超える方はビザが必要となります。
ビザは東京・名古屋・大阪にある「中国ビザ申請サービスセンター」で申請できるほか、札幌・新潟・福岡・長崎にある中国総領事館でも申請可能です。
上海出張のためのビザ申請について(滞在期間が30日を超える場合のみ)
中国のビザには複数のタイプがありますが、商用で上海に出張される方はMタイプの「ビジネスビザ」が必要です。必要な書類は以下を参考にしてください。
- パスポート:有効期間が申請日から6か月以上、査証欄に余白ページがあること
- パスポートのコピー:顔写真入りのページを1部
- 中華人民共和国ビザ申請表(ビザ申請書):すべて記入して署名したもの1部
- 写真:48mm×33mm
- 中国国内の会社が発行する商務活動文書・経貿交易会招聘状:署名があるもの
中国のビジネスビザは、一般的に申請から4営業日前後で受け取れます。書類に不備があると、時間がかかってしまうため、申請前にしっかり確認しましょう。
中国ビザの申請の流れは、以下も参考にしてください。
上海出張前に流れをチェック!入国審査の完全ガイド!
ここでは、上海の空港に到着してから入国までの流れを解説します。
上海には、「上海浦東(プードン)国際空港」と「上海虹橋(ホンチャオ)国際空港」の2つの国際空港がありますが、どちらの空港でも入国審査の流れは同じです。パスポート、航空券、入国カードの3点を準備して、以下の流れに沿って入国審査を受けます。
- 入国カードを記入
- 指紋登録
- 入国審査(顔写真を撮る)
- 手荷物検査・税関申告
中国人用と外国人用にレーンが分かれているので、外国人用に並びましょう。混み合っていると1時間以上かかることもあるため時間に余裕を持って並ぶことが大切です。
上海出張で使われる交通手段とは?空港から市内ホテル等へのアクセスまとめ
ここでは、上海の空港から市内へのアクセスについて解説します。今回は「上海浦東国際空港」と「上海虹橋国際空港」それぞれご紹介します。
上海浦東国際空港から市内へのアクセス
上海裏東空港から市内へのアクセス手段は次の4つです。
- 上海トランスラピッド(リニアモーターカー)
- 地下鉄
- エアポートバス
- タクシー
詳しく解説します。
上海トランスラピッド(リニアモーターカー/マグレブ)
上海トランスラピッドは15〜20分間隔で運行されており、上海龍陽路駅(ロンヤンルーイー)まで約8分で到着します。上海龍陽路駅空から地下鉄へ乗り換えれば、上海市内ならどこでもアクセス可能です。
料金は、龍陽路駅まで片道50元(約1,075円)ですが、上海トランスラピッド片道+地下鉄1日乗り放題のセットが55元(約1,180円)とお得です。とにかく市内に早く到着したい方におすすめです。
地下鉄
上海市内までは、地下鉄を利用することも可能です。第1、第2ターミナルどちらからも駅まで徒歩5分と、アクセスしやすい上、人民広場まで7元(約150円)とリーズナブル。
所要時間は70分ですが、途中で数回乗換が必要になるため、上海が初めての方だとハードルが高く感じるかもしれません。
エアポートバス
上海虹橋国際空港から市内までは、エアポートバスも運行されています。上海市内まで60~70分前後で到着しますが、道路状況によってはさらに時間がかかることも。料金は以下を参考にしてください。
行先 | 時間/運賃 |
---|---|
虹橋国際空港第2ターミナル/上海虹橋駅 | 約60分、34元(約732円) |
上海駅(北広場) | 約90分・24元(約517円) |
上海南駅 | 約60分・20元(約430円) |
南匯(ナンワイ)バスターミナル | 約60分・10元(215円) |
地下鉄莘庄(シンショウ)駅 | 約50分・28元(603円) |
乗車の際の予約は不要で、停車しているバスに乗車できます。料金は、車内の乗務員に行き先を告げて直接支払うシステムです。
タクシー
空港から市内まではタクシーを利用する方法もあります。1階到着ロビーに乗り場があり、24時間利用できるため、深夜便で到着する方には便利でしょう。ただし、運転手は、中国語しか話せないケースが多いため、あらかじめ行先を書いたメモを用意したり、翻訳アプリを使うなどの工夫が必要です。
市内中心部までの所要時間は約70分、料金は200〜300元(約4,308〜6,462円)が相場ですが、時間帯によっては深夜料金が加算されます。
やり取りが不安な方や、確実にタクシーを手配しておきたい方は、アプリを使うのがおすすめです。ただし、Wi-Fiに接続する必要があるため、ポケットWi-Fiでネット環境を整えておきましょう。
