タブレットPCの海外準備完全ガイド!機内持ち込みルールは?【事前設定・現地でのネット接続方法も】
この記事では、タブレットを海外に持って行く際の準備について徹底解説します。
特に初めて海外に行く方の中には、タブレットは機内持ち込み?行く前の設定は?などと疑問に思っている方も多いでしょう。
本記事では、タブレットを海外で使用する際の注意点から、スマホやPCとの便利な使い分け、現地でのお得なネット接続方法まで、ひとつずつ丁寧に解説します。海外に渡航予定のある方、タブレットを持って行くかお悩み中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
海外で日本のタブレットは使える?持ち込み制限は?【関税や機内持ち込みルールについて】
現地でネットにつなぐ準備さえしていけば、海外でも日本のタブレットは問題なく使用できます。
AndroidもiPadも使えますのでご安心ください。読者の方の中には、関税はかかる?機内持ち込みはできる?など気になっている方もいるかもしれませんので、まずは持ち込み時の制限から詳しく解説していきます。
タブレットの海外の持ち込みに関税はかかる?
タブレットを海外に持ち込む際は、個人で使用する目的であれば非課税です。しかし、海外の国の中には、旅行者に対しての持ち込みルールを厳しく設定している国もあります。例えば、インドネシアは、2020年4月から、海外で購入したタブレットを含むモバイル通信機器やスマホの持ち込みに対して登録義務を課しており、関税がかかります。
60日以上滞在する方は、事前に登録しましょう。他の国に渡航する際も、出発前に関税について最新情報をリサーチしておくと安心ですよ。
タブレットの機内持ち込みについて
タブレットは、機内への持ち込みが可能ですが、機内では電波を発しない状態にする必要があります。電源を切るか、機内モードにすればOKです。
国際線の機内持ち込みには、細かいルールが設定されています。機内持ち込みについては、下記記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
ちなみに、タブレットは機内に持ち込みの他、スーツケースの中に入れて預けても構いません。しかしタブレットは「リチウムイオン電池が内蔵・装着された一般電子機器類」に分類され、なんらかの衝撃で発火・爆発の恐れがある危険物として扱われます。
そのため、タブレットを手荷物として預け入れる際は、タブレットの電源をOFFにすることを覚えておきましょう。
海外でタブレットを使う方法!【ネット接続方法と事前設定】
それでは、海外でタブレットを使う方法を解説していきます。
海外でネットに接続する方法は4つ
海外でタブレットを使うにあたり、ネットに接続する方法は以下の4つです。
- ポケットWi-Fi
- SIMカード
- 海外ローミング
- フリーWi-Fi
上記の方法のうち、フリーWi-Fiは、使えるエリアが限定的な上、セキュリティが脆弱なためおすすめできません。特に、セキュリティの脆弱さはFBIも指摘しており、デバイスが乗っ取られたり、個人情報を盗まれる被害が多発しています。
また、フリーWi-Fiは、通信が不安定で、途中で通信が途切れたり、画面が固まってしまうことも珍しくありません。これではナビとしては使えないため、海外でタブレットを使う際は、フリーWi-Fi以外の接続手段を自力で確保しておくことが大切です。
ポケットWi-FiとSIMカード、そして海外ローミングの3つを比較してみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ポケットWi-Fi | ・出発前にネットで予約できる
・受け取りと返却方法が豊富 ・設定が容易で全てのデバイスに使える ・1台で複数のデバイスをネットに接続できる ・高速で安全な通信 |
・持ち運びの必要がある |
SIMカード | ・料金がリーズナブル(利用するデバイスが複数の場合は割高) | ・使用できないタブレットもある
・設定が外国語 ・デバイスごとSIMカードが必要 |
海外ローミング | ・設定が容易で気軽に使える | ・料金が高額 |
ご覧の通り、海外でネットに接続する方法のうち、もっともメリットが多いのはポケットWi-Fiです。
ネットで予約した後は、自宅やコンビニ(空港のコンビニが便利)で受け取りが可能です。海外の渡航先についてすぐに使えるため、日本への連絡やタクシーの予約などもスムーズ!海外WiFiレンタルショップは、電源を入れない日は通信料が0円なため、使い方次第で滞在中のネット費を安く抑えることができますよ。
