海外渡航前の「データローミング」完全ガイド!今すぐできるスマホの設定〜適切な通信プラン・サービス選びまで
この記事では、海外でのデータローミングについて徹底解説します。
- 「データローミングを現地で使うには?」
- 「そもそも国内の通信と何が違う?”海外ローミング”と”国際ローミング”は別物?」
- 「やたら高いって本当?データ通信はオフにするべき?」
などなど、通信料への懸念や、複雑なスマホ設定、似た通信用語による混乱がある方も多いでしょう。
渡航前に、スマホ周りの適切な準備は必須です。記事後半では、帰国後の高額請求、いわゆる「パケ死」を防ぐ対策や、海外でお得にネットを使う方法まで丁寧に紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
海外でのデータローミングの基礎知識【国際ローミングとは?料金は?】
読者の方の中には「データローミングとは?」「国際ローミングってなに?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、まずはデータローミングの基本的な情報を解説します。
海外ローミングに関する用語について
データローミングに関する用語を見て、難しそう、意味がわからない!と思っている方はいるかもしれません。まずは、データローミングに関する用語を簡単に解説します。
- キャリア:スマホのインターネット回線や通話回線を提供する通信業者(ドコモ、euなど)
- データローミング:日本のキャリア(携帯業者)を介して海外でネットを使うシステム
- 海外ローミング・国際ローミング:国内のキャリアをそのまま海外で使う方法
- データ通信:キャリアの回線を使ってデバイスをネットに接続する方法
- モバイルデータ通信:キャリアの回線を使ってスマホやタブレットなどのデバイスをネットに接続する方法
どの用語も「手持ちのデバイスを日本のキャリアを介して海外でネットに接続する」ことに関連していると認識すればOKでしょう!
データローミングの仕組みとは?
データローミングは、日本で契約しているキャリアを介し、海外で現地の通信事業者のネットワークを利用して、データ通信を行う方法です。
それぞれのキャリアが提携している海外の通信業者の回線を利用するため、利用者は特別な準備をせずに海外に行っても、ネットを使うことができます。非常に便利なシステムではありますが、データローミングは、料金が非常に高額であるデメリットが!
「海外でパケ死した」と言われるケースでは、多くの場合国際ローミングを利用したことが原因と言えます。
データローミングのオン・オフでできること
スマホはデフォルトの状態では、データローミングはOFFになっています。日本国内では、データローミングがオンでもオフでも問題ありません。しかし、海外ではデータローミングのオン/オフで、できることに大きな違いがあります。
まずは、以下をご覧ください。
データローミング「OFF」の状態 で使えるスマホの機能 |
データローミング「ON」の状態 で使えるスマホの機能 |
---|---|
・通話 ・SMSの使用 |
・通話 ・SMSの使用 ———- &インターネットへの接続 ・ブラウザ閲覧 ・各種アプリの使用 ・メールの送受信etc. |
海外では、データローミングがオフになっていると、通話とSMS以外の機能がストップします。オンにすれば、日本で使っているようにスマホを使うことができますが、その際は、発信、着信、SMS受送信、ネット利用すべてに通信料が発生し、高額請求につながります。
海外で国際ローミングを使う方法は、のちほど詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。
国際ローミング(海外ローミング)の料金
国際ローミングの料金は、各キャリアによって異なります。以前はデータ容量を使った分だけ、料金が発生する仕組みでしたが、高額請求に苦しむユーザーが多かったことから、現在は、定額制が導入されています。
三大キャリアの主な海外プランを紹介します。
docomo | au | Softbank |
---|---|---|
【定額プラン(通信量上限あり)】 世界そのままギガ(時間・日数単位) ・1時間200円 ・24時間980円 ※2日~30日まで選択 |
【定額プラン(通信量上限あり)】 au海外放題(24時間単位) ・予約割適用:800円/24時間~ ・通常1,200円/24時間 ※1~30日間 |
【定額プラン(通信量上限あり)】 ・定額国L:24時間980円/3GB~ ・定額国S:24時間1,980円/1MB~ |
【使い放題プラン(パケ放題)】 「世界ギガし放題」 最大2,980円/日 |
【使い放題プラン(パケ放題)】 「海外ダブル定額」 最大2,980円/日 |
【使い放題プラン(パケ放題)】 「アメリカ放題」 最大2,980円/日~ |
【対象国】 200以上の国と地域 |
【対象国】 160カ国 |
【対象国】 160カ国 |
詳細解説記事: ドコモのスマホを海外利用するなら!データ通信方法解説【docomoの携帯をお得に!】 |
詳細解説記事: 海外でauを使う方法!プラン料金・割引〜高額請求の注意点【お得なネット利用法も】 |
詳細解説記事: ソフトバンクを海外で使う方法!料金は高い?【SoftBankスマホの設定方法〜注意点まで】 |
上記以外でも、ahamo(アハモ)や楽天モバイルは追加料金なく、国内契約のデータ容量から国際ローミングの利用が可能です。
国際ローミングがおすすめのケースは?