上海紅橋空港から市内へのアクセス
上海紅橋空港から市内へのアクセス手段は以下の3つです。
- 地下鉄
- 路線バス
- タクシー
- エアポートリンクライン
詳しく解説します。
地下鉄
上海紅橋空港から市内までは地下鉄での移動が主流で、所要時間は30分前後です。空港から市内は、地下鉄2号線か10号線を利用します。詳細は以下です。
ターミナル | 第1ターミナル | 第2ターミナル |
---|---|---|
路線 | 地下鉄10号線 | 地下鉄10号線 地下鉄2号線 |
行先・料金 | 上海動物園・豫園・外灘行き ・上海動物園:3元(約63円) ・南京東路:4元(約85円) ・上海虹橋駅(高速鉄道駅):3元(約63円) |
・上海虹橋駅(高速鉄道駅):3元(約63円) ・人民広場約:5元(約106円) ・南京東駅約:5元 (約106円) |
非常にリーズナブルな上、地下鉄2号線は乗換なしで市内まで行けるためおすすめです。
路線バス
上海虹橋国際空港から市内までは路線バスも利用可能です。しかし、空港に直接乗り入れするターミナルバスはないため、移動してバス乗り場から乗車します。
移動に時間がかかる上、市内までの直通でもないため、初めて上海を訪れる方には不向きかもしれません。ただし、料金は約100円前後と非常にリーズナブルです。
タクシー
上海紅橋空港から、市内まではタクシーを利用する方法もあります。人民広場まで約40分で料金は、、80〜150元(約1,700〜3,186円)が相場です。24時間利用できますが、深夜時間(23時〜翌朝5時)は追加料金が発生します。
上海出張の持ち物完全ガイド【マストアイテム5選】
ここでは、上海出張にマストな持ち物を解説します。以下の5つはマストアイテムです。
- VPN対応ポケットWi-Fi
- 変換プラグ
- モバイルバッテリー
- 常備薬
- 衛生用品
それぞれ詳しく解説していきます。
VPN対応ポケットWi-Fi
上海出張の際は、VPN対応のポケットWi-Fiをレンタルしていきましょう。中国は『ネット検閲』を行っており、日本で当たり前に使っているサイトやアプリなどが使えません。
規制の対象となっているサイトやアプリの一例は以下です。
- Yahoo検索
- X(旧Twitter)
- LINE
- Googleマップ
- YouTube、ニコニコ動画、Netflix、Tver
上記のような中国では使えないサービスも、VPNを通すことで利用できます。VPN付のポケットWi-Fiをレンタルすれば、常時ネットに接続できる上、日本にいるようにスマホが使えますよ!
また、VPNを通すことで情報が暗号化され個人情報や業務上の機密情報が守られるため、上海出張でPCやスマホなどを使う方にはマストです。
変換プラグ
中国は多くの場所で、日本と同じAタイプのコンセントが使えます。しかし、一部の地域や施設ではOタイプしか使えないため、念のためOタイプ用も持参することをおすすめします。
また、中国の電圧は220Vと日本の100Vより高いため、日本国内使用の電化製品を使う際は変圧器も必要です。スマホ、PC、タブレットなどは、グローバル対応なため変圧器は不要です。
ドライヤー、電子ケトル、シェイバーなどは、変圧器が必要なタイプが多いため、パッキング前にしっかり確認しましょう。
モバイルバッテリー
上海出張で渡航される方は、モバイルバッテリーも準備しましょう。1日中外で過ごす場合、スマホのバッテリーが切れてしまう可能性もあるためです。
スマホが使えないと、必要な連絡やナビが使えず、不自由を強いられることに。軽量かつ大容量のモバイルバッテリーを1つ持参すると安心です。
海外ネット環境のこれだけは
\早めの準備を!!/
モバイルバッテリー | ポケットWi-Fi | 変換プラグ |
---|---|---|
おすすめのモバイルバッテリーはコチラ> |
おすすめのポケットWiFiはコチラ> |
おすすめの変換プラグはコチラ> |
常備薬
上海に限らず海外に渡航する際は、常備薬はマストです。環境の変化、ストレス、疲れなどから体調を崩した際も、いつもの薬があれば体調悪化を防げます。
鎮痛剤、解熱剤、胃腸薬は最低限準備しておくことをおすすめします。
衛生用品
衛生用品も旅の必需品ですので、以下を準備しましょう。
- ウェットティッシュ
- トイレに流せるティッシュ
- 生理用品
上海の公衆トイレは、トイレットペーパーがないことも多々あるため、トイレに流せるティッシュはマストです。ウェットティッシュがあれば、屋台やローカルなレストランでさっと手を拭けます。
女性の方は、念のために使い慣れた生理用品も忘れず持っていきましょう。
