海外でApple Watch等のスマートウォッチを使う方法を徹底解説【ローミングは必要?設定は?】
この記事では、海外でApple Watch等のスマートウォッチを使う方法を徹底解説します。
普段からApple Watchを使っている方は、海外でもそのまま使いたいと思う方が多いはずです。しかし、初めて海外で使う場合は特に、「持っていって大丈夫?」と不安に思うことも多いでしょう。
本記事では、時計やネット接続の設定だけでなく、機内持ち込みや現地盗難の対策まで詳しく紹介していきます。他のスマートウォッチも設定や使い方は基本的に同じですので、海外渡航の予定がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
海外で使えるApple Watchについて【使えないモデルに注意】
Apple Watchを海外で使いたい方の中には、自分のApple Watchが海外で使える?と気になっている方もいるかもしれません。
そこで、まずは、海外で使えるApple Watchと使えないApple Watchについて解説します。
海外で使えるApple Watchは?
Apple Watchは、GPSモデルであれば、日本で契約しているキャリアや国に関係なく、世界中で使えます。一方、セルラーモデルは、Apple Watch Series5以降のモデルであれば、海外で使えます。
自分のApple Watchが海外で使えるか不安な方は、お近くのショップ、もしくはキャリアで確認すると安心ですよ!ちなみに、他のスマートウォッチもGPSタイプは、世界中で使用可能です。
なお、海外にApple Watchを持参するときは、空港や機内持ち込みはどうか迷う方も多いはず。基本的には、機内持ち込みも受託手荷物も可能です。Apple Watchを含め、Apple製品の機内持ち込みについても後述します。
海外で使えないiPhoneはある?
iPhoneユーザーの方の中には、日本で購入したiPhoneが海外で使えるか不安な方もいるかもしれません。しかし、iPhoneは購入した国に関係なく、世界中で使うことが可能です。
海外版iPhoneを日本で使用している方も、渡航先を問わず海外で使えますのご安心ください。
海外でApple Watchを使う方法!【使える機能とネット接続の必要性】
海外では日本で購入したApple Watchを使えます。ここでは、海外でApple Watchを使う方法を解説します。
海外でも使えるスマートウォッチの機能
Apple Watchは、基本的にネットにつながった状態で使用します。オフラインでも使える機能はありますが、極めて限定的です。オフラインでできることをまとめました。
オフラインでも使える機能 | 使い方 |
---|---|
時計 | 時計、アラーム、ストップウォッチとして利用する |
健康・ヘルスケア管理 | 心拍数、心電図、酸素測定、睡眠管理、ランニングなどのワークアウト |
音楽の再生 | Apple Watchに同期しておいた音楽を再生する |
Apple Payの支払い | Apple Payによる支払い |
上記のように、オフラインでできることは限られており、通話やメッセージの受信などはできません。海外でも日本と同じようにすべての機能使うなら、ネットに接続する必要があります。
海外でスマートウォッチをネット接続する4つの方法
海外でApple Watchをオンラインで使うには以下の4つの方法があります。
- ポケットWi-Fi
- SIMカード
- 海外ローミング
- フリーWi-Fi
それぞれの方法のメリットとデメリット、おすすめ度を表にまとめました。
メリット | デメリット | おすすめ度 | |
---|---|---|---|
ポケットWi-Fi | ・設定が容易
・1台で複数のデバイスに使える ・渡航前にレンタルできる ・コンビニで受け取れる業者もある ・コスパが高い |
業者によっては長期プランに対応していない | ★★★★★ |
SIMカード | 1台なら料金が安価 | ・設定がすべて外国語
・SIMフリーのデバイスにしか使えない |
★★★☆☆ |
海外ローミング | 気軽に利用できる | ・料金が高額・契約しているiPhoneのみ利用可 | ★★☆☆☆ |
フリーWi-Fi | 無料 | ・使える場所が限定的
・古いバージョンのApple Watchはセキュリティが脆弱 |
★☆☆☆☆ |
次に、それぞれの方法ごとに、設定方法や使い方を解説します。
Apple Watchを海外でネット接続する手順
ここでは、Apple Watchを海外で使う方法を解説していきます。今回は以下の4つのネットに接続する手段ごとに解説します。
- ポケットWi-Fi
- SIMカード
- 海外(国際)ローミング
- フリーWi-Fi
それぞれ解説していきます。
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiを利用してApple Watchを使う手順は、非常に簡単です。
- Apple Watchの設定アプリを開く
- 「Wi-Fi」をタップしてオンにする