海外でデータローミングを行う国際ローミングは料金が非常に高額です。そのため、海外に長く滞在する方や、中・長期の海外旅行にはおすすめできません。
しかし、国際ローミングが活躍する場面も。例えば、Wi-Fi接続手段の準備が間に合わず、フリーWi-Fiしかないようなシチュエーションであれば、ごく短時間一時的に国際ローミングを利用する程度ならアリと言えるでしょう。
【海外でデータローミング】国際ローミングを使う方法を解説!
海外でデータローミングをする方法は非常に簡単です。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれの設定方法を簡単に解説します。
iPhoneの場合
iPhoneをご利用中の方は、下記の手順でデータローミングをオンにしましょう。
- 「設定」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- 「通信のオプション」を選択する
- 「データローミング」をオンにする
以上で、海外でデータローミングが可能になります。海外でiPhoneを使う方は、下記記事も参考にしてください。
Androidの場合
Androidをご利用中の方は、下記の手順でデータローミングをオンにしましょう。
- 「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「インターネット」をタップする
- 通信業者の横にある設定アイコンをタップする
- 「ローミング」をオンにする
以上の設定で、海外でデータローミングが可能になります。
海外でデータローミングによる「パケ死」を防ぐための対策【安心5ステップ】
国際ローミングは手軽に使えて便利な反面、料金が非常に高額です。そして問題は、利用するつもりがないのに海外でデータローミングが適用されてしまう可能性があること!ここでは、海外でのパケ死を防ぐための方法を解説します。
今回は、海外への渡航を前にした方に向けて、パケ死を回避する方法をステップを踏んで解説していきます!
- Wi-Fiに接続する手段を確保しておく
- データローミングをオフにする
- アプリの自動更新をオフにする
- クラウドストレージのバックアップを停止する
- 搭乗したら機内モードにする
それぞれ詳しく解説します。
1.Wi-Fiに接続する手段を確保しておく
海外でパケ死を防ぐには、あらかじめWi-Fiに接続する手段を確保しておくことが大切です。データローミングは、日本のキャリアを介して現地の通信業者の回線を利用しますがが、自分で海外のWi-Fiに接続する手段を確保しておけば、海外ローミングの高い料金を払う必要はありません。
自力でWi-Fiに接続する手段については、この後解説しますのでぜひ参考にしてくださいね!