上海出張前に必要な各種準備!支払い方法からネット接続・アプリDLまで
最後に、上海出張の際に必要な準備を注意点を交えながら解説します。
- クレジットカード・スマート決済の準備
- ポケットWi-Fiの準備
- 役立ちアプリの準備
それぞれ解説します。
クレジットカード・スマート決済の準備
中国では、クレジットカードやスマート決済が主流です。ただし、GooglePayやLINE Payは使えないため、WeChat PayやAliPayを準備しておくのがおすすめです。ただし、屋台やローカルな飲食店では、いまだ現金決済の店舗も多いため、最低限の現金も用意しておきましょう。
ポケットWi-Fiの準備
中国はフリーWi-Fiが使える場所は、カフェ、ホテル、モールなど限定的です。その上、ネット検閲が実施されているため、ネット環境は決して良いとは言えません。
上海出張期間を安心・快適に過ごすためには、ネット環境を整えるのはマストです。海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiは、1日600円~と業界最安値な上、電源を入れない日は通信料が発生しません。
VPN付ですので、ネット検閲の影響を受けず日本と同じようにスマホが使えます。また1台で最大10デバイスまで同時接続できるため、スマホ、タブレット、PCなど各種電子機器を使いたい方に最適です。
そして、海外WiFiレンタルショップは、端末をコンビニで受け取れ、返却はポストに投函するだけと非常に手軽。ぜひ、出張期間にあわせてポケットWi-Fiの予約もしておきましょう。
携帯・スマホ|パソコン・ノートPC|タブレットPC|スマートウォッチ・Apple Watch
※機内への持ち込み・現地での使用等について、 上のデバイス名をクリックするとそれぞれ詳細ご覧いただけます。
役立ちアプリの準備
上海出張前には、スマホにアプリをダウンロードしておくと滞在が快適になります。特におすすめは以下です。
上海の空港はタクシーが24時間利用できますが、英語が通じないことも。配車アプリは、予約から支払いまでがアプリで完結します。
翻訳アプリがあれば、取引先の人などと中国語でコミュニケーションがとれビジネスにも役立つ可能性も!
また「たびレジ」は外務省が無料で提供する海外渡航者のためのアプリで登録しておくと、暴動や災害に巻き込まれた際も救助がスムーズです。安全のためにも、ぜひ出国前にインストールしておきましょう。
上海出張時は早めの準備を!万が一に備えて連絡手段は必須!
上海出張の予定が決まったら、なるべく早く必要な準備を始めましょう。特に、持ち物は持ち忘れがないよう、しっかり準備したいもの。
上海出張の持ち物の中でも、ポケットWi-Fiは特に大切なアイテム。上海は比較的フリーWiFiが普及していますが、屋外では使えない場所が多いのが現状です。また、中国は、ネット検閲を実施しているため、中国国内のWi-Fiで接続すると、アクセスできないサイトやアプリが多数。
ポケットWi-Fiがあれば、常時ネットに接続できる上、VPN対応なため、日本にいるようにストレスなくネットが使えます。非常時の連絡や必要なリサーチが速やかにできるため、ぜひ上海出張の際は、ポケットWi-Fiをレンタルしましょう。
海外WiFiレンタルショップは、業界最安値レベルの料金設定で、600円~(日)からポケットWiFiのレンタルが可能。電源を入れない日は通信料が発生しないため、他のレンタルWiFiに比べ出張中のネット料金を安く抑えられますよ。
上海出張が決まったら、ぜひ滞在期間にあわせてポケットWi-Fiもレンタルしましょう。
上海出張に関するよくある質問
-
Q上海出張にマストな持ち物は?
AVPN付のポケットWi-Fiはマストです。常時安全にネットが使えるほか、ネット検閲でアクセスできないLINEやGoogleも利用可能になります。
-
Q空港から市内に移動するのにおすすめの手段は?
Aタクシーがおすすめです。事前にアプリで予約しておけば、確実にタクシーを確保でき、支払いまでネットで完結します。
-
Q上海でフリーWi-Fiを使っても大丈夫?
AフリーWi-Fiは一般的にセキュリティが脆弱で、個人情報が漏洩する可能性があります。ネット検閲によってフリーWi-Fiを使うとLINEやSNS、Googleなど日本人が日常的に使っているサービスが利用できないため、ポケットWi-Fiを使うのがおすすめです。
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