- 接続できるネットワークが自動検出される
- 接続したいネットワークを選択してタップする
GPSモデルの場合は、下記の手順でiPhoneをネットに接続すれば、Apple Watchも使えるようになりますよ。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「Wi-Fi」をタップしてオンにする
- 接続できるネットワークが自動検出される
- 接続したいネットワークを選択してタップする
ポケットWi-Fiは、海外でネットを使う方法の中でもっとも人気が高く、利用者が多い方法です。1台で複数のデバイスを同時にネットに接続できるため、Apple Watch、iPhone、タブレット、PCなどを一緒に使えます。
海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiは、1台で最大10デバイスまで同時接続できますので、家族や友達との旅行にもぴったりです。
SIMカード
Apple Watchは、iPhoneをSIMカードでWi-Fiに接続することで海外でも使えます。ただし、SIMフリーのiPhoneにしか使えないため注意が必要です。
SIMカードでiPhoneをネットに接続するには、SIMカードを入れ替えるだけですが、以下の設定をしましょう。
注意点 | |
---|---|
APN設定 | 日本3大キャリアは不要(ドコモ・au・ソフトバンク) |
データのバックアップ | SIMカードを入れ替えの際にデータが失われる可能性がある |
各種アプリの自動更新をオフ | アプリの自動更新のタイミングでデータが失われる可能性がある |
SIMカードは、現地で買うと割安で惹かれる方もいるかもしれません。しかし、上記のように設定が必要です。また、設定は外国語なため、慣れていないとハードルが高いでしょう。また、デバイス1台につきSIMカード1枚が必要なため、使うデバイスが多い場合や、家族旅行では料金がかさんでしまい、コスパがよいとは言い切れません。
海外(国際)ローミング
海外ローミングは、お手持ちのスマホの「ローミング機能」を使って、海外でネットに接続する方法です。Apple Watchを海外ローミングで使う手順は以下です。
- iPhoneでApple Watchアプリを開く
- 「マイウオッチ」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- 「モバイル通信を設定する」をタップする
基本的には上記の手順で、ローミングが適用されます。また、家族のApple Watchのモバイルデータ通信の設定方法は以下を参考にしてください。
- iPhoneでApple Watchアプリを開く
- 「すべてのWatch」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- 「モバイル通信を設定する」をタップする
家族のApple Watchのモバイル通信を設定した後に、そのウォッチに割り当てられた電話番号を確認するには、Apple Watch本体の「設定」を開いて「電話」をタップします。
海外ローミングは手軽に使える反面、料金が非常に高額で、ポケットWi-Fiの最高3倍に達する可能性があることは覚えておきましょう。
フリーWi-Fi
フリーWi-Fiは、自治体、ホテル、カフェなどが設置している、無料で使えるWi-Fiです。海外はフリーWi-Fiが普及しているイメージがありますが、実際は使えるエリアは限定的な国が多いでしょう。
そもそも、フリーWi-Fiは、設置されている場所から50m程度で、離れると通信が切れてしまうため、ヘルスケアやナビには実質使えません。さらに、フリーWi-Fiはセキュリティが脆弱で、個人情報が漏洩してしまう可能性があります。
ホテルや、カフェなど提供元がはっきりしているフリーWi-Fi以外は、Apple Watchに接続しないことをおすすめします。渡航前に、滞在する国のネット環境や、フリーWi-Fiスポットをリサーチしておくとよいでしょう。
各国のネット環境については、以下の記事を参考にしてください。
各国のWi-Fi事情詳細 | |
---|---|
北米 | アメリカのWi-Fi事情 |
ハワイのWi-Fi事情 | |
グアムのWi-Fi事情 | |
カナダのWi-Fi事情 | |
ヨーロッパ | イギリスのWi-Fi事情 |
フランスのWi-Fi事情 | |
スペインのWi-Fi事情 | |
イタリアのWi-Fi事情 | |
オーストリアのWi-Fi事情 | |
アジア | 韓国のWi-Fi事情 |
中国のWi-Fi事情 | |
フィリピンのWi-Fi事情 | |
オセアニア | オーストラリアのWi-Fi事情 |
※国名をクリックすると、各国のWi-Fi事情をご確認いただけます。
せっかくApple Watchを海外に持って行っても、ネットに接続する手段がないと、使い方が限られてしまいます。ポケットWi-Fiがあれば、24時間どこにいてもネットに接続できるため、日本にいるようにApple Watchを使えますよ!