ただし、Wi-Fiの状態が不安定だと、知らない間に国際ローミングが適用されてしまう可能性があるため、この後ご紹介する他の対策法もあわせて実践してください。
データローミングとWi-Fiの違いについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。
2.データローミングをオフにする
海外でのパケ死を防ぐには、スマホの「データローミング」をオフにしましょう。iPhoneとAndroidそれぞれの設定方法は以下です。
iPhoneのデータローミングの設定方法
- 「設定」をタップする
- 「ネットワーク通信」をタップする
- 「通信」のオプションを選択
- 「データローミング」をオンにする
上記の手順でデータローミングがオフになります。
Androidのデータローミングの設定方法
- 「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「インターネット」をタップする
- 通信業者の横にある設定アイコンをタップする
- 「ローミング」をオンにする
上記の手順でデータローミングがオフになります。
3.アプリの自動更新をオフにする
海外でのパケ死を防ぐには、アプリの自動更新もオフにすることをおすすめします。アプリの自動更新をオフにしておくと、知らない間にデータ量が消費されることもありません。
スマホの設定を「アプリの自動更新をしない」または「Wi-Fi接続のみアプリを自動更新」に変更すればOKです。詳しいやり方は、下記記事で解説していますので、ぜひあわてご覧ください。
4.クラウドストレージのバックアップを一時的に停止する
良きせぬ海外でのデータローミングを回避するには、iCloudやGoogle フォトなどのクラウドサービスの設定を変更してバックアップを一時的に停止させましょう。
iCloudのバックアップを一時的に停止させる方法
- 「設定」からアイコンをタップ
- Apple IDからiCloudへアクセスする
- 「iCloudパックアップ」をオフ
上記の手順で、iCloudは自動更新されなくなりますので、日本に帰国後にオンに戻しましょう。
Google フォトのバックアップを一時的に停止させる方法
- Gooleアカウントにアクセスする
- 「Google フォトの設定」をタップする
- 「バックアップ」をオフにする
帰国したら、上記の手順で「オン」にしましょう。
5.搭乗したら機内モードにする
海外で予期せぬデータローミングでの高額請求を回避するには、搭乗したら機内モードにしてしまうのも有効です。機内モードにすると、スマホの通信機能がすべてオフになり、データ通信がストップします。
スマホ本体に搭載されている、カメラや電卓、オフラインで遊べるゲームは引き続き利用可能ですが、以下の機能は停止します。
- 電話
- SMS
- メールの送受信
- インターネット通信
- SMS
ちなみに、機内Wi-Fiや現地でWi-Fiは、機内モードのままでも利用可能ですのでご安心ください。
上記の5つを実践すれば、海外のデータローミングでパケ死する事態は回避できますよ。
【国際ローミングの半額以下】海外でお得にネットに接続する2つの方法
海外でデータローミングを利用する「国際ローミング」は非常に料金が高額なことがわかりました。しかし、海外滞在中のネット費用は少しでも安く抑えたいものです。
そこで、ここでは、海外で安くネットに接続する方法について解説します。海外で安くネットに接続する方法は以下の2つです。
- ポケットWi-Fi
- SIMカード
それぞれ、メリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ポケットWi-Fi | ・出発前にレンタル可能
・設定が容易で全てのデバイスに使える ・1台で複数のデバイスをネットに接続できる ・電源を入れない日は通信料0円のサービスも ・高速通信 |
・持ち運ぶ必要がある |
SIMカード | ・料金がリーズナブル(利用するデバイスが複数の場合は割高) | ・SIMフリーのスマホ以外はロックを解除する必要がある
・設定が外国語 ・デバイス1つにつきSIMカードが必要 |
それぞれ解説していきます。
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiは、海外に渡航する人の多くが利用する手段です。通信料は業者・渡航先によって異なりますが、無制限プランで600円~と海外ローミングの1/3以下!