また、1台で10デバイスまでネットに接続可能で、スマホ、PC、家族など同行者のデバイスも同時に使えてコストパフォーマンスが高いのも人気の理由です。
SIMカードは、SIMカード対応のタブレットにしか使用できない上、設定が外国語なため、初めて海外に行かれる方や、言葉に自信がない方には不向きと言えます。さらに、SIMカードは、スマホ用とタブレット用の2枚準備する必要があるため、コストが倍に。一部のSIMカード対応のパソコン以外には使えないのもデメリットと言えるでしょう。
一方、海外ローミングは比較的手軽に利用できる反面、非常に料金が高額で「パケ死」する可能性もあり、コスト面からおすすめはできません。
タブレットをポケットWi-Fiに接続する方法
タブレットをポケットWi-Fiに接続する方法は以下です。
- ポケットWi-Fiの電源を入れる
- タブレットの「Wi-Fi」をオンにする
- 該当するポケットWi-Fiを選択する
- ポケットWi-Fiのパスワードを入力する
以上です。ポケットWi-Fiのパスワードは、本体にシールで貼ってある場合がほとんどです。設定は非常に用意で、小さな子供から高齢者の方まで簡単に使えますよ。万が一、つながらない、設定がわからない場合も、サポートがあるため安心です。
万が一のトラブルが不安な方は、24時間365日体制で、電話でサポートしてくれるレンタルWi-Fiサービスを選ぶと安心でしょう。なお、海外でスマホやパソコンを使う方法は、下記記事を参考にしてください。
海外でのタブレット活用法4選
海外にタブレットを持っていくか迷っている方もいるかもしれませんが、海外ではタブレットが活躍するシーンが多数!ここでは、海外でのタブレット活用法を4つご紹介します。
- ナビや地図として使う
- 移動の最中や待ち時間に動画を見る
- スマホのバックアップとして使う
- 隙間時間で勉強・仕事をする
上記の活用法とポイントをまとめました。
タブレット活用法 | ポイント |
---|---|
ナビや地図として使う | スマホより画面が大きく見やすい |
移動の最中や待ち時間に動画を見る | あらかじめダウンロードしておけばオフラインでも視聴できる |
スマホのバックアップとして使う | 万が一スマホが故障したり使えなくなった時も安心 |
隙間時間で勉強・仕事をする | PCよりかさばらない |
それぞれ詳しく解説していきます。
ナビや地図として使う
タブレットは、海外でナビや地図を利用する時に最適です。スマホより画面が大きいため見やすいのは大きなメリットと言えるでしょう。
海外では、Googleマップのナビを使う方が多いですが、ネットに接続していないと利用できません。フリーWi-Fiをあてにしていると、ナビが使えず立ち往生してしまう可能性も!ポケットWi-Fiがあれば、最新情報をリアルタイムで受信できるため安心です。
海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiは1台で最大10デバイスまで接続可能!タブレットでナビを利用しながら、スマホを使うことができて非常に便利ですよ。
移動の最中や待ち時間に動画を見る
タブレットは、空港で飛行機の搭乗時間を待つ間や、現地で移動の際の時間つぶしにもぴったりです。
Wi-Fiに接続してYouTubeなどで動画を見ることもできますし、動画をダウンロードしておけばフライト中にも観ることができますよ。
スマホのバックアップとして使う
タブレットは、海外で万が一スマホが使えなくなった時のバックアップとしてもおすすめです。スマホとタブレットを同期させる方法は以下です。
- デバイスの同期アプリを開く
- 「パスワードとアカウント」をタップする
- スマホに複数のああ訓とがある場合は、同期したいアカウントをタップする
- 「アカウントの同期」をタップする
- 自動同期を適用したくないアプリをオフにする
これで、スマホが故障したりバッテリーが切れた際もタブレットで代用できます。外務省が無料て適用する「たびレジ」もタブレットにダウンロードしておくと、現地の最新情報が自動配信されたり、いざという時に救助を求めることができて安心ですよ。
ちなみに、海外に渡航する際におすすめのアプリは、下記記事で詳しく解説していますので、あわせてご活用ください!