海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiは、渡航先で最大規模の通信業者のWi-Fiを利用するため、常に安定した高速通信が可能です。Apple Watchを日本にいる時のように使いこなしたい方には最適ですよ!
おすすめのポケットWi-Fiレンタルサービスについて詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください。
【海外でApple Watch】現地での活用方法4選!
ここでは、Apple Watchを海外で活用する方法を解説します。
海外でのおすすめの活用法は以下です。
機能 | メリット |
---|---|
緊急SOS | ・緊急SOSから電話をかけると、自動的に現地の緊急通報サービスにつながる
・位置情報が自動的に送信される |
翻訳 | 言いたいフレーズをすぐに翻訳できる |
電子決済 | 現金やクレカがなくても支払いができる |
MAPナビ | Apple Watchの画面がナビになる |
それぞれ詳しく解説します。
【非常事態も安心】緊急SOS
Apple Watchの緊急SOSを使うと、ワンタップで現地の緊急通報サービスにつながります。現地の救急車や警察の番号を覚えていなくても通報ができるのは心強いですね!
位置情報が自動的に送信されるため、現在の居場所を現地の言葉で説明できない時も安心です。
海外に行く際には、ぜひ活用したい機能ですが、性格な位置情報を把握してもらうためにも、安定したネット環境はマストです。
ポケットWi-Fiは、屋外でも常時ネット接続が可能です!
【言葉の不安を解消】翻訳
翻訳アプリをApple Watchに入れておけば、とっさに言葉が出ない時などに大活躍します。110以上の言語に対応しているので、ほとんどの国で使用可能。例えば、エキサイト英語翻訳アプリは、以下の4つのメニューから使いたい機能の選択が可能です。
- 音声入力
- クリップ
- 日常会話
- 旅行
音声入力は、Apple Watchを口元に近づけて翻訳したいフレーズを話すだけ!すぐに翻訳してくれるため非常に便利ですよ。
【財布を忘れても支払いできる】電子決済
Apple Watchは、以下の非接触型決済に対応しています。
- Suica
- iD
- QUICPay
- LINE Pay
- nanaco
- WAON
- VISAタッチ決済
VISAタッチ決済は海外でも使えるため、現金の持ち合わせがない時にも活躍すること間違いなしでしょう。
【迷わず目的地に】MAPナビ
Apple Watchは、専用のマップアプリで地図を表示することが可能です。ただ、Googleマップのように、詳細な経路の表示はできません。しかし、目的地までの軽いルート確認には有効です。
スマホをナビに使うと、いかにも観光客でスリや引ったくりの標的になってしまうこともあるため、スマートに経路を確認したい方にはおすすめです。
地図の正確性を求めるならば、Googleマップのアプリをインストールして使用できます。
Apple Watchを海外で使う際の注意点3選
最後に、Apple Watchを海外で使う際の注意点を解説します。
ローミングをオフにする
Apple Watchを含め、海外でデバイスを使用する際は、ポケットWi-Fiがもっともリーズナブルかつ安全でおすすめです。しかし、せっかくポケットWi-Fiをレンタルしても、ローミング機能がオンになっていると、高額請求が来てしまう恐れも!
各キャリアの海外ローミング料金をご覧ください。
au | 1日使い放題最大2,980円 |
ドコモ | 1日使い放題最大2,980円 |
ソフトバンク | 1日使い放題最大2,980円 |
楽天モバイル | 2GBまでは無料(以後1GBのリチャージに500円) |
iPhone及び、Apple Watchの設定から、ローミングをオフにしておけば、想定外の海外ローミングを防げますよ!
変換プラグを準備する
Apple Watchで使うなら、変換プラグも持参しましょう。Apple Watchの充電器は、海外対応なため変圧器は不要です。しかし、コンセントの形状は国によって異なるため、変換プラグがないと、Apple Watchを充電できません。
各国のコンセント事情は下記記事でご確認ください。
マルチ変換プラグは、世界中のコンセントに対応しているため、1つ持っていれば今後も色んな国で使えますよ!