さらに、海外WiFiレンタルショップの場合は、電源を入れない日は通信料が発生しないため、ホテルや空港などの安全性が高いフリーWi-Fiと組み合わせればさらにお得です。
ポケットWi-Fiと大手キャリアの国際ローミングの料金を比較してみました。今回は無制限プランを韓国で利用すると仮定します。
ポケットWi-Fi(海外WiFiレンタルショップ) | 海外ローミング(ドコモ定額プラン) | |
---|---|---|
3日間 | 2,500円 | 8,940円 |
5日間 | 3,750円 | 14,900円 |
1週間 | 5,250円 | 20,860円 |
※海外WiFiレンタルショップは、上記の料金に加え1日200円(税抜き)のレンタル料が別途発生します。
同じ無制限プランであっても、ポケットWi-Fiと国際ローミングには大きな違いがあることがわかります。ポケットWi-Fiは通信料がリーズナブルなことに加え、1台で複数のデバイスをネットに接続できるためコストパフォーマンスの良さは計り知れません。
海外WiFiレンタルショップなら、1台で最大10デバイスまで接続可能ですので、家族や友達と一緒に使えばさらにお得です。海外でおすすめのWi-Fiレンタルサービスについては、下記記事でも詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
SIMカード
海外滞在中のネット費用を安く抑えるには、現地でSIMカードを購入する方法もあります。料金は、ポケットWi-Fi同様にリーズナブルですが、パソコンには使用できず、スマホもSIMフリーのみの対応、と規制が多いのがデメリットです。
また、SIMカードは、通信プランによっては制限があり、超過すると高額な追加料金が発生する可能性がある点も注意が必要でしょう。購入や設定は外国語で行う必要があるため、海外に慣れていない方はハードルが高いことも。
SIMカードについて詳しく知りたい方は、下記記事も参考にしてください。
フリーWi-Fi
フリーWi-Fiはセキュリティが脆弱で、ハッカー被害が続出しているため、提供元がはっきりしないもの以外は使わないのが賢明です。一方、ホテルやカフェ、空港などの公式Wi-Fiは、比較的安全性が高いため、ポケットWi-Fiと組み合わせて使えば、滞在中のネット費用を節約できるでしょう!
出発前に、滞在する国のネット環境やフリーWi-Fi情報を確認の上、Wi-Fiに接続する手段を確保しておくのが一番です。
各国のネット環境については、以下を参考にしてください。
各国のWi-Fi事情詳細 | |
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北米 | アメリカのWi-Fi事情 |
ハワイのWi-Fi事情 | |
グアムのWi-Fi事情 | |
カナダのWi-Fi事情 | |
ヨーロッパ | イギリスのWi-Fi事情 |
フランスのWi-Fi事情 | |
スペインのWi-Fi事情 | |
イタリアのWi-Fi事情 | |
オーストリアのWi-Fi事情 | |
アジア | 韓国のWi-Fi事情 |
中国のWi-Fi事情 | |
フィリピンのWi-Fi事情 | |
オセアニア | オーストラリアのWi-Fi事情 |
※国名をクリックすると、各国のWi-Fi事情をご確認いただけます。
海外でデータローミングはパケ死の可能性大!安心してネットを使うには…
海外でのデータローミングの料金は非常に高額で、帰国後にパケ死してしまう可能性があります。現地でのネット費を安く抑えたいなら、ポケットWi-Fiが最適です!
海外WiFiレンタルショップは業界初の電源OFFの日、通信料0円サービスを実施中!ポケットWi-Fiの電源を入れない日は、通信料が発生しないため、国際ローミングの料金の最大1/3以下でネットを使うことができますよ!
また、海外WiFiレンタルショップのポケットWi-Fiなら、最大10デバイスまで同時接続可能ですので、家族や友達など同伴者がいる海外滞在や複数デバイスを持っていく人にもぴったりと言えるでしょう。レンタル中は24時間365日電話でのサポートが受けられるため、初めてポケットWi-Fiをご利用になる方も安心ですよ!
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海外でのデータローミングに関するよくある質問
-
Q海外でデータローミングをするとパケ死する?
Aデータローミングは無制限プランは1日約3,000円なため、滞在期間によってはパケ死の可能性があります。
-
Q「国際ローミング」のメリットは?
A手続きや面倒な設定がない点がメリットです。
-
Q海外滞在中にデータ通信をオフにする方法は?
A各デバイスの「設定」の「ローミング」をオフにします。不安な方は、機内モードにすればさらに安心です。
【1台で135ヵ国対応】海外行くなら
「海外WiFiレンタルショップ」にお任せ!
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