隙間時間で勉強・仕事をする
タブレットは、海外滞在中に勉強したり仕事をするにも便利です。PCほど場所を取らないため、持ち運びの負担が少ないのもメリットです。あらかじめダウンロードしておけば、教科書としても使用できるでしょう。
Wi-Fiに接続すればオンラインでの作業も可能ですが、フリーWi-Fiはセキュリティが脆弱で会社の機密情報が漏洩してしまう可能性もあるため、ポケットWi-Fiなど安全な手段を用いましょう。
海外でタブレットを使う際の注意点5選
最後に、海外でタブレットを使う際の注意点を4つご紹介します。
- フリーWi-Fiは安全性が高いものを選ぶ
- スリ・引ったくりに注意する
- 特定のサイトの閲覧ができなくなることを理解しておく
- ローミング機能をオフにしておく
- 破損や盗難に備える
それぞれの注意点と対策方法をまとめました。
注意点 | ポイント |
---|---|
フリーWi-Fiは安全性が高いものを選ぶ | ・提供元が不明の野良フリーWi-Fiは使わない
・カードの登録があるフリーWi-Fiに注意する |
スリ・引ったくりに注意する | ・iPadにはカバーをする
・リュックの中に入れない |
特定のサイトの閲覧ができなくなることを理解しておく | VPNサービスを利用する |
ローミング機能をオフにする | アプリの自動更新もオフにして海外ローミングが適用されないようにする |
破損した場合に備える | 対物補償や携行品損害特約のある保険に加入しておく |
それぞれ詳しく解説します。
フリーWi-Fiは安全性が高いものを使う
海外でタブレットを使う際は、フリーWi-Fiの使用は厳選して使いましょう。一般的にフリーWi-Fiは、セキュリティが脆弱なため、個人情報が盗まれてしまう可能性をはらんでいます。中には、犯罪行為のために設置されているフリーWi-Fiも!
- 提供元が不明
- Wi-Fi名が意味のない英数字の羅列
- 実在する店舗公式Wi-Fiに酷似している
上記のフリーWi-Fiは安全性に疑問があるため使用しないのが賢明です。ホテル、自治体、カフェチェーンなどが提供しているものは比較的安全ですので、事前にリサーチしておき、ポケットWi-Fiと併用すると海外滞在中のネット費用を安く抑えられますよ!
事前に、渡航する国のネット環境やフリーWi-Fi情報を確認しましょう。各国のネット環境については、以下の記事を参考にしてください。
各国のWi-Fi事情詳細 | |
---|---|
北米 | アメリカのWi-Fi事情 |
ハワイのWi-Fi事情 | |
グアムのWi-Fi事情 | |
カナダのWi-Fi事情 | |
ヨーロッパ | イギリスのWi-Fi事情 |
フランスのWi-Fi事情 | |
スペインのWi-Fi事情 | |
イタリアのWi-Fi事情 | |
オーストリアのWi-Fi事情 | |
アジア | 韓国のWi-Fi事情 |
中国のWi-Fi事情 | |
フィリピンのWi-Fi事情 | |
オセアニア | オーストラリアのWi-Fi事情 |
※国名をクリックすると、各国のWi-Fi事情をご確認いただけます。
海外WiFiレンタルショップなら電源を入れない日は通信料が0円となり、他のポケットWi-Fiレンタルサービスよりお得に利用可能です。
スリや引ったくりに注意する
海外でタブレットを使用する際は、スリや引ったくりに注意しましょう。日本は世界的にも稀な治安の良い国です。そのため、公共の場でタブレットを使っていても盗まれる心配はほとんどありません。
しかし、海外の国の中には、日本人をターゲットにしたスリや引ったくりが多発している国もあります。iPadは特に人気なため、海外で使う際はカバーをつけると標的にされにくいでしょう。治安が悪いエリアなどでは、使用中のタブレットやスマホを略奪する被害も!
カフェなどでタブレットを使う際は、離席する時に一緒に持っていくこともわすれないようにしてください。海外の治安が不安な方は、防犯グッズを携帯すると安心です。
特定のサイトの閲覧ができなくなることを理解しておく
海外の国の中には、ネット検閲を実施している国もあり、特定のサイトが利用できません。現在(2024年6月)は、下記の国がネット検閲を行っています。
- 中国
- 北朝鮮
- ロシア
- イラン
- イラク
- エチオピア
- キューバ
- ベトナム
- サウジアラビア
- ウズベキスタン
など。
中国は特にネットの検閲が厳しい国の一つで、YouTube、Instagram、Facebook、LINEなど日本ではお馴染みのSNSが利用できません。また、Googleの閲覧もできないため、Googleマップをナビとして利用したい方は注意が必要です!