出発前に準備できない場合は、空港内のコンビニの旅行グッズコーナーで購入できます。主要空港のコンビニ情報は、下記記事でご確認ください。
空港 | コンビニ情報 |
---|---|
成田空港 | 成田空港のコンビニ情報まとめ |
羽田空港「第2ターミナル」 | 羽田空港「第2ターミナル」のコンビニ情報まとめ |
羽田空港「第3ターミナル」 | 羽田空港「第3ターミナル」のコンビニ情報まとめ |
関西国際空港(関空) | 関西国際空港のコンビニ情報まとめ |
※記事タイトルをクリックすると詳細を確認できます。
引ったくりに注意する
海外の国の中には、日本に比べて格段にやスリや引ったくりなどの犯罪が多い国もあります。日本人はただでさえ狙われやすいため注意が必要です。
Apple Watchを持っていると、iPhoneも所持している可能性が高いと判断され、標的にされてしまう可能性も。治安が良くないエリアをネットで検索して、近づかないようにするほか、ナイトクラブなど、暗くて込み合っている場所には、Apple Watchはつけていかない方がいでしょう。
特に女性は、防犯グッズを携帯するのも忘れないようにしてください。
Apple WatchやApple製品を海外の空港や機内に持ち込むには
Apple Watchのようなリチウムイオンが使われている製品は、国際線の機内への持ち込みや手荷物の預け入れに制限があります。国際線の機内持ち込みも受託手荷物できるのは、次のとおりです。
- リチウムイオン含有量が2kg以下
- リチウムイオン電池が160Wh以下
ここでは、海外へよく持参されるApple製品も含めて、持ち込みについてまとめました。ぜひ、参考にしてください。
Apple製品 | 機内持ち込み | 受託手荷物 |
---|---|---|
Apple Watch | ◯ | ◯* |
ケーブルタイプのコンセント型充電器 | ◯ | ◯ |
MacBook Air | ◯ | △ |
MacBook Pro | ◯ | △ |
iPad | ◯ | ◯ |
AirPods | ◯ | ✕ |
Apple AirTag (紛失防止タグ) |
◯ | ◯ |
*機内持ち込みはできるが、貴重品に該当する可能性あり
Air Podsに限らず、ワイヤレスイヤホンは機内持ち込みは可能ですが、受託手荷物はできません。必ず機内へ持ち込みましょう。
パソコンやタブレットなど壊れやすいものは、航空会社によって受託手荷物が可能かどうか異なります。一般的に受託手荷物は可能ですが、JALでは機内への持ち込みを推奨しています。もし、パソコンなどを預ける際は、必ず電源を切った状態にしましょう。
海外でもApple Watchは大活躍!安心して使うには…
海外でもApple Watchは問題なく利用できますが、ローミングすると高額な料金が発生しますので、出発前にポケットWi-Fiをレンタルしておきましょう。
海外WiFiレンタルショップでは「電源OFFの日、通信料0円サービス」を実施中!ポケットWi-Fiの電源を入れないだけでその日の通信料が発生しないため、ホテルなどの安全なフリーWi-Fiと組み合わせれば、他のWi-Fiレンタルサービスよりお得にWi-Fiが使えます。
また海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiは、1台で最大10デバイスまでWi-Fiに接続が可能!Apple Watch、スマホ、タブレット、パソコンの全てに使えます。家族や友達など同行者がいる場合はさらにお得ですよ。海外に渡航予定の方は、ぜひ海外WiFiレンタルショップをご検討ください。
Apple Watchを海外に持っていく際によくある質問
-
Q日本で買ったApple Watchは海外で使える?
A日本で購入したApple Watchも海外で問題なく使えます。ただし、セルラーモデルのSeries5以前のモデルは使えません。
-
Q海外でApple Watchが盗難にあったら?
A海外旅行保険に保険に加入しておくと補償される可能性があります。盗難の際は、まずは、地元の警察に被害届を出し、受付番号を保険会社に連絡しましょう。
-
Q海外にApple Watchを持っていくメリットとデメリット、どっちが多い?
A盗難と海外ローミングの高額請求にさえ気をつければ、Apple Watchはもっていくメリットの方が大きいでしょう。
【1台で135ヵ国対応】海外行くなら
「海外WiFiレンタルショップ」にお任せ!
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