しかし、VPNサービスを利用すれば利用不可のSNSやサイトも利用可能になります。VPNサービスとは、ネット通信を暗号化させるサービスのことです。
VPN利用中は、IPアドレスがVPNサーバーのものになるため、滞在国では利用できないサイトの閲覧も可能に。また、VPNサービスには、セキュリティが強化されるメリットもあります。ただし、VPNサービスを利用するには、安定したネット通信環境が不可欠です。
海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiは、現地で最大規模の通信業者のWi-Fiを利用しますので、VPNを快適に使えますよ!
ローミング機能をオフにする
海外でタブレットを使う際は、事前に「ローミング機能」をオフにしましょう。ローミング機能がオンになっていると、知らない間に海外ローミングが適用され、高額請求が来る恐れがあるためです。
ご参考までに、各キャリアの海外ローミング料金をご紹介します。
au | 1日使い放題最大2,980円 →auの海外プラン詳細はこちら |
---|---|
ドコモ | 1日使い放題最大2,980円 →ドコモの海外プラン詳細はこちら |
ソフトバンク | 1日使い放題最大2,980円 →ソフトバンクの海外プラン詳細はこちら |
楽天モバイル | 2GBまでは無料(以後1GBのリチャージに500円) →楽天モバイルの海外プラン詳細はこちら |
ポケットWi-Fiの無制限プランは、600円~ですので、いかに海外ローミングが高額かわかります。
androidとiPadそれぞれのローミング機能の設定は下記です。
androidのローミング機能をオフにする方法
- 「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「インターネット」をタップする
- 通信業者の横にある設定アイコンをタップする
- 「ローミング中」をオフにする
上記に加え、アプリの自動更新もオフにしておくと安心です。不安な方は、機内モードにしておきましょう。機内モードでもWi-Fiは問題なく使用可能です。
iPadのローミング機能をオフにする方法
- 「設定」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- 「通信のオプション」をタップする
- 「データローミング」をオフにする
上記に加え、アプリの自動更新もオフにして、飛行機に搭乗前に機内モードにすれば完璧です。
破損や盗難に備える
海外に高価なタブレットを持って行く方は、対物補償や携行品損害特約のある保険に加入しましょう。クレジットカードに付帯する携行品損害保険では、十分カバーされないこともあるため事前に確認しましょう。
また、iPadをお持ちの方は、AppleCare+盗難・紛失に加入していれば海外滞在中に、iPadが破損したり盗難にあった場合も補償してもらえます。ただし、保証が適用されるのは以下の国だけですので、カバーされない場合は別途保険に加入しましょう。
- オーストラリア
- オーストリア
- チリ
- デンマーク
- フィンランド
- スイス
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- アイルランド
- オランダ
- ニュージーランド
- ノルウェー
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- イギリス
- アメリカ
海外でもタブレットが大活躍!上手に活用して滞在をより快適に…
普段お使いのタブレットは海外でも使うことができます。ナビとして利用したり、空港での待ち時間に動画を見たりと何かと便利なタブレットですが、安定したネット環境はマスト!
フリーWi-Fiは使えないエリアがあったり、セキュリティが脆弱で不安なため、出発前にポケットWi-Fiをレンタルしましょう。
海外WiFiレンタルショップは、電源を入れない日は通信料0円サービス実施中!ポケットWi-Fiの電源を入れない日は通信料が発生しないため、ホテルなどの安全なフリーWi-Fiと組み合わせればお得に利用可能です。
また、1台で最大10デバイスまで接続でき、スマホもPCも家族のデバイスもまとめて利用できてコストパフォーマンスも抜群です。海外でタブレットを使いたい方は、ぜひ海外WiFiレンタルショップをご検討ください。
タブレットの海外持ち込み・使用に関するQ&A
-
Q海外に行く時にタブレットは持っていくべき?
A海外でもタブレットが活躍する場面が多数あるため、すでにデバイスをお持ちなら、持って行かれることをおすすめします。
-
Q海外のカフェでタブレットのネット接続・動画視聴は可能?
AフリーWi-Fiを利用すれば接続可能ですが、すべてのカフェに安全なフリーWi-Fiがあるとは限りません。ポケットWi-Fiなど自力でネット接続できる手段を確保しておくことをおすすめします。
-
Q海外でタブレットが盗難・破損したら?
A渡航する前に保険に加入しておくと、タブレットの一部または全額が補償され安心です。
【1台で135ヵ国対応】海外行くなら
「海外WiFiレンタルショップ」にお任せ